サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・保守・運用を担当する人のことです。仕事内容によって、求められるスキルや経験も異なります。
しかし近年では、クラウドサーバーを利用する企業も増えており、将来性が不安なサーバーエンジニアも多いでしょう。
ちなみに総務省の令和3年通信利用動向調査によると、クラウドサービスを利用する企業の比率は70%以上でした。そのためキャリアアップ目的で、転職するのもおすすめです。
そこで今回は、サーバーエンジニアにおすすめの転職エージェントをまとめてみました。求人数や口コミなど、各サイトの特徴を比較しています。
またサーバーエンジニア向けの転職エージェントのメリット・デメリットや、選び方のポイントなども紹介しています。
転職を検討しているサーバーエンジニアの人は、ぜひここで紹介するおすすめを参考にしてみてください。
サーバーエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト
レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT業界に特化したキャリアアドバイザーが、丁寧なヒアリングで求職者の強みを見つけてくれます。
また企業とのヒアリングを頻繁に行っているため、企業の内情もよく知っています。サーバーエンジニアのことで気になることがあれば、どんどん質問すると良いでしょう。
企業別の面接対策にも対応しているので、内定率アップも期待できます。そのため、早めの転職を希望している方にもおすすめです。
マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは非公開求人も多く、登録することで求人を紹介してもらえます。自分の希望の求人が見つからない方は、登録してみると良いでしょう。
また公式サイトには、転職市場レポートや転職成功ガイドなどの役立つ記事も掲載されています。そのため、転職が初めてのサーバーエンジニアにもおすすめです。
自分のスキルや資格から求人を探すこともできるため、すでにIT業界での経験があるサーバーエンジニアにも使いやすい転職エージェントだと思います。
リクルートエージェントIT

リクルートエージェントITは、求人数の多さが特徴の転職エージェントです。サーバーエンジニアの求人も豊富にあります。
また頻繁に転職セミナーやイベントを開催しているため、業界情報を詳しく知ることができます。オンライン配信に対応しており、自宅からも参加可能です。
登録すると、IT業界に詳しいキャリアアドバイザーが担当してくれます。書類添削・面接対策などもサポートしてくれるので、ぜひ利用してみてください。
ギークリー

ギークリーは転職した人の約8割が、年収アップに成功している転職エージェントです。ユーザーの満足度も高く、公式サイト内で口コミも確認できます。
また内定までの日数が短く、登録をしてから内定がでるまでの平均日数は約30日間です。そのため、急いで転職したいサーバーエンジニアにはぴったりでしょう。
サーバーエンジニアの求人は、「SI・受託」と「自社製品」で検索できます。ほかにも細かいこだわりから求人を検索できるため、希望条件に合う企業を探しやすいのが特徴です。
ウィルオブテック

ウィルオブテックは、非公開求人の多さが特徴です。取り扱う求人のうち、約7割が非公開求人で、好条件の企業を見つけられる可能性もあります。
またサポート体制が整っていることも特徴です。求人を紹介してくれるキャリアアドバイザーと、企業と繋がっているリクルーティングアドバイザーが担当します。
2名体制で転職支援をしてくれるので、客観的な視点から自分のキャリアを考えられるでしょう。サーバーエンジニアの将来性に悩んでいる人にも、おすすめの転職エージェントです。
dodaエンジニアIT

dodaエンジニアITは、職種・言語・フレームワークから求人を探せます。また自分の経歴・スキルに合う企業を診断してくれるサービスもあります。
さらに転職アプリもあり、求人検索や応募まで、すべてアプリで完結します。そのため、効率的に転職したいサーバーエンジニアにはぴったりでしょう。
サーバーエンジニア向けの求人も多く、こだわり条件も詳細に設定できます。エージェントサービスも無料で利用可能なので、転職が未経験の人にもおすすめです。
ワークポート

ワークポートは、書類添削のサポートが充実している転職エージェントです。公式サイトでは、履歴書・職務経歴書のテンプレートをダウンロードできます。
また履歴書・職務経歴書の作成ツールも利用可能です。そのため、書き方に不安のあるサーバーエンジニアは、企業へ応募する前に使っておくと良いでしょう。
転職セミナーも開催しており、面接対策もしっかりできます。「未経験大歓迎」の求人もあるため、経験が浅いサーバーエンジニアもチェックしてみてください。
Green

Green(グリーン)はスカウト機能のある転職サイトです。企業とマッチングすることで、カジュアルな面接を受けられます。
実際にGreenで転職した人の60%以上が、人事担当者から直接スカウトされているため、登録をしておくだけでオファーが届く可能性もあります。
また企業と直接連絡できるため、やりとりがスムーズにいき、転職まで時間がかかりません。自分のペースで転職を進めたいサーバーエンジニアには、特におすすめです。
type転職エージェントIT

type転職エージェントITは、一都三県の求人に強いのが特徴です。首都圏での転職を検討しているサーバーエンジニアには、使いやすい転職エージェントでしょう。
また転職で年収アップした人は、約7割もいます。そのため、年収を重視して転職したい人は、登録しておくのがおすすめです。
公式サイト内では、ITエンジニア向けの面接対策や、未経験向けの転職ノウハウなども掲載されています。気になる内容があれば、チェックしてみてください。
パソナキャリア

パソナキャリアは、ハイクラス向けの転職エージェントで、年収800万円以上の求人も豊富にあります。
また非公開求人が約6割あり、独占求人もあるので、ほかにはない求人も見つけやすいでしょう。希望に合う求人が見つからない人は、ぜひ検討してみてください。
また管理職の求人も多いため、キャリアアップを目指しているサーバーエンジニアにもおすすめします。転職で不安なことがあれば、丁寧にサポートしてくれますよ。
サーバーエンジニア転職ナビ

サーバーエンジニア転職ナビは、ひとつの分野に特化しているため、一般には公開されていない希少な求人を見つけやすいメリットがあります。
また経験豊富なコンサルタントが在籍しており、サーバーエンジニア特有の事情を加味したアドバイスを受けることができます。
そのためエンジニアのなかでも、サーバーエンジニアに強いこだわりをもっている方にぴったりです。また希望の条件で求人を探しやすく、スカウト機能もあります。
サーバーエンジニアの転職事情

サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアの仕事内容は、主に3つです。
- サーバーの設計
- サーバーの構築
- サーバーの保守・運用
サーバーは24時間365日常に稼働しているため、担当しているサーバーにトラブルがあれば、昼夜問わず対応が必要になることもあるでしょう。
しかし、苦労して構築したサーバーが無事に稼働したときは、大きな達成感が得られます。
また一言でサーバーエンジニアといっても、Webサーバーやファイルサーバーなど、多くの種類があります。そして担当するサーバーによって、必要なスキルも変わってきます。
サーバーエンジニアの転職に必要なレベル・スキル
- プログラミングスキル
- OSの知識
- ネットワークの知識
- サーバー監視ツールの知識
- セキュリティスキル
- トラブルシューティングスキル
- ミドルウェアの知識
- スクリプトが扱えるスキル
- サーバーの設計フェーズの知識
サーバーエンジニアの場合、担当する業務が「設計・構築」なのか、「運用・保守」なのかによって必要なスキルは変わります。
しかし、基本的な「プログラミングスキル」や「OSの知識」は、サーバーエンジニアになるなら必要不可欠といえるでしょう。
もし自分のスキルに自信がない人は、サーバーエンジニア向けの転職エージェントに一度相談してみることをおすすめします。
サーバーエンジニアの転職に役立つ資格
サーバーエンジニアに転職するために、必須の資格はありませんが、資格を持っていれば転職を有利に進められます。具体的には、以下のような資格があります。
- MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)
- CCNA(Cisco Certified Network Associate)
- CCNP(Cisco Certified Network Professional)
- LPIC(Linux技術者認定資格)
- LinuC
- ITILファンデーション試験
ただし、何も考えずに取得を目指すのではなく、自分のやりたい業務内容や分野に合わせて、資格を選択するのがおすすめです。
サーバーエンジニアのキャリアパス・将来性
サーバーエンジニアの仕事が、将来的にすべてなくなる可能性は少ないでしょう。
しかし、近年はクラウドサーバーを利用する企業が多く、以前に比べるとラッキングや配線が必要なサーバーは多くありません。
実際に総務省の令和3年通信利用動向調査によると、クラウドサービスを利用する企業の比率は70%を超えています。
長くサーバーエンジニアとして第一線で働くなら、クラウド技術に特化したサーバーエンジニアを目指すといいでしょう。
また専門分野を極めたスペシャリストや、ITコンサルタントへのキャリアパスもあるため、スキルを高めたり、幅広い分野の知識を身につけたりするのがおすすめです。
サーバーエンジニアは未経験・初心者でも転職できる?
サーバーエンジニアは、未経験でも転職可能な職種です。
しかし、サーバーに対しての知識が必要不可欠になります。そのためスキルをアピールできるように、資格を取得しておくのがおすすめです。
未経験からサーバーエンジニアを志す場合は、まずはOSやネットワーク、セキュリティ関係の勉強をはじめましょう。独学が難しければ、スクールに通う方法もあります。
サーバーエンジニア向けの転職エージェントの選び方

IT業界に詳しいエージェントならサーバーエンジニアも安心
サーバーエンジニアが転職をする場合は、ITに特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
IT業界に業界に詳しいコンサルタントによる求人紹介・書類対策・面接対策・条件交渉などのサポートを受けられるため、安心して転職活動を進められます。
また求人情報だけではわからない、企業の内部情報を得られる機会も増えるため、自分の希望に合った転職を叶えやすくなるのもメリットです。
転職を希望しているサーバーエンジニアは、ぜひITに特化した転職エージェントを利用してみてください。
求人数が多い転職サイトだとサーバーエンジニア向けの求人も探しやすい
転職エージェントによっては、サーバーエンジニア向けの求人が少ないこともあります。また好条件の求人は、すぐに募集を終了してしまいます。
そのため公開求人だけでなく、非公開求人数が多い転職サイトを活用することで、希望に合う求人を見つけられる可能性も高くなるでしょう。
ちなみに、複数のサイトに登録しても問題ありません。もしサーバーエンジニア向けの求人が見つからない場合は、ほかの転職エージェントと併用することも検討してみてください。
丁寧なサポートを受けられる転職エージェントがおすすめ
サーバーエンジニアの転職を成功させるためには、丁寧なサポートを受けられる転職エージェントの利用がおすすめです。
IT業界に特化したコンサルタントから、書類添削・面接対策・条件交渉などをサポートしてもらえる転職エージェントを利用することで、スムーズに転職活動を進めやすくなります。
またサーバーエンジニア向けの転職エージェントによっては、希望のコンサルタントを指名できるタイプもあります。公式サイトに掲載されていることもあるので、確認しておくと良いでしょう。
サーバーエンジニア向けの転職エージェントを使うメリット

希望条件に合わせてエンジニア求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すると、希望に合ったエンジニア求人を紹介してもらえます。
サーバーエンジニア向けの転職エージェントでは、年収や働き方など、こだわり条件を細かく伝えられるのが特徴です。その内容に合わせて、担当者が求人を探してくれます。
そのため、一般的には出回らない希少な求人に出会える可能性もあるでしょう。また企業情報も収集できるので、サーバーエンジニアの転職活動をスムーズに進められるはずです。
書類添削や面接対策をしてもらえる
書類添削や面接対策をしてもらえるのも、サーバーエンジニア向けの転職エージェントを利用するメリットのひとつです。
IT業界に精通した転職エージェントであれば、企業の内部情報や選考の傾向・対策を聞きながら、転職活動を進められます。
たとえば書類添削の場合、スキルや実績をアピールできる内容になっているか、履歴書や職務経歴書をチェックしてくれます。
また面接対策では、実践に近い練習をすることで、内定率アップを狙えるでしょう。丁寧なサポートを受けたい方は、サーバーエンジニアの転職支援実績がある転職エージェントがおすすめです。
条件交渉をしてくれるので年収アップも期待できる
サーバーエンジニア向けの転職エージェントのサポートには、企業への条件交渉も含まれています。自分から企業に伝えづらい年収交渉なども、代わりに対応してくれるのが特徴です。
特に年収を重視したいサーバーエンジニアは、転職エージェントの担当者と面談をするときに、しっかり伝えておくと良いでしょう。
ちなみに転職エージェントのなかには、ハイクラス求人に特化したサイトもあります。好条件のエンジニア求人もあるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
登録無料で手数料も発生しない
基本的にサーバーエンジニア向けの転職エージェントは、登録無料で手数料も発生しません。その理由は、企業側から報酬を得ているためです。
転職エージェントは、エンジニアを企業に紹介すると、その人の年収の3割程度を受け取れる仕組みになっています。そのため転職者側は、お金を払う必要がありません。
ここで紹介した求人紹介・書類添削・面接対策・条件交渉なども、すべて無料のサービスなので、転職活動中のサーバーエンジニアは登録することをおすすめします。
サーバーエンジニア向けの転職エージェントを使うデメリット

相性が悪いエージェントが担当になることも
サーバーエンジニア向けの転職エージェントでは、コンサルタントとの相性が悪い場合があります。
もし自分が希望する業界に詳しくなかったり、話が合わないと感じたりしたら、担当を変更してもらうことも可能です。
また転職エージェントによっては、コンサルタントのキャリア・実績・自己紹介・顔写真などを事前に確認できるところもあります。
効率よく転職活動を進めるためにも、担当者との相性にはこだわるようにしてください。
連絡がしつこい場合もある
サーバーエンジニア向けの転職エージェント利用者の口コミを見ると、「連絡が頻繁に来る」という内容も一部あります。そのため人によっては、しつこいと感じる人もいるでしょう。
もし連絡の頻度が気になる場合は、エージェントに希望の時間帯や連絡手段を伝えておくのがおすすめです。そうすることで、スムーズなやり取りができます。
また頻繁に連絡がある場合、企業やエージェントが、自分のスキルを高く評価している可能性もあります。そのため、一度時間を作って話してみると、良い求人に出会える可能性が広がるかもしれません。
転職活動を急かされる可能性も
転職エージェントに登録することで、応募を急かされたという口コミもあります。また内定をもらったあとも、内定承諾を迫られるケースがあるようです。
そのため、すぐに転職を考えていないサーバーエンジニアにとっては、転職を急かされていると感じるかもしれません。
ほとんどの転職エージェントでは、登録時に転職時期を聞かれるので問題ありませんが、自分のペースで進めたい旨をしっかり伝えておきましょう。
また転職を急かされた場合、理由を聞いてみるのもおすすめです。人気の求人で、急いだ方が良いことを教えてくれるケースもあります。
サーバーエンジニア向けの転職エージェントの使い方

まずは転職エージェントに無料登録する
まずサーバーエンジニア向けの転職エージェントに登録しましょう。ゲーム業界にも強いサイトや、ハイクラス求人が豊富なサイトなどがあります。
ちなみに併用しても問題ないので、複数の転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。さまざまなサイトを利用することで、サーバーエンジニア向けの求人を見つけやすくなります。
IT転職に詳しいエージェントと面談をする
登録が完了したら、IT転職に詳しいエージェントと面談をします。こだわりたい条件があれば、このタイミングで伝えるようにしてください。
エージェントとの面談では、IT業界の転職情報や、企業の内部情報などを質問できます。面談にかかる時間は1時間程度で、電話やオンライン面談も可能です。
求人紹介・転職サポートをしてもらう
転職エージェントには、転職時の様々なサポートが充実しています。面談で希望条件を伝えたら、求人を紹介してもらえます。
なかには、非公開求人が含まれていることもあるので、積極的に紹介してもらうのがおすすめです。
また気になる求人に応募する際には、企業への推薦や書類添削・面接対策・条件交渉などのサポートを受けられるため、サーバーエンジニアの転職成功率も高まります。
応募先の企業と面接をする
希望の求人に書類が通った場合は、面接に進みます。これまでの経験や活かせるスキルを伝えて、自分のことをしっかりアピールしましょう。
また面接では、企業の情報や仕事内容を詳しく説明してもらえます。そのため気になることや事前に聞きたいことは、面接の場でクリアにしておくのがおすすめです。
内定・入社準備をする
内定が決まったあとは、入社に向けて準備を進めます。会社に勤めている場合は、会社の退職準備・引き継ぎ期間・有休消化などを考慮し、スケジュールのすり合わせを行いましょう。
また内定先に入社する前に、スキルアップの時間を作るのもおすすめです。事前準備や予習をしておくことで、入社後から早期の活躍が期待できます。
サーバーエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイトまとめ
今回は、サーバーエンジニアにおすすめの転職エージェントの比較をしました。
各転職エージェントごとに、特徴は異なります。理想の転職先を探すためには、自分にあったサービスを提供している転職エージェントを利用するのがおすすめです。
自分が苦手としていることが補えたり、サービスに魅力を感じたりするものがあれば、会員登録をして転職活動を進めましょう。
活動する上で困ったことや不安に思うことがあれば、遠慮せずサーバーエンジニア向け転職エージェントの担当者に相談してみてください。