スタディング行政書士講座にインタビュー!竹原講師に勉強法などを聞いてみた!

スタディングは2008年に運営を開始した「忙しい人専用」の資格取得講座で、行政書士講座をはじめ、33もの講座を展開しています。

1本5分ほどのビデオ講座や、学習効率をアップさせるAIアシスト機能などスキマ時間を有効に活用できるカリキュラムが特徴。

累計16,000名を超える合格者(※)を輩出しており、学生から社会人まで多くの受験生に選ばれています。

本記事では、スタディングの行政書士講座の講座開発チームに、スタディング行政書士講座の成り立ちや魅力、初心者が一発合格を目指すための秘訣などについて伺いました。

※ 合格調査に協力した合格報告者の人数

目次

「忙しい受験生でも着実に合格を目指していただきたい」という想いから誕生

ミツカル学び編集部(以下、編集部):まずはじめに、スタディング行政書士講座はどのような想いやビジョンから出来上がったのか教えていただきたいです。

スタディング様(以下、スタディング):スタディング 行政書士講座は、「行政書士試験に合格して現状を変えたい」「受験生を応援したい」という想いから生まれた講座です。

出典:スタディング

行政書士は、独立開業や就職・転職などにも役立つことから、法律系資格のなかでも非常に人気が高い資格で、合格を目指して毎年多くの方が受験されます。

しかし、試験に合格するための準備が不足し、不本意な結果に終わる受験者も少なくありません。受験生には、それぞれさまざまなご苦労があると思いますが、多くの受験生が共通して苦労されているのは「時間が無い」ということです。

スタディングでは、忙しい受験生でも着実に合格を目指していただきたいという想いから、「行政書士試験の効率的な合格法」と「忙しい方でも学びやすい学習システム」を融合。

まとまった勉強時間を確保が難しくても、スキマ時間を活用して合格を目指せる行政書士講座を開発しました。

「短期合格者の勉強方法の仕組み化」で忙しい方でも着実に合格を目指せる

編集部:他社講座と比較した際に、スタディング行政書士講座ならではの魅力はなんだとお考えですか?その理由も併せてお聞かせください。

スタディング:「忙しい方でも着実に合格を目指せる」という点が魅力だと自負しております。

行政書士試験に受かるには「正しい方法で最後まで勉強を継続すること」が必要です。

しかし、勉強方法を間違えてしまったり、勉強方法の試行錯誤で時間を無駄に浪費したりしてしまった結果、試験までに準備が不足してしまったという失敗例もよくお聞きします。

スタディングでは行政書士試験を徹底的に分析し、「短期合格者の勉強方法を仕組み化」したカリキュラムをご用意しています。

行政書士試験に短期間で合格される方は、インプット学習を行った後、該当範囲のアウトプット学習(問題練習)を早めに始めるという学習傾向があります。これは勉強を進めながら「講義を聴く→問題練習」ということを着実に繰り返して、ただ知識を覚えるのではなく、問題練習を通じて「使える知識」まで昇華させているのです。

ただ、従来の一般的な行政書士講座では、インプット講座が中心に受講できるものが多く、アウトプットは後回しになっていたという方も多かったのではないかと思います。

そこでスタディングでは、短期合格者の学習傾向をもとに「(各単元ごとに)講義を聴く→(各単元ごとに)問題練習」で、アウトプットを重視しながら効率的な順番で学べるカリキュラムをご用意しました。

インプット学習だけで終わるのではなく、すぐにアウトプット学習まで行うことができる学習サイクルです。インプット学習のための教材は、合格に必要なアウトプットから逆算した必要最小限のものとすることで、アウトプット学習を重視した学習サイクルを回しやすくなっています。

確実にアウトプットできる「使える知識」を身につけることにこだわって開発した講座

編集部:「短期合格者の勉強方法を仕組み化」することで、多くの受験生が最初につまづきがちな「学習を継続できない」「正しい勉強方法がわからない」といった壁を解消してもらえるのですね!

行政書士試験に合格するコツや、行政書士講座の特徴やこだわりについて、もう少しお聞きしたいです。

スタディング:行政書士試験の合格点を取るには、難問や奇問に対応する力よりも、他の受験生が失点しない基本的な分野で確実に得点を積み上げていくことが重要です。

知識はただ暗記すれば良いというものではなく、極論すれば、100のボンヤリ知識よりも、50のカッチリした知識を身につけるのが短期合格の秘訣です。

広く浅くではなく、アウトプットに必要な知識を密度高く学び、その知識を確実にアウトプットできる「使える知識」として身につけることにこだわって講座を開発しています。

さらに、これらの学習を効率化する「学習システム」を搭載しています。

例えば、最適な学習順番で学べる「学習フロー」や、AI が最適な復習のタイミングで復習問題を出題する「AI 問題復習」といった機能などで、学習を効率化するオンライン講座ならではの機能が満載です。

先ほどお話しした「短期合格者の勉強方法を仕組み化」したカリキュラムと、これらの「学習システム」の融合により、より効率的に合格を目指していただけるのではないかと自負しております。

3種類の行政書士合格コースは、それぞれこんな人におすすめ!

編集部:スタディング様の「行政書士合格コース」は3種類ありますが、それぞれどのような人におすすめでしょうか?

スタディング:「ミニマム」はスタディングで各科目の基礎学習のインプット学習のみ行いたい方向けにご用意したコースで、「基本講座」と「WEB テキスト」で各科目のインプット学習ができます。

「スタンダード」は、合格に必須の対策をそろえた基本形のコースで、基礎から合格レベルまで効率よく学べるようカリキュラムを構成しています。

基礎学習だけでなく、一問一答での問題練習、過去問対策、記述式対策まで行うことができるため、インプット学習とアウトプット学習を通じて合格に必要な力を養うことができます。

「コンプリート」は、「スタンダード」に論点整理の講座「合格のための論点200」と、アウトプット力を強化のための「合格答練」、本試験のシミュレーションに最適な「合格模試」をパッケージングしたコースです。

基礎から合格レベルまで学ぶことができ、さらに論点整理、答練、模擬試験で合格力を鍛えることができるため、もっともおすすめです。

出典:スタディング

行政書士試験の一発合格を目指すなら「満点を目指さないこと」

編集部:初学者がスタディング行政書士講座を受講して、一発合格を目指すための秘訣があれば教えてください。

スタディング:「満点を目指さないこと」です。

受験生の心情としては、試験に挑戦するからには満点を目指したいところだと思います。

しかし、満点を取ろうとすると、重要度の低い細かい知識までまんべんなく勉強しなければなりません。そうなると膨大な勉強時間が必要となり、本当に勉強しなければならない頻出分野の勉強が手薄になってしまいます。

限られた時間で合格するには、合格に必要なことを重点的に対策し、ほとんど試験にでないところは省力化するなど、メリハリをつけて勉強することが大切です。

行政書士試験の合格基準は、以下の3点を満たすこと。

  1. 「法令等」の得点が122 点(50%)以上
  2. 「基礎知識」の得点が24 点(40%)以上
  3. 全体の得点が180 点(60%)以上

上記1、2 という条件はありますが、3で示されている通り、全体の6割の得点で合格することができます。

そのため、上記1、2 の条件をクリアしつつ、全体で6割以上超えることを目標とするのが合格への近道と言えます。

編集部:「満点を目指さない」とは、ちょっと意外でした。重要度に応じたメリハリのある勉強なら、効率よく吸収しやすい学習ができそうです!

では、行政書士試験において特に重要な科目、反対に得点に繋がりにくい科目はありますか?

スタディング:重要な科目としては、「法令等」科目の「行政法」「民法」が挙げられます。これらの科目だけで試験全体300点中の6割以上の配点となるウエイトが高い科目であるため、いかに高得点を取ることができるかが合格のカギです。

反対に得点につながりにくい代表的な科目は、出題範囲が非常に広い「基礎知識」の一般知識(政治、経済、社会)が挙げられます。学習範囲を絞りにくく得点に繋がりづらい分野のため、深入りしないことが大切です。

対策の詳細は、スタディングの短期合格セミナーでも解説しておりますので、ご参照いただけましたら幸いです。

行政書士とのダブルライセンスでおすすめなのは「中小企業診断士」「司法書士」「社会保険労務士」

編集部:他の資格に挑戦しやすい「スキルアップ制度」は嬉しい制度だと思いますが、行政書士として活躍するために、ほかに役立つ資格やスキルはありますか?

スタディング:行政書士資格だけでも、行政書士として活躍されている方も多いですが、役立つ資格の一例としては「中小企業診断士」が考えられます。意外な組み合わせに感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

中小企業診断士は中小企業の経営状況を診断し、必要に応じて改革をフォローアップする専門家であるのに対して、行政書士は許認可申請の仕事など、企業の経営者とビジネス機会を多く持つ機会もあります。

経営に関する知識を持ち合わせることで、依頼を受ける企業の経営者により的確な提案につながることが考えられます。そこから信頼関係を築いていくことができれば、依頼の増加にもつながることでしょう。

また、経営に関する知識は、自身が行政書士事務所を開業し経営していくうえでも、役立ちます。

編集部:なるほど。中小企業診断士も取得することで、業務の幅が広がり、クライアントの要望に応える対応力が格段にアップするのですね。

スタディング:業務を拡大するためのダブルライセンスとしては、「司法書士」や「社会保険労務士」もおすすめです。

まずは、司法書士とのダブルライセンスを見ていきましょう。

行政書士と司法書士は、公的機関に提出する書類の作成および申請代理をメインとする業務という点で共通しますが、行政書士は許認可の専門家であり、司法書士は登記の専門家です。

司法書士と行政書士のダブルライセンスにより、例えば、会社の設立に関する業務では、行政書士が行うことができる許認可業務から司法書士が行うことができる設立登記まで、ワンストップで手続きの代理を受けることができるようになります。

次に、社会保険労務士とのダブルライセンスを見ていきましょう。

雇用保険や健康保険、年金に関する法的事務や相談は社会保険労務士の独占業務です。企業の経営者と接点を持ち、書類の作成および申請代理のプロという点で行政書士と共通します。

許認可申請の仕事などを通して経営者との間に生まれたパイプは、社会保険労務士とのダブルライセンスでさらに太く強固なものにできるでしょう。

これらの資格の試験対策につきましては、スタディングでも対策講座をご用意しております。行政書士資格取得後の次の資格として、チャレンジを検討の場合は、ぜひお役立ていただけましたら幸いです。

「短期合格者の勉強方法を仕組み化したカリキュラム」×「学習を効率化する学習システム」にさらなる磨きを

編集部:スタディング様ならお得にさまざまな資格取得に挑戦できるので、業務の幅を広げたいと考えている人にとって大きな魅力と言えますね!

最後に、今後のスタディング行政書士講座はどのように進化していきますか?将来のビジョンがあれば教えていただきたいです。

スタディング:おかげさまで、これまでも多くの受験生の方から合格の喜びの声をいただくことができましたが、より多くの受験生にお役立ていただけるように、さらに講座を進化させていきたいと考えております。

「短期合格者の勉強方法を仕組み化したカリキュラム」×「学習を効率化する学習システム」に磨きをかけるため、講座の内容のブラッシュアップはもちろん、学習をサポートする機能もより充実させて参ります。

近年の具体的な動きとしては、学習の根幹となる「基本講座」をより学びやすいように2024年度版カリキュラムをリニューアルしたほか、AIを駆使した学習システムもご用意しました。

「AI 問題復習」を使えば、復習する問題やタイミングに悩むことなく効率的に実力アップできますし、生成AIが用語を説明する「AI 説明機能」なら、調べたいことを効率的に確認可能です。

出典:スタディング

編集部:スタディング様ならではの豊富なノウハウと分析力で、魅力的な講座内容や学習システムを開発し続ける姿には感服させられます。

今後もますますのご活躍を心よりお祈りいたします。ありがとうございました。

スタディング:ありがとうございました。

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