税理士通信講座・予備校のおすすめランキング【2024年度】人気9社を徹底比較!

税理士はあなたに代わって、税務署に提出する税務書類の作成をします。また、税金に関してわからないこと、疑問点、不安点などが生じたときは親切に答えてくれる存在でもあります。さらに、税務署の判断に不服があるときも、代わりに申し立てをする人です。

税金については税理士は非常に詳しく、様々な業務を行い、国民をサポートしてくれます。そんな税理士になって、多くの人の役に立ちたいと思う人も増えています。

その影響からか、おすすめの税理士通信講座について記事として取り上げているサイトも急増中です。

今回、当サイトでも「おすすめの税理士通信講座」について取り上げるわけですが…

「通信講座で税理士の資格を取得できるの?」
「どの通信講座で勉強すればいいの?」

といった意見が、当サイトにもよく寄せられます。

そこで、このページでは以下のポイントを押さえながら、わかりやすく比較した内容をまとめました。

・選び方① 受講費用で比較して選ぶ
・選び方② サポート体制で比較して選ぶ
・選び方③ 受講可能な科目で比較して選ぶ

「先に調査結果を見たい」という声も多いので、まずは「ランキング結果」から調査結果を報告していきたいと思います。

目次

税理士通信講座・予備校おすすめランキング9選

それでは早速、数ある税理士通信講座の中から筆者が厳選したサービスを紹介していきます。今回掲載しているサービスは次の通りです。

スクロールできます
サービス名料金(税込)特徴学習期間
スタディング49,500円~・講座費用が安く、お財布に優しい
・学びやすく、わかりやすく、続けやすい
・机に向かわなくても勉強できる
3か月~
クレアール18,250円~・「非常識学習法」で学習範囲を厳選
・「Vラーニングシステム」でマイペースで勉強できる
・「解法マスター講義」で問題が解きやすい
1年~
LEC107,800円〜・粒ぞろいの講師陣が徹底指導
・何度でも学習内容の質問ができる
・LECの実施した模試
・答練が本試験で多数的中
1年~
大原75,000円~・官報合格者全体の半数以上が大原生
・受験指導に精通した講師が添削指導を丁寧に行う
・Web通信を担当するのは人気講師陣
19回~
TAC235,000円~・11科目すべての講座があり、マイナー科目も勉強できる
・高い指導力を持った講師が効果的学習法を伝授
・専任講師と実務家講師が連携し、それぞれの強みを発揮
1年~
資格のFIN38,000円~・講座費用が安く、経済的
・テキストの質は高く学びやすい
・メールでタブレット学習用の練習問題を配信
記載なし
ネットスクール145,600円~・簿財一体型の「一括標準コース」と6科目の科目別「標準コース」がある
・複数科目を受講すると、2科目目からは割引
・ほかにはあまり見られない国際徴収法にも対応
1年~
CPA43,000円~・「基礎期」「応用期」「直前期」にカリキュラムが分かれている
・アウトプット重視の効率的学習ができる
・講義を収録した日の夜には配信される
直前期~
大栄記載なし・通学が必要でオンデマンド講義で学ぶ
・合格ノウハウがぎっしり詰め込まれたテキスト
・学習に専念できるサポートシステム
8か月~

税理士になるための勉強法は、

・学校に通う
・通信教育で学習
・独学で学ぶ

の3種類です。どの方法を選ぶべきか迷うところではありますが、おすすめなのは通信講座になります。

通信講座のメリットとして、自由な時間に自由な場所で勉強ができるので仕事などで忙しくても勉強時間を確保しやすいです。税理士試験は難関で合格率も低いですが、通信講座で講師の指導に従いながら学習を進めていけば試験突破の可能性も高まります。

ただ問題は、どの通信講座を選べばいいかということ。いろいろな通信講座の中から自分にピッタリ合うところを選ぶのは難しいものです。

なんとなく選んでしまい、後で自分には合っていなかったと後悔することもあるかもしれません。「ほかの通信講座で勉強しておけばよかった」などと思うこともあり得ます。

そうならないようにするには、質のいい講座を見つけるための努力も必要です。そこで、ここでは皆さんにおすすめできる通信講座をランキング形式で紹介します。

おすすめランキング内でも、TOP5はとくに優れており詳しく分析しているのでチェックしてみてください。

※当サイトでは、重要な情報のみを届けるため、各サービスの情報をできるだけ圧縮してご紹介しています。

実際に利用を検討する際は、最終確認として公式サイトをチェックしてみてください。

1位:スタディング|料金が安い税理士通信講座

出典:SYUDYing

【評価項目】

受講費用の安さ20点
講義の質19点
教材の充実度20点
サポートの充実度18点
信頼性19点
総合評価96点

スタディングの「税理士通信講座」は、コスパのいい通信講座を探している方におすすめの通信講座。

↓その理由は、次のような特徴があるため↓

①講座費用が安く、お財布に優しい

スタディングの税理士通信講座の費用はリーズナブルになっています。もっとも人気な簿財2科目セット(2024年8月試験対応版)コースが59,800円、おすすめの各種税法コースが49,500円です。

予備校に通う費用よりも圧倒的に安く、他社通信講座と比較しても、低価格ぶりが目立っています。

②学びやすく、わかりやすく、続けやすい

低価格な通信講座というと、質が悪いのではと思われるでしょうがそんなことはありません。スタディングの通信講座は学びやすく、わかりやすく、続けやすいです。

スタディングでは、短期間で合格した人の勉強法を徹底的に分析した結果をもとに講座を開講しています。そのため、効率的な勉強ができるようになっていて、合格するための情報と知識が確実に得られます。

③机に向かわなくても勉強できる

税理士通信講座というと机に向かって勉強するものだと思っている人もいるでしょうが、スタディングの講座ではその必要は最小限。

スマホやタブレットを使えば、通勤時間、 移動時間、昼休み、待ち時間、就寝前後などちょっと空いた時間でも学習を進められます。価格が安い講座で利用がしやすいうえ、いつでもどこでも勉強ができる、非常に優れた税理士通信講座です。

注目できる特徴

・30分から1時間のビデオ/音声講座でスムーズにインプット
・段階的なステップアップ学習で合格力アップ!
・3つの理論学習ツールで暗記もしやすい
・学習フローや学習レポートなどのサポート機能あり
・綺麗なノートをオンラインで作れる

2024年8月試験対応版

料金(税込)簿財2科目:¥59,800~
税法各科目:¥49,800~
合格率公表なし
主な教材やテキスト基本講座(動画)、Webテキスト、スマート問題集など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://studying.jp/zeirishi

2位:クレアール|効率よく学習できる税理士通信講座

出典:クレアール

【評価項目】

受講費用の安さ19点
講義の質20点
教材の充実度19点
サポートの充実度19点
信頼性19点
総合評価96点

クレアールの「税理士通信講座」は、効率的に勉強したい方におすすめの通信講座。

↓その理由は、次のような特徴があるため↓

①「非常識学習法」で学習範囲を厳選

クレアールの税理士通信講座に採用されている方法が「非常識学習法」。合格のための必要な論点と範囲に絞って、徹底習得を目指します。

これで学習時間を短縮化できるうえに、各論点の正確な記憶が作られるようになります。そこから、「演繹力」「推論力」「表現力」も養い、合格を目指していくのがクレアールの通信講座の特徴です

②「Vラーニングシステム」でマイペースで勉強できる

クレアールの勉強形態は「Vラーニングシステム」。独自の映像専用学習システムになっていて、時間の制約もなくマイペースで勉強ができるようになっています。

また、映像講義は6段階の速度調整ができ、難しい部分は0.5倍でやや遅めに、理解が進んでいる部分は2倍速にという使い方も可能。マルチデバイス対応でもあり、効率よく勉強ができます。

③「解法マスター講義」で問題が解きやすい

クレアールの税理士通信講座のもう一つの特徴は「解法マスター講義」。受講生にありがちな、講義の内容と実際の問題回答との乖離をなくす方法です。

学校や通信講座で学んでいると、「講義の内容は理解できたが、実際の問題を解くのに役立てることができない」ということがあります。その空隙を埋めるのが「解法マスター講義」で、講義の知識と問題回答との間の連携がスムーズになっています。

注目できる特徴

・初学者から学習経験者までコースの種類が多い
・通信講座に特化しているので、コストがかからず、費用が安い
・6つのクロマキー収録スタジオを所有し、高品質な映像講義を配信
・全国に一流の講師による講義を提供
・ベストな講師が一貫指導で、内容がぶれない

税理士講座1年2科目速修系コース(Web通信)

スクロールできます
料金(税込)一般価格:170,000円
合格率公表なし
主な教材やテキストオリジナルテキスト、理論問題集など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.crear-ac.co.jp

3位:LEC|講義の質を求める人におすすめの税理士通信講座

出典:LEC

【評価項目】

受講費用の安さ15点
講義の質18点
教材の充実度19点
サポートの充実度19点
信頼性19点
総合評価90点

LECの「税理士通信講座」は、質の高い講義を受けたい方におすすめの通信講座。

↓その理由は、次のような特徴があるため↓

①粒ぞろいの講師陣が徹底指導

LECの講師陣はLEC自慢というだけに粒ぞろいです。多くの受講生を合格に導いてきた人たちで、腕は確かです。各科目別の講師陣もホームページで紹介されていますが、この人たちに従っていれば大丈夫だという安心感もありますね。

講師陣は税理士に関する知識や理論の伝授はもちろん、合格のためのノウハウもしっかり教えてくれます。合格へ一歩近づくでしょう。

②何度でも学習内容の質問ができる

通信講座での勉強では、わからないこと、疑問点なども生じやすいですが、LECの通信講座なら安心。「教えてチューター」で何度でも質問・相談ができます。

質問内容は、学習途上における疑問点や不安点のほか、ほかの受講生には聞かれたくない質問などもできます。「教えてチューター」を利用すれば、講義の内容の理解がさらに進み、学習もはかどるでしょう。

③LECの実施した模試・答練が本試験で多数的中

LECで講義を受けたら、模試や答練へと進みますが、その内容が税理士本試験で多数的中しました。各科目の的中率については、ホームページにも紹介されていますが、非常に高い的中率です。

これだけの的中率なら、LECの通信講座で勉強する意義も大きいです。質の高い講義を聴講して、模試や答練で確認する、これを繰り返せば合格の可能性も大いに上がるでしょう。

注目できる特徴

・ネット環境とデバイスがあれば、いつでもどこでも学習可能
・Web動画の再生速度は2倍速もでき、時短が可能
・講義の音声はダウンロードでき、携帯電話や音楽プレイヤーに入れられる
・DVDでの受講なら視聴期限を気にしないで済む
・DVDでは目的の項目探しも簡単

LECにはさまざまな講座キャンペーンがありますが、1つだけ紹介しておきましょう。

【早いとお得な早期申込】
2024年4月30日(日)までの申し込みで、
以下の対象講座の受講料が40,000円割引

「2025年合格目標:簿財横断プレミアムコース」
「2025年合格目標:簿財横断エッセンスコース」

【通信】24簿財横断プレミアムコース(全104回)

スクロールできます
料金(税込)Web受講:225,500円(一般価格)185,500円
DVD受講:286,000円(一般価格)246,000円
合格率公表なし
主な教材やテキストテキスト、問題集、実力確認テストなど

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.lec-jp.com

4位:資格の大原|官報合格者の多い税理士通信講座

出典:資格の大原

【評価項目】

受講費用の安さ16点
講義の質19点
教材の充実度18点
サポートの充実度17点
信頼性20点
総合評価90点

大原の「税理士通信講座」は、成績を上げたい方におすすめの通信講座。

↓その理由は、次のような特徴があるため↓

①官報合格者全体の半数以上が大原生

資格の大原の官報合格者に占める割合は非常に高いです。2022年度(第72回)税理士試験における大原生の官報合格占有率は50.0%でした。合格者620名のうち実に310名が大原生だったのです。

これは大原で勉強をすれば、いい成績が上げられて、税理士試験に合格できる確かな証拠だといえるでしょう。

②受験指導に精通した講師が添削指導を丁寧に行う

資格の大原では、受験指導に精通した専任講師が丁寧な添削指導を行います。最近の税理士試験は丸暗記では対応しにくくなっていて、自分の言葉で上手に説明をしていかなければいけません。それができるように、添削指導を行ってくれるのです。

ポイントをしっかり押さえているか、無駄な文章を入れていないかなど、要点を押さえた指導で成績アップが図れます。

③Web通信を担当するのは人気講師陣

資格の大原の通信講座のWeb通信を担当するのは東京水道橋の人気講師たち。人気があるということは、講義がわかりやすく、質が高いことを意味しています。優秀な講師の講義を受けることで、成績上昇は間違いありません。

また、Web講義では実際に教室で受講しているのと同じような臨場感と雰囲気で勉強できますから力も入るでしょう。

注目できる特徴

・充実のカリキュラムで効率的な学習が可能
・合格ノウハウを詰め込んだオリジナルテキストで万全の受験対策
・合格後の就職や転職に役立つ様々なサポートを実施
・通信講座でも講師による1対1のアドバイスがもらえる
・手続きなしで模擬試験を教室受講できる

【時間の達人】9月開講 初学者一発合格コース 簿記論 Web通信

スクロールできます
料金(税込)215,000円
合格率2022年度(第72回)官報合格者占有率:50.0%
主な教材やテキスト計算テキスト、理論テキスト、計算問題集など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.o-hara.jp

5位:TAC|充実した内容の税理士通信講座

出典:資格の学校TAC

【評価項目】

受講費用の安さ15点
講義の質17点
教材の充実度20点
サポートの充実度18点
信頼性20点
総合評価90点

TACの「税理士通信講座」は、充実した内容を学習したい方におすすめの通信講座。

↓その理由は、次のような特徴があるため↓

①11科目すべての講座があり、マイナー科目も勉強できる

TACの税理士通信講座には、11科目すべての講座があります。実務で必要性の高い科目、学習しやすい科目、マイナーな科目など、好きなように選んで学習できます。

体験Web受講もあって、全11科目のTAC講義を初回オンライン無料体験することも可能。ここで講義の質の高さを確認できるとともに、講義の選択の目安がわかります。

②高い指導力を持った講師が効果的学習法を伝授

TACの強みは講師の指導力。幅広い知識と経験を持ち、わかりやすい講義を行い、合格に役立つ教材や問題作成をしています。

解法テクニックのレクチャーを行い、本試験を想定した問題を作成するなど親身に受講生の相談に応じてくれるのが魅力です。TACでは、様々なアプローチで受講生を応援します。

③専任講師と実務家講師が連携し、それぞれの強みを発揮

税理士の資格委員は学者試験委員と実務家試験委員で構成され、それぞれの立場から出題がされます。TACにも各出題に対応した専任講師と実務家講師がいます。

講師の間では定期的なミーティングが実施され、各試験委員対策、税制改正の講義やテキストへの反映などもしっかり行っています。受講生への情報発信タイミングなども図りながら、皆が学習しやすい環境を作り出すべく努力しているため、試験までにしっかりと実力をつけられます。

注目できる特徴

・インプットからアウトプットまで合格に必要な教材が含まれている
・合格に必要な要素のみを配置し、初学者でも短期合格が可能
・教室クラスの講義日程と同じスケジュールで配信される
・暗記に役立つコンパクトな教材を用意
・2022年から新サービス「デジタル教材」を配布

完全合格+上級コース「簿記論」(Web通信講座)

料金(税込)235,000円~(入会金10,000円)
合格率2022年度(第72回)官報合格占有率:46.6%
2011年〜2022年 税理士試験推計合格者数:3,677名
主な教材やテキストテキスト、理論テキスト、問題集など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.tac-school.co.jp

6位:資格のFIN|質の高いテキストで学べる税理士通信講座

出典:資格のFIN
注目できる特徴

①講座費用が安く、経済的
②テキストの質は高く学びやすい
③メールでタブレット学習用の練習問題を配信

【調査コメント】
資格のFIN税理士通信講座の講師は経験豊かなベテラン。その経験が凝縮されたテキストを使っての講義で、実のある勉強ができます。しかし、対応科目は簿記論・財務諸表論・消費税法の3科目のみ。広範囲に勉強したい人には向いていない講座です。

また、合格者数を始め資格のFINの情報は少ないです。本当に安心して受講できる講座なのかもはっきりしていないので、できればおすすめ上位5位内の通信講座を選んでおくほうがいいでしょう。

簿材入門コース

料金(税込)98,000円
合格率公表なし
主な教材やテキストテキスト、問題集、理論問題メール配信など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.fin01.com

7位:ネットスクール|ライブ講義がある税理士通信講座

出典:ネットスクール
注目できる特徴

①簿財一体型の「一括標準コース」と6科目の科目別「標準コース」がある
②複数科目を受講すると、2科目目からは割引
③ほかにはあまり見られない国際徴収法にも対応

【調査コメント】
ネットスクールの税理士通信講座は、一流の講師陣による講義があります。ライブ講義とオンデマンド講義があり、ライブ講義ではチャットで講師とコミュニケーションを取ることも可能です。そういう意味では、優れた講座ともいえますが、5科目の講座費用は60万円超。

やや高額です。もう少しお手頃価格の通信講座のほうが利用しやすいでしょう。それから合格率は公表されていますが、肝心の合格者数は分かりません。何人に対して何人が合格しているか定かではないので、大原のような通信講座のほうが信用できます。

2023年度標準コース/ゼロ標準コース

スクロールできます
料金(税込)201,700円(教材込み受講料)
合格率【令和元年度(第69回)】
簿記論:38.8%
財務諸表論:31.6%
法人税法:16.7%
相続税法:24.0%
消費税法:12.5%
主な教材やテキスト基礎期使用教材、応用期使用教材、直前期使用教材、日商簿記2級・3級教材(ゼロ標準コース)など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.net-school.co.jp

8位:CPA|講義収録から公開までが早い税理士通信講座

出典:CPA
注目できる特徴

①「基礎期」「応用期」「直前期」にカリキュラムが分かれている
②アウトプット重視の効率的学習ができる
③講義を収録した日の夜には配信される

【調査コメント】
CPAの税理士Web通信講座は、スマホ・タブレット・パソコンいずれでも視聴できます。講義収録から配信、公開までの流れも速いです。そのほか、Web通信講座としての基本的な機能はほぼそろっています。

しかし、見たところ基本的な機能にばかり終始し、とくに目新しい内容は見当たりません。これなら、おすすめ上位5社の通信講座に代えてCPAを選ぶ意味はあまりありません。

通年総合口座(基礎+応用+直前期)

料金(税込)消費税法選択4科目:548,000円
合格率令和5年度(第73回):58.7%
主な教材やテキスト租税法22年合格目標、財務会計論22年/23年合格目標など

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
http://zeirishi.cpa-net.ac.jp

9位:大栄|万全なカリキュラムの税理士通信講座

出典:大栄
注目できる特徴

①通学が必要で、オンデマンド講義で学ぶ
②合格ノウハウがぎっしり詰め込まれたテキスト
③学習に専念できるサポートシステム

【調査コメント】
大栄では、初学者から再受験者までレベルに応じた様々なコースを用意。各コースで万全なカリキュラムを設定しています。しかし、公式サイトを見ると、肝心な価格が表示されていません。

一部のサイトによると、かなり高額とのことですが、これでは申し込もうにも申し込みができません。資料請求してからということかもしれませんが、不親切でありほかの通信講座のほうがおすすめです。

スクロールできます
料金(税込)記載なし
合格率記載なし
主な教材やテキスト記載なし

\もう少し知りたい方は公式サイトをチェック☑/

⬇公式サイト⬇
https://www.daiei-ed.co.jp

【選び方】税理士通信講座の比較ポイント

税理士通信講座のおすすめランキングの紹介を終えたところで「この中からどうやって自分に合ったサービスを選ぶの?」と感じた方もいるでしょう。

そこで、ここではランキング評価を別として、3つのポイントにおいて比較を行い、自分に合った選び方を紹介していきます。

  • 選び方① 受講費用で比較して選ぶ
  • 選び方② サポート体制で比較して選ぶ
  • 選び方③ 受講可能な科目で比較して選ぶ

それぞれの項目について詳しく見てみましょう。

選び方① 受講費用で比較して選ぶ

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スタディング49,500円~業界最安値の講座費用
クレアール18,250円~無駄がなく凝縮されたテキスト
LEC163,500円~受講者同士で交流ができる
大原75,000円~合格を目指しやすい
TAC235,000円~オリジナルカリキュラムが優れている

税理士予備校で5科目受講する費用は80万円くらい。通信講座のほうが少し安くなっていて、50万円程度です。それでも高額であることに変わりありません。

税理士になるためにはかなりの出費も必要で、準備をしておかなければいけないのですが、通信講座によっても価格はまちまち。選ぶ場合は、できるだけ低価格なところへと行きたいでしょうが、それだけで選ぶのはよくないです。

ほかの側面、例えば、講師のレベル、教材の充実度、段階別の指導、合格実績なども確かめたうえで一番よさそうなところに申し込むのが賢明です。

選び方② サポート体制で比較して選ぶ

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スタディング・冊子版オプションがある
・暗記ツール付きクラウド型自習ノートつき
質問には対応していない
クレアール・講義に関する質問は担当講師が丁寧に回答
・メールでもFAXでも郵送でも質問ができる
豊富な質問方法
LEC・「教えてチューター」で質問
・相談を受ける
・マイページで成績が確認できる
受講生同士で質問や相談もできる
大原・講師が1対1で学習法をアドバイス
・職員室でもメールでも電話でも質問
・相談ができる
・教室聴講制度がある
講師は職員室に常駐
TAC・校舎
・電話
・メールで相談できる
・個別学習相談ができる
・科目変更もできる
相談体制がそろっている

税理士試験の勉強にはいくつもの難しい点があり、途中でわからないこと、疑問点も多々生じるものです。そのようなときに、利用している通信講座のサポート体制が充実していると助かります。

質問したいことに素早く的確に答えてくれる講師がいれば、疑問点も解消することでしょう。相談したいことを聞いてくれるスタッフがいれば、励みにもなります。

したがって、税理士通信講座選びでは、サポート体制の充実度も見るべきポイントです。おすすめ上位5社はみなサポート体制がしっかりしていますが、スタディングは、質問体制に関する記述が公式サイトにありません。質問に答えないということではないでしょうが、理由は不明です。

選び方③ 受講可能な科目で比較して選ぶ

スクロールできます
スタディング簿記論、財務諸表論、法人税法、相続税法、消費税法、国税徴収法6科目に特化
クレアール必須科目:簿記論、財務諸表論選択必須科目:法人税法、所得税法選択科目:2種類5科目に絞り込み、合格を目指す
LEC簿記論、財務諸表論、法人税法、所得税法、相続税法、消費税法、初学者は簿記論・財務諸表論一体型講義で効率的に学べる
大原簿記論、財務諸表論、所得税法、法人税法、相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法、住民税、事業税、固定資産税多種類の科目から選択可能
TAC

税理士試験の科目は全部で11あります。この11科目を網羅している通信講座もありますが、一部だけということがあり、選択においては注意が必要です。

簿記論や財務諸表論は必須科目で、消費税法・法人税法、相続税法については人気科目で普通は講座に含まれています。

問題はほかの科目で、マイナーな科目だと講座に含めていない業者もあり、その場合は自分の目指す対象が入っていないことがあります。そのため、これから税理士通信講座を申し込もうとする人は、対象の講座と自分が目指している科目が合致しているか見る必要があります。

含まれていない講座を受講しても意味がないどころか無駄になりますから、注意が必要です。おすすめ上位5社では、大原とTACが全科目を網羅していますから、マイナーな科目を受講したい場合はこちらを選ぶといいでしょう。

独学で税理士の資格は取れるの?

ここまで税理士の通信講座について様々な解説をしてきましたが、通信講座も利用せずに独学で資格を取れるものなのでしょうか。答えを先にいってしまうと、「非常に難しい」です。税理士試験は最難関の部類に入るためですが、理由を詳しく見てみましょう。

難しい理由① 教材が少ない

普通税理士になるための勉強は予備校や通信講座で行うものです。独学で勉強しようと思っても、そのような方のための教材が少ないです。制作しているところがあまりありません。

あるとしても、質・量ともに不足気味で、独学で税理士試験合格を目指す人のために用を足さないことが多いです。

とくにマイナー科目である酒税法や事業税については、市販の教材を見つけるのは困難なので、これらの科目で資格の取得を目指すのなら予備校や通信教育を選択しましょう。

難しい理由② 内容理解に時間がかかる

税理士試験の出題内容は非常に専門的です。難解でもあり答えるためには相当な勉強が必要になります。

ところが、独学ではテキストの内容を理解するだけでも大変で、時間がかかります。わからない部分を理解するまで様々な苦労も伴い、学習効率も上がりません。かといって、わからないままというわけにもいかないでしょう。

予備校や通信講座なら、不明点をすぐに講師に質問でき、理解も深まるでしょうが、独学ではそうもいかないため、独学での勉強は非常に厳しいといえます。

難しい理由③ モチベーションの維持が難しい

税理士になるための勉強は長期に及びます。独学の場合、主要5科目のうち、1年に1科目だけの合格を目指すことも多いですが、そうなると最低でも5年。不合格の科目があれば、それ以上になります。

その間、税理士の勉強をモチベーションを維持しながら続けるのは楽ではありません。挫折しかかることもあるでしょう。

予備校や通信講座で勉強している場合は、相談できる相手もいますが、独学では独りでの勉強になることが多く、励ましてくれる人がいないことで根気が続きにくくなることもよくあります。

税理士資格の合格率や試験内容について

税理士試験の試験科目は、以下の通りです。

  • 簿記論と財務諸表論2科目
  • 所得税法、法人税法、相続税法、消費税法あるいは酒税法、国税徴収法、住民税あるいは事業税、固定資産税のうちの3科目(所得税法か法人税法は必ず選択)

試験を受ける場合は、受験地を管轄する国税局あるいは沖縄国税事務所に申込書類を郵送します。直接持参しても、受け取ってはもらえません。

合格率・難易度について

年度合格率
平成28年16.1%
平成29年15.8%
平成30年20.1%
令和元年15.3%
令和2年18.1%
令和3年20.3%
令和4年18.8%
令和5年21.7%

ここ数年の税理士試験の合格率は15~20%になっています。この数字は公認会計士試験の合格率よりは高いですが、それでも難易度レベルが高いことを表しているといえるでしょう。

なお、表で示した合格率は、税理士試験のうち1科目でも合格した人の割合です。最終的には5科目を受験しなければいけないので、1科目だけ合格しても安心はできません。

また、合格率は科目によっても違うので、その数字もできれば、国税庁の公式サイトでチェックしておいてください。

勉強時間について

難易度が高い税理士試験ですが、どのくらいの時間を勉強に充てたら合格することができるでしょうか。答えは、「4000時間程度」です。これは主要5科目全に充てるべき勉強時間で、科目ごとに必要な勉強時間は変わります。

スクロールできます
科目種別平均勉強時間
簿記論必修450~500時間
財務諸表論必修450~500時間
所得税法選択必修600~700時間
法人税法選択必修600~700時間
相続税法選択450~500時間
消費税法選択450~500時間
酒税法選択150~200時間
国税徴収法選択150~200時間
住民税選択150~200時間
事業税選択150~200時間
固定資産税選択150~200時間

参照元:「税理士ってどれくらい難しい?難易度や合格率、勉強時間をUSCPAと比較」より

初学者と経験者での勉強時間も違いますが、いずれにせよたっぷり時間を取らなければいけません。勉強しやすい環境を整えて、しっかり集中していけばこのくらいが目安ということです。

【2024年最新】税理士試験の試験日程と申込日

2024年(令和6年度)の税理士試験の日程と申込日は以下の通りです。

試験実施官報公告2024年4月5日(金)
申込受付期間2024年4月22日(月)~5月10日(金)
試験日2024年8月6日(火)〜8月8日(木)
合格発表2024年11月29日(金)

【受験資格】

受験資格は学識、資格、職歴によって違います。国税庁の公式サイトから引用してみましょう。

(1) 学識による受験資格

スクロールできます
 大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、法律学又は経済学(※1)を1科目以上履修した者
 大学3年次以上で、法律学又は経済学(※1)を1科目以上含む62単位以上を取得した者
 一定の専修学校の専門課程(※2)を修了した者で、法律学又は経済学(※1)を1科目以上履修した者
 司法試験合格者
 公認会計士試験の短答式試験に合格した者(※3)
引用:受験資格について|国税庁

(2) 資格による受験資格

 日商簿記検定1級合格者(※4)
 全経簿記検定上級合格者(※5)
引用:受験資格について|国税庁

(3) 職歴による受験資格

 法人又は事業行う個人の会計に関する事務(※6)に2年以上(※7)従事した者括弧証明書類
 銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上(※7)従事した者
 税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に2年以上(※7)従事した者
引用:受験資格について|国税庁

(注)

※1卒業証書や合格証書、成績通知書は受け付けられませんので、必ず証明書を提出してください。
コピー指定された書面を除き、証明書等は原本を提出してください。
※2証明書等の氏名と現在の氏名が異なる場合は、改姓前後の氏名が確認できる書類の写し(例:戸籍謄本(抄本))の提出が必要です。
※3A4規格でない証明書や戸籍謄本(抄本)等は、A4用紙に貼ってください。
※4ほかの国家試験の合格証明書等を提出して受験を申し込む者については、当該試験の実施機関に照会する場合があります。
※5各種証明書の発行日に制限はありません。
※6次に掲げるような事由により受験しようとする場合には、あらかじめ国税審議会の個別認定を受けてください。
引用:受験資格について|国税庁

【申込みまでの流れ】

①願書の入手
②申込書類の作成
③必要書類の提出

まとめ

このページでは、数ある税理士通信講座の中から厳選したサービスと、その選び方などを紹介しました。

そのほかにも、基礎的な知識などを伝えたので、話が混ざってしまった方もいるでしょう。なので、最後にもう一度ランキングをまとめておきます。

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