京都大学は2024年3月21日、2026年度(令和8年度)入学者選抜から、理学部と工学部の特色入試において、女性募集枠を新設すると発表した。理学部は総合型選抜で15人、工学部は学校推薦型選抜で24人を女性募集枠とすることで、女性比率を向上させる狙い。
日本経済団体連合会(経団連)は2024年3月6日、文部科学省の盛山正仁大臣に「博士人材と女性理工系人材の育成・活躍に向けた提言」を手交した。博士人材や女性理工系人材の育成・活躍に向けて現状や課題を提起し、産学官の連携した取組みなどを求めた。
山田進太郎D&I財団は2024年3月7日、理工系学部の「女子枠」実態調査の結果を公開した。「女子枠」導入には否定的な意見も多いため、偏見や逆差別との指摘への対応が必要で、認知獲得のための広報活動や、入学後のサポート充実などが課題であることがわかった。
東北大学工学部は2024年3月24日、特別講演会「東北大学工学部in 東京」を開催する。5つの講演と個別相談・交流コーナー、資料配布を行う。対象は、高校生・高専生・受験生、保護者など。参加費は無料。事前申込みによる定員制(先着順)。申込みはWebサイトより受け付ける。
中央大学理工学部は2024年2月21日、2024年4月よりダイバーシティ&インクルージョン(D&I)科目を新設し、後楽園キャンパスにダイバーシティラウンジを設置することを公表した。これを記念して、3月14日には教育イノベーション推進事業シンポジウムを開催するという。
熊本大学は2024年2月23日、女子中高生の理系進路選択支援プログラムの一環として「理系のロールモデル講演会」をオンライン開催する。参加無料、事前申込制。Webフォームにて申込みを受け付けており、締切は2月20日。女子中高生のほか、保護者や学校教員、男子生徒も参加可能。
東京大学メタバース工学部は2024年3月28日と29日、ジュニア講座「渋滞学入門」全2回をオンラインで開講する。おもな対象は中高生だが、誰でも参加できる。参加費無料。申込期限は3月21日。定員の制限はない。
旺文社教育情報センターは2024年2月9日、大学の理系学部新設の動きが活発なことから、理系学部・情報系学部の新設や定員増計画についてまとめた。国の支援事業が後押ししており、公私立大で新たに5,000人近い入学定員となっている。
法政大学は2024年3月1日、一般や地域、企業や学生を対象に「法政科学技術フォーラム2024」を小金井キャンパスにて開催する。理系学部や大学院・研究所の学生が研究内容と成果を紹介し、キャリア相談会も実施する。申込不要。参加費無料。
筑波大学は2024年3月28日、「応用理工スプリングスクール2024」を筑波キャンパスで開催する。高校生を対象に、応用理工学類の実験装置を利用し、最先端の研究を実施している教員・大学生から直接指導を受けられる。定員は先着80人、参加は無料。
東京大学メタバース工学部は、ジュニア講座「夢の実現プロジェクト~女子中高生の進路選択~」をハイブリッド開講する。おもに中高生(男子学生も可)と保護者、教員が対象だが、誰でも参加できる。定員は、会場500名(抽選)、オンライン1,000名。申込期限は、会場が3月3日、オンラインが3月10日。
河合塾は2024年1月17日、各大学の偏差値や大学入学共通テストの得点率を一覧にした「入試難易予想ランキング表」の最新版を公表した。私立大学の理系の偏差値ボーダーラインをみると、国際基督教(教養-アーツ・サイエンスA)と早稲田(先進理工-物理)(先進理工-生命医科学)が67.5で最難関となった。
山田進太郎D&I財団は、2023年12月に発表されたPISA2022(国際学習到達度調査)における男女のスコア差に焦点をあてた独自の分析を実施し、2024年1月24日結果を公開した。女性が読解力で優位性を示し、男性が科学・数学においてスコアが高いのは、国際的なトレンドと整合するが、男女のスコア差は縮小傾向にあるという。
教育に関するさまざまなランキングを発表している大学通信は2024年1月15日、学習塾が勧める中高一貫校ランキング2023の「理数教育に力を入れている中高一貫校」を発表。3位に東邦大付東邦(千葉・共学)、4位に宝仙学園(理数インター)(東京・共学)、5位に芝浦工業大附(東京・共学)と広尾学園(東京・共学)の2校が同率でランクインした。1位と2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
文部科学省は2024年1月19日、2024年度(令和6年度)国立大学の入学定員(予定)を発表した。分野別では「理工」で、大学(学部)366人増、大学院(修士課程)90人増などを予定している。
人事院は2024年1月30日から2月4日、技術系の国家公務員が活躍する各省庁の職場を直接訪問し、実際の仕事の見学・体験などができるイベント「冬の1Day職場訪問・仕事体験」を開催する。対象は、高校生、大学1・2年生、大学院1年生や国家公務員の仕事に興味・関心がある社会人など。事前申込制。