国立天文台は2024年2月1日、「2025年(令和7年)暦要項」を発表した。国民の祝日のほか、日食や月食などの予報を掲載。3月14日と9月8日に皆既月食、3月29日と9月22日に部分日食があるという。
しし座流星群が2023年11月18日、活動のピークを迎える。極大時刻は18日午後2時ごろ、一番の見ごろは18日の明け方となる。月明かりの影響をまったく受けない好条件であるものの、近年の活動は低調なため、見晴らしが良いところでも出現数は1時間あたり5個程度と予想される。
2023年10月29日の明け方、月の一部が地球の影に隠される部分月食が起こり、日本全国で部分食の始まりから終わりまでを見ることができる。月食の進行は全国で同時刻に起こり、午前4時34分ごろに部分食が始まる。小笠原諸島などでは、月が欠けたまま沈む「月入帯食」が見られる。
三大流星群の1つである「ペルセウス座流星群」が2023年8月13日午後5時ごろ、極大を迎える。日本においては極大時が日の入り前のため、13日の宵から明け方にかけてが観測の好条件の時間帯。条件の良いところでは、1時間に30個程度の流星が期待できるという。
科研費が支える大学などの先駆的な研究成果を体感できる「ひらめき☆ときめきサイエンス」のプログラム一覧が2023年6月9日、日本学術振興会のWebサイトで公開された。2023年度は全国各地の大学などで256プログラムを開催予定。小学5年生~高校生対象。
2023年4月20日、関東以西の日本の一部地域で部分日食が観測できる。国立天文台によると、次回日本で日食を観測できるのは7年後の2030年6月1日。しばらく日本ではこの天体ショーにお目にかかれないことになる。
2022年3月に発見された新しい彗星「ZTF彗星」(C/2022 E3 (ZTF)、以下、ZTF彗星)が、2023年2月2日未明(日本時、世界時では2月1日)に地球に最接近する。約5等級の明るさになるといい、十分に暗い空であれば肉眼でもぼんやりとした姿を観測できそうだ。