「成績を上げたいなら、とにかく勉強量を増やすこと」。
シンプルでありながら、これほど本質を突いた言葉はないと、今回のインタビューで強く感じました。
小・中学生を対象とした「みやうち塾」の塾長・池畠 悠先生は、大手塾と個別指導塾の両方で経験を積んだ末に、「中堅層の生徒を確実に伸ばす」という明確なビジョンを持って独立されました。

必要な学習をすべて「やらせきる」ための徹底した管理体制や、5教科を横断して合計点を最適化する戦略的アプローチ。
一つひとつの施策が「勉強量を最大化し、成果に直結させる」という軸で貫かれています。
お話を伺って印象的だったのは、池畠先生の「やる子は放っておいてもやる。やらない子にやらせるのが塾の仕事」という矜持です。
その覚悟と仕組みづくりに、塾としての本気を感じた取材でした。
「いつでも塾に来ていい」通い放題に込めた思い
成績を上げるための最もシンプルな解決策、それは「勉強量」を確保することです。
自走が難しい「普通の子」をいかに机に向かわせ、結果を標準化させるのか。通い放題という仕組みの裏側にある、みやうち塾の確固たる教育信念に迫ります。
自走が難しい「普通の子」を徹底管理し、結果を標準化する
—— みやうち塾さんが考える、学習塾の役割とはどのようなものでしょうか?
池畠 悠先生公立中学校などは、先生方は多くの業務で忙しく、どうしても「全員平等」という平均主義になりがちです。
それが学校の良さでもありますが、逆に塾の強みは、どの生徒に合わせるかをすべてこちらで決めて指導できる点にあります。
今の学校を見ていると、ガッツリ勉強する場が意外と少ないと感じるんですよね。
良くも悪くも緩い勉強になりがちなので、本格的にバシバシ勉強できる場所が必要だと思っています。
いわゆる「普通の子」がトップ校を狙う。
決して勉強が特別得意な子だけでなく、普通に学校に通っている子たちが本気で取り組むことで実力をつけていける、そんな場を作りたいと考えています。
——学校では難しい「個別に踏み込んだ指導」を塾が担っているということですね。普通の子がトップ校を目指せる環境を作るという視点は、非常に興味深いです。 それが、「いつでも塾に来ていい」という通塾回数無制限の仕組みにもつながっているのでしょうか。
池畠 悠先生そうですね。
塾の基本的なサービスは、現状を分析し、志望校とのギャップを埋めていくことです。
ただ、そのプロセスを生徒任せにすればするほど、結果に波が出てしまいます。
できる時もあればできない時もある。結局、多くの子は自走しにくいのが現実です。
学年トップクラスの子なら自身で管理できますが、ほとんどの子はそこまで甘くありません。
ですから、塾に来てもらうことで私たちが学習を管理し、結果を「標準化」しやすくしています。
「いつ来てもいいよ」という自由な感覚よりは、必要な勉強をすべて「やらせきる」ための場所、というイメージですね。
——生徒の自主性に任せきりにせず、塾側がしっかりと管理することで確実に結果を出すというお考えなのですね。
池畠 悠先生現場に来て「すべてをやりきる」ので、漏れがないということです。
家で勉強すると、どうしてもサボってしまう場面が多くなりがちですが、それを一切なくすために「塾で全部やる」というスタイルを貫いています。

塾ですべてを完結させる、オーダーメイドの学習スケジュール
——みやうち塾さんに通った場合、通常のカリキュラムに加え、自習のような時間も自由に使えるという形でしょう
池畠 悠先生カリキュラムはこちらですべて作成します。
模試などの結果から現状のレベルを把握し、志望校を伺った上で、何が必要かを分析してスケジュールベースで組み上げます。
さらに「金曜日が空いた」「今週は試験だ」「学校の課題がある」といった状況にもすべて対応します。
追加で来てもらっても通常料金の範囲内で指導しますので、一定の予算の中で「やるべきこと」がすべて完結する仕組みです。
——ホームページで拝見した「個別のカリキュラムを組む」というのは、そういう意味だったのですね。まさに「丸ごと面倒を見てくれる」と。
池畠 悠先生その通りです。
ゴールから逆算して、今やるべきことをすべて組みます。
あとは、それを「全部やれ」と背中を押して実行させる。そういう環境ですね。
完全個別でも集団授業でもない「集団個別指導」とは
「1対1の個別指導なら成績が上がる」という思い込みに、一石を投じるのがみやうち塾のスタイルです。
個別指導に潜む「圧倒的な量」の不足と「緊張感」の欠如という盲点を、独自の指導法でどのように解消しているのでしょうか。
大手塾と個別指導の両輪を知る塾長が、中堅層を伸ばすための最適解を語ります。
1対1指導の盲点——「学習量の不足」と「緊張感の欠如」を解消
——「集団個別指導」という言葉について伺いたいのですが、具体的にどのような指導スタイルなのか教えていただけますか?
池畠 悠先生一言で言えば「一斉個別」です。
講師1人が5〜6人の生徒を見るスタイルですね。 なぜこの形に行き着いたのかという背景をお話しします。
まず、集団塾には独自の強みがあります。
神奈川県であれば横浜翠嵐高校や柏陽高校といったトップ校の合格実績が、そのまま塾の力になります。
一番優秀な層が集まる塾が一番強い、という非常に単純なロジックです。
大手塾も非常に質が良いのですが、結局のところ集団塾は「上位層向け」なんですよ。
受験に必要な情報や環境はすべて提供しますが、あとは「自分でやってね」という仕組み。
自走できる子はいいですが、そうでない子は置いていかれがちです。
と言っても、小中学生の8割は自分一人では勉強できませんから。
——そこで、一人ひとりに寄り添う個別指導の出番になるわけですね。
池畠 悠先生学生時代、大手塾と個別指導塾でアルバイトをしていましたが、2000年頃から流行した「完全個別」にも課題があるのだと、その経験を通して気づきました。
実は、完全個別は意外と伸びないんです。
——大手塾と個別指導、両方の現場を見られたからこそ感じた課題ですね。ただ、一般的には1対1の方が伴走型で成績が伸びるイメージがありますが、それは意外です。
池畠 悠先生これには明確な理由があります。
例えば完全1対1の塾だと、週1回の通塾で月謝が4万円ほどかかります。
5教科すべて受講すれば月20万円。現実的ではありませんよね。
勉強が苦手な子が週に1回通っただけで英語が伸びるかといえば、現実はそう甘くありません。
つまり、料金的な制約から「圧倒的な学習量」を確保しにくいという弱点があるのです。
——手厚い分、どうしても「量」を犠牲にせざるを得ないと。
池畠 悠先生その通りです。
ですから完全個別は、自分で学習を進めて週1回だけ鋭い質問をするような「勉強が得意な子」には向いていますが、中堅層の子は学習量不足でなかなか伸びません。
もう一つの懸念は、講師が生徒に合わせすぎてしまうこと。
周囲との競争がなく緊張感が薄れるため、どうしてもダレやすくなってしまうんです。
——なるほど。1対1は費用面で量に限界があり、刺激がないことでモチベーション維持も難しくなる。そこが見落とされがちな盲点なのですね。

「何が分からないか」を把握させ、基礎を徹底する学習環境
——講師と1対1だと、生徒は自分の立ち位置が分からなくなってしまう。その点を懸念されているということでしょうか?
池畠 悠先生そうです。小中学生の場合、場の雰囲気で勉強させるということが1対1では難しい側面があります。
高校生くらいになれば自立してきますが、小中学生は良くも悪くも周りに流されるものです。
先生と1対1というと、聞こえはいいですが、逆に言えば先生がすべて自分に合わせてくれます。
周りに他の生徒がいてピリッとするような緊張感がないため、ダラダラと勉強して終わってしまう子が多いのが現実です。
大手塾でよく見かけた光景ですが、1対1だと生徒が学校のことや悩み相談など、先生とおしゃべりをしてしまうんですね。
1対1の状況で先生も叱りづらく、話を聞いているうちに授業が終わってしまうケースが多々あります。
むしろ1対複数のほうが、むやみに私談ができず、程よい距離感があるため学習効率は良くなるんですよ。
——意外ですが、適度に制限のある環境のほうが集中できるということですね。1対1の「手厚さ」が逆効果になる場合もある、と。
池畠 悠先生「質問をすれば伸びる」というのは実は大きな誤解で、適切に質問ができるのは上位層の生徒だけです。
中堅層の子は「何が分からないかが分かっていない」状態なので、基本的にはこちらが主導権を握ってコントロールする必要があります。
「ここが理解できていないから、この課題をやる」という仕組みに落とし込むことが大切です。
1対1で「何か質問すればいい」という考えは捨てて、まずは質問が自然に生まれるレベルまで徹底的に勉強すればいいんです。
特に公立高校入試は、難問1問で勝負が決まるわけではなく、基本の徹底で決まります。
みんなが正解する問題を確実に取る。正答率7割程度の問題をいかに取り切るか。
そうなると、必要なのは高度な解説よりも、まず「勉強させる」という環境なんです。
——「質問できれば伸びる」は上位層の話で、多くの生徒にはまず基本を徹底させる環境が必要。そのためには「勉強させる」仕組みが重要だということですね。
池畠 悠先生これもデータを取って確信したことですが、中堅層において成績を左右する一番の変数は「勉強量」です。
最難関の翠嵐高校を目指すような層であれば、勉強量を2倍にしたからといって合格率が2倍になるとは限りませんが、中堅層の子は勉強量を2倍にすれば、そのまま成績も2倍になります。
ですから「勉強させる」ことを最優先に考えると、1対1はコストが高すぎますし、かといって集団授業では個々のレベルに合いません。
そこで、集団塾のような料金設定でありながら、中身は一人ひとりに合わせる「集団個別」という仕組みをとっています。
——今のお話、非常に腑に落ちました。私も学生時代に家庭教師をつけてもらったことがありますが、まさに1対1の甘えが出てしまい、全然勉強しなかった経験があります。
池畠 悠先生その場では理解したつもりになれるんですけどね。
ただ、それは広いテスト範囲のほんの一部分を扱ったに過ぎず、結果として成績には結びつきにくいんです。
当塾では、定期テスト前に「超勉祭」という集中講座を実施しています。
テスト前の3週間、毎週土日の10時から22時まで塾で徹底的に学習するイベントです。
詳しくはこちらの動画でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
1教室で5教科を教える理由〜科目の性質を見極める
受験は合計点勝負だからこそ、科目の特性に応じた戦略的な時間の使い方が合否を分けます。
単なる全教科指導に留まらず、合格への最短距離を逆算して「今、何をすべきか」を時間・分単位で最適化。
合格率を劇的に引き上げる、戦略的な「勉強部」スタイルの全貌を明かします。
合計点を最大化する、科目の特性に応じた戦略的な比重最適化
——みやうち塾さんは、業界では珍しい「1教室」での指導を選択されていますよね。そのこだわりや決め手があれば、教えていただけますか?
池畠 悠先生当塾ではカリキュラムをすべてこちらで作成しますが、私の指導方針として「自分がその生徒として受験するなら」という視点を徹底しているからです。
例えば「多摩高校に行きたい」という子がいたら、私自身がその子になったつもりで合格までの道筋を考えます。
その際、「月曜は英語、火曜は数学」といった曜日固定の進め方は絶対にしません。
なぜなら、科目にはそれぞれの性質があり、コツコツ継続して伸びる教科もあれば、短期間で一気に伸ばせる教科もあるからです。
例えば数学の計算力や思考力は、受験直前に詰め込んでもあまり意味がありません。
これまでの積み重ねが問われるので、早い段階からコツコツやる必要があります。
逆に理科や社会は、単元を理解していれば極論、試験直前でも点数が取れます。
こうした科目の特性に合わせて、塾に来た直後は英単語と漢字、中盤は数英、テストが近づいたら理社というように、時期や時間によって比重を最適化しています。
——科目ごとに伸びる時期や方法が違うからこそ、固定概念に縛られず、時期に応じて柔軟に内容を変える必要があるということですね。
池畠 悠先生ただ、これを一般的な個別指導塾でやろうとすると、講師のシフト管理の問題でまず不可能です。
通常は「この時間は英語の先生だから英語をやる」という運営側の都合に生徒が合わせることになります。
明日が数学の試験なのに、塾の授業が英語だからと無理やり英語をやる、あるいは塾を休むといった非効率が生まれる。
当塾では、明日が数学ならその場で指導内容を数学に切り替えます。
常に「今、何をすべきか」を優先して分けていく形です。
また、最上位校を狙う子ほど、実は「あと1科目が足りない」という状態だったりします。
例えば、正答率が2%を切るような超難問の数学を必死に勉強している子がいますが、公立入試の合計点勝負で考えれば、その時間を他科目の補強に充てた方が合格率は確実に上がります。
——受験は合計点勝負ですから、特定の科目にこだわらず全体最適で考える。その視点を持てるのは、5教科すべてを俯瞰できる先生だからこそですね。
池畠 悠先生1科目専門の先生だと、どうしても自分の担当科目を極めさせようとして、合格には直結しない細かな範囲まで教えたがることがあります。
そこにこだわりを持たず、ゼロベースで「最短で合格を狙う」という観点から、数学はこれくらいで止めて社会をやろう、といった判断を下します。
一般的に大手塾の合格率が5割程度と言われるなか、当塾が8〜9割という高い数値を維持できているのは、こうした戦略的な指導を行っているからだと考えています。
——生徒さん一人ひとりに合わせた個別カリキュラムの精度が、その高い合格率に直結しているのですね。
池畠 悠先生 「曜日」ではなく「時間・分」の単位で、伸ばすべきタイミングに合わせて内容を変える。
最初は社会をやり、次に理科、最後は数学だけ、といった柔軟な対応ができるのが、私たちの強みです。
成長に必要な負荷をかける、地域密着の「勉強部」スタイル
——大手塾でのご経験と比較して、今のみやうち塾の生徒たちは、どのような変化や成長を遂げていると感じますか?
池畠 悠先生当塾の生徒は、本当に頑張る子が多いです。
私自身が野球をやっていたこともあり、塾の雰囲気は「部活動」に近いですね。
私が監督で、生徒が選手。
まさに「勉強部」という感覚で切磋琢磨しているので、鍛え方の濃度が他とは全く違うのではないかと思っています。
今は、良くも悪くも「生徒に合わせてあげる」ことが重視される時代ですが、何でも合わせすぎてしまうことで、成長に必要な負荷が足りていないケースも散見されます。
もちろん、さまざまな教育の形があって良いと思いますが、「もっと踏み込んで勉強したい」と願う子はたくさんいます。
うちはそうした子たちを、あえて厳しく鍛え上げるというイメージです。
——「勉強部」というコンセプト、非常に分かりやすいです。合わせすぎず、本気で向き合うからこそ伸びる。その厳しさが、生徒にとっては一番の近道になるのですね。
先ほど講師1人あたり生徒5〜6人というお話がありましたが、例えば「同じ学校で、次の試験が数学の子」だけを集めて授業を行う、といった形式なのでしょうか?
池畠 悠先生いいえ、違います。
それをやってしまうと結局は「塾側の目線」になってしまいますよね。
生徒目線であれば、やはり自分自身の状況に完全に合わせてほしいはずです。
ですから、講師が生徒一人ひとりの状況に合わせて動きます。
同じ時間帯に1年生・2年生・3年生が混ざっていても、1年生が「明日が理科だから理科をやりたい」と言えば理科を、2年生が社会なら社会を、というように個別に対応します。
ただ、指導の質と効率を担保するために、各教室で対象とする学校は絞っています。
「みやうち本館」(中原区宮内)であれば、基本的には宮内中、西中原中、東高津中の3校に限定しており、その中でも特に宮内中の生徒が中心です。
近隣の教室「こだなか本館」(中原区下小田中)の場合は、主に西中原中の生徒が在籍しており、東橘中や井田中、今井中というように学校を集中させることで、対策の精度とオペレーションを最適化しています。
——講師が個々の生徒に合わせて柔軟に動きつつ、地域の学校を絞ることで指導の専門性も高めているのですね。柔軟性と効率性の両立が、徹底した「生徒目線」を支えているのだと感じます。
池畠 悠先生そうですね。
ただ、徹底的に生徒の将来を思うからこそ、あえて「顔色を伺って合わせる」ことはしません。
そこは割と厳しいですよ。
今の教育現場で最も足りないのは、この「適度な厳しさ」だと思っています。
合わせすぎた結果として生まれる「甘え」を打破することこそが、生徒のためになると信じていますから。
英語・国語は無学年制〜思考力を根本から鍛える
目の前のテスト点数だけを追っても、土台となる読解力がなければ、いずれ全教科で伸び悩みは避けられません。
学年の枠を取り払い、すべての学習の基礎となる「思考そのもの」を鍛え上げる意図とは。
一見遠回りに見える「無学年制」こそが、真の学力と結果を両立させる鍵となります。
学年の枠を超えて「思考力の土台」を築き、全教科の伸びを支える
——ホームページを拝見したところ、英語と国語には「無学年制」を導入されていますね。これにはどのような意図があるのでしょうか?
池畠 悠先生英語と国語は、一朝一夕には身につかない、コツコツと積み上げるべき教科だからです。
例えば、中学3年生で入塾した生徒のテスト範囲が「関係代名詞」だったとします。
しかし、関係代名詞だけを勉強すれば点数が取れるわけではありません。
テストには当然、1年生で習う英単語や、be動詞、一般動詞、疑問文などの基礎がすべて関わってきます。
つまり、1年生の内容が抜けていれば、3年生の内容を理解するのは不可能なのです。
ですから英語は学年に関係なく、その子が「分かるところ」まで戻って進めるしかありません。
逆に、1年生でも力があるならどんどん先へ進めばいい。
学校のペースに合わせる必要はなく、中学生のうちに英検2級や準2級を狙う子もいます。
そうやって実力をつければ、学校のテストなんて余裕を持って取り組めますから。
——学年という枠ではなく、「どこまで理解できているか」を出発点にする。だからこそ、その子に最適なレベルから着実にステップアップできるのですね。
池畠 悠先生国語に関しても同様です。
私は「受験強者は国語強者である」と考えています。
国語力、つまり読解力や記述力は「思考そのもの」だからです。
国語が弱い子は、文章の意味が正確に取れないため、結果としてどの教科も伸び悩んでしまいます。
国語を伸ばすために必要なのは、定期テストの暗記ではなく、根本的な「語彙力」「知識」「構成力」です。
文章の構造を把握し、因果関係を見極め、内容の言い換えを理解する。
こうした思考力があれば、小学生でも大学共通テストの問題が解けることだってあります。
知識の有無ではなく考え方の問題なので、文法なども学年の枠を外して一気に指導します。
——本質的な思考力を高めることで、あらゆる学習の土台を作るわけですね。
池畠 悠先生学校のテストには暗記要素も含まれますが、土台となる読解力さえあれば、1〜2週間の集中対策で十分に高得点が狙えます。
逆に、そもそもの思考力がないまま学校対策ばかりに時間を費やしても、勉強効率が上がらず、いつまで経っても学習が終わりません。
普段は基礎となる思考力を育てつつ、直前でテストにアジャストさせる。
やはり内申点は大切ですので、試験の2週間ほど前からは学校の範囲に合わせた対策に切り替える、といったイメージです。

長期的な思考力を養いながら、「結果」に対してシビアに執着
——根本の思考力を鍛えておけば、試験前の短期対策だけで十分対応できる。長期的な実力と短期的な結果、その両方を両立させているのですね。 こうした無学年制などの独自の仕組みを導入するにあたって、保護者の方から疑問や不安の声が上がることはありませんでしたか?
池畠 悠先生導入当初から、むしろ評判は非常に良かったですね。
「国語に強い塾」という認知が広まりましたから。
もちろん、事前のコミュニケーションには力を入れました。
面談などを通じて「この学習がなぜ必要なのか」という点や、テスト前にはしっかりと学校の範囲に合わせることを丁寧にお伝えし、ご理解をいただいてきました。
——親の立場からしても、単なる受験勉強に留まらず、その先の人生にもつながる「思考力」を育ててもらえるのは、非常に心強く、ありがたいことだと感じます。
池畠 悠先生一方で、私は「結果」に対しても非常にシビアに考えています。
保護者の皆様は、大切なお月謝を払って大切なお子様を預けてくださっているわけですから、「本当に成績が上がるのか」と不安になるのは当然です。
私自身が親の立場なら、絶対にそこを注視します。
ですから私は、結果に対して猛烈に執着します。「何が何でも点数を上げる」と。
ただ、点数を上げるためには、学習のプロセスが正しくなければ不可能です。
やり方が悪いまま、たまたま結果が出るなんてことはまずありません。
結果を徹底的に追い求め、必死に頑張ったその先にこそ、質の高いプロセスが伴ってくる。
そうして正しく努力した結果として、目標達成ができるのだと確信しています。
講師の質を支える採用基準と50時間の動画研修
高度な戦略を実行に移すのは、厳選されたプロの講師陣です。
独自の採用基準と徹底的な動画研修によって、どのように指導の質とイズムを統一しているのでしょうか。
生徒だけでなく、教える側にも「限界」を突破させ、全教科を網羅するプロへと変える育成術の裏側に迫ります。
独自の採用基準と動画研修で、指導の質とイズムを統一
——ここまでお話を伺ってきて、塾長の池畠先生をはじめ、講師の方々のレベルが非常に高くなければ、これほど柔軟で戦略的な授業運営は難しいと感じました。講師の育成において、特に重視されていることはありますか?
池畠 悠先生前提として、私が最も大事にしているのは「採用」です。
採用基準そのものを引き上げることに注力しています。
もちろん入塾後の研修制度も整えていますが、採用のハードルが高ければ高いほど、その後の研修効果は倍増します。
まずは入り口となる人材の質を徹底的に高めることが重要だと考えています。
ただ、現実問題として、優秀な人材は知名度や規模のある大手塾に集まりやすい傾向があります。
その業界で一番「良い」とされる場所には、やはり人が集まる。
そこに対抗するためには、私たち独自の魅力を伝えていく必要がありますし、ある程度の「規模感」も不可欠です。
——採用の質を上げるために、まずは塾としての魅力を高める。講師にとって「働きたい塾」になることが、結果的に生徒への還元につながるという好循環ですね。
池畠 悠先生その通りです。
だからこそ、私たちはあえて規模の追求も行っています。
この地域に絞って校舎を展開し、「川崎市の中で一番良い塾」という流れを地域全体で作っていきたい。
川崎市で「講師目線で最も魅力的な塾はみやうち塾だ」という認知が広まれば、このエリアの優秀な講師を独占できることになります。
入り口で最高の人材を確保するために、あえて門戸を広げ、存在感を示しているという側面もあります。
もちろん、採用後の研修も徹底しています。
内容は主に「教科指導」と「オペレーション」の二柱です。
教科指導については採用段階で高いレベルの人間を選抜し、そこから先、どの教室でも指導に差が出ないよう、オペレーションを統一するための動画研修を導入しています。
新人講師には、50時間に及ぶ動画研修をすべて受講してもらい、みやうち塾のイズムを徹底的に叩き込んでいます。
「目の前の1人」を伸ばす力を礎に、全教科を網羅するプロを育成
——地域で一番の塾を目指すことで優秀な講師を集め、さらにきめ細やかな研修で品質を標準化する。採用と育成の両輪で回されているのですね。
池畠 悠先生特に動画研修はかなりのボリュームですが、すべて視聴してもらった上で、内容の理解度チェックも行います。
イメージは免許センターの試験に近いですね。
「信号が赤だったらどうするか」というレベルの基本から徹底します。
例えば、「初めての生徒が来たらどう対応するか」「英語を伸ばすためにまず何をすべきか」といった指導の指針や「型」を、まずは完璧に覚えてもらいます。
その上で、最初は1対1の個別指導からスタートします。
教育の基本は、目の前の1人を確実に伸ばすことです。
1対1で生徒を劇的に伸ばした経験があってこそ、初めて大人数への横展開が可能になります。
まずは1人に対する指導の解像度を極限まで高めてもらう。
それが私たちのこだわりです。
——50時間の動画研修に、実技を伴う段階的なトレーニング。ここまで体系的に講師を育てている塾は、非常に珍しいのではないでしょうか。
池畠 悠先生そうした段階を経てから、新教室の担当や、少人数のコマを任せて実践に入ります。
そこから徐々に担当する生徒数を増やし、最終的には先生2人で生徒15人ほどを見る「集団個別」のオペレーションへとステップアップしていく流れです。
——ただ、5教科すべてにおいて指導力に優れた人材を探すのは、非常に大変なイメージがあるのですが。
池畠 悠先生実は、そこには考え方のコツがあります。
例えば「すべての教科で偏差値70以上」という人材は、全生徒の0.01%もいない極めて稀な存在です。
しかし「偏差値60以上」であれば、10〜15%ほどは存在します。
当塾では偏差値65以上の講師を中心に採用していますが、彼らに対して行うのは、新しい知識を足すことよりも「思い込みを取っ払う」ことです。
「自分は理系だから文系科目は教えられない」といった固定観念があるだけで、実際は英・数・国ができる人なら、理・社もやれば必ずできるんです。
単に面倒だったり思い込みで避けていたりするだけ。
そこを「講師自身にもやらせきる」。
講師がその壁を突破すれば、全教科教える力は自然とついてきます。
——教える側にも固定観念があるのですね。その壁を取り払い、全科目を教える力を引き出す。生徒だけでなく講師も成長させる姿勢が非常に印象的です。 お話を伺っていると、池畠先生は講師の育成と生徒の指導、その両方の最前線に立たれているのですね。
池畠 悠先生正直なところ、今は私が直接指導にあたっている比重が大きいのですが、本来は私が管理に徹することで、より全体の質を標準化できると考えています。
教育の質をどう保つかは永遠の課題です。
今は現場に入ることで私自身の知見も深まるので積極的に入っていますが、最終的な目標は「すべての講師が、私と同じレベルの質で語れるようになること」です。
そこを目指して、全講師のチェックと育成に心血を注いでいます。
塾選びで見るべきは「塾長」〜保護者へのメッセージ
学習コンテンツがあふれる現代において、塾の真の価値は「やり切らせる力」という人間的な介入に集約されます。
大切なお子様の未来を託すべき場所を、何を基準に選ぶべきなのでしょうか。
小中学生の指導・管理に情熱を注ぐ塾長から、保護者の方への真っ向からのメッセージです。
AIには代替できない、生徒を「やり切らせる」ための人間的な介入
——みやうち塾さんの数ある強みの中で、ここが特に高い合格率に直結している、と感じるポイントはどこでしょうか?
池畠 悠先生とてもシンプルですが、やはり「勉強量」です。
うちは地域で一番勉強をさせる塾だと自負していますし、これほど稼働している塾は他にないと思います。
日曜も休まず開校していますから。
現場の講師たちも全力で対応していますが、おそらく大手塾の方々から見ても、これほど徹底して勉強量を確保する塾が隣にあれば、相当な脅威に感じるはずです。
これまでにも申し上げた通り、成績を上げるために最も重要な指標は勉強量ですが、多くの塾は運営側の都合で少しずつ休みを増やしてしまいがちです。
授業のコマ数を売ることに注力するあまり、肝心の勉強量が減ってしまう。
私たちはそこを逆行し、圧倒的な量を確保するためにオペレーションを最適化しています。
——シンプルですが本質的ですね。「量を増やせば伸びる」という事実に正面から向き合い、それを実現するために運営を磨き上げている。 「宿題を出さない」という方針も、塾に来て直接勉強してほしいという思いからでしょうか?
池畠 悠先生結局、宿題を出されてやる子は、出されなくても自分でやります。
そういう子は放っておいても大丈夫なんです。
問題は、自分一人ではやらない生徒に「いかにやらせるか」という勝負です。
ここはAIでは代替しにくい部分ですね。
今の時代、優れた教材や講義動画は溢れています。
理論上は家でも勉強できる環境がありますが、それでも差が出るのは「やり切れるかどうか」にかかっているからです。
極論、どの教材を使ってもやり切りさえすれば成績は伸びます。
その「やり切らせる」部分こそが塾の本質的な価値であり、人間が介在してコミットすべき点だと考えています。
——AIや教材が進化しても、「やり切らせる」のは人にしかできない。そこにこそ教育の核心があるのですね。 では、どのようなご家庭のお子さんが、みやうち塾に合うと思われますか?
池畠 悠先生逆に「合わないタイプ」を挙げると分かりやすいかもしれません。
当塾で伸びにくいのは、結局のところ「塾に来ない子」です。
週4回ほど塾に来ている子は、間違いなく成績が上がります。
大切なのは、生活の中で勉強の優先度を上げる「覚悟」があるかどうかです。
週4回、各2時間を塾に投下するということは、それだけ時間を使うわけですから。
週1回、片手間にやる程度では、勉強の優先順位が低すぎます。
部活が一番なのは構いません。
しかし、遊び、家族旅行、ゲーム、ペットの世話……と続いて、その次が勉強という順位では伸びません。
部活やどうしても外せない家族の用事以外は、何よりも優先して塾に来る。
勉強を生活の2番目に置くという覚悟さえあれば、私たちは必ずその子を伸ばします。
——週1回で「なんとなく」通うのではなく、優先順位を2番目に置くという明確な覚悟。その基準があるからこそ、保護者も迷いなくお子様を任せられるのですね。

「誰に我が子の未来を託すか」塾長の情熱と器で判断してほしい
——最後の質問です。塾選びに悩んでいる保護者の方に向けて、「ここだけは見てほしい」というメッセージがあれば、ぜひお願いします。
池畠 悠先生塾選びにおいて最も重要なのは、やはり「塾長」が誰であるか、だと私は思っています。
ですので、ぜひ大手塾の教室長と私を比較して見ていただきたいですね。
私は生徒の人数が増えようが、一人ひとりを自分の目でしっかりと見守るつもりでいます。
塾全体の質は、最終的には塾長の器や情熱の差で決まる。そう確信しています。
「どちらの塾長に、我が子の未来を任せたいか」。
その直感で判断していただければと思います。
——お話を伺ってきて、塾という場所には、そのリーダーの人柄が色濃く反映されるのだと強く感じました。
池畠 悠先生間違いないですね。当塾にあるのは、私自身の人柄そのものです。
私は一人の教育者として、常にトップでありたい。
情熱においても責任感においても、他者に負けるわけにはいきません。
ですから、私の言葉や姿勢を見ていただき、「この人になら任せられる」と思っていただけるかどうか。
その一点で決めていただければと思います。
——本日は貴重なお話をありがとうございました。
みやうち塾の詳細
教室情報
| 提供しているコース | 小学生コース、中学生コース、高校生コース、不登校サポートコース |
|---|---|
| 対応している学年 | 小学生、中学生、高校生 |
| 受講形式 | 通学 |
| 定員数 | 1教室50名 |
| 入塾金 | 小学生11,000 中学生1~2年生 11,000円 3年生 33,000円 高校生なし |
| 授業料(月謝) | 詳しくはこちら |
| その他に必要な費用 | 模試代 模試は別館で実施し、1回あたり3,800円程度(中3生は年7回程度) 教材費 年間 6,600円~17,600円程度 ※教科数によって変動します。(前塾の教材が使える場合は使用可能) 入塾金 小学生11,000円 中1・中2生11,000円 中3生33,000円(途中入塾の場合は、進路対策のための個別指導費用として) |
| 割引キャンペーンの有無 | 2週間無料体験、友達紹介割(入塾金無料など) |
| 自習室の有無・利用可能時間 | あり(要相談) |
| 教室の雰囲気 | オープンブース |
| 講師の人数 | 生徒5名程度に対して講師1名 |
| 講師の属性 | プロ講師(学生講師含む) |
| 現在在籍している受講生の割合 | 偏りなし |
| 主な合格実績 | 詳しくはこちら |
入塾案内
無料体験受講の有無・実施内容
あり(〜2週間)
入塾説明会の有無・実施頻度
個別面談にて
個別相談の可否
可能
入塾テストの有無・クラス分けの基準等
なし
教育方針・カリキュラム作成の方針
他の塾と比較した強み・最も伝えたい貴塾の魅力
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- 夏・冬期講習でのプラス費用なし
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入塾を検討している人へのメッセージ
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保護者対応
| 保護者との面談頻度 | 月1回程度(コースによる) |
|---|---|
| 保護者とのコミュニケーション手段 | 公式LINE |
| 保護者用駐車場の有無 | なし |
基本情報
| メールアドレス | info.miyauchijuku@gmail.com |
|---|---|
| 公式WebサイトURL | https://miyauchijyuku.com/ |
| 公式SNSアカウント | instagram:miyauchi_juku youtube:みやうち塾 |
| 塾の所在地・最寄り駅 | 詳しくはこちら |
| 設立年 | 2017年 |
