「家の外のおかん」が必要な理由。「学びたい意欲」を掘り起こす、総合型選抜専門塾AOIの“徹底伴走”

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「家の外のおかん」が必要な理由。「学びたい意欲」を掘り起こす、総合型選抜専門塾AOIの“徹底伴走”

今の大学受験は、保護者世代が経験した「一般入試が基本」という常識が通用しない時代になりました。

かつての「狭き門」だったAO入試は、現在では推薦・総合型選抜が全体の過半数を占めるほどに拡大しています。

この激変の背景には、大学が求めるものが学力から「学びたい意欲」へと変わったという大きな流れがあります。

しかし、いざ総合型選抜を検討しても、何を準備し、どう対策すればいいのか、不安は尽きません。

そこで今回は、総合型選抜専門塾AOI 代表の小澤 忠さん、受験相談担当の松尾 碧大さんにインタビュー。

従来の受験常識を覆す「総合型選抜」の真の対策と、愛と信頼に基づく「徹底」したメンター制の価値について深掘りしました。

目次

緊張感と安心感が両立する「総合型選抜専門塾AOI」の学習環境

総合型選抜専門塾AOIの校舎は、従来の塾のイメージとは一線を画す、開放的なオープンスペースを採用しています。

この独自の空間設計には、生徒が孤立せず、コミュニケーションが取りやすい「心理的安全性」を確保しながら、生徒同士が刺激し合える環境づくりを意識しています。

心理的安全性と「前向きな刺激」を生むオープンフィールド校舎の狙い 

——YouTubeにて校舎の様子を拝見しましたが、まるで大学のキャンパスの一角のようですね。カフェのような雰囲気もあって、一般的な塾のイメージとは大きく異なります。

小澤 忠さん

はい、私たちの校舎はオープンスペースを多く採用しています。

この空間設計で重要視していることの一つ目が、「心理的安全性」の確保です。

基本的なコンセプトは、生徒やスタッフ、お互いの顔が常に見える環境であることです。

これにより、自然とコミュニケーションが生まれやすくなります。

例えば、ある生徒が精神的に辛そうな様子だった場合、すぐに周りの友人や私たちスタッフが気づき、声をかけることができます。

総合型選抜専門塾AOIの校舎は、従来の塾のイメージとは一線を画す、開放的なオープンスペースを採用

——確かに、孤立することがなさそうですね。

小澤 忠さん

もし生徒が個室や、一般的な塾にあるような個別ブースに閉じこもってしまうと、そうした細やかなコミュニケーションは取りづらくなってしまいます。

そのため、私たちはあえてオープンな空間設計にしているのです。

そして、重要視していることの二つ目として、「前向きな刺激」を生む効果も狙っています。

——「前向きな刺激」ですか?

小澤 忠さん

はい、「前向きな刺激」です。

どういうことかと申しますと、すぐ隣で仲間が一生懸命に勉強している姿を見れば、自然と「自分も頑張らなくては」という気持ちになるものです。

このように、前向きな刺激を生み出して学習意欲を高める効果も、このオープンスペースの利点の一つなのです。

受験を超えたコミュニティ感。「運動会」や「未来推進会議」で一体感を醸成 

——貴塾はどのような雰囲気だと感じられますか? 他の塾との違いなども含めてお聞かせください。

小澤 忠さん

一言で言えば、「コミュニティ感」が非常に強い場所だと思います。

生徒主体のイベントが非常に多く、例えば、本日も全国の校舎で「生徒会」や「未来推進会議」といった活動が行われているはずです。

——授業以外での活動も活発なのですね。

小澤 忠さん

はい。授業自体は完全1対1の個別指導形式(※グループディスカッションなどの授業は集団形式にて実施)ですが、それとは別に、運動会や卒塾式など、塾全体で取り組むイベントも豊富に用意しています。

こうした活動を通して、塾全体の一体感を醸成している点が、私たちの大きな特徴です。

その結果、生徒同士も、私たちスタッフとも、非常に仲が良いですね。

生徒主体のイベントが非常に多く、例えば、本日も全国の校舎で「生徒会」や「未来推進会議」といった活動が行われているはず

——つまり、メンター(講師)と生徒の方だけでなく、生徒同士のコミュニティとしての繋がりも非常に強い、ということですね。

小澤 忠さん

おっしゃる通りです。

そして、それこそが現役の大学生を中心にメンターを構成していることの最大の利点だと考えています。

年齢が近いからこそ、良き先輩として、また共に活動する仲間として、深い関係性を築くことができるのです。

——先ほどお話に出た「未来推進会議」とは、具体的にどのような活動なのでしょうか?

小澤 忠さん

毎回様々なテーマを設定し、例えば、将来の夢や目標について、皆の前でプレゼンテーションを行ったり、特定のテーマについてディスカッションやディベートをしたりする活動です。

学力向上だけでなく、生徒の視野を広げ、主体性を育むことを目的としています。

松尾 碧大さん

それに加えて、その時期に必要な情報の共有なども行います。

例えば、入試直前の時期であれば、「もっと頑張れ」といったように、良い緊張感を持たせるための声かけをすることもあります。

しかし、それ以外の平常時には、生徒同士の繋がりを深められるよう、私たちから交流を促すような働きかけを毎月行っています。

——他の塾とは一線を画した、全く異なるアプローチで生徒の皆さんを受験へと導いていらっしゃるのですね。

完全個別だから安心。知識レベルの低さを横と比べず聞ける環境

——一般的な塾では、成績が伸び悩んだときに「塾に行きづらい」と感じてしまう方がいるかと思います。貴塾では、そういったことは起こらないのでしょうか?

小澤 忠さん

はい。まず、私たちの塾には他人と比べる「相対評価」がありません。

具体的には、一般的な塾で用いられる「偏差値」という概念自体が存在しないのです。

ですから、「自分の偏差値が低いから行きづらい」と感じるような状況は生まれません。

——偏差値がない、というのは大きな特徴ですね。

小澤 忠さん

はい。加えて、指導が完全個別形式であることも大きな理由の一つです。

生徒一人ひとりで学習テーマが全く異なるため、他の生徒がその子の学習内容を見ても、比較できないのです。

あくまで「その生徒だけのテーマ」を担当チームと一対一で進めていくため、周りの目を気にする必要がありません。

——なるほど。他の生徒の進捗が気にならないのですね。

小澤 忠さん

ええ。隣の生徒の学習内容が見えたとしても、課題のレベルにどれほどの差があるのかは、まず分かりません。

唯一、他者との比較が生まれる可能性があるとすれば、小論文でしょうか。

塾内で模試などを実施することもあるため、その結果を見て自分の出来を少し気にしてしまうことはあるかもしれません。

——そういった場合は、どうされるのですか?

小澤 忠さん

しかし、そこも個別指導の利点が活きてきます。

たとえ自分の知識レベルに自信がなくても、心理的に安全な環境で、分からないことを気兼ねなく質問できるのが個別指導の最大の強みです。

「分からない」という状態からスタートするのは、全く問題ないのです。

分からなければ、その時点から必要な知識を一つずつ身につけていけば良い。ただそれだけのことです。

受験の常識を覆す!総合型選抜の核心にある「学びたい意欲」とは

現在の大学受験は激変し、推薦・総合型選抜による入学者が中心の時代になりました。

もはや、保護者世代が経験した常識は通用しない時代とも言えるでしょう。では、大学側が今最も評価しているのは一体何でしょうか?

推薦・総合型選抜が過半数に。保護者世代の常識が通用しない入試制度の変革 

——保護者の方から貴塾へよく寄せられるご質問やご相談には、どのようなものがありますか?

小澤 忠さん

ご質問の内容は非常に多岐にわたるため、一概には申し上げられませんが、その中でも特に多いのが、「うちの子はこの大学に合格できるでしょうか」といった、志望校の合格可能性に関するご相談です。

——やはり、合格できるかどうかは一番気になるところですよね。

小澤 忠さん

はい。現在の大学受験の状況は、保護者の皆様が経験された頃とは大きく変化しています。

例えば、入試制度が大きく変わりました。

今や、私立大学では全体の60%、国公立大学も含めた全体で見ても51%が推薦入試による入学者という時代です。

私立大学では全体の60%、国公立大学も含めた全体で見ても51%が推薦入試

——半分以上が推薦入試なのですね。

小澤 忠さん

その通りです。

保護者の方々の世代では一般受験で合格を勝ち取ることが主流でしたが、現在はまず推薦入試を視野に入れ、その上で一般入試も選択肢の一つとして、バランス良く戦略を立てることが必要になります。

——なるほど。戦略の立て方から、以前とは異なってくるのですね。

小澤 忠さん

そうした状況の変化から、「うちの子は推薦入試に向いているのか、それとも一般入試に絞って勉強すべきなのか」「そもそも、両立は可能なのか」といった点が分からず、ご不安に感じていらっしゃるようです。

このあたりが、保護者の皆様が最も知りたい部分なのだと思います。

そのため、ご質問も自然とそこに集中してきます。

——確かに、そこが一番の悩みどころになりそうですね。

小澤 忠さん

はい。ですから私たちは、「この入試方式でなければならない」といった固定観念から一度離れて、お子様の可能性を最大限に活かせるよう、多角的に受験戦略を検討することが重要です、とお伝えしています。

過去の成功体験は不要。評価されるのは「未来に何を学びたいか」の証明 

——推薦入試を考える上で、「学生時代に最も力を入れたことは何ですか」といった質問に答えられるような、特別な経験がないと難しいのではないかと考えてしまいがちです。その点はいかがでしょうか。

小澤 忠さん

それは非常によくある誤解なのですが、実は、その考え方は実際の推薦入試で合格するための戦略とは少しずれているのです。

——そうなのですね。ぜひ詳しく教えてください。

小澤 忠さん

過去に何かを頑張ったという経験そのものが、直接的に評価されるわけではありません。

過去の経験そのものが直接評価されるのではなく、大学が重視するのは志願者がアドミッションポリシーに合致しているかどうかです。

多くの大学では、この中に学修意欲や主体性が含まれています。

過去の経験は、その意欲や適性を裏付ける材料の一つに過ぎません。

——では、「大学で何を学びたいか」を自分の中で明確に言語化することこそが、推薦入試の本質ということでしょうか。

小澤 忠さん

はい、その通りです。

しかし、意欲という目に見えないものを証明するのは非常に難しいことです。

そこで、先ほどお話に出たような過去の活動や経験が、その意欲を裏付ける一助となるわけです。

ですから、「何か人より秀でた経験がなければならない」という考え方からは、一度離れてみることをお勧めします。

——今までの経験の蓄積そのものではなく、あくまで「これからの未来のために何を学びたいか」に焦点を当てることが重要で、過去の経験はそれを補強するプラスアルファの要素に過ぎない、ということですね。

小澤 忠さん

おっしゃる通りです。

例えば、過去の経験を通して特定の社会問題に関心を持つようになった、というようなエピソードがあれば、学習意欲をより説得力をもって示すことができます。

そういった意味で、経験が有利に働くことはあります。

「やりたいこと」がなくて当然。「好き」な感覚が進路選択のカギ

——まだ大学で何をしたいか見つかっていない生徒に対しても、貴塾では一緒にその目標を探すところからサポートしていただける、ということでしょうか?

小澤 忠さん

はい、もちろんです。

「やりたいことが見つからない」と悩んでいる高校生は非常に多いですが、むしろ明確な夢や目標を持っている人の方が少数派ではないでしょうか。

——おっしゃる通りですね。

小澤 忠さん

もし本当にやりたいことが明確なら、すでに行動に移しているはずです。

そして、たとえ今「やりたいこと」があったとしても、その気持ちは将来変わる可能性が高いのです。

ですから、現時点でやりたいことが見つかっていなくても、全く気にする必要はありません。

人の興味や関心は、大学生活の中でも、社会人になってからも、絶えず変化し続けるものですから。

——では、「やりたいこと」がない状態から、どのように志望校を決めていけば良いのでしょうか。

小澤 忠さん

夢ややりたいことは、最初から明確に存在するものではありません。

むしろ、なくて当たり前だと考えています

例えば、ここにいる松尾は理学部出身です。AO入試で合格しましたが、共通テストも受験しています。

得意科目は理科系だったと思いますが、その科目を勉強している時、「好き」という感覚はありましたか?

松尾 碧大さん

そうですね。

共通テスト対策の勉強が特別楽しかったわけではありませんが、理科の科目そのものを学ぶことは楽しかったです。

小澤 忠さん

そうですよね。

最初から「社会に貢献するために、この学問を学ぶのだ」といった高尚な動機を持つ人は稀です。

「なんとなくやってみたら楽しかった」とか、「周りと比べて得意だった」といった些細なきっかけから、「自分はこれができるかもしれない」と感じるようになるものです。

私自身も、子どもの頃に足が速い方だと気づいてから、運動が好きになった経験があります。

——なるほど、きっかけは本当に身近なところにあるのですね。

小澤 忠さん

ですから、「何となく良いかもしれない」という動機で十分なのです。

色々なことに挑戦する中で、自然と知見や経験の幅が広がっていきます。そして、その中で「今、一番学んでみたいこと」や「将来、仕事にしてみたいかもしれないこと」を仮のテーマとして設定してみる。

その学びたいという意欲を満たすために、大学という4年間の環境を選ぶ。

それが大学受験の本質です。

もちろん、現時点で「これがやりたい」と心から言える生徒がいるなら、それは素晴らしいことです。

しかし、その気持ちに固執しすぎる必要もない、という柔軟な考え方を持つこともまた大切だと伝えています。

なぜ「第二の家」が必要なのか?徹底伴走するメンター制度の真価

受験に対する「不安」を抱えた生徒にとって、AIやオンライン授業だけでは解決できない課題があります。

総合型選抜専門塾AOIが提供するのは、生徒一人ひとりに専属のメンターチームがつく「担任制」と、愛情に基づき時に厳しく伴走する「おせっかい」です。

小澤さんが「家の外のおかん」と表現する、この徹底したメンター制度の真の価値に迫ります。

個別指導+チーム体制で実現する「担任」のような一貫した伴走と徹底 

——指導される上で、特に一番大切にされていることは何でしょうか?

小澤 忠さん

はい。私たちが最も大切にしているのは、生徒一人ひとりに対して専属の担当者がつく「担任制」を導入している点です。

一人の生徒のためにチームを組み、合格まで徹底的にサポートしていく。

この「徹底伴走」こそが、私たちの指導の核心部分であり、最大のポイントだと考えています。

生徒一人ひとりに対して専属の担当者がつく「担任制」を導入している

——手厚いサポート体制ですね。

小澤 忠さん

反対にお尋ねしますが、一般的に、塾に求められる役割とは何だと思われますか?

——私の感覚では、やはり第一に「学力を向上させたい」という目的があると思います。学校の授業だけではカバーしきれない内容や、参考書を読んでも一人では理解できない部分を質問したい、といったニーズでしょうか。

小澤 忠さん

はい、おっしゃる通りだと思います。

そして、私たちは大学受験を専門とする塾ですから、その先には当然「合格」という明確な目標があります。

ほとんどの方が、「志望校に合格させてほしい」という目的でいらっしゃいますよね。

——ええ。

小澤 忠さん

しかし、現代ではAIを活用した学習サービスや、オンラインのオンデマンド授業など、学力向上のための選択肢は数多く存在します。

その中で、私たちのような塾が提供できる真の価値は、「人と人との繋がり」が生み出す「おせっかい」、つまり生徒一人ひとりの領域にまで踏み込んで深く寄り添う温かさにあると私は考えています。

不安な受験生に必要なのは「家の外のおかん」。愛と信頼に基づく徹底サポート 

小澤 忠さん

生徒や保護者の方の根底にあるのは「不安」だと考えています。

塾に通われる理由は様々ですが、頑張る気持ちはあっても、どう行動すれば良いのか分からない、という方が多いと感じています。

——その中で、貴塾はどのような役割を担っているのでしょうか。

小澤 忠さん

私はよく、私たちの役割を「家の外にいる、もう一人のおかん」と表現しています。

保護者の方に代わって、私たちがその役割を担うというイメージです。

例えば、「今日やるべきことは終わったの?」「寝るまでに必ずここまで終わらせよう」といった声かけをします。

生徒にとっては、時に少し煙たいと感じるかもしれませんが、そうした存在が不可欠なのです。

私たちの役割を「家の外にいる、もう一人のおかん」と表現

——なるほど。その厳しさの根底には、生徒への「愛情」がある、ということですね。

小澤 忠さん

はい。生徒の絶対的な味方として寄り添いながら、一緒にやり遂げていくことが何よりも大切なのです。

——貴塾は生徒にとっての「サードプレイス」、つまり第二の家のような場所なのですね。愛情と信頼関係を基盤に、合格まで共に走り抜ける。そのような温かい場を提供されている、と感じました。

小澤 忠さん

はい、まさにその通りです。

毎年「人生が変わった」生徒が卒業。「自分っぽい人生」を歩み出す教育哲学

——学力の問題以上に、人として大きく成長できる場所なのだと、お話を伺って強く感じました。実際に通われている生徒の方も、「この塾に通うことで自分自身が成長できた」といった実感をお持ちなのではないでしょうか。

小澤 忠さん

まさにそこを目指していますし、生徒たちにもそう感じてほしいと願っています。

実際に、毎年「この塾で人生が変わった」と言って卒業していく生徒たちがいるのです。

私たちは、そうした生徒が一人でも多く生まれるような場所にしたいと考えています。

当塾が掲げる「自分っぽい人生の一歩目を踏み出そう」というミッションにも、その想いが込められています。

——なるほど、ミッションにも繋がっているのですね。

小澤 忠さん

誰かと比較して自分の価値を決めるのではなく、もっと主体的に、自分の心が自然と向かう方向へ進んでいけるような生き方をサポートしたいのです。

——生徒一人ひとりの主体性を尊重されているのですね。

小澤 忠さん

はい。そうした生徒が一人でも増えてくれれば、と願っています。

自分の内側からエネルギーを発する「熱源」となるような若者が世の中に増えれば、きっと日本はもっと良くなるのではないかと考えています。

彼らの熱意が周囲に伝播していけば、日本全体がもう一度活気を取り戻せるのではないか、と本気で信じているのです。

受験戦略のロードマップ:高校生活で準備すべき「装備」とは

総合型選抜で有利に受験を進めるためには、戦略的な計画が必要です。

総合型選抜専門塾AOIでは、高校1年生からいきなり自己分析を始めるのではなく、まず「探究」を通じた興味・関心の幅を広げることを重視しています。

この「土台づくり」に並行して、受験に必要な「装備」を整えることが合格への鍵となります。

具体的にいつ、何を準備すべきか、ロードマップを解説します。

高1・高2で必要なのは自己分析より「土台づくり」。興味・関心の幅を広げる活動 

——高校1年生から入塾された場合、志望理由書の作成に向けて徐々に自己分析を深めていく、という流れになるのでしょうか?

小澤 忠さん

いえ、私たちの塾では、高校1年生からいきなり自己分析を始めることはありません。

——そうなのですね。では、どのようなことから取り組むのでしょうか?

小澤 忠さん

高校1、2年生の段階では、基本的には「探究」に力を入れています

この時期は、特定の分野に絞るのではなく、まず自分の興味や関心の「幅を広げる」ことが何よりも重要だと考えているからです。

——まずは土台づくりから、ということですね。

小澤 忠さん

はい。もちろん、推薦入試に向けて準備すべきことも並行して進めます。

例えば、高校の成績である「評定平均」、英語の資格、そして何らかの活動実績。これらが主な要素です。

これらの準備を高校2年生の終わり頃までに整えておくと、受験をかなり有利に進めることができます。

——なるほど、探究活動と受験準備を両立させていくのですね。

小澤 忠さん

ええ。そうした土台を築いた上で、本格的な自己分析に入ります。

というのも、高校生の段階で自己分析をしても、その考えは3、4年もすれば大きく変わってしまう可能性が高いからです。

まずは視野を広げ、様々な経験を積むことが大切なのです。

高1・高2で必要なのは自己分析より「土台づくり」。興味・関心の幅を広げる活動 

——なるほど。経験を積んでからの方が、より深い自己分析ができると。

小澤 忠さん

その通りです。自己分析は、様々な経験を積んでから、なるべく受験に近い時期に行った方が分析の材料が揃っています。

十分な材料がない状態で分析を始めても、深みのあるアウトプットには繋がりません。

そのため当塾では、高校2年生の終わり、年明け頃から本格的な自己分析をスタートさせます。

それまでの期間は自分の可能性の「土台づくり」の期間と位置づけています。

様々なことに挑戦して可能性を広げながら、同時に受験に必要な「装備」を整えていく。それが私たちの基本的な考え方です。

志望理由を深掘りする専用授業と、160本以上の動画教材による知識のインプット 

——オンラインで160本以上の映像教材が用意されているとのことですが、具体的にはどのような内容を学べるのでしょうか?

小澤 忠さん

はい、160本を超える映像教材をご用意しています。

これらはメインの授業というよりは、生徒の学習を補うための「サポート教材」という位置づけです。

例えば、志望理由書の書き方を動画で詳しく学ぶことができる「志望理由書編」の教材があります。

——なるほど。では、生徒の皆さんはこれらの映像教材で自発的に学習を進め、分からない点などを教室でメンターの方に確認する、という流れになるのでしょうか?

小澤 忠さん

はい、その通りです。

動画に対応したドリルなども用意していますので、それらを活用しながら各自で学習を進めてもらう形になります。

——なるほど、よく分かりました。一般的な5教科の授業がない中で、160本ものオンライン動画では一体どのようなことが学べるのだろうかと疑問に思っていたのですが、謎が解けました。

活動実績は身近な委員会でOK。「大それたこと」ではない、「学ぶ意欲」の証明法

小澤 忠さん

もし何かチャレンジできる機会があれば、お子様自身が嫌がらなければ、ぜひ積極的に挑戦するようにと背中を押してあげてほしいと思います。

例えば、文化祭の実行委員といった、些細なことでも構いません。

——必ずしも生徒会長のような特別な役職に就く必要はない、ということでしょうか。

小澤 忠さん

はい。役職にかかわらず、自ら手を挙げて参加することに意味があるのです。

そうした活動を通して得られる気づきや学びは、非常に多いはずです。

そして、それらの経験を積み重ねていくことで、自分自身の考え方や価値観が明確になっていきます。

——なるほど。

小澤 忠さん

これは、国が進める「高大接続改革」で重視されている「主体性・多様性・協働性」という観点にも繋がります。

特に「協働性」は、チームで活動した経験の中でどのように貢献したかが評価されるため、実際の経験値が非常に重要になります。

——以前は、ボランティア活動や海外留学といった、何か特別な経験をしなければならないというイメージがありました。しかし、そうした大それたことではなく、本当に身近なところから挑戦し、知見を深めていくことが大切なのですね。

小澤 忠さん

はい、その通りです。

大学側が見ているのは、あくまでも「学ぶ意欲」です。学びや気づきを得る上で、経験した事象の大小は一切関係ありません。

学びのポイントは日常のあらゆる場面に存在します。

その活動を通して何に気づき、どのような行動変容に繋がり、どこに興味が向いたのか。そのプロセスが何よりも大切なのです。

大学側は、活動の「結果」そのものよりも、そこに至る「過程」を評価しているのです。

保護者の不安解消へ:合格率マジックに騙されない塾選びの視点

推薦・総合型選抜の対策をいつから始めるべきか、入塾のタイミングについて悩む保護者の方は多いでしょう。

また、塾選びの際に参考にする「合格率」の数字には、現在の大学進学率(約60%)を踏まえた上で注意が必要です。

本当に信頼できる塾を選ぶためのコツを、詳しくお教えいただきました。

受験の時期は「早ければ早いほど良い」。高2の年内開始が理想的な理由

——「高校3年生の今から入塾して間に合いますか」といった、入塾のタイミングに関するご相談についてはいかがでしょうか?

小澤 忠さん

結論から申し上げますと、早ければ早いほど良いです。

もし現在高校2年生なのであれば、理想を言えば年内にスタートしていただきたいと考えています。

——年内ですか。思ったよりも早いですね。

小澤 忠さん

なぜなら、現在の高校2年生が迎える次の大学入試まで、実はもう1年しかないからです。

意外に思われるかもしれませんが、時間はあっという間に過ぎていきます。

年が明ければ、受験本番まで1年を切ってしまいますから。

——確かに、そう考えると時間は限られていますね。

小澤 忠さん

はい。そのため、遅くとも高校3年生になる春までにはご入塾いただくのが望ましいです。

しかし、言うまでもなく、それよりも早く始めた方が有利であることは間違いありません。

——早く始めることのメリットは、具体的にどのような点にありますか?

小澤 忠さん

推薦入試で重要になる活動実績作りや自己分析には、十分な時間が必要です。

また、小論文対策にしても、1題でも多く問題を解いた生徒の方が、知識の蓄積において有利なのは当然のことです。

早期に準備を始めることで、合格の可能性を高めることができるのです。

合格率の数字に惑わされない!本当に見るべきは「徹底」してくれるサービスか

——これから塾を探される保護者の方に向けて、貴塾ならではの特徴や、塾選びの際に特に注目してほしいポイントについてお聞かせください。

小澤 忠さん

はい。先ほども少し触れましたが、私たちの最大の特徴は、「徹底伴走」に尽きると考えています。

——徹底されたサポート体制ですね。

小澤 忠さん

塾選びの際には、多くの方が「合格率」を参考にされるかと思います。

もちろん、当塾も合格率は非常に高い水準にあります。

——はい、実績を拝見して、その高さに驚きました。

小澤 忠さん

例えば、過去4年間の実績では、3校受験した生徒の合格率は90%台後半を維持しています。

しかし、これほど高い合格率を誇るのは、おそらく当塾だけではないはずです。

——そうなのですね。それはなぜでしょうか?

小澤 忠さん

はい。現在の大学受験は、そういう状況にあるのです。

今は高校生の約60%が大学に進学する時代です。

保護者の皆様が受験を経験された頃とは、状況が全く異なります。

当時の大学進学率は約30%で、まさに熾烈な「戦い」でした。

ですから、まずお伝えしたいのは、単純な「合格率」という数字のマジックに惑わされないでほしい、ということです。

「合格できるか」という点だけでは、もはや塾の差別化はできません。

——時代背景が全く違うのですね。

小澤 忠さん

はい。だからこそ、私たちは先ほど申し上げた、徹底したサポートを最も大切にしています。

私たちが「家の外のおかん」として徹底伴走しますから、「もう家でお子様を叱る必要はありませんよ」と、保護者の皆様にお伝えしたいです。

激変する受験の常識へ。愛と信頼で生徒を導く、総合型選抜専門塾AOIという選択肢

今回お話を伺って、「徹底伴走」のメンター制度を提供する総合型選抜専門塾AOIは、愛を持って時に厳しく生徒と向き合う「第二の家」のような存在であると感じました。

大学受験制度が激変し、多くの保護者が「子どもに合う塾をどう選ぶか」に悩む時代です。

もしお子様が受験への不安や方向性を見失っているなら、徹底した人間的なサポートを提供する総合型選抜専門塾AOIの環境こそが、「自分らしい人生」を踏み出すための最初の一歩となるでしょう。

家で怒らなくていい受験を目指し、ぜひお子様とともに新しい受験の常識に目を向けてみてください。

総合型選抜専門塾AOIの詳細

教室情報

提供しているコース総合型選抜・学校推薦型選抜対策全般
対応している学年高校生・浪人生
受講形式実地校舎は通学メイン(オンライン選択可能)、オンライン校はオンライン実施
定員数なし
入塾金30,000円
割引キャンペーンの有無有(早割・更新割・兄弟割・お友達紹介キャンペーン)
自習室の有無・利用可能時間有 17:00〜22:00(校舎・曜日・時期により変動あり)
教室の雰囲気オープンブース(生徒間のコミュニケーションが取りやすく和気あいあいとした雰囲気)
講師の人数全校舎合計で約120名
講師の属性総合型選抜・学校推薦型選抜で合格した大学生講師(ほぼ100%)
現在在籍している受講生の割合3年生・浪人生が中心、高校1,2年生も在籍
主な合格実績京都大・大阪大・神戸大・早慶上智・MARCH・関関同立など合計240大学

入塾案内

無料体験受講の有無・実施内容

有 自己分析・小論文・志望理由書・探究から選択(学年や時期によって変動あり)

入塾説明会の有無・実施頻度

有 不定期開催

個別相談の可否

入塾テストの有無・クラス分けの基準等

他の塾と比較した強み

完全1対1の個別指導で徹底した個別伴走を行います。
コンテンツは全て独自開発しており、出版した書籍はベストセラーとなっています。

教育方針・カリキュラム作成の方針

「自分ぽい人生の一歩目を踏み出すために」というミッションのもと、生徒それぞれが現在の感情を大切にした進路選択ができる後押します。
そのため、自己分析から将来やりたいことを見つけるなど、「なぜ大学に行くのか」という目的意識を持つことができる指導をしています。

最も伝えたい貴塾の魅力

本格的な自己分析を行い、夢を言語化していくことに強みがあります!
なぜ大学に行くのかを明確化することで、大学進学以上の価値を提供しています!

入塾を検討している人へのメッセージ

将来やりたいことの夢がある人も、まだない人もどんな人でも全力でサポートします!

保護者対応

保護者との面談頻度保護者様からの希望に応じて都度で実施
保護者とのコミュニケーション手段電話およびLINE、メール
保護者用駐車場の有無

基本情報

電話番号0120-335-440 / 050-1744-4911
メールアドレスinfo@aoaoi.jp
公式WebサイトURLhttps://aoaoi.jp/
公式SNSアカウントX:
https://x.com/aoaoi_jp

Instagram:https://www.instagram.com/aoaoi_jp/

YouTube:https://www.youtube.com/@AO_AOI_ch
塾の所在地・最寄り駅・京都校(烏丸御池駅)
・大阪校(大阪梅田駅)
・西宮北口校(西宮北口駅)
・渋谷校(渋谷駅)
・上野校(御徒町駅)
・横浜校(桜木町駅)
・名古屋いりなか校(いりなか駅)
・大分校(大分駅)・オンライン校
設立年2016年

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