国公立大学の受験は私立大学とは大きく戦略が異なりますが、膨大な情報を自力で把握することは困難を極めます。
さらに思春期のお子様とのコミュニケーションも難しくなり、「勉強しなさい」と言っても反発されるばかりで、どうサポートすれば良いか悩む保護者の方は少なくありません。
そこで今回は、国公立大学専門のオンライン塾「旧帝塾」のエリアマネジャー・及川 翔太さんに、その指導法とサポート体制についてお伺いしました。
受験戦略だけでなく、お子様の人間的成長や、保護者の皆様の不安にも寄り添う「プロの伴走」について、深堀していきます。
国公立大学専門塾が誕生した背景:なぜ私立とは全く異なる【受験戦略】が必要なのか
国公立大学の受験は、私立大学とは一線を画す「受験戦略」が求められます。
一般に「国公立大の受験は多科目」と思われがちですが、実はそうとは限らないという事実をご存じでしょうか。
情報量が合否を分ける現代において、なぜ専門塾のプロコーチが必要なのか、その背景に迫ります。
情報格差を解消!全国の国公立志望者を支える「オンライン塾」誕生のキッカケ
——貴塾が国公立大学専門のオンライン塾として立ち上げられた背景について、お聞かせいただけますでしょうか。
及川 翔太さん私たちが国公立受験に特化したノウハウを提供することで、助けられる受験生を増やしたい、という思いがきっかけです。
国公立大学の受験戦略は、私立大学とは大きく異なっています。
一般的に「私立は科目が少なく、国公立は科目が多い」という認識があるかと思いますが、実際は必ずしもそうではありません。
オンラインで全国に対応している理由は、特に、地方にお住まいの方が国公立大学を志望する割合が高いためです。
——国公立大学を志望する方は地方の方が多いとのことですが、これは地元志向が強いといった理由があるのでしょうか?
及川 翔太さんどちらかというと、「地元に有名私立大学がない」という理由が大きいですね。
いわゆるGMARCHや関関同立、早慶といった大学群は、どうしても関東と関西に集中しています。
そのため、有名私立大学へ行くには、都会に出て一人暮らしをする必要があります。
——経済的な理由から、国公立大学への進学を希望される方もいらっしゃるのでしょうか?
及川 翔太さんもちろんいらっしゃいます。
地方から都会の私立大学に行くと、私立大学の学費に加えて、一人暮らしのための仕送りなどの費用が上乗せされてしまいます。
そのため、やはり国公立大学を志望し、少しでも費用を安く抑えたいというご家庭も多いです。
「国公立=多科目」はもう古い?3教科・総合型・推薦枠を活用する「新しい国公立受験戦略」
——先ほど「国公立大学の受験戦略は、私立大学の受験とは異なる」とお話いただきましたが、具体的にどのような点が異なるのでしょうか。
及川 翔太さん大きく分けて科目数の多さと、試験が2段階あるという点が異なります。
一般的に、国公立受験では6教科8科目が必要となる共通テストと、各大学独自の個別試験(二次試験)の、合計2つの試験を受ける必要があります。
一方、私立大学は3教科で受験できる場合が多く、共通テストの受験も必須ではないため、基本的にはその大学の個別試験のみで合否が決まります。
ただし、近年は国公立でも科目が少ない大学が増えています。
例えば、東京都立大学の法学部は、共通テストも個別試験も英語・国語・社会(または数学)の3教科で受験可能です。
また、金沢大学の理系一括入試のように、共通テストは英語と数学のみ、個別試験は理科1科目のみで受験できるケースもあります。
——なるほど。国公立は多科目というイメージでしたが、例外もあるのですね。
及川 翔太さんさらに、推薦入試や総合型選抜に目を向けると、戦略はさらに多様になります。
例えば名古屋大学の推薦入試は、評定基準がなく、共通テストと書類、面接だけで受験が可能です。
名古屋大学の一般選抜(個別試験)は難易度が高いですが、推薦入試ではその個別試験が課されません。
そのため、個別試験のレベルに不安がある生徒でも、共通テスト対策に集中して取り組むことで、名古屋大学に合格するチャンスが生まれます。
他にも、一般選抜では多くの科目が必要な大学でも、推薦や総合型選抜であれば3教科、あるいは1教科で受験できる大学も存在します。
「全体最適」を制する者が国公立を制す:プロコーチだけが知る、科目別傾斜配点の真実
——国公立受験の難しさは、どのような点にあるとお考えでしょうか。
及川 翔太さん国公立受験は科目数が多いため、当然、1科目にかけられる時間は減ってしまいます。
しかし、1日が24時間であることは皆変わりません。
勉強の総量は変わらないのに科目数だけが増える形になるため、全体のバランスを考えて学習の最適解、つまり「全体最適」を目指さなければならない点が、国公立受験の難しいところです。
——時間の使い方も、鍵になるのですね。
及川 翔太さんこれも意外と知られていないかもしれませんが、大学受験は大学や学部学科によって、各科目の配点が違ってきます。
極端な例だと、科目ごとの配点差が35倍ほどの差がある大学も存在します。
そのため、配点の高い科目の勉強を優先して配点の低い科目の勉強は控えめにするというように、勉強のバランスを考慮します。
また、共通テストと個別試験では問題の質や傾向は全く異なるので、それぞれ別の対策が必要です。
——貴塾は国公立大学の受験専門塾として、どのような対策の工夫をされていますか?
及川 翔太さん旧帝塾ではプロコーチが全科目を俯瞰した計画を立てています。
「英語は英語の先生、数学は数学の先生」というように科目ごとに担当が分かれてしまうと、全体最適ではなくなってしまう可能性があるからです。
「人として成長してほしい」旧帝塾がこだわるコーチングの流儀
旧帝塾が目指すのは、単なる成績アップや志望校合格だけではありません。
受験を通じて生徒に「人として成長してほしい」という強い思いから、答えを教える「ティーチング」ではなく、自ら考えさせる「コーチング」を徹底しています。
では、具体的にどのようにして、やる気や自律性といった目に見えない力を引き出しているのでしょうか。
教えない指導法:「ティーチング」ではなく「コーチング」を徹底する理由
——普段、生徒の方と接する時に心がけていることについてお伺いしたいです。特に、国公立大学を目指している受験生の方ならではの悩みや不安に対しては、どのように向き合っていらっしゃるのでしょうか。
及川 翔太さん生徒と接する時に心がけているのは、いわゆる「教える(ティーチング)」ではなく、生徒自身に考えさせ、自分で答えを導けるようにする「コーチング」という点に、かなりこだわっています。
もちろん塾である以上、成績アップや志望校合格を目指すことは当然です。
しかし、それだけではなく、生徒には人として成長して欲しいという強い思いがあります。
受験勉強を通じて学べることは非常に多く、例えば「自分で分析する力」「計画する力」「計画通りに進まない時に修正する力」、あるいは「物事を俯瞰して見る力(メタ認知能力)」などが挙げられます。
これらの能力は、受験だけではなく社会に出てからも必ず使えるものです。
ですから、受験という経験を通して人として成長できるようになってほしいため、できる限り「コーチング」を実践するよう心がけています。

スマホを「勉強時間」に変える:スクリーンタイム管理で集中力を引き出す可視化戦略
——貴塾では、やる気や集中力を高めるためにどのような工夫をされていますか?
及川 翔太さん当塾の特徴として、学習管理や計画立案し、それを「可視化」すること、そしてプロのコーチが「伴走」することが挙げられます。
——「可視化」の工夫について、詳しく教えてください。
及川 翔太さん当塾ではスマートフォンの「スクリーンタイム」を確認しています。
今の高校生でスマートフォンを使っていない生徒はほぼいませんし、スマートフォンは勉強の天敵とも言えます。
スクリーンタイムで利用状況を確認し、すべて数字で出します。
受験生であれば、1日1時間以内に収めてもらうようにしています。
例えばスマートフォンを4時間使っていた場合、「このうち3時間は勉強に回せるはず」と伝えます。
このように、生徒自身が「自分はこんなに時間を無駄に使っていたのか」と自覚でき、「自分ごと」として捉えられるようになります。
成績も重要ですが、「スクリーンタイムが減った」ということも一つの成長です。
成績は結果が出るまでに数ヶ月かかることもありますが、スクリーンタイムであれば、指導した次の日から目に見えた変化があり、「利用時間が減ったね」と声をかけることができます。
このように、成績以外の部分でも生徒の努力を認め、褒めることで、生徒自身が成長を感じ、モチベーションを保ってもらう、といったことも行っています。
模試結果に一喜一憂しないためのメンタルサポートと心構え
及川 翔太さん国公立大学は共通テストの得点率が合格可能性に直結します。
そのため、模試の結果が生徒のメンタルに響きやすいと感じます。
メンタル面のサポートは、もちろん私立志望の生徒にも行いますが、特に国公立志望の生徒は共通テスト模試の結果で一喜一憂しがちなので、特にサポートに力を入れています。
——具体的には、どのようにサポートされているのでしょうか?
及川 翔太さん例えば、模試の結果が悪かったとしても、コーチは生徒の気持ちに共感はしますが、マイナスな方向には引っ張られません。
常に前向きに「受かる」と信じて接しています。
一方で、指導者側の引き出しとして、ただ不安を取り除くという手法しか持っていないのも力量不足だと考えています。
中には、危機感があるとやる気が出る生徒もいます。
その場合、「残り何ヶ月でこういう状態だから、このままでは国公立を諦めざるを得ないかもしれないよ」といったリスク説明もきちんと伝えます。
——今のお話を伺って、生徒一人ひとりの多様なパターンに対し、非常に多くの対応法をお持ちなのだなと感じました。
及川 翔太さんすべて1対1で指導していくので、その生徒の状況に合わせて、使える引き出しを使って対応しています。
合格を勝ち取るための指導体制:プロコーチとトレーナーの役割分担
国公立受験の「全体最適」を実現するため、旧帝塾の指導体制はプロコーチによる「戦略授業」と大学生トレーナーによる「科目伴走授業」の2種類に分かれています。
プロコーチは科目知識ではなく、生徒のモチベーションや計画の根幹といった「科目以外の部分」にメスを入れます。
その驚くべき成果を、具体的な指導内容と合格事例から見ていきましょう。
「戦略授業」と「科目伴走授業」の二刀流!合格に必要な知識と動機を両輪で強化
——試験科目が多い国公立の受験を見据えて授業を進める上で、特に貴塾で意識していらっしゃることをお伺いしたいです。
及川 翔太さん先ほどプロコーチというお話をしましたが、当塾の授業には2種類あります。
一つはプロコーチが行う「戦略授業」で、もう一つは大学生トレーナーが行う「科目伴走授業」です。
——「戦略授業」には、どのような特徴があるのでしょうか?
及川 翔太さんプロコーチが行う「戦略授業」に関しては、いわゆる数学の解き方や英語の関係代名詞といった科目の知識ではなく、科目の知識以外の部分にメスを入れていきます。
生徒のモチベーションの部分に焦点を当て、次の授業までに生徒が「頑張るぞ」とモチベーションを上げられる状態にすることを意識しています。
——実際に「戦略授業」で行われている内容について、詳しくお伺いできますか。
及川 翔太さん具体的には、勉強の振り返り、できていない理由の分析、そして今後どう改善していくかを話し合います。
ほかにも、「暗記がなかなかできない」「初見の問題だと対応できない」といった生徒の悩みの解消や、進路相談なども行います。
例えば、俯瞰した学習計画の立案や、「そもそもなぜ大学に行くのか」といった上位概念、いわば物事の上流部分をしっかり抑える指導を行います。
その方が勉強全体に与える影響が大きいため、プロコーチはそこを特に重点的に担当しています。
——もう一方の「科目伴走授業」についても教えてください。
及川 翔太さん大学生トレーナーの「科目伴走授業」では生徒の理解度をしっかり把握しながら進めることを重視しています。
そのため、生徒に解き方を説明してもらったり、実際にその場で問題を解かせたりして、積極的に生徒が参加する形の授業を実施しています。
生徒が本当の意味で理解できているかを確認していきます。
生徒では発見できない穴を見つけることができます。

成功事例に学ぶ:国公立に2科目で合格を導いた、プロコーチの戦略的計画
——これまでご指導された中で、特に印象に残っている生徒の方のエピソードを教えてください。
及川 翔太さんまず1つ目のエピソードは、浪人生として当塾に入塾後、偏差値が10ほど上がり、現役時代に不合格だった第一志望に合格した生徒のお話です。
こちらの生徒は、当塾に来る前に別の塾に通われていました。
しかし、生徒はその塾のやり方に対し、「本当に今この科目を勉強するべきなのかな」といったモヤモヤを抱えていたそうです。
そこで、勉強の方針を相談できる当塾を見つけて、入塾されました。
これは、まさに当塾のコーチングや勉強法、戦略がうまく合致した事例です。
俯瞰して正しい計画を立て、正しい勉強法を指導するという点が、この生徒に合っていたのだと感じています。
——勉強のやり方に不安を感じて悩まれていた生徒の方にとって、学習の計画から相談ができる貴塾は心強いですね。
及川 翔太さんもう1つのエピソードは、当塾ならではの事例かもしれません。
基本的に国公立受験は6教科8科目が必要ですが、その生徒も6教科8科目が必要な国公立大学に合格しました。
しかし、実際に生徒が勉強したのは、ほぼ数学と物理の2科目だけだったのです。
では、他の科目の偏差値が高かったのかというと、実はそうではありませんでした。偏差値は50に届かないくらいです。
——そのような状況の中、なぜ「2科目だけ」の勉強で合格できたのでしょうか?
及川 翔太さん実は、その生徒が受けた大学は、英検2級を持っていると2次試験の英語が満点扱いになるのです。
2次試験の本番で満点を取るのは難しいですが、英検2級さえ取得すれば満点が保証されます。
そこで、その生徒は6月頃に英検2級を取得し、そこから英語は一切勉強しませんでした。
すでに満点が取れているからです。
その結果、英語に使うはずだった時間をすべて数学や物理に充てることができました。
——先ほどお話いただいたように、プロコーチの方が計画を立ててくださるのですね。
及川 翔太さんここでも当塾のやり方として、「各科目で何点を取れば合格ラインに乗るのか」を科目ごとにすべて計算します。
例えば「合計で60%取らなければいけない」といっても、全科目で60%取る必要はありません。「これは70%、これは50%で良い」というようにメリハリをつけるのです。
その結果、「数学と物理をきちんと伸ばせば、他の科目は今の点数でも合格できる」ということを明らかにした上で、数学と物理だけを徹底的に勉強しました。
そして想定通り、共通テストでは数学と物理で点数を獲得して全体の底上げをし、2次試験は英語が満点、勉強してきた数学と物理で得点。
このように、6教科8科目が必要な国公立大学にもかかわらず、ほぼ数学と物理の勉強だけで戦略的に合格しました。
——まさに戦略のなせる業ですね。「英検2級を持っていれば、2次試験の英語が満点扱いになる大学である」という情報を知らなければ、このような戦略は立てられませんよね。
及川 翔太さんおそらく他の塾であれば、化学も国語も、他の科目もまんべんなく勉強させていたのではないかと思いながら指導していました。
不安を解消し、力を最大限に引き出す:プロコーチによる「家族の伴走」
国公立受験の道のりは長く、生徒は模試の結果で心折れそうになり、保護者も不安を抱えがちです。
旧帝塾のプロコーチは、戦略の立案だけでなく、生徒のメンタルサポートや家族間のコミュニケーションにまで深く踏み込みます。
受験生の最大の壁を乗り越えるための「傾聴」の技術や、合否を分ける併願戦略について詳しく伺いました。
受験生の最大の壁:心折れそうな時にプロコーチが提供する解決策と傾聴
——長い勉強の過程で、つまずいてしまったり、心が折れそうになったりする方もいらっしゃると思います。そういった生徒の方をどのようにフォローされているのでしょうか?
及川 翔太さんその点はまさに、プロコーチがいる一番大きな意義だと考えています。
前提として、ずっと順調に進む生徒はほぼいません。
どこかでつまずいたり、精神的な波が来たりすることは、ほぼ全員にあると言っても過言ではないでしょう。
そこでプロコーチは、生徒のメンタル面のサポートも大切にしています。
——プロコーチの方は、コンサルタントであり、カウンセラーのようでもありますね。
及川 翔太さん確かに、カウンセリング的な側面もあります。
——プロコーチの方が「大丈夫だよ、やればできるよ」と励ましても、なかなかメンタルが落ち込んだまま戻れない生徒の方もいると思います。そういった場合は、どのように対応されるのですか?
及川 翔太さんまずは話をじっくり聞くことがスタートだと考えています。
話すだけでも少し気持ちが軽くなりますし、その後、一晩寝ると回復することも多いのです。
ですから、逆にそのように落ち込んでいる場合は、こちらから正論を言ってはいけないと思っています。
合否を分ける併願戦略:私立推薦を早い段階で抑えるメリット
——国公立大学を目指すお子様や保護者の方は、さまざまな不安を抱えていらっしゃると思います。保護者の方からよく寄せられるご相談についてお伺いしたいです。
及川 翔太さんよくご質問いただくのは、第一に「合格できるかどうか」という点です。
これは国公立に限らず、塾に通う方すべてに共通する悩みかと思います。
国公立志望の方から特に多く寄せられるのは「併願」に関するご相談ですね。
——「合格できるかどうか」というご相談には、どのように答えられていますか?
及川 翔太さん正直なところ、我々にもお答えするのが難しい部分はあります。
ただ、先ほどお話ししたような「制度的な戦略」や、学習全体の見通しについては、保護者の方にもしっかり共有しています。
——「併願」のご相談に関しては、いかがでしょうか。
及川 翔太さん当塾では7月以降に「受験期サポート」という専用のサービスをご用意しています。
そこで併願校を決めたり、受験日程や入試方式を確定させたりする作業を毎月行い、サポートしています。
併願校の選び方やその組み合わせによって、合格の可能性はかなり変わってきますので、併願する大学はもちろん、日程や方式についてもすべてプロコーチがサポートします。
例えば、国公立が第一志望であっても、ほとんどの方は私立大学も受験されます。
その際、私立大学の推薦入試の中には、筆記試験で受験できるものがあります。
これがちょうど11月頃にあるのですが、もしそこで私立大学の合格を11月に1つ決めてしまえば、残る一般受験は国公立大学だけ、という状況を作ることができます。

——私立大学を11月ごろに決定しておくことには、どのようなメリットがあるとお考えでしょうか?
及川 翔太さんメリットは2つあります。
1つは、メンタル的な安定です。「とりあえず1校合格したぞ」という自信にも繋がりますし、「大学生にはなれる」という安心感が得られます。
もう1つは、勉強の戦略面のメリットも非常に大きいです。
共通テストはだいたい1月20日前後に、国公立の2次試験は2月25日に行われます。
つまり、共通テストから2次試験まで約35日間の猶予があるのです。
いわば、夏休みがもう1回あるようなものです。
11月・12月までに私立大学の合格を1校確保できていれば、共通テスト後の35日間をすべて国公立大学の対策だけのために使うことができます。
そうすることで、やはり国公立大学の合格可能性は格段に高くなります。
「親子喧嘩」を防ぐ:思春期の本音を引き出す第三者としての役割
及川 翔太さん高校生は思春期ですので、保護者の方に冷たく当たったり、反抗的な態度を取ってしまったりすることがあります。
保護者の方は「このままで大丈夫なのだろうか」と余計に不安になる、ということがあるかと思います。
しかし、本当に何も考えていない生徒はまずいません。
「やらなければいけないのは分かっているけれど、何をしたらいいか分からない」といった悩みや、勉強への前向きな思いを持っているものです。
私と生徒と1対1で話をすると、「本当はこういう志望校に行きたい」「将来こういうことをやりたい」といった本音を話してくれます。
後日、保護者の方にお伝えすると、「初めて聞きました」とおっしゃることが多いです。
こういった状況は、ご家庭だけで解決するのはなかなか難しいのではないかと思います。
そのため、思い切って私たちのような第三者に任せていただいた方が、かえってちょうど良い立ち位置になれるのではと考えています。
——保護者と思春期のお子様とのコミュニケーションには、第三者として貴塾の存在が大きいのですね。
及川 翔太さんやはり高校生になってくると、保護者の方も小学生や中学生ほどは干渉しなくなる傾向があります。
関係が悪いわけではなくても、情報を共有されていないご家庭は非常に多いです。
私たちは、そういったご家庭の間に入って話を取り持つような、橋渡し役になれるのかな、と思っています。
——なるほど。第三者的視点がないと、保護者と思春期のお子様との難しい時期を乗り越えられない、ということもあるのかもしれませんね。
及川 翔太さん保護者と生徒だけで話すと、どうしても感情的になってしまい、だんだん喧嘩になってしまうことがあります。
そこで私たちが間に入ることにより、お互いに感情だけで話すことなく、建設的な議論ができるケースは多いですね。
「ちょっと話を聞いてみよう」というくらいの気軽な気持ちで、当塾へご相談いただけたらと思います。
受験を通して得られる成長と保護者の方へ伝えたい旧帝塾の強み
旧帝塾が受験を通して生徒に身につけてほしいのは、偏差値や合格実績だけではありません。
自ら問題を発見し、改善策を提案する「自律的な思考力」や、保護者への「感謝の気持ち」といった人間的な成長です。
この質の高い指導を可能にしている理由と、旧帝塾から保護者の皆様へお伝えしたい大切なメッセージをご紹介します。
偏差値以外で実感する成長:自発的な発言と保護者への感謝の気持ち
——生徒の方の成長を感じるのは、どのような場面でしょうか?
及川 翔太さん授業の中で「生徒が自分で考えて発言ができるようになってきている」と感じる時です。
最初はコーチから色々質問されて答えていた生徒が、自分から「今回はこのように勉強して、こういう結果でした。ただ、こういう問題点があるので、次はこうやっていこうと思います」といった提案をしてくるようになると、かなり成長してきたなと感じます。
——学力以外の面で生徒の方が成長したと感じるエピソードは、他にもございますか?
及川 翔太さん感謝の気持ちが芽生えることでしょうか。
高校生が日頃から保護者の方に感謝を伝えることは、仲が良い・悪いに関わらず、あまり多くないと思います。
しかし、受験は非常に大変ですし、保護者の方は費用面だけでなく、食事など全面的にサポートしてくださっています。
受験を通して、そうした保護者の方への感謝に気づけるようになることですね。
もちろん、私たちからも「きちんと感謝を伝えるんだよ」という話はしていますが、その部分に生徒自身が気づけるようになるのは、人としての成長であり、大きな気づきが得られた瞬間だと感じることがあります。
プロコーチ指導にこだわる理由とは?難関大生でも知らない「受験制度」の裏側
——これから塾を探される保護者の方に向けて、旧帝塾ならではの特徴や、「ここを見てほしい」というポイントを教えていただきたいです。
及川 翔太さんまず一つは、プロコーチが指導しているという点が大きなポイントだと考えています。
学習計画の立案やコーチングを行う塾自体は、今増えてきています。
しかし、その多くは学生講師が担当しているケースが多いです。
当塾では、その役割を学生講師が担うのは難しいと考えています。
もちろん、学生講師は非常に優秀です。
国公立を目指す生徒を教えるため、難関大学の学生しか採用していません。
ただ、彼らは科目の知識は豊富でも、いわゆる受験制度全体に関する知見は、あまり把握していないことが多いのです。
また、学生講師の場合は、成功サンプルが「自分自身」しかいないため、自らの経験だけに基づいてアドバイスをしてしまいがちです。
やはり、成功事例も失敗事例も含めて、数多くの生徒を見てきたプロコーチが指導する方が、生徒にとって最善だと考えています。
——その受験の知識が豊富なプロコーチが、生徒一人ひとりの状況をしっかり把握して指導するからこそ、効率的に合格へ近づけることができる、と考えていらっしゃるわけですね。
及川 翔太さんその通りです。
「優秀な生徒専門」は誤解です。国公立を目指すならぜひご相談を
——最後にメッセージをお願いします。
及川 翔太さん困ったら相談に来ていただきたい、という点に尽きます。
「旧帝塾」という名前のイメージが先行してしまい、「旧帝大のように難関校を目指す頭の良い子たちが通う塾なのですか?」と聞かれることがあり、優秀な生徒専門の塾なのかと勘違いされることがあります。
しかし、当塾では、学力レベルによって入塾をお断りすることは一切ありません。
私たちは、生徒自身が行きたい大学に行けることが一番だと考えています。
無料相談も実施しておりますので、少しでもお困りのことがあれば、ぜひご相談いただけたらと思います。
成績と心を救う「受験コンサル」:国公立大合格に必要な戦略と、行き届いたメンタルサポート
今回のインタビューを通じて、旧帝塾のプロコーチは、学生講師では困難な全国の制度ノウハウと多数の成功事例に基づき、生徒一人ひとりに応じた学習計画の立案からモチベーションを保つサポートまできめ細やかな対応を行っていることが明らかになりました。
このプロの指導は、まさに「受験コンサル」 の役割を担っていると言えるでしょう。
同時に、プロコーチは受験期の生徒の不安に寄り添う「カウンセラー」のような顔も持ち合わせています。
正論を避け、徹底的に傾聴することで生徒の心をケアし、思春期で感情的になりがちなお子様との対話を建設的なものへと導きます。
国公立大学の受験に対する不安や悩みを抱えているなら、プロの戦略を求めて旧帝塾へ相談してみてはいかがでしょうか。
旧帝塾の詳細
教室情報
| 提供しているコース | 科目伴走コース、戦略伴走コース、プロ伴走コース |
|---|---|
| 対応している学年 | 中高一貫の中学3年生、高校生、既卒生 |
| 受講形式 | オンライン |
| 入塾金 | 33,000円〜 |
| 授業料(月謝) | 38,800円〜 |
| その他に必要な費用 割引キャンペーンの有無 | 詳細は無料カウンセリングにてご質問ください |
| 講師の属性 | 難関大トレーナー |
入塾案内
無料体験受講の有無・実施内容
無料体験有り
入塾説明会の有無・実施頻度
無料カウンセリング有り
入塾テストの有無・クラス分けの基準等
なし
他の塾と比較した強み
授業だけではなく、制度戦略・科目ルート戦略・出願戦略といった受験戦略を考えていくことが強みです
最も伝えたい貴塾の魅力
「生徒自身よりも生徒のことを考える」これが私たちのモットーです!複雑化した受験に対して戦略と伴走で合格を目指します!
入塾を検討している人へのメッセージ
現代の受験はただただ勉強をして偏差値を上げればいいというものではありません。戦略的に勉強をしていかなければ合格を勝ち取ることができません。合格まで伴走していきますので、一緒に頑張っていきましょう!
基本情報
| 電話番号 | 050-5213-8590 |
|---|---|
| 公式WebサイトURL | https://kyutei-juku.com/lp_kyutei/ |
| 設立年 | 2021年 |
