こどもちゃれんじの「思考力特化コース」は、2023年度をもって廃止されました。
他の幼児向けおすすめ教材は「幼児教育におすすめの人気教材ランキング」をご覧ください。
子どもが年長さんになると、小学校選びや自宅での学習方法など、教育方針に悩み始める保護者も多いのではないでしょうか?
幼少期のうちから自分で考えて行動することで、豊かな人間性の育成や自立的な生活態度が培われていくため※、保育園や幼稚園での集団行動だけでなく、自宅での自立学習なども重要と考えられます。
実際、学研教育総合研究所が2022年に行った『幼児の日常生活・学習に関する調査』では、小学校入学前に習い事をしている割合は全体平均で56.1%となっており、そのうち通信教育をしている子どもは10.5%にも及んでいることがわかっています。
様々な通信教育がある中でも、こどもちゃれんじの『思考力特化型コース』は、「子どもが自ら考える力をつけるのに使える」と利用者からも人気があっておすすめです。
この記事では、こどもちゃれんじの思考力特化型コースの特徴や『総合コース』との違いなどを紹介していきます。

子どもの自宅学習方法や小学校準備に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
こどもちゃれんじ「思考力特化コース」と「総合コース」の特徴と違い

こどもちゃれんじの「思考力特化コース」は、2023年度をもって廃止されました。
他の幼児向けおすすめ教材は「幼児教育におすすめの人気教材ランキング」をご覧ください。
思考力特化コースと総合コースの特徴や違いを紹介します。
親子で快適な学習ライフを送れるよう、各コースのおすすめポイントを参考にしながら、子どもの性格や家庭の生活スタイルに合うコースを選びましょう。
「思考力特化コース」の大きな特徴とおすすめのポイントは?

まずは、思考力特化コースの特徴を紹介します。
- 論理・数量・図形・言語・時計などが学べる
- ワーク(テキスト)教材をメインに学習を進めるコース
- 考えないと解けない問題を解き進めたい人におすすめ
- 思考力や発想力を鍛えられる
- 場合によっては保護者のサポートが必要
- 知育おもちゃが教材に含まれない
思考力特化コースは、「考えて問題を解く」ことが目的の学習となっており、基礎力だけでなく問題を解くための思考力を鍛えられるのが大きな特徴です。
総合コースよりも難易度が高く、学習の進み具合や問題の内容によっては保護者のサポートが前提となることもあります。
また、エデュトイ(知育玩具)は文字の書き順を学べる、かきじゅんナビのみ付属となっており、そのほかの物は届きません。

思考力特化コースは、おもちゃをなるべく増やしたくない人やワーク学習を中心に勉強習慣をつけて欲しいと考える家庭におすすめです。
「総合コース」の大きな特徴とおすすめのポイントは?

では次に、総合コースの特徴を紹介します。
- 国語・算数などの基礎学力や生活習慣など総合的に学べる
- エデュトイ(知育玩具)や絵本、映像教材を使って学習を進める
- 好奇心や時間を意識した行動など社会性も身につけたい人におすすめ
- 保護者のサポートは10〜15分あればできるため負担が少ない
- 年に8回知育玩具が届く
総合コースは、基礎学力や机に向かう習慣などを身につけられるよう工夫されており、社会性や好奇心も育てられる学習方法が大きな特徴です。
子どもが一人で取り組めるようつくられているため、思考力総合コースに比べると難易度はやさしめで保護者への負担も少なくなっています。
また、年に8回届くエデュトイや毎月届く絵本などもあり、子どもが飽きずに楽しく学習を続けられます。

総合コースは、子どもが一人で自立しながら学んで欲しい人や社会性・好奇心などを身につけながら楽しんで勉強して欲しいと考える家庭におすすめです。
「思考力特化コース」と「総合コース」の2コースを徹底比較!
思考力特化コースと総合コースの特徴がわかったところで、この2つのコースを比較して見ましょう!
教材内容|「思考力特化コース」が難しいというのは本当か?
思考力特化コースは、ページ数の多いキッズワークや思考力を伸ばすワークなどを使ったテキスト学習がメインとなっており、子ども一人でいきなり取り組むのは難しい可能性が高いです。
また、保護者のサポートを前提とした問題なども含まれており、必要に応じて親子で一緒に取り組まなければいけません。
その分、論理的思考・物事を説明する力・発想力などの成長が期待でき、将来の学力向上にも繋がりやすい学びを得られるのが思考力特化コースの特徴です。
一方で、総合コースでは知育玩具や絵本などさまざまな教材を使ってバランスよく学べるようになっており、社会性や生活習慣なども学びながら身につけたい人におすすめのコースとなっています。
受講料金|「思考力特化コース」が高いというのは本当か?
思考力特化コースが高いというのは本当ではありません。
年長さん向けのジャンプコースでは、総合コースと思考力特化コースは同一料金で、12ヶ月一括払いの場合ひと月あたり2,730円、また月払いでも3,290円〜となっています。
「でも、総合コースには知育玩具がついて、思考力特化コースにはつかないから損じゃないの?」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはなく、代わりに考える遊びキットという学習セットが年に8回届きます。
コースの目的に応じた教材が届くようになっているため、それぞれの特徴を比較して子どもの性格に合った方を選ぶようにしましょう。
思考力特化コースと総合コースの教材の違い
思考力特化コース | 総合コース | |
---|---|---|
エデュトイ(知育玩具) | × | ⚪︎ (年8回) |
絵本 | × | ⚪︎ (毎月) |
考える遊びセット | ⚪︎ (年8回) | × |
キッズワーク | ⚪︎ (毎月64ページ) | ⚪︎ (毎月40ページ) |
思考力ぐんぐんワーク | ⚪︎ (毎月32ページ) | × |
添削課題 | ⚪︎ (年4回) | ⚪︎ (年1回) |
こどもちゃれんじ「思考力特化コース」を受講する上での注意点

こどもちゃれんじ『思考力特化コース』を受講する場合の注意点を紹介します。

コースの契約をしてしまってから「思っていたのと違った」「総合コースにすればよかった!」と思うことのないよう、注意すべきポイントも理解しておくようにしましょう。
教材のワークや考える遊びセットは、保護者と一緒にやる必要がある
思考力特化コースは、総合コースと問題の種類が異なるため難易度も高いと考えられています。
思考力特化コースのワーク問題は学力を向上させる目的よりも、「思考力を伸ばして柔軟な発想力をつける」ことを目的とした問題が多数収録されており、時間をかけて解き進める力をつけてほしい人におすすめです。
利用している保護者の中には、「思考力特化コースは子ども一人で中々進まない」や「隣について一緒に考えている」といった声が多く、親が子どものサポートをしながら取り組む必要があることがわかります。
問題の中には大人が問題文を読むように指示されているものやテキストだけでは理解が難しい場合のWEB解説もあるため、保護者は子どもと一緒に勉強する環境を整えておくようにしましょう。
一方で、子ども一人で自立して勉強に取り組んで欲しい人は、総合コースの利用を検討するのが良いかもしれません。
小学校受験のためには、別の方法での対策が必要になる

こどもちゃれんじでは、ワーク学習や知育玩具などを使ったペーパーテスト向けの基礎学力・言語能力の向上、社会性の育成などができるため、小学校受験対策に役立つのは間違いありません。
しかし、小学校受験の内容は各校によって様々で、一般的にペーパーテストでの基礎学力確認、面接時の受け答えができる能力、集団行動でのコミュニケーションスキルやチームワーク(協調性)の観察など、多岐にわたる確認テストが行われることから、その対策方法も豊富です。
そのため、こどもちゃれんじだけでは全てのテスト項目には対応できない可能性が高く、各校の試験内容に沿った対策を別で検討する必要があります。
とくに面接テストのためには、人とコミュニケーションを取る力を伸ばせるよう、なるべく家庭内でも会話を増やしながら練習を重ねるのがおすすめです。
DVDや絵本、エデュトイなどの教材は基本的に届かない
思考力特化コースは、『かきじゅんナビ』以外のエデュトイ(知育玩具)や絵本、映像教材などは届きません。
代わりに、考える遊びセットというパズルやカードなどが年に8回届くようになっており、ワークと同じように『思考力』を育てることを目的とした教材を使った学習方法となります。
知育のおもちゃや子どもが好む絵本教材などを試してみたい人は、『総合コース』を検討するようにしましょう。
また、『こどもちゃれんじプラス』であれば、有料でオプション教材を申し込めるようになっており、5つの項目から子どもの興味に合わせたものを選べます。
こどもちゃれんじプラスの選べる項目
追加教材の内容 | 料金(税込) | |
---|---|---|
プログラミングプラス | ワークブック/月1回アプリ配信 | 1,090円/1号あたり |
サイエンスプラス | 実験キットとガイド冊子/2ヶ月に1回 | 1,090円/1号あたり |
知育プラス | ワークブック/月1回 | 545円/1号あたり |
読み聞かせプラス | 絵本/月1回 | 545円/1号あたり |
デジタルEnglishプラス※ | タブレットに8レッスン配信/毎月 | 740円/1号あたり |
思考力特化コースで教材が足りないなと感じる人は、こどもちゃれんじプラスのオプション制度を利用するのもおすすめです。
こどもちゃれんじ「思考力特化コース」を実際に受講してみた口コミ

ここでは、こどもちゃれんじ『思考力特化コース』を実際に受講した人の口コミを紹介していきます。
良い口コミだけでなく、「内容が難しい」といったリアルな意見も紹介しているので、どのコースにするか悩んでいる人は利用者の声をぜひ参考にしてみてください。

思考力特化コースは保護者の協力も必要になるため、子どもの性格だけでなく家庭の生活スタイルにも照らし合わせて選ぶようにしましょう。
ワークは考える力を伸ばす工夫が多く、良問揃いで取り組みやすい
こどもちゃれんじの思考力特化コースは「考える力」を伸ばすワークがこれでもかっていうくらいできますよ。(一部引用)
参照:X
良問揃いですごくやり応えがある✨
ちゃれんじのワークはお楽しみのためにやっていたけど、思考力特化のワークは文字通り思考力を鍛える感じ。私も子どももお気に入り。(一部引用)
参照:X
『思考力特化コース』の思考力ぐんぐんワークには、論理的に『考える力』を伸ばすための問題が多数収録されており、大人と子どもが一緒に取り組める工夫がされているといった意見が多数ありました。
イラストや図なども多く使われているため、視点を変えながら発想力や説明力も同時に鍛えられるほか、誌面だけではわかりにくい問題はWEB配信の解説動画で図形を動かしながら確認できます。
保護者が問題解説をする際に、子どもへのアドバイスがしやすいのも嬉しいポイントとなっているようです。
おもちゃが増えないから部屋を散らかさずに学べて嬉しい

思考力特化コースはおもちゃなしのワークのみなので「おもちゃいらんわー」という人はこちら検討してみる価値あると思うよー。(一部引用)
参照:X
コース見直したら「思考力特化コース」というオモチャほぼなしプログラミングの基礎とか学べるワークだらけの裏コースを知り、これまじ良きかも!単調なお勉強嫌いな次男も夢中だよ (一部引用)
参照:X
『思考力特化コース』は絵本や映像教材、エデュトイ(知育玩具)は届かない仕組みなので、年に8回知育玩具が届く『総合コース』と比較すると、家におもちゃが増えないから嬉しいといった保護者の声が多数ありました。
その代わりに、思考力を鍛えるワークが毎月届くようになっているため、単調な勉強が苦手な子どもも楽しく取り組めるといった意見もあり、おもちゃにはあまり興味を示さない子どもや何事もコツコツ取り組む性格の子どもにとくに向いていることがわかります。
総合コースと比べると難易度が高く、いきなり始めるのは大変
1学年上とはいえ、🐯の思考力特化コースけっこう難しい…🤔zやがんばる舎とはテイストが違う感じで、学校のペーパーテストみたいな感じ..🤔
参照:X
こどもちゃれんじ思考力特化コースの年長はちょうどいい難易度だったからこれは良かった。むずかしさは「こどもちゃれんじ総合コース<ポピー<まなびウィズ<こどもちゃれんじ思考力特化」って印象。(一部引用)
参照:X
『思考力特化コース』は『総合コース』に比べると、難易度が高いといった口コミもたくさんありました。
子どもの性格によっては、いきなり思考力特化コースから始めると、ワークばかりでつまらない印象がついたり、難しくて投げ出してしまったりする可能性もあるため、初めての人は総合コースから始めてみるのも良いかもしれません。
また、総合コースと思考力特化コースは料金が同じで、手続きをすれば月ごとに変更もできるため、子どもの様子を見ながら両方を使い分けるのもおすすめです。
保護者がサポートしながら一緒に取り組むケースが多い

今までは届いたその日のうちに一人でキッズワークを終わらせていたけど、思考力ぐんぐんはそうはいかず。
私が隣に張り付いて少しずつ取り組んでます。
正解したら花丸をつける、という今まで面倒で避けていた作業が今は少し楽しい😳(一部引用)
参照:X
思考力特化コースだけど、デジタルワークは好きですぐやるんだよね
紙のワークは思考力ぐんぐんは1人じゃ難しい(一部引用)
参照:X
『思考力特化コース』は、子ども一人では難易度が高い場合や教材によって親が問題文を読むものなどもあるため、「保護者のサポートが必要になる」といった声も多数ありました。
そのため、親子で一緒に学びながら成長したい人は『思考力特化コース』を、子ども一人で自立して学んでほしい人や共働きで保護者が側について一緒に取り組む時間を捻出するのが難しい人は、知育玩具で子どもが自由に学べる『総合コース』を検討してみるのも良いかもしれません。
【FAQ】こどもちゃれんじについてよく寄せられる質問に回答

最後に!こどもちゃれんじについて、よく寄せられる質問を紹介します。
契約をしてから後悔することのないよう、疑問点をしっかりと解消しておきましょう。

利用を悩んでいる人は、年齢別の体験サンプルが無料でもらえる資料請求をして、内容を実際に確認してみるのもおすすめです。
こどもちゃれんじはやめたいとき、簡単に退会できますか?
こどもちゃれんじを退会する際は、電話連絡をするだけなので簡単に手続きができます。
退会金は不要となっており、入会時に一括払いをした人は残額の返金も行なってもらえます。
ただし、最短でも2ヶ月の間は続ける必要があるので、入会して1ヶ月ですぐにやめることはできません。
また、退会には締切日があり、それまでに連絡できなかった場合は退会月が翌々月となるため注意しましょう。
各コースの退会締切日は以下の通りです。
退会希望月の前月5日まで
- ぷちコース
- ぽけっとコース
- ほっぷコース
- すてっぷコース
- ジャンプコース
退会希望月の前月1日まで
- babyコース
たとえば、じゃんぷコースを受講していて10月号から退会をしたい場合は、9月5日までに退会の連絡をしなければいけません。
退会期日の5日が日曜または祝日の場合は、翌営業日までに電話をかければ大丈夫です。
こどもちゃれんじの最新キャンペーン情報はどこで得られますか?

こどもちゃれんじのキャンペーン情報を入手したい人は、公式サイトでの確認がおすすめです。
とくに、学年度の変わり目である4月や夏休み中の8月、またクリスマスや年末、冬休みとイベントが目白押しの12月は毎年キャンペーンを行っている可能性が高く、入会を検討している人はサイトチェックをしておいて損はないと思います。
また、こどもちゃれんじには『紹介制度』もあり、時期によっては季節のプレゼントなどがもらえます。
紹介者と入会者がそれぞれプレゼントをもらえる制度で、友だちだけでなくきょうだいや親戚でも利用が可能です。
利用方法は、入会時に『「ご紹介者」がいる』ボタンにチェックをつけて会員番号を入力し、プレゼントを選ぶだけで完了です。
会員番号がわからない場合は、入会後30日以内であれば後からでも登録できるので、知人やきょうだい同士でもぜひ活用してください。
こどもちゃれんじとほかの幼児向け通信教育の違いはありますか?
こどもちゃれんじには、ほかの通信教育と違ったこどもちゃれんじならではの魅力があります。
こどもちゃれんじの魅力
・教材の種類が豊富
こどもちゃれんじといえば、子どもが楽しく学べる知育玩具が大きな魅力の一つです。
文字のかきじゅんを学べるツールや論理思考を鍛える『プログラミング勉強マシン』、お金の理解を深める『買い物チャレンジすごろく』など、学力の理解を深めるだけでなく、生活知識なども学べる工夫がされています。
・金額もリーズナブルでコスパが良い
こどもちゃれんじは、お値段の手頃さも魅力的です。
じゃんぷコース(5.6歳の年長さん向け)の『総合コース』『思考力特化コース』は、12ヶ月一括払いの場合ひと月あたり2,730円、また月払いでも3,290円〜となっています。
入会金や知育玩具・ワークなどの費用もかからないため、質の高い教材で毎月コスパ良く学びたい人におすすめです。
こどもちゃれんじは、どんな子どもに向いていますか?

こどもちゃれんじは、何事にも興味関心を持つ子どもや挑戦することが好きな子どもにおすすめの通信教材です。
ただし、こどもちゃれんじの年長さん向け『じゃんぷコース』には、『総合コース』『思考力特化コース』『じゃんぷタッチコース』の3つのコースが存在しており、それぞれのコースによって学習スタイルが異なります。
各コースの特徴を考慮しながら、子どもの性格に合ったコースを選ぶようにしましょう。
各コースのスタイルと向いている子ども
総合コース | 思考力特化コース | ジャンプタッチコース | |
---|---|---|---|
学習形式 | 紙教材+知育玩具 | 紙教材メイン | 専用タブレットメイン |
向いている子ども | ・好奇心旺盛 ・自分のペースで学ぶ ・体験が好き | ・難問に挑戦したい ・考えながら学ぶ | ・動画学習が好き ・アニメやゲーム好き ・覚えるのが苦手 |
難易度 | 簡単 | 難しい | 普通 |
金額 | 2,730円(税込)〜 | 2,730円(税込)〜 | 3,230円(税込)〜 |