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英語学習法の調査レポート!!ミツカル英会話(株式会社イード)

TOEIC600点は高校卒業レベル!スコア別の勉強時間や就活・転職のアピール法

TOEIC600点は日本の平均よりやや高い英語力で、履歴書に書ける最低ラインとして多くの企業で評価される水準です。

高校卒業レベルの基礎力を土台に、日常会話やビジネスの初歩に対応できる基礎力が求められます

現在500点前後の方なら、600点到達までの目安は200〜300時間の学習が必要。

まとまった時間の確保は必要ですが、正しい対策を積み上げれば十分に届く目標です。

やみくもに量をこなすより、出題傾向に合わせた「語彙・文法・読解・リスニング・攻略スキル」の5軸を整えることが近道になります。

本記事では、600点の位置づけを英検・CEFR・日本の平均スコアと比較して客観的に解説。

就活・転職での企業評価の実例、スコア別の必要勉強時間の目安、成果に直結する学習方法を紹介します。

「語学力を上げて就職活動やキャリアアップにつなげたい」「まずは600点を確実に取りたい」という方に、最短距離の設計図として役立つ内容です。

今日からの学びにそのまま落とし込める具体策をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

TOEIC600点レベルはどれくらいすごい?客観的なデータで見る難易度の目安

最初に、TOEIC600点のレベルについて解説します。

客観的なデータを紹介するので、今後TOEICの試験対策をする方は参考にしてください。

日本の平均スコアと比較したTOEIC600点のレベル【やや高い英語力が求められる】

TOEIC600点は平均より少し上のスコアであり、日本の受験者の中でもやや高い英語力を持つことを示しています。

実際に、2024年の日本のTOEIC L&R公開テストにおける平均スコアは564点でした(参考:IIBC「2024年TOEIC® Tests 世界の国・地域別平均スコア発表」)

つまり、TOEIC600点を目指すには平均よりも36点ほど高い点数を取る必要があります

TOEIC600点は平均より“やや上”

数字だけを見ると、大きな差はないように感じることでしょう。

しかし、安定してTOEIC600点を取るには英語の基礎力に加えて、リスニングやリーディングの時間配分、設問パターンへの慣れといった「試験スキル」も欠かせません。

平均を上回るスコアを取れるということは、英語力だけでなく、学習の積み重ねや解き方の工夫が身についている証拠でもあります。

多くの受験者が目標に掲げるTOEIC600点に到達するということは、英語学習の成果がしっかり形になってきたレベルと言えるでしょう。

英検と比較したTOEIC600点のレベル【2級〜準1級に相当】

TOEIC600点は英検でいうと「2級〜準1級」レベルにあたります。

実際に、英検では2級と準1級について以下のように記されていました。

  • 2級:社会生活に必要な英語を理解している状態(高校卒業程度のレベル)
  • 準1級:社会生活で求められる英語を十分理解している状態(大学中級程度のレベル)

参考:日本英語検定協会「2級の過去問・試験内容」「準1級の過去問・試験内容

つまり、TOEIC600点は英語の基礎力がしっかりしていて、日常会話が可能な状態です。

レベル感としては、英検2級に十分合格できる力を持つものの、準1級に届くもしくは一歩手前の実力と言えます。

ただし、TOEICと英検は試験の性質が同じではありません。

TOEIC L&Rは「聞く」「読む」の2技能を測るのに対し、英検は「聞く」「読む」に加え「話す」「書く」を含めた4技能を評価します。

そのため、TOEICで600点を取っていても、英検準1級の面接や英作文にすぐ対応できるとは限らないでしょう。

TOEIC600点は英検「2級 ↔ 準1級」の中間レベル

反対に、英検2級の合格者がTOEICを受ける場合も、ビジネス英語特有の単語やスピード感に慣れる必要があります。

TOEICと英検では評価軸が異なるからこそ「TOEIC600点は英検2級~準1級レベル」と言い切るのは難しいですが、基礎的な英語力が身についているのは確かです。

今後、準1級レベルを目指すのであれば、語彙力やリスニングを強化するとともに、スピーキングやライティングを身につける必要があるでしょう。

国際基準CEFRと比較したTOEIC600点のレベル【日常会話が可能と判断される】

国際基準CEFRとは

TOEIC600点は、英語力を測る国際基準「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」において「B1」レベルに入ります

CEFRのレベルとTOEICスコアを照らし合わせた表は、以下をご覧ください。

CEFR TOEICスコア リスニング リーディング
C1 945~990 490 455
B2 785〜944 400 385
B1 550〜784 275 275
A2 225〜549 110 115
A1 120〜224 60 60

参考:TOEIC「TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表

TOEIC600点は、CEFRのレベルにおいてだいたい中間あたりに位置しているとわかりました。

話題の要点を理解できる英語力を持ち合わせていることから、定型的な業務連絡やメールのやりとり、簡単な質疑応答も可能と言えます。

ただし、TOEICはリスニングとリーディングを中心に測るテストであり、スピーキングやライティングの力を測るテストではありません

英語での交渉やプレゼンなど、より高度なコミュニケーションを目指す場合は、次の「B2」レベル(TOEIC785点以上)を目標にすると良いでしょう。

「B2」レベルになると、自分の意見や考えを明確に述べたり、少し専門的な内容でも理解できたりするようになります。

TOEIC600点レベルの就活・転職における企業からの評価3選

TOEIC600点レベルは、就活や転職でどのように評価されるのか紹介します。

TOEICのスコアをアピールポイントにしたいと考えている方は、以下を参考にしてください。

基礎的な英語力がある【履歴書に書ける最低ライン】

TOEIC600点は、就職・転職活動で「英語ができる」と履歴書に書ける最低ラインのスコアです。

多くの企業が英語力の目安としてTOEICスコアを参考にしており、600点を超えていると「基礎的な英語力がある」と判断されやすくなります

実際、企業が新卒採用時に参考にする平均スコアは545点、英語を使用する部署の中途採用では620点が目安とされています。

TOEIC600点は「履歴書に書ける」基礎英語力

つまり、TOEIC600点は多くの企業が求める基準をおおむねクリアしているレベルといえるでしょう。

ただし、企業が社員に期待するスコアは役職や部門で異なります。くわしくは下の表をご覧ください。

場面 詳細 求められるスコア
採用 新卒採用 550
中途採用 580
中途採用(英語使用部署) 620
昇進 係長/主任 515
課長 530
部長 565
役員 600
選抜 海外出張者選抜 620
海外赴任者選抜 635
部門 企業が期待する部門別平均
技術部門 560
営業部門 580
海外部門 705

参考:IIBC「英語活用実態調査 企業・団体ビジネスパーソン 2019
参考:TOEIC「企業・団体の主なTOEIC® Program活用目的

このように企業の役割や部署によって求められる水準は異なりますが、600点を超えていれば十分に評価されるレベルと言えます。

履歴書に記載する際は「TOEIC L&R 600点(2025年8月取得/Listening 320・Reading 280)CEFR目安:B1」のように取得年月や内訳を書いておくと、信頼度を高められるでしょう。

まずはTOEIC600点を目指して、一歩ずつ英語力を積み上げていくことが大切です。

今後に必要な力を身につけている【語学力があれば市場価値アップにつながる】

英語ができる人は将来性がある

グローバル化が進む今、英語力を持つ人材の需要は確実に高まっています。

実際、企業の採用現場では「英語ができる人は将来性がある」と見なされる傾向にあるようです。

IIBC「英語活用実態調査 企業・団体ビジネスパーソン 2019」によると、採用や部署配属の際に英語力が求められる割合は、現在の18%から3年後には36.7%にまで増加すると予測されています

早くから英語力を磨いておくことで、将来のチャンスが広がると言えるでしょう。

また、採用要件としてTOEICスコアを設定する企業も少なくありません。

同調査によると、新卒採用では4.2%、英語を使う部署の中途採用では10.2%の企業がTOEICスコアを採用要件としています。

英語の需要が高まっている昨今だからこそ、今後はさらに多くの企業で、英語力が採用基準の一つとなる可能性があるでしょう。

つまり、TOEIC600点レベルの英語力を持つことは、市場価値を高めるうえで大きな強みになると言えます。

自主的に学習を深められる【就活で好印象を与えられる】

就職・転職活動で高く評価されるためには、TOEICのスコアだけではなく、そこに至るまでの学習プロセスをアピールすることが重要です。

企業は「自ら目標を立てて努力し、成果を出す力」に注目しています。

実際に、厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」では、採用時に最も重視されるのは「職業意欲・勤労意欲・チャレンジ精神」(新卒79.3%、中途72.7%)でした。

「業務に役立つ専門知識や技能(資格・免許や語学力)」は新卒30.4%、中途34.8%だったため、結果よりもやる気や意欲が重視される傾向にあるとわかります。

企業が評価するのは「主体性」と「学び続ける力」

また、日本経済団体連合会のアンケート結果でも、企業が新卒採用で重視する資質の1位は「主体性(84.0%)」です。

「学び続ける力」も36.2%だったため、自主的に学びを深められる人材が求められていると言えるでしょう。

ただ「どうやって自分の学習プロセスを話せばいいかわからない」と思う方もいるはずです。

自分の学びを効果的にアピールするためには「STARメソッド(状況・課題・行動・結果)」に基づいて説明するのをおすすめします。

STARメソッドを活かしながら話を整理したい方は、以下を参考にしてみてください。

用語 やること
Situation/状況 課題を客観的に設定する リーディングの読解速度が遅く、正答率が55%だった
Task/課題 課題解決のための具体的な目標を立てる 業務で英文メールの要点を90秒以内に抽出できるようにする
Action/行動 目標達成に向けた具体的行動と改善プロセスを示す 週9時間の学習(多読5h/精読2h/ディクテーション2h)を3ヶ月継続し、毎週リフレクションで弱点を更新
Result/結果 行動で得られた成果を定量的に示す 3か月で模試のリーディングスコアが65点向上、実務でも英文議事メモの作成時間を平均10分短縮

上の表のように、具体的なプロセスを伝えることで「努力を続けられる人」「自ら課題を設定して行動できる人」といった好印象を与えられます。

さらに「次は10月の試験で700点台を取るため、読解力の強化に取り組んでいる」のように、次の目標と行動計画を簡潔に伝えれば、継続的に成長する姿勢をアピールできるでしょう。

TOEIC600点レベルを突破するのに必要な勉強時間【スコア別の一覧表あり】

TOEIC600点レベルを突破するのに必要な勉強時間は、現在のスコアによって異なります。

スコアごとの勉強時間の目安は、以下の表をご覧ください。

現在スコア帯 必要時間(合計) 1年(/日) 6か月(/日) 3か月(/日)
約300点→600 600~900時間 2~3時間 4~6時間 8~12時間
約400点→600 400~600時間 1.3~2.0時間 2.7~4.0時間 5.3~8.0時間
約450点→600 300~450時間 1.0~1.5時間 2.0~3.0時間 4.0~6.0時間
約500点→600 200~300時間 42~60 分 1.3~2.0時間 2.7~4.0時間
約550点→600 100~150時間 20~30 分 42~60 分 1.3~2.0時間
約580点→600 40~60時間 8~12 分 16~24 分 32~48 分

現状のスコアが低いほど基礎力の定着に時間がかかるため、学習時間も多く必要です。

一方で、500点台後半の方なら1日30分程度でも3か月〜半年ほどで600点に届く可能性があります。

ただ、現在のスコアがわからない方は「TOEICスコアを100点アップするために必要な時間は約300時間」だと認識しておきましょう。

TOEIC100点UPの目安

TOEIC「英語力向上のコツ STEP3」でも「TOEIC L&Rスコアを100点伸ばすには、ネイティブスピーカーによる英会話研修で300時間前後かかる」と述べられているため、それなりの勉強時間が必要です。

また、上の表で示した学習時間はTOEICでスコアアップするための目安なので、スピーキングやライティングの勉強時間は含まれていません。

実際のビジネスシーンで英語を使いたい方は、オンライン英会話などでアウトプットの練習を並行して行うと、実務で役立つ英語力が早く身につくでしょう。

TOEIC600点レベルで求められる5つの能力【成果を高める勉強方法あり】

TOEICの勉強を始める前に、600点レベルで求められる5つの能力について理解しておきましょう。

効果的な勉強法も解説するので、参考に効率よく学習を進められるようにしてください。

【語彙力】単語は5,000語以上を理解して大学受験レベルの能力をつける

TOEIC600点を目指す際、理解しておくべき単語の目安は約5,000語と言われています。

ただテストによく出る単語に絞って学習すれば、5,000語より少ない語彙力でも合格は可能です。

実際、日常会話やビジネスシーンで頻繁に使われる単語をまとめたリスト「NGSL」には約2,800語しか載っていませんが、TOEIC試験のカバー率は約94%と公表されています。

つまり、試験の核となる基本の単語をしっかり理解していれば、TOEIC600点を目指せると言えるでしょう。

語彙力アップの3ポイント

ただ、自分ではNGSLを完璧に理解したと思っていても、実際は理解力が足りていなかったケースもあります。

たくさんの語彙力を身につけていて損はないため、できるだけ多くの単語を理解しようとする姿勢が大事です。

また、一気に新しい単語を覚えても忘れてしまうため、復習を繰り返して定着力をあげましょう。

単語を見るたびに意味を思い出すようにしたり、単語が入っている文章を何度も聞き返したりすれば、定着率が上がりやすくなります。

【基礎文法】中学・高校レベルの能力を徹底的にマスターする

TOEIC600点を目指すなら「文法力」も大事です。

TOEICのスコアが500点台で伸び悩む人の多くは、文法問題をなんとなくの感覚で解いてしまっている可能性があります。

スコアアップを狙う方は、文法を正確に理解して使いこなせるようになることが600点突破への近道と言えるでしょう。

まず、TOEIC L&Rテストは「リスニング(Part1〜4)」と「リーディング(Part5〜7)」の2つのセクションで構成されています。

リーディングセクションの最初に登場するPart5(短文穴埋め問題)では以下のような問題が出るため、文法を理解していないと選択するのが難しいと感じるはずです。

The company _______ a new policy last year.

(A) introduce (B) introduced (C) introducing (D) introduction

選択肢が似ている中から正解を選ぶためにも、基礎文法力が必要と言えるでしょう。

また、TOEICはビジネスで使える英語力を測るテストなので、大学受験のような難しい文法までは出題されません。

ですが、中学・高校で習うレベルの文法を「正確に理解し、瞬時に使える」ようにしておく必要があります。

特に600点レベルで重視すべき分野は、次の5つです。

  • 品詞・語形(名詞・形容詞・副詞の使い分け/比較級・最上級/派生語)
  • 主語と動詞の一致(単数・複数/集合名詞・不定代名詞/挿入句に影響されない一致)
  • 時制・態(現在・過去・現在完了/進行形/受動態の基本)
  • 接続詞(and, but, or, because, although, while などの役割と用法)
  • 関係詞(関係代名詞 who・which・that/関係副詞 when・where・why/制限用法・非制限用法)

公式のサンプル問題でも語形(interest/interests)や接続詞(Even so)の知識を問うものが含まれているからこそ、しっかり理解しておかなければなりません。

あやふやな状態では、他の問題にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。

効果的な勉強法としては、まずPart5や6の文法問題を15問ほど解いてみて、間違えた問題を「品詞」「時制」「関係詞」などに分類するのがおすすめです。

自分の弱点が見えると、学習の方向性がはっきりします。

そのうえで、単にルールを暗記するのではなく「なぜこの答えになるのか」を自分の言葉で説明できるようにしてみましょう。

思考を言語化することで、知識が「使える文法」に変わります。

最終的な目標は「スピード」と「正確さ」を両立させることです。

Part5とPart6は1問30秒以内で解答するのが目安とも言われているので、TOEIC600点を目指すなら基礎文法を自動的に処理できるレベルまで高めていきましょう。

【リーディング】長文読解をスピーディーに行って判断力をあげる

TOEICのリーディングで最も多くの受験者が時間不足に悩むのが、Part7(長文読解問題)です。

Part7はメール・広告・記事などの実践的な英文を読んで設問に答える形式で、文章量も多く、素早い判断力が求められます。

「読めば分かるのに時間が足りない」という悩みは、多くの受験者が通る道と言えるでしょう。

時間が足りなくなる主な原因は「どこを読み、どこを飛ばすべきか」の判断が曖昧なまま読み進めてしまうことです。

時間配分をあらかじめ決めておけば、1問に時間をかけてしまうような状況を避けられます。

目安とされている時間配分は、以下のとおりです。

  • Part5:10~12分(1問30秒以内)
  • Part6:8分(1問30秒以内)
  • Part7:55分以上(1問1分以内)
  • 全体:Part5+Part6は計18~20分、Part7に55分以上を確保

問題集を解きながら、1問あたりにかかる時間を計測することで「どこで時間を使っているか」がわかります。

時間がかかっている問題や誤答した問題を見たうえで「同じような結果にならないためにはどうすればいいか」を考えることが、スコアアップに欠かせません。

ただし、分析力を高めるには高校レベルの語彙と文法力が必要です。

基礎に不安がある場合は、まず語彙・文法の補強から始めましょう。

【リスニング】倍速学習ができるように語彙力と基礎文法を強化する

リスニング力を強化するには倍速学習が効果的です。

速い音声に慣れることで、英語の処理スピードや集中力が自然と鍛えられ、TOEIC600点レベルのリスニング問題にも対応しやすくなります

ただ、リスニングの倍速学習は、単に再生速度を上げる練習ではありません。

語彙や基礎文法が身についていなければ、内容を理解することが難しくなります。

スクリプト(リスニング問題に使用される英語の台本や文字起こし)を読んでも意味できない場合は語彙力不足が、単語は知っていても難しく感じる場合は英文の聞き取り不足の可能性が高いでしょう。

倍速リスニングに必要な3つの力

TOEIC600点を目指す際は「語彙・音声知覚・認知制御(集中力・処理速度)」の3つをバランスよく鍛えることが重要です。

まずは等速でリスニングし、抑揚やリズムを意識した音読やシャドーイング(音声を聞きながら追いかけるように音読すること)で正しい音のイメージを身につけましょう。

その上で、1.1倍速、1.3倍速と少しずつスピードを上げるのが効果的です。

倍速で聞いたあとに等速で内容理解を確認することで、定着がぐっと高まります。

また、等速での正答率が80%を下回る場合は、無理に倍速練習を続けず、単語や音声変化の確認に戻ることが大事です。

正確に英語を聞き取れるよう何度も復習することが、リスニング力向上につながります。

【攻略スキル】英語を話せる力よりもTOEICの出題傾向を対策する

TOEICで600点を目指すなら、英語を話せるようにするよりも、試験の出題傾向を見抜く攻略スキルを磨くことが重要です。

TOEICはリスニング100問(約45分)、リーディング100問(75分)という決まった形式で出題されます。

そのため、時間配分や解答手順をあらかじめ決めておくだけでも、スコアアップにつながりやすいのが特徴。

特にリーディングでは、時間配分がスコアを左右します。

目安として、Part5とPart6を合わせて20分以内に終え、残りの55分をPart7に充てるのが理想です。

各問題の上限時間をPart5・6は30秒、Part7は1問60秒と決めておき、超えた場合は思い切って次に進むようにしましょう。

限られた時間の中では、どの問題に取り組むかを正しく見極めることが結果を大きく左右します。

TOEICは“時間攻略”が勝負!

また、本番に近い形式の公式問題集を使い、解いたあとに「なぜ間違えたのか」を言語化して分析することも効果的です。

間違えた問題を丁寧に振り返ることで、出題パターンへの理解が深まります。

同じタイプの問題がまた出てきても、迷わず対応できるようになるでしょう。

そして、試験本番の見直しでは、根拠のある場合のみ解答を変更するのがおすすめです。

確かな理由を持って変更した解答は正答率が上がりやすい傾向にあります。

このようなTOEIC対策は一例ではありますが、問題の難易度や自分の得意・苦手分野に合わせて調整し、自分に合った戦略を確立していきましょう。

TOEIC600点レベルを目指す2つの学習計画プラン【タイプ別に紹介】

TOEIC600点を目指す、具体的な学習プランを紹介します。

タイプ別にプランを作成したので、自分のライフスタイルに合わせて学習計画の参考にしてください。

【短期集中型】3ヶ月でTOEIC600点レベルを目指す場合の学習計画プラン

短期集中型
※現在450〜550点前後で、平日に2時間、週末に4〜5時間ほど学習時間を確保できる方を想定

3ヶ月という短期間でTOEIC600点を目指すには、具体的な学習計画と日々の進捗管理が欠かせません。

限られた時間でも、正しい方向に努力を積み重ねれば、600点到達は可能です。

まず1日の学習は120分を基本に組み立てるようにしましょう。

組み立て方は以下を参考にしてみてください。

  • 語彙学習25分
  • 文法ドリル20分
  • リスニング(一言一句音を丁寧に聞き取り、聞きながら音読)35分
  • リーディング(Part別)35分
  • 誤答分析5分

スコアが伸び悩む方の多くは、基礎力を固める前に演習に進んでしまう傾向があります。

語彙と文法の基礎固めを日々の学習にしっかり組み込みましょう。

また、平日と休日でメリハリをつけるのもポイントです。

平日は仕事や授業の後、集中力が落ちやすいため、長文読解を丸ごと解くと疲れてしまうでしょう。

「設問を先に読んでから該当段落だけ精読」のような軽めの読解を35分目安で進めれば、負担を抑えつつ読解力を磨けます。

ただ、仕事や授業で忙しい日は、語彙とリスニングだけに絞るなど調整しながら無理なく学習を進めることが重要です。

休日は、時間をしっかり確保して実践的な問題に取り組むようにしましょう。

Part7の長文演習や公式問題集のフル模試は、休日に行うのをおすすめします。

模試後は解答の根拠を示すキーワードをマーキングしたり、誤答の原因を分類したりすると、1回の演習で得られる学びを最大化できるはずです。

以下のように1週間の学習計画を明確にしておけば、集中力を保ちながら効率的にスコアアップを狙えます。

  • 月〜金:基礎固めとパート別演習
  • 土曜:公式問題集を使った模試
  • 日曜:誤答を「語彙力・文法力不足」「時間超過」「根拠の取り違え」などに分類して振り返り

週14〜18時間を目安に、無理のないペースで学習を継続していけば、3ヶ月でTOEIC600点を達成する道筋がしっかり見えてくるはずです。

もし途中で「返り読みが直らない」「音声変化が聞き取れない」と感じることがあれば、チャンクリーディング(意味のかたまりで読む練習)をしたり、ゆっくり英文を聞いてみたりしましょう。

課題を克服しないままだとスコアアップは難しいため、焦らず丁寧に理解することが大切です。

また、毎日の学習時間や模試スコアなどを記録しておくと、自分の成長が可視化でき、モチベーション維持にも役立ちます。

▼3ヶ月でTOEIC600点レベルを目指す方におすすめのテキスト
テキスト名 勉強法
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ ・1日50〜70語(音声併用)
・文法特急を毎日15分×2セット
・誤答だけ付箋
1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急 ・『文法特急』をタイムアタック(1周→誤答周回)
・余力があれば『でる1000問』を品詞ごとに誤答だけドリル
TOEIC L&R TEST 速読特急 正解のサイン ・1日1セクション
・根拠マーキング
・音声で視線運びを再現
公式問題集12 TEST1 ・『公式問題集12 TEST1』を土曜フル模試
・日曜復習(設問根拠の下線化/音声シャドーイング)
・在庫がなければ『11』代替
TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解 ・1日1ユニット
・読む前に設問先読み
・該当段落だけ精読
・根拠の“語”を抽出
公式問題集12 TEST2 ・『公式問題集12 TEST2』を土曜に実施
・平日は『直前の技術』の“時間配分/捨て問基準”を11日間プログラムで固定

【コツコツ継続型】6ヶ月でTOEIC600点レベルを目指す場合の学習計画プラン

コツコツ継続型

忙しい社会人や学生でも、6ヶ月あればTOEIC600点レベルに到達することは可能です。

毎日コツコツと学習を続ければ、スコアアップが期待できるでしょう。

6ヶ月を24週間に分け、無理なく学習を進められるよう、以下にプランを設計しました。

期間 目標 学習内容
1~4週目 基礎固め 中学・高校レベルの文法知識とTOEICに必要な単語を覚える
5~8週 スピード形成 ・リスニング&リーディングの処理速度を引き上げ
・Part3/4は設問先読み訓練、Part7は短文→複雑文の段階練習で速読力を強化
9~12週 応用拡張 ・フレーズの型と多義語を増やして、問題対応の引き出しを増やす
・文書・表・図の読み解きは集中的に練習
13~20週 実践反復 ・時間の使い方を習慣化して、本番耐性をアップ
・2週間おきの模試→復習のセットで、解答の順番と配分を身につける
21~24週 仕上げ ・模試で見えた弱点を重点強化し、当日の手順(時間の割り振り/飛ばす判断)を固めて総仕上げする

最初の1ヶ月は英語の基礎を固める期間です。

文法や単語を復習し、英語に毎日触れる習慣をつけていきましょう。

中学・高校レベルの復習を通して、なんとなく苦手だと思う部分をなくすことが、今後の理解度アップにつながります。

2ヶ月目では、リスニングとリーディングのスピードを上げる練習に移りましょう。

リスニング問題が出題されるPart3・4では設問を先読みしながら内容をつかむ練習を、リーディングでは短文から長文読解に慣れていくことで、英語を早く・正確に処理できる力を育てていきます。

3ヶ月目に入ると応用力を広げていく段階です。

ここではコロケーション(単語の組み合わせ)や多義語を覚え、図表問題などより実践的な問題に慣れていきましょう。

知識を「理解して終わり」ではなく、「使える英語」に変えていくことがポイントです。

4〜5ヶ月目は試験を見据えたトレーニングを行い、隔週でフル模試を解きながら、時間配分を体に覚えさせます。

模試の後は必ず間違いを分析し、自分の弱点を明確にして対策を立てましょう。

模試で見つけた弱点を集中して復習し、本番での動きをイメージしながら「解答の流れ」を定着させていきます。

直前の2週間は模試を解きながら時間配分を確認するのはもちろん、解くのに時間がかかる場所はどこかを理解しておくと、本番での焦りを防げるはずです。

こうした模試を中心とした学習をより効果的に進めるためには、日々のスケジュール設計も重要です。

平日は1〜1.5時間を目安にスケジュールを組む際は、以下を参考にしてみてください。

1週間 やること
平日 ・25分の単語学習をタスク管理ツールなどで実施
・残りの時間で文法、リスニング、リーディングを日替わりで学習
土曜 ・フル模試を実施(時間配分と試験の感覚を確認)
日曜 ・模試の復習と翌週の学習計画作成

学習を続けるうえで大切なのは、教材のレベルを自分に合わせることです。

難しすぎる教材に手を出すと理解が追いつかず、モチベーションが下がってしまいます。

まずは分かる範囲の勉強からスタートし、「分かる→楽しい→続く」という流れを作りましょう。

英語に自信がない場合は、中学英語の復習から始めるのも十分価値があります。

一冊をやり切るだけで、TOEIC問題への理解度が大きく変わるはずです。

▼6ヶ月でTOEIC600点レベルを目指す方におすすめのテキスト
Phase テキスト名 勉強法
Phase1(1–4週)基礎固め TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ ・600到達のための基礎語彙1000語をフレーズで一気に固める
・音声付きでスキマ学習向き
TOEIC(R) L&R テスト 書き込みドリル【スコア650 全パート標準編】 ・手を動かす書き込み式で全パートの土台作り
・B5大判で見やすく、毎日コツコツ進める
1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急 ・余力があれば実施
・Part5/6の頻出パターンを短時間で素早く回し、弱点だけ周回
Phase2(5–8週)スピード形成(L/R) 公式TOEIC® Listening & Reading プラクティス リスニング編 ・350~700点帯向けのスキル別教材
・別冊単語集と音声で“じっくり反復”し、聞き取りの型を定着
公式TOEIC® Listening & Reading プラクティス リーディング編 ・読みの基礎体力を養成
・設問形式に慣れつつ語彙・文法も並行強化
1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急 ・1周で全体把握→計測しながらもう1周で処理速度アップ
・誤答のみ重点周回
Phase3(9–12週)応用拡張(語彙コロケーション/読解) TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ ・よく一緒に使う語の組み合わせで頻出語彙を補強
・音声アプリで定着を加速
TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解 ・頻出テーマ×設問対応を集中的に演習し、根拠の取り方をパターン化
TOEIC L&R TEST 速読特急 正解のサイン ・Part7の視線運びと先読みの型を身体化
・マーキング→音声で目線再現
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TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問 ・ピンポイント補強
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まとめ:TOEIC600点は取得不可能なレベルではない

TOEIC600点は平均よりやや高い実用基礎力で、履歴書に書ける最低ライン。

日本平均より少し上で、英検では準1〜2級が目安であり、CEFRでは日常会話OKの実用基礎です。

企業は、「英語の基礎力」「伸びしろ」「自分で学べる姿勢」を見ているので、具体的な成果や今後の学習意欲をアピールすると良いでしょう。

現在500点の方は、600点到達まで200〜300時間の勉強時間が必要です。

3ヶ月から6ヶ月でスコアアップを目指す方は、紹介した学習方法を参考に、現在のスコアから逆算し計画を立てると効率よく学習を進められます。

自分の弱点を把握し、根気よく学習をして600点を目指しましょう。

TOEIC600点レベルに関するよくある質問2選

最後に、TOEIC600点レベルに関する質問をまとめました。

今後、600点を目指して学習する方は疑問を解消しましょう。

Q.TOEICは何点から優秀?

TOEICで「優秀」とされるスコアは、実は働く業界や任される仕事内容によって変わります。

実際に、企業が社員に期待するスコアの目安は以下のとおりです。(参考:TOEIC「企業・団体の主なTOEIC® Program活用目的」)

  • 新入社員:550
  • 中途社員:580
  • 技術部門:560
  • 営業部門:580
  • 海外部門:705

海外の取引先と日常的に英語でやり取りするような部署であれば、TOEIC700点以上が求められる傾向にあります。

しかし、普段から英語を使う機会が少ない部署であれば、600点を超えていれば「優秀だ」と評価されるケースもあるでしょう。

また、国際的な英語レベルの指標である CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠) では、TOEIC785点以上が「B2(上級)」レベルに入ります。

つまり、世界基準から見て優秀だと評価されやすいスコアは、TOEIC700点台後半からと言えるでしょう。

Q.TOEICでスコアが取れない・600点の壁を感じる時の対処法は?

TOEICで600点の壁を感じる時の原因は、努力が足りないわけではなく、どこかに明確な課題が残っていることにあります。

感覚的な学習を一度止め、自分の弱点をデータで把握することが、停滞を脱する最短ルートです。

まず、スコアが伸び悩む原因を次の4つの観点でセルフチェックしてみましょう。

  1. 語彙力(リーディングで知らない単語が全体の5%以上を超える)
  2. 文法知識の理解・活用(Part5で1問が30秒を超える、正答率75%未満である)
  3. 読解スピード(Part7で根拠探しに90秒以上かかる)
  4. 時間配分と戦略(消去法が徹底できない、捨て問の判断ができない)

つまずいているポイントを明確にするだけでも、次に何をすべきかが明確になります。

弱点がわかったら、約2週間を目途に克服する計画を立てましょう。

計画の立て方は、以下の表にまとめました。

日程 やること
初日 模試を解いて誤答の種類を分類
(語彙・文法の理解不足など)
2~7日目 苦手を克服するための学習を集中的に実施
(1日45〜60分間ドリル学習を行うなど)

もし文法が弱ければ「Part5(短文穴埋め問題)の高速演習を1日3セット行う」というように集中的に取り組みます。

週末は模試を解いて、克服できているかを確認すると成長を実感できるでしょう。

弱点はすぐなくなるわけではないからこそ、模試を繰り返すたびに苦手が克服できているかチェックするのをおすすめします。

また、スコアの取りこぼしを防ぐには、以下のように戦略的な解き方を実行するのも重要です。

  • 明らかに違う選択肢を先に消す
  • 迷ったら仮置きして次へ進む
  • 図表問題で設問を先に読む
  • 難問を潔く切り捨てる

TOEIC600点の壁を突破するには、自分の弱点を特定し、対策を実行することが欠かせません。

改善の手応えを感じながら進めていけば、スコアは伸びていくでしょう。

 

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