英語を勉強していると、「この英語力を仕事やキャリアにもつなげられたらいいな」と思うことってありますよね。
TOEICのスコアが上がった。
オンライン英会話でも、ある程度やりとりできるようになった。
英文ニュースや海外ドラマも、以前より抵抗なく楽しめるようになった。
…だけど「じゃあ、この英語力を使って仕事で何ができるのか?」を考えると、急に難しく感じることってありませんか?私自身がそうでした。
今はミツカル英会話の編集部メンバーとして、日々英語と向き合いながら仕事をしていますが、最初から英語を仕事にできる自信があったわけではありません。
TOEICは400点台から勉強を重ね、ベストスコアは905点。
オンライン英会話も数年続けて、聞いて、返して、言えなかった表現を調べて…
その積み重ねで、英語力は確実に伸びました。
その頃から「いつか英語力を活かして仕事ができればいいな」と思うようになってはいたものの、具体的にどう仕事につなげればいいのかは見えていませんでした。
英語を話せる人は世の中にたくさんいますし、上には上がいます。
自分の英語力を武器に仕事を見つけられるほどの自信が持てなかったんですね。
英語を活かす仕事を、狭く考えていませんか
「英語を仕事に活かす」と聞くと、翻訳・通訳・英語講師・外資系企業などを思い浮かべる人は多いと思います。
もちろん、そうした道もあります。
ただ、そのイメージだけで考えると、ハードルが一気に上がりますよね。
- 翻訳者ほど正確に訳したり、表現豊かに伝えたりできる自信はない
- 人に英語を教えられるほど、体系的に説明できる気がしない
- 外資系企業で英語を使ってバリバリ働くイメージもまだ持てない
- 通訳のように、リアルタイムで即座に英語を出せるわけではない
そう感じると、英語を仕事に活かすこと自体が遠く見えてしまい、結局あきらめてしまうこともあるのではないでしょうか。
…でも、英語を活かす道は、英語専門職だけではありません。
今までの自分の経験や得意なことに英語を掛け合わせることで、仕事の幅が広がることもあります。
強みと英語を掛け合わせると、仕事の見え方が変わる
英語をキャリアに活かしたいと考えると、
「TOEICは何点あればいいの?」「ビジネス英語ができないとダメ?」など、
つい自分の英語力が十分かどうかばかり気になりますよね。
もちろん、英語力を伸ばすことは大切です。
ただ私の経験上、仕事につなげると考えるなら、英語だけで何かをしようとするよりも、これまでの仕事や経験に英語を重ねて考える方が、選択肢は広がりやすいと感じています。
英語は、あくまでツールの一つです。
もともとの経験があるからこそ、「何を英語で伝える必要があるのか」「どんな場面で英語があると助かるのか」に気づけることがあります。
たとえば、次のような掛け合わせ方です。
接客・販売経験 × 英語
メニュー・支払い方法・サイズ展開・アレルギー表示・返品対応など、お客様から聞かれやすい内容が頭に入っているからこそ、「何を英語で案内できるようにしておくべきか」を考えられます。
英語で接客するだけでなく、サービス全体をより伝わりやすくする視点にもつながります。
⭐仕事の具体例:
- 観光地・ホテル・旅館での外国人接客
- 百貨店・アパレル・飲食店でのインバウンド対応
- 空港・駅・商業施設などでの案内スタッフ
事務経験 × 英語
英語のメールや資料、海外サービスの管理画面を見るときに、「どの情報を確認すべきか」「社内にどう共有すべきか」を判断できます。英語を読むだけでなく、必要な情報を抜き出し、業務に落とし込む場面で経験が活きます。
⭐仕事の具体例:
- 英文メール対応を含む営業事務・一般事務
- 海外サービスやツールの問い合わせ・管理業務
- 貿易事務・海外取引に関わるサポート業務
営業経験 × 英語
英語資料や海外サービスを見るときも、ただ訳すだけではなく、料金、機能、導入条件、競合との差など、顧客が判断したい情報を拾えます。営業経験があるからこそ、クライアントに伝わる提案に直すことができます。
⭐仕事の具体例:
- 英語資料を使った商品・サービスのリサーチ
- 海外商品の特徴や料金をまとめる比較資料作成
- 英語での問い合わせ対応を含む営業サポート
教育・子育て経験 × 英語
学ぶ側や支える側の不安を知っている人は、英語教材や学習サービスを見るときにも、その目線を持てます。
親や学習者の気持ちに寄り添いながら、「どこでつまずくか」「どんな説明なら続けられそうか」を考えられることも、英語を仕事に活かす一つの形です。
⭐仕事の具体例:
- 子ども向け英語教室・英語イベントの運営サポート
- 英語教材・英語アプリのレビュー記事作成
- 保護者向けの英語学習コンテンツ制作
SNS運用・ライティング経験 × 英語
英語の情報をそのまま訳すだけでは、読者に届きにくいこともあります。発信や文章に関わってきた人なら、日本の読者が知りたい切り口に変えたり、比較記事やレビューとして読める形に整えたりできます。
⭐仕事の具体例:
- 英語学習メディアの記事制作・編集
- 英語アプリやオンライン英会話のレビュー記事作成
- 海外トレンドや英語学習情報を扱うSNS投稿制作

こうして見ると、英語を活かす仕事は、翻訳・通訳・英語講師のような専門職だけではありませんよね。
英語力があるから、急に別の仕事ができるようになるわけではない。
でも、今まで見てきた現場や、悩んできたこと、得意だったことに英語が重なると、「自分の英語をどこで使えるか」が少し具体的になるんですね。
「英語を使う仕事」を探す前に、自分の経験を見直してみる
自分の経験に英語を重ねるときは、まず難しく考えすぎず、これまでの経験や得意なことを書き出してみるとよいと思います。
- これまでどんな仕事や業界を経験してきたか
- 人より少し詳しいこと、自然にできることは何か
- 仕事や生活の中で、よく人に説明してきたことは何か
- その経験に英語が加わると、どんな人の役に立ちそうか
英語を仕事に活かすというと、特別な職業に就くことのように感じるかもしれません。
でも実際には、これまでの経験や得意なことに英語を重ねることで、仕事との接点が見えてくることがあります。
では、そうした仕事を実際にどこで探せばいいのか。
自分の経験と英語をつなげられる仕事はどこにあるのか。
求人や副業案件を見るとき、どんなキーワードで探せばいいのか。
このあたりは、次回のコラムで具体的に整理していきますね。
