「学校でも家でもない、素になれる場所」が子どもの社会性を変える。ステモンアフタースクールが実践する、STEAM教育と心のケア最前線

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「最近、うちの子が学校帰りに疲れている気がする」

「習い事はさせたいけれど、子どもの意欲が続かない」

そんな悩みを抱える保護者の方も多いのではないでしょうか。

現代の子どもたちは、タブレット端末の活用や学習内容の変化など、かつてない環境の変化とストレスの中にいます。

そんな中、民間学童「ステモンアフタースクール」は、最先端のSTEAM教育を提供しながら、子どもたちがリラックスして自分自身を表現できる「第2の居場所」としての役割を追求しています。

今回のインタビューでは、ステモンアフタースクール全校のマネージャーを務める鈴木 成美さん、荻窪校マネージャーの丸山 紗由姫さん、阿佐ヶ谷校スクール責任者の伊東 汐音さんのお三方にお話を伺いました。

単なる預かりや学習の場を超え、なぜここで子供たちが劇的な成長を遂げるのか。

現場のプロフェッショナルたちが語る、放課後だからこそできる「学び」と「社会性」の育み方の秘密に迫ります。

目次

日本初導入のSTEAM教育が育む、21世紀を生き抜く「工学的な思考力」

知識を暗記するだけの学習から、複数の領域を横断して「仕組み」を理解する学びへ。

ステモンがいち早く日本に導入したSTEAM教育の根底には、これからの時代に欠かせない、ある強い想いがありました

教科の境界を溶かす横断的な探究スタイル。グローバルな視野と科学の視点を同時に養う「経験の教育」

——現在、民間学童「ステモンアフタースクール」が、放課後子供教室として特に力を入れている活動や、具体的な取り組みについて教えていただけますか?

鈴木 成美さん

私たちは現在、複数の校舎で子供たちをお預かりしています。

私はステモンアフタースクール全体のマネージャーという立場で裏方を担っておりますが、本日は現場の第一線で子供たちを見守っている、荻窪校責任者の丸山と、阿佐ヶ谷校責任者の伊東も同席しております。

丸山 紗由姫さん

私たちが運営しているのは「民間学童」という形態です。

学校に併設されている公設学童とは異なり、単にお子様をお預かりするだけでなく、教育面にも非常に力を入れています。

特に柱としているのは、「STEAM教育」「英語」「野外活動」の3つです。

学童に通う日々の生活の中で、様々な習い事やSTEAM教育を並行して学べるのが大きな特徴です。

また、サマーキャンプなどの野外活動を通した「経験からの学び」も重視しています。

様々なイベントを通じて、子供たちの好奇心を刺激し、多様な経験ができる環境づくりに注力しています。

——いわゆる座学と、屋外でのアクティビティを組み合わせた教育施設、というイメージでしょうか。

丸山 紗由姫さん

まさにおっしゃる通りです。

——実は今回お話を伺うにあたって、私自身「STEAM教育」という言葉を初めて知りました。現在の保護者世代が子供の頃には、まだなかった概念だと思うのですが、ステモンアフタースクールがこの「STEAM」に注目し、取り入れようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

鈴木 成美さん

きっかけは、代表の中村が民間学童を立ち上げる際、これからの時代に必要なサービスを模索していたことにあります。

当時はまだ「STEAM」ではなく「STEM」と呼ばれていた時代でしたが、まだ日本で導入しているところはほとんどありませんでした。

この教育の素晴らしい点は、「特定の教科を暗記する」という従来の学習法ではなく、「様々な領域を横断的に、一緒に学ぶ」というスタイルであることです。

その考え方に非常に共感し、導入したのが始まりです。そこから「ステモン」という名称も生まれていきました。

——学童に通うお子様たちに、習い事の一つとしてその教育を提供し始めたという流れなのですね。

鈴木 成美さん

はい。おそらく日本で最初にSTEM教育を(学童保育に)導入したのは、私たちではないかと自負しています。

その後、時代に合わせて「Art(芸術・リベラルアーツ)」の要素が加わり、現在の「STEAM」という形に進化してきました。

——設立当初は、よくある一般的な学童からスタートして、後からこうした教育を導入していったのでしょうか?

鈴木 成美さん

いえ、代表がサービスを立ち上げた初期段階から、この教育カリキュラムは組み込まれていました。

かなり早い段階から、軸として取り組んできたものになります。

ステモンアフタースクールのキャンプ
カレー作りにチャレンジ
ステモンアフタースクールのキャンプ
大盛り上がりのスイカ割り
ステモンアフタースクールのキャンプ
恒例のキャンプファイヤー
ステモンアフタースクールのキャンプ
火吹き棒で火力調整

身近な「なぜ?」が学びに変わる。日常生活と結びついたエンジニアリング

——プログラミング教育では、具体的にどのような内容を教えていらっしゃるのでしょうか?

鈴木 成美さん

「プログラミング」という言葉を使うと、どうしてもコードを書くような限定的なイメージになりがちですが、私たちの教室(STEMON)では、より広く「世の中にあふれている物理の原理」をテーマに学んでいます。

——なるほど、単に操作を覚えるのではないのですね。

鈴木 成美さん

どちらかと言えば、プログラミングというより「エンジニアリング(工学)」に近い内容だと思います。

例えば「傾斜(スロープ)」をテーマにした回では、まず「傾斜は世の中のどんな場所に使われているだろう?」というところから学びを深めます。

「自動販売機」には飲み物がスムーズに落ちてくる仕組みを、「スロープ」には車椅子の方が通りやすいように設置されたバリアフリーの仕組みを目で見て確かめることができます。

このように、日常生活の中にある具体的な事例をまずは自分たちの頭で考えます。

その上で、学んだ仕組みを応用して、実際にブロックで形にしてみる。

ひとつひとつのテーマをモノづくりを通してしっかり習得していきます。

——日常生活と結びつけることで、子供たちの好奇心を育てる教育なのですね。

鈴木 成美さん

その通りです。

子供たちがまだ知らない未知の世界の話ではなく、「自分たちの目で見て、直接確認できる存在」を題材にすることを大切にしています。

——日々の生活の中に「こういう仕組みがあって、ものが動いているんだ!」という発見があれば、子供たちも自然と興味を持ちやすくなりそうですね。

鈴木 成美さん

まさに、その気づきこそが学びの原動力になります。

ブロック遊びが物理学の扉を開く。実体験を知識に変えるプロセスの魅力

——STEAM教育には、エンジニアリング以外にもさまざまな分野があるかと思います。具体的には、どのような取り組みをされているのでしょうか? 例えば、芸術的な分野などはいかがですか。

鈴木 成美さん

私たちが運営する学童では、習い事としての「ステモン」と、学童の時間内に行う「STEAMアカデミー」という2つの柱でSTEAM教育を体験できる環境を整えています。

「STEAMアカデミー」では、サイエンス(科学)やテクノロジー(技術)はもちろん、工学、アート、そしてマスマティックス(算数)の要素をテーマに沿って幅広く、横断的に学んでいます。

—— 具体的な内容についても、詳しく伺えますか?

鈴木 成美さん

はい。例えばアートの要素とサイエンスの要素を掛け合わせた取り組みとして、鏡を使って万華鏡の仕組みを学ぶ回がありました。

ただきれいな模様を作るだけでなく、「なぜ同じ形が繰り返し現れるのか」「鏡の角度が変わると模様はどう変化するのか」といった科学的な視点から仕組みを探究します。

そのうえで、子どもたち自身がテーマを決め、色や形の組み合わせを工夫しながらデザインしていきます。

ここでは“デザイン思考”を大切にしていて、「どんな人に見てもらいたいか」「どんな気持ちになってほしいか」といった視点から作品づくりを行います。

また、三角形や四角形などの図形を組み合わせてアート作品を制作する学びも行っています。

図形の特徴や角度、面積といった算数的な概念を自然に理解しながら、最終的には一人ひとりがオリジナルの作品を完成させます。

数学とアートがつながる瞬間を体験できる活動です。

——アート以外の分野では、どのような学びがありますか?

鈴木 成美さん

はい、エネルギー分野では、世界で注目されている再生可能エネルギーについて学ぶプログラムもあります。

太陽光や風力、水力などの仕組みを知るだけでなく、「自分たちの暮らしとどう関わっているのか」「未来の社会にはどんなエネルギーが必要か」といった視点で話し合いも行います。

子どもたちからは、非常に柔軟でユニークなアイデアが出てきます。

また、数字の仕組みを学ぶカードゲームも人気のプログラムです。

遊びながら論理的思考力や計算力を養うことができ、子どもたちは夢中になって取り組んでいます。

勝ち負けだけでなく、「どうすればうまくいくか」を考えるプロセスを大切にしています。

——さまざまな分野を横断して学べるのが特徴なのですね。

鈴木 成美さん

そうですね。私たちは、単に知識を身につけるだけでなく、「なぜ?」「どうして?」と問い続ける姿勢を育てたいと考えています。

STEAM教育を通して、子どもたちが自分の興味を広げ、将来の可能性を見つけていくきっかけになればうれしいです。

STEAMアカデミーの様子
STEAMアカデミーの様子
STEAMアカデミーの様子
Englishアカデミーの様子

学校でも家でもない「第2の居場所」が、子どもの心の疲れをリセットする

多忙なスケジュールやタブレット学習の普及など、現代の子どもたちは私たちが想像する以上に「目に見えない疲れ」を抱えています。

学校や家庭とは異なる居場所だからこそ引き出せる、子どもたちの等身大の姿に迫ります。

タブレット学習や多忙な毎日——現代の子どもが抱える「目に見えない疲れ」

——放課後にステモンへやってくるお子様たちは、日々どのような課題や悩みを感じていらっしゃるのでしょうか。

丸山 紗由姫さん

学校で元気いっぱいに過ごしてきたお子様たちが、保護者様がお仕事をしている間の「預かり」という形で多く通ってくれています。

ただ、その元気な姿の裏側では、実は疲れや不安、ちょっとした悩みを抱えていることが意外と多いのです。

だからこそ、そうした悩みも丸ごと出せるような、リラックスして過ごせる場所が非常に大切だと考えています。

お父様やお母様にさえ少し言いづらいことも、中にはあるはずです。

お家とはまた違う「第2の居場所」として、子供たちが自然体でいられる環境づくりを何より大事にしています。

——「疲れや不安を抱えている」とのお話がありましたが、日々接する中で、どのような瞬間に「この子は疲れているな、不安なのかな」と感じるのでしょうか。

丸山 紗由姫さん

一番分かりやすいのは、機嫌の変化です。

普段は穏やかな子が、誰かに少し触れられただけで「うるさい!」とツンツンした態度を取るような時は、「今日は何かあったのかな」と気付きますね。

また、顔色が悪かったり、元気がなかったりする時も同様です。

「体調が悪いのかな?」「学校で何かあった?」と声をかけると、たいてい「友達と喧嘩した」「先生に怒られた」といった背景が見えてきます。

——子供たちが疲れや不安を感じる背景には、やはり環境の変化も関係しているのでしょうか。

丸山 紗由姫さん

そうですね。現代の教育環境の変化は大きいと思います。

今はプログラミングが必修化され、私たちの時代のようにノートとペンだけでなく、小学生でもタブレットを常に持ち歩くようになりました。

あの荷物だけでも相当重いですし、体への負担は大きいでしょう。

また、連絡事項や宿題もタブレットで行うため、画面を見る時間が長く、目も非常に疲れています。

学習内容や学校の進め方が昔とは大きく変わっていることが、子供たちの疲労に繋がっていると感じます。

——そうした課題を抱えるお子様たちに対し、ステモンではどのような工夫や支援をされていますか?

丸山 紗由姫さん

何よりも大切にしているのは、しっかりと向き合って話を聞くことです。

子供の目を見て「何かあったの?」と問いかけ、本人が話し始めてくれたら、さらに質問を投げかけて内容を深掘りしていきます。

「そうか、こういう風に思ったんだね」「本当はこうしたかったんだね」と気持ちを汲み取っていく。

先生というよりは、もう一段階距離の近い、親身な関係性を築けるようヒアリングを徹底しています。

——中には、自分の内面をうまく表現できない、口が重いタイプのお子様もいらっしゃるかと思います。そうした場合はどうアプローチされていますか。

丸山 紗由姫さん

自分の気持ちをうまく言葉にできない子に対しては、こちらから「言語化」のサポートをしてあげます。

「こういうことだったの?」と選択肢を提示してあげるんです。すると子供も「違う、これだった」とか「うん、そうかも」と、話しやすくなります。

問いかけの工夫をすることで、溜め込んでいた気持ちを外に出しやすくするアプローチを心がけています。

車内での会話が本音を引き出す?スタッフしか知らない子どもの素顔

——子供たちと接する上で意識されていることや、具体的な取り組みなどはありますか?

伊東 汐音さん

お子様によって、静かに過ごしたい子もいれば、思い切り体を動かしたい子もいます。

そのため、まずはその子が一番過ごしやすい形で「自分自身のペース」を取り戻せるよう支援することを大切にしています。

気持ちが落ち着いた頃に話を聴くと、意外とスムーズに打ち明けてくれることが多いですね。

中には、しばらく遊んで気持ちを切り替えてから、「実はあの時、こうだったんだよ」と話し出してくれる子もいます。

無理に聞き出すのではなく、本人が自分のペースを取り戻すのを待つというスタンスですね。

鈴木 成美さん

少し意外なところでは「車の送迎」も重要なコミュニケーションの場になっています。

私たちは学校のお迎えや、夜にご自宅までお送りする車での送迎も行っています。

——送迎の時間が、お子様との交流に繋がっているのですね。

鈴木 成美さん

特に乗車人数が少ない時などは、車内で普段言えない「本音」を話してくれる子が少なくありません。

車という独特の距離感がある空間だからでしょうか。

普段は言えないような悩み相談をポロッと話してくれたり、教室のみんなの前では隠している自分の「これが好き!」という気持ちを全力で発揮してくれたりすることもあります。

——教室では見せない、意外な一面が見られるのですね。

鈴木 成美さん

まさに「素の自分」を出しやすい場所になっているのだと感じます。

学校へお迎えに行く時もそうですが、夜の家路もまた雰囲気が違って、より話しやすくなるようです。

単なる移動手段としてだけでなく、子供たちの本音に触れられる貴重な時間として機能していますね。

成長の喜びを分かち合う、保護者とスタッフの「チーム子育て」

——放課後の時間、スタッフの皆様は保護者の方とどのように関わっていらっしゃるのでしょうか?

鈴木 成美さん

学童を利用される保護者の方は、基本的にお仕事をされていて大変お忙しい方が中心です。

そのため、家に帰ってからお子様の様子をじっくり観察したり、ゆっくり話を聞いたりする時間を取るのが、現実的には難しいことも多いと思います。

私たちは、学校(勉強の場)と家庭(安らぎの場)の「中間的な立ち位置」にいます。

だからこそ、私たちが保護者の方に代わってお子様のちょっとした変化や悩み、その日の出来事をしっかりと受け止める。

そして、必要なことは保護者の方に共有し、一緒に子育てをサポートする「パートナー」のような役割を担えればと考えています。

——スタッフの方から学校での様子を伝えると、保護者の方はどのような反応をされますか? 

伊東 汐音さん

保護者の方は、小さい頃からずっと一緒にいるのでお子さまの特性をよくご理解なさっています。

ただ、子供には「親には見せない顔」というものもあります。

例えば、普段はしっかりしている子が、学童では少し甘えてわがままになったりする。

そうした「家とは違う姿」をお伝えすると、保護者の方も「ああ、外で頑張って疲れているのかな」「何かあったのかな」と察してくださり、家庭でのフォローに繋がることがあります。

丸山 紗由姫さん

お迎えに来られた保護者様とお話をした際、「えっ、うちの子そんなことできたの!?」と驚き、喜んでくださる顔を見るのが大好きなんです。

そうやって会話を重ねることで、最初は少し距離があった保護者の方とも次第に信頼関係が築けていけます。

——一緒に子供を育てている、という実感がありそうですね。

伊東 汐音さん

本当にそうですね。

保護者様もだんだんと心を開いてくださり、最終的には「他の習い事の発表会があるから来てほしい」「うちの子の晴れ姿を見てほしい」と言ってくださるまで仲良くなれたこともありました。

「先生にも見てほしい」と思っていただけるほど信頼して任せてもらえていること。それが、私たちにとって何よりのやりがいです。

ステモンアフタースクールの日常風景
学校の宿題に取り組んでいる様子
ステモンアフタースクールの日常風景
ブロックで遊ぶ子供たち

「やってみたい!」の火を灯す。挑戦へのハードルを下げる独自の仕組み

子どもの意欲を引き出す鍵は、成功させることよりも「やってみる」ことへの心理的ハードルを下げることにあります。

結果の良し悪しを問わずプロセスを称える、ステモンならではのユニークな仕掛けの数々をご紹介します。

結果より「挑戦」を称える。阿佐ヶ谷校の人気イベント「ステモンギネス」

——ステモンアフタースクールでは、STEAM教育や野外活動など多岐にわたるプログラムを展開されていますが、子供たちの「やってみよう」という意欲を引き出すために、具体的にどのような点に注力されているのでしょうか?

丸山 紗由姫さん

少し前にご紹介したSTEAMアカデミーの他に運動や英語のアカデミーもあります。

普段は英語に馴染みがない子でも、楽しくレッスンしてくれる先生のおかげで「英語が好きになった」というお子さまがたくさんいらっしゃいます。

こうした日々の積み重ねが、子供たちの知的好奇心を育み、自分の興味に向かって一歩踏み出すきっかけになっていると感じています。

伊東 汐音さん

各校舎で独自の工夫も凝らしています。

例えば阿佐ヶ谷校では「ステモンギネス」というイベントを行っています。

——ステモンギネス、面白そうなネーミングですね。

伊東 汐音さん

内容は「お手玉」や「早口言葉」など、誰でも気軽に挑める身近なものです。

これを記録に挑戦する形式で実施しています。

ここで大切なのは、結果の良し悪しに関わらず「挑戦したことそのもの」を評価し、表彰するという点です。

「やってみる」ことへのハードルを下げることで、子供たちが自発的に挑戦する機会を生み出しています。

——結果だけでなくプロセスを認めることで、モチベーションの維持や「次もやってみよう」という意欲に繋げているのですね。

学びの入り口を広げる。学校の授業を「知ってる!」に変える教材の工夫

——日々の業務の中でどのような工夫をされていますか?

鈴木 成美さん

私は全スクールで実施している「アカデミー」という学習プログラムの制作を担当することが多いのですが、制作する上で意識しているのは、「学校での学びのハードルを下げること」です。 

全く知らないことを学校でいきなり学ぶよりも、ステモンで「あ、これ聞いたことあるかも」「昔、何かの実験で見たぞ」という予備知識があれば、すんなりと入り込めますし、興味も持ちやすくなります。

——予備知識があるだけで、授業への食いつきや自信が変わってきそうですね。

鈴木 成美さん

もし学校で「これはこうなんだよ」とお友達に教えることができれば、「すごい! 知ってるんだね」と褒められて、自信にも繋がりますよね。

そうやって子供たちの知識の「引き出し」を増やしてあげたい。

自分が作ったプログラムに子供たちが楽しんで取り組んでくれている姿を見ると、本当に作ってよかったなとやりがいを感じます。

——特に注力されている分野はございますか?

鈴木 成美さん

先ほどもお話しした通り、英語教育にかなり力を入れています。

小学校での英語教育の開始時期が、以前の3年生から1年生へと早期化されていますよね。

私たちは、日本語と英語を明確に線引きするのではなく、日常の中に自然と英語が入ってくるような環境作りを目指しています。

子供たちが英語に興味を持つタイミングは一人ひとり異なります。

だからこそ、興味を持った瞬間にしっかりと応えられるスタッフが必要だと考えています。

そこで、弊社の家庭教師サービス「お迎えシスター」に在籍しているバイリンガルの学生たちに、スタッフとして入ってもらっています。

彼らが子供たちの英語への取り組みをサポートしてくれるおかげで、いつでも英語に触れられる環境が整っています。

また、毎日の「帰りの会」でも英語に親しむ時間を提供しています。

大きくなった時に英語への抵抗感がなく、自然と楽しんで学んだ経験をベースに、力を伸ばしていってもらえたら嬉しいですね。

ステモンアフタースクールの授業風景
自由遊びで被り物を制作
ステモンアフタースクールのプチイベント
プチイベントで壁面アート作り

「どっちが悪い」で裁かない。喧嘩を通じて社会性を磨く対話のルール

子ども同士の衝突は、豊かな社会性を育むための絶好の学びの機会です。

大人が一方的に正解を押し付けるのではなく、対話を通じて子どもたちが自ら納得解を見つけるための、スタッフによる「橋渡し」の極意を伺いました。

お互いの感情を吐き出し、整理する。スタッフが担う「言葉の橋渡し役」

——子供たちの社会性を育む上で、スタッフの皆様がお子様と接する際に心がけていることはありますか?

丸山 紗由姫さん

学童に通う子供たちはまだ幼く、どうしても「自分がメイン」になりがちです。

そのため、自分の納得がいかないことがあると、お友達と意見がぶつかり、言い合いや喧嘩に発展してしまうことがよくあります。

まだ子供たちだけでは解決できないことも多いので、そこは私たち大人が間に入ってサポートするようにしています。

——具体的に、どのように間に入るのでしょうか。

丸山 紗由姫さん

まず徹底しているのは、「お互いの話を最後までちゃんと聞く」ことです。

例えば、A君の話を聞いている最中に、B君が「いや、A君が先に○○してきたんだ!」と割って入ってくることがよくあります。 その時は、「一回ちょっと待ってね。後で必ずB君の話もしっかり聞くからね」と伝え、まずはA君の言い分を全て出し切らせます。

その上で、B君の話も公平に聞く。このプロセスを崩さないようにしています。

両方の話を聞いた後は、「どっちが悪い」と判定したり、単に「喧嘩はおしまい」と強制終了させたりはしません。

「じゃあ、どうすればよかったかな?」と一緒に考えるようにしています。

「A君はこう思ったから、あんなことをしちゃったんだね」「B君はこういう気持ちだったんだね」と、お互いの感情を吐き出させ、整理していきます。

そうすると、「あ、君はこうしちゃったけど、本当はこうしたかったのか」と、子供たち自身が相手の気持ちに気づけるようになるんです。

——単に止めるのではなく、お互いの理解を促すんですね。

丸山 紗由姫さん

自分の気持ちをうまく言葉にできない子には、「こういうことだったの?」とこちらが言語化して引き出し、会話をつないであげる「橋渡し役」を担っています。

また、例えば物を投げてしまった時も、頭ごなしに「投げちゃダメ!」と叱るのではなく、「どうして投げちゃったの? 何かあったの?」と、その行動に至った理由や気持ちに寄り添うことを大切にしています。

——誰が悪いかではなく、その子の背景や気持ちに寄り添う。子供を一人の人間として尊重して接している姿勢が伝わってきます。

丸山 紗由姫さん

基本的には大人に対するのと同じように敬意を持って接しています。

もちろん、子供なので「どこまで大人が介入するか」の線引きは必要ですが、一人ひとり個性は全く違います。

その子の性格や特性を見ながら、マニュアル一辺倒ではなく、一対一でしっかりと向き合っていく。

それが私たちの最も大切にしていることです。

過去の行動で決めつけない。スタッフが「絶対的な味方」でいる理由

丸山 紗由姫さん

私が個人的に強く意識しているのは、「絶対に決めつけない」ということです。

中には、いつもやんちゃでトラブルになりがちなお子様もいます。

何か起きると、大人としては心の中でつい「またあの子がやったのかな?」と思ってしまいそうになる瞬間があるかもしれません。

でも、それを態度に出したり、決めつけたりすることは絶対にしてはいけません。

——過去の行動で判断してはいけない、ということですね。

丸山 紗由姫さん

どんな行動にも、必ず子供なりの理由があります。

イライラしていたのかもしれないし、誰かに何かを言われて傷ついた反動かもしれない。

必ず「原因」があるんです。

もし私たちが「怖い大人」として接してしまうと、子供は怒られるのが怖くて本当のことを言わなくなってしまいます。

「先生は味方だよ」というスタンスで、同じ目線に立って一緒に考える。

そうすることで、子供たちが安心して心を出しやすくなる環境を作るようにしています。

——一人の人間として対等に接するという姿勢が、信頼関係のベースにあるのですね。「ステモン」全体として、何か決まったルールや、「こう対応しましょう」といったマニュアルのようなものはあるのでしょうか?

鈴木 成美さん

保育に関しては、決まったルールやパターンといったものは設けていません。

その代わり、毎日必ず全拠点をオンラインで繋いだ「朝会」を行っています。


その朝会で、子供たちのちょっとした出来事を共有し、「こういう時はどう声をかけたらいいか」「今の状態に対して良い対応策はあるか」といったことを相談しています。

みんなで知恵を出し合い、過去の経験談を共有しながら一緒に考えているので、画一的な「ルール」という形ではないですね。

——マニュアルで決めるのではなく、スタッフの皆さんの経験を元に、日々試行錯誤しながら作り上げているのですね。

鈴木 成美さん

おっしゃる通りです。

目の前にいるお子様に対して、その場の担当者だけでなく、各拠点のスタッフも関わりながら保育を提供できています。

みんなで考え、密にコミュニケーションを取ることを大切にしています。

異学年交流で育つ社会性:現場スタッフと子供たちが作る独自のイベント

鈴木 成美さん

私たちの学童は現在「ステモンアフタースクール」という名称ですが、以前は「スイッチスクール」として活動していました。

名称変更後は、学童保育の中にSTEAM要素を本格的に取り入れ、「アカデミー」という学びの時間を通じて、全校舎統一で質の高いSTEAM体験を提供しています。

その一方で、各スクールが独自に行うイベントにも力を入れています。

一般的な学童では、長期休み期間のイベントも本部が決めて「全校舎一律でこれをやりましょう」というケースもあるかと思います。

しかし私たちの場合は、春休みや夏休みのイベント企画をほとんど各校舎のスタッフに任せているんです。

子供たちにアンケートを取って「やってみたいこと」を聞き出し、それを元にカスタマイズして開催するため、内容は非常にバラエティ豊かです。

例えば、「スタッフ対子供たち」でゲーム対決を行うなど、ユニークな企画がたくさん生まれています。

——各校舎でバラエティ豊かなイベントが行われているのですね。そうした独自の活動を通じて、学年の枠を超えた交流や、お子様の意外な成長を実感された具体的なエピソードはありますか?

鈴木 成美さん

過去に「お菓子の家作り」のイベントを行った時のことです。

そのスクールは男の子が非常に多く、女の子が少なかったため、あえて各班に女の子を1人ずつ配置しました。

さらに、3年生の男の子たちがいる中で、1年生の女の子を班のリーダーに抜擢してみたんです。

実はそのリーダーに指名された女の子、普段はすぐに泣いてしまうような大人しいタイプの子でした。

「大丈夫かな?」と少し心配していたのですが、いざ始まってみると、なんと一番バリバリと班を仕切ってくれたんです!

——それはすごい変化ですね!

鈴木 成美さん

3年生の男の子たちを相手に堂々と指示を出している姿を見て、本当に驚きました。

「学年が上の子がリーダーをやるべき」といった固定観念に縛られず、小さい子でもチャレンジできる機会を提供する。

そうした環境をスタッフが作ることで、子供たちの意外な才能や成長が見られるのだと強く感じた出来事でした。

——学年は関係なく、置かれた環境や与えられた役割によって、子供たちの適性やパフォーマンスは大きく変わってくるのですね。

ステモンアフタースクールの遠足風景
水族館遠足
ステモンアフタースクールの遠足風景
雪国体験
ステモンアフタースクールの遠足風景
embotのロボット制作体験
ステモンアフタースクールの遠足風景
遠足先でチーム対抗リレー

30年後を見据えて。AI時代に活躍し続ける人材へ

AIが急速に進化する不透明な時代において、真に求められるのは「自分で考え、決断する力」です。

日々の放課後の積み重ねが、30年後の未来を力強く歩むためのどのような土台となっているのか、その確かなビジョンを語っていただきました。

自分の「やりたい」をコントロール。時間管理と譲り合いから始まる「自立した心」の育て方

——ステモンアフタースクールでの活動を通じて、通っている子供たちが「すごく成長したな」と感じる瞬間について教えていただけますか?

丸山 紗由姫さん

私たち学童の大きな特徴は、子供たちと過ごす期間が長いことです。

年長さんの顔合わせから始まり、小学校1年生から長い子だと6年生まで通ってくれます。

その中で、ある男の子のエピソードが強く印象に残っています。

彼が1年生の頃は、なかなか自分中心な考えから抜け出せず、人に譲ることができない子でした。

おもちゃを「これは僕の!」と独り占めしたり、「帰りの会」の司会を決める時も「僕が絶対やりたい!」と譲らなかったり、わがままを言ってしまうことが多かったんです。

ところが、その子が3年生になった時のことです。

ある日、下の1年生の子が「司会をやりたい」と言い出した場面がありました。

最初は彼も「僕もやりたい」と言っていたのですが、途中で急に「やっぱり僕はやらない」と引いたんです。

——自分から譲ったのですね。

丸山 紗由姫さん

私が理由を聞くと、彼は「1年生がやりたいって言っていたから、今日は僕は大丈夫」と言ってくれたんです。

本当に些細な出来事ではあるのですが、私の中ではその成長にとても感動してしまって。

私が「すごいね、偉いね、優しいね」と声をかけると、「へへっ」と少し照れくさそうで、でも嬉しそうな顔をしていました。

今、思い出して話しているだけでも泣きそうなんですが…… そんな成長の瞬間に出会えるのが嬉しいですね。

——社会性や主体性が育っている証拠ですね。そうした力は、家庭だけで身につけるのはなかなか難しい部分もあるので、ステモンアフタースクールのような場所があることは非常に意義深いと感じます。

伊東 汐音さん

ほかにも、「時間管理」ができるようになった時に成長を感じますね。

その子は宿題の量が非常に多くて、周りのみんなが遊んでいる中で、自分だけ勉強しなければならない状況に苦しんでいました。

以前は、その悔しさやプレッシャーから、泣きながら宿題に取り組むこともあったんです。

基本的に、私たちの教室では「入室したらまず宿題」というルールが決まっています。

しかし最近、その子に関しては、自分で「遊ぶ時間」と「勉強する時間」の区切りをつけられるようになりました。

あまりにも気が乗らない時は、「一回遊んでから、〇時から再開します」と、自分で決めて私たちに報告しに来てくれるようになったのです。

単にルールに従うだけでなく、自分のコンディションに合わせて計画を立て、実行する。

そうやって自立していく姿に、たくましさを感じています。

——子供たちの中に、しっかりとした「報連相(ほうれんそう)」と自己管理ができているということですね。素晴らしいです。

失敗を恐れず、何度でも立ち上がる。挑戦の積み重ねが一生モノの「自信」になる

——ステモンのビジョンである「未来を切り拓く主体性」について伺います。今ここに通っている子供たちが大人になる20年後、30年後の未来に向けて、どのような大人に育ってほしいと願っていますか?

丸山 紗由姫さん

今、ChatGPTをはじめとするAI技術が急速に進化しています。

社会が大きく変化していく中で、子供たちが将来どのような職業に就くかは一人ひとり違うと思いますが、どこにいても「生き生きと活躍し続ける人」であってほしいと考えています。

そのために必要なのが、2つの力です。

1つは、AI時代に活躍するための基礎となる力を「STEAM教育」を通じて身につけること。

もう1つは、「野外活動」や様々な経験を通じて、人としての豊かさや土台を育むこと。

この2つの力をバランスよく持ち合わせることで、どんな環境でも力を発揮できる大人になってほしいですね。

——鈴木さんは、どのような想いをお持ちでしょうか?

鈴木 成美さん

私は、「たくさん挑戦できる人」になってほしいですね。

何かやってみれば、うまくいくこともあれば、いかないことも当然あります。

でも、その経験を自分の中で消化して、「挑戦することは怖くないんだ」という自信を持ってほしい。

私たち大人ができるのは、そんな子供たちの背中を押し、「挑戦したい」という気持ちを育めるような学童でありたい、環境作りをしたいと思っています。

——挑戦を支える環境作りですね。伊東さんはいかがですか?

伊東 汐音さん

私は、「素直で、かつ自立した大人」になってほしいと願っています。

大人や周りの人から「こうしなさい」と言われたり、周囲の空気を読んだりして選択するのではなく、自分の頭で考え、自分で決断していける強さを持ってほしい。

正解のないこれからの時代だからこそ、自分の軸を持って歩んでいける人になってくれたら嬉しいですね。

ステモンアフタースクール 烏山
ステモンアフタースクール校舎
ステモンアフタースクール 西荻窪
ステモンアフタースクール校舎

多彩なプログラムと心のリラックス。子どもの「好き」を軸に、輝く将来への架け橋を作る

——最後になりますが、現在お子様の成長環境を探していらっしゃる保護者の方に向けて、メッセージをお願いします。

丸山 紗由姫さん

民間学童ステモンアフタースクールでは、多彩な教育プログラムや丁寧なサービスを提供しています。

しかし、私たちが何よりも大切にしているのは、「子供たちがリラックスして過ごせる環境であること」です。

まずは安心できる環境があってこそ、子供たちは自分の好きなことや興味があることに向き合い、夢中になって活動することができます。

そんな場所を提供できるよう、日々心がけています。

伊東 汐音さん

放課後の時間がより実りあるものになるよう、子供が大好きな明るいスタッフたちが、一人ひとりにしっかりと向き合っています。

自信を持って「いい学童です」と言えますので、ぜひ安心してお預けいただければと思います。

放課後という豊かな時間が、子どもたちの輝く未来の架け橋になる

ステモンアフタースクールが提供するのは、子どもたちが安心して失敗し、のびのびと挑戦できる「学校でも家でもない、素になれる場所」としての豊かな時間そのものです。

高度なSTEAM教育で磨く知性と、日々の対話や自己管理を通じて育まれるしなやかな心。

これらが一つになることで、AIが台頭する不透明な社会においても、周囲に流されず自ら決断し、歩み続けられる「自立した大人」への確かな土台が築かれます。

失敗を恐れず挑戦し続ける放課後の積み重ねは、30年後の輝く未来へと続く一生モノの架け橋となるはずです。

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