宿題完結、プログラミング、そして「子ども会議」。アフタースクール放課後Lab.に学ぶ、私立小学校内ならではの安心と成長の仕掛け

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宿題完結、プログラミング、そして「子ども会議」。アフタースクール放課後Lab.に学ぶ、私立小学校内ならではの安心と成長の仕掛け

「放課後の時間、わが子はどのように過ごしていますか?」共働き世帯が増える中、多くのお子様が利用するアフタースクール。学校でも家庭でもない「第三の居場所(サードプレイス)」は、実は子どもたちが最も自由に、そして自発的に才能を伸ばせるチャンスに溢れた時間です。

 今回は、私立小学校内で運営され、子どもたちの自律心と探究心を育む独自の取り組みで注目を集める「アフタースクール放課後Lab.」にインタビューを実施。同施設を運営されている、コアネット教育総合研究所 放課後ラボ事業部 副室長の佐々木 梨絵さんにお話を伺いました。

宿題の徹底サポートから、本格的なサイエンス教室、さらには子どもたちが自らルールを決める「子ども会議」といった、一歩先を行く放課後の過ごし方が、子どもたちの社会性と好奇心をどう変えていくのか。その核心に迫ります。

目次

子どもたちが主役になる「学びのサードプレイス」とは

アフタースクール放課後Lab.
学習の様子

学校でも家庭でもない、子どもたちが自分らしくいられる「第三の居場所」には、どのような役割があるのでしょうか。単なる預かりの場を超え、遊びの中から「探究心」の種を見つけ出すための、放課後Lab.ならではの空間づくりについて詳しく伺います。

「温かさ」と「メリハリ」が共存する、校内ならではの安心感

——放課後Lab.は、どのような雰囲気の場所だと感じていらっしゃいますか?

佐々木 梨絵さん

私たちのアフタースクールは私立小学校の校内だけで運営しています。民間で広く一般向けに展開しているアフタースクールではなく、各学校に在籍している児童だけが対象となっています。 そのため、施設の雰囲気はそれぞれの学校によってカラーが異なります。また、学校の教育方針を踏まえた上で、我々スタッフが放課後の時間に対応できる点も、私たちの大きな特徴として打ち出しています。学校によって放課後の雰囲気は全く異なり、学校や保護者の方のニーズも違うため、一概に「こういう雰囲気です」とまとめるのは難しいですね。 

——もしその中で共通しているポイントがあれば、教えていただけますか?

佐々木 梨絵さん

共通しているのは「温かい」「安心して過ごせる」という点です。子どもたちが生き生きと過ごせる場所であるとともに、私立小学校の中にあるため、勉強の時間をしっかりと確保しています。このように、メリハリのある生活習慣を身につけることを重視しています。

また、私たちが特徴に掲げている「自発性・自立心」「探究心」「思いやり」に関連したスタッフの対応や生徒同士の取り組みは、全校舎共通です。

——校舎によって様々なニーズがあるとのことですが、具体的にどのようなご要望が寄せられるのでしょうか?

佐々木 梨絵さん

「宿題をきちんと終わらせてほしい」というご要望は多く寄せられます。本来ご家庭で保護者の方にお願いしているような宿題のサポートを、私たちが代わりにお受けするため、この点は学校からもご要望としていただくことがあります。 

具体的なサポート内容は学校によって様々です。例えば、「日記を書く宿題のサポートまでしてほしい」というご要望があれば、スタッフがチェックを行います。一方で、「丸付けは不要で、宿題が終わっているかの確認だけでよい」という学校もあれば、「丸付けから間違い直しまでしっかり対応してほしい」という学校もあります。このように、学習サポートの度合いは異なります。 

なぜ今、放課後の時間に「探究心」の種をまく必要があるのか

——ホームページを拝見し、貴校が「サードプレイス」として、子どもたちの探究心を育むことを重視されていると知りました。この「探究心」は、子どもにとってなぜ必要だとお考えでしょうか。

佐々木 梨絵さん

以前であれば、放課後は自由に過ごせる時間であり、遊びの中で学べる場がありました。しかし、今はそういった環境が失われつつあり、難しい状況です。 私たちが放課後の居場所を提供するにあたって、学校は、「知識等を系統的に学ぶ場所」であり、家庭が「社会的なルールやしつけなどの文化を学ぶ場所」であるならば、私たちはその中間にあって、
異学年を含めた子ども同士の関係の中で、子どもたちが自ら遊ぶように学ぶ場所だと考えています。

——学校と家庭の中間、という位置づけなのですね。たしかに、今の時代はそうした「第三の居場所」が求められているように感じます。その中で、具体的にはどのように探究心を育んでいくのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

もちろん、生活ルールや学校の勉強も教えますが、やはり自由に過ごせる時間の中で、「なぜだろう」「どうしてだろう」と考え、解決に向かっていく力を養うことが重要です。大人になり、社会に出て働く上で必要となる探究心の種を見つけられるのは、少しふわっとした緩やかな時間帯の中にあるのではないでしょうか。 

学校と同じように「勉強しなさい」と厳しくするのではなく、子どもたちが「なぜだろう」と自由に考えられる場所を提供したいという強い思いがありました。単なる勉強の場であれば、私たちである必要はありません。子どもの頃の好奇心は、遊びの中で生まれるものです。

——ただ勉強を教え込むのではなく、疑問を持てる余白や、遊びの時間を大切にされているのですね。

佐々木 梨絵さん

同じアフタースクールでも、ただ預かるだけでなく、子どもたちの好奇心の芽や、「もっと学んでみたい」という意欲を持てる環境づくりをしたいと考え、この放課後Lab.を「学びのサードプレイス」と位置付けています。 

現在、探究学習は中学校の授業などでも取り入れられており、教育現場において必要不可欠なものとなっています。私たちは、必ずしも探究の専門家ではなく、日々の生活を過ごす時間の中で、自然な形で探究心をご提供できればと考えています。

「自ら考えて動く」を習慣にする独自の教育アプローチ

アフタースクール放課後Lab.
子ども会議の様子
アフタースクール放課後Lab.
子ども会議の様子

大人が一方的に指示を出すだけでは、子どもたちの考える力は育ちません。子どもたち自身がルールを決め、主体的に運営する「子ども会議」など、自発性を引き出すための驚きの仕掛けと声かけの秘訣に迫ります。

問いかけを大切にする。自発性を引き出す声かけの工夫

——普段、子どもたちと接するうえで大切にされていることはありますか。

佐々木 梨絵さん

子どもたちと接する前提として、まずは各学校の教育方針がベースにあります。その上で、私たちの特徴の一つとして「自発性」や「自立心」の育成を掲げています。大人の指示で動くのではなく、子どもたちが自ら考えて行動できるよう、声かけを工夫しているのです。 こうした接し方を徹底できるよう、スタッフの研修も行っています。社員に限らず、パートやアルバイトのスタッフにもお願いし、全員が同じ意識を持って子どもたちに接するようにしています。

——自立心や自発性を促す接し方とは、具体的にどのような声かけなのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

基本的には、子どもたち自身に考えてもらうことが大切です。「どうしてこれがダメなのだろう」と疑問を持たせるようにしています。 私たちのアフタースクールの特徴の一つでもありますが、「子ども会議」という形で、子どもたち自身に月の目標や現在問題になっていることについて話し合ってもらう場を月に数回設けています。

——先生方からルールを提示することもできると思いますが、そうではなく、子どもたち主体で、ということでしょうか。

佐々木 梨絵さん

例えば、私たちが「折り紙は3枚まで」といったルールを提示することは簡単です。しかし、子どもたち自身でルールを決め、それを守ろうという意識を持ってもらいたいのです。「なぜそれがダメなのか」を考えてもらうようにしています。 低学年だけの校舎もあるため、その場合は先生がファシリテーターとしてサポートしますが、高学年までお預かりしている校舎では、子どもたちが自主的に会議を運営しているところもあります。

——そこまで子どもたち自身で考えて運営しているのですね。素晴らしいです。

佐々木 梨絵さん

目標について話し合ったり、楽しいイベントを作りたい時に子どもたちに意見を出してもらったりと、極力子どもたちが自分で考えて行動する時間を設けています。また、私たちの接し方においても、何か一つ注意する際にも、子ども自身に考えさせて答えを出させることを意識して実践しています。

子どもたちがルールを決め、運営する「子ども会議」の驚くべき効果

——お話を伺うだけで、和気あいあいとしたコミュニケーションが活発な、明るい雰囲気が想像できました。小学校を卒業した後などに、「アフタースクールで学んで良かった」と言ってくれる子どもたちはいるのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

私たちが2020年のコロナ禍に開校した国立校が1校目で、対象が1年生から3年生までだったため、6年生の最後まで見届けたわけではありません。ただ、開校当初の1年生で、今年ちょうど卒業する子どもたちの中には、小学校生活最後の年に生徒会の役員になるなど、学校を引っ張っていく存在になっている子が多くいます。 

——アフタースクールで過ごした経験を活かして、子どもたちが大きく成長している様子が目に浮かびます。

佐々木 梨絵さん

私たちの施設では、「子ども会議」など、自ら工夫して何かを作り上げる経験をしてきました。放課後Lab.で過ごした子どもたちが、高学年になった時に学校を牽引するような立ち位置で活躍しているのを感じます。

指導員は伴走者。答えを教えず導き出す「コーチング」の視点

——子どもたちと直接接している先生方は、どのようなところにやりがいを感じていらっしゃいますか。

佐々木 梨絵さん

私たちはコンサルティングの知見も活かし、研究的な視点を意識しています。校舎ごとにテーマを持ち、「子どもたちにこういう働きかけをしてみたらどうだろう」とスタッフ自身も探究しているのです。 

例えば、子どもたちが自ら行動できるように、視覚支援を取り入れたり、時間を意識して行動できるような声かけを工夫したりしています。先生たちにとっては、こうした試みを通じて「子どもたちに良い変化が見られた」という経験を蓄積し、共有・発表し合うことがやりがいにつながっています。各校舎での取り組みを共有しあい、日々の指導に取り入れることで、「うまくいった」「子どもの新たな一面を引き出せた」という喜びを感じているのだと思います。

——実際にアフタースクールで働いている先生方は、何か資格をお持ちなのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

基本的には保育士や幼稚園教諭、学校教諭の免許を持っている人が多いです。入社時に資格がなくても、3年働けば放課後支援員の資格が取得できるので、パート・アルバイトの方で長く勤めてくださる方にも、資格取得を推奨しています。

 また、社員向けの研修も毎年実施しています。探究学習の専門家を講師に招いた研修会を行ったり、子どもたちが自分で答えを導き出せるようにするためのコーチング手法を学んだりしています。

知的好奇心を刺激する、多彩な学習プログラムと成長の記録

アフタースクール放課後Lab.
サイエンス教室

サイエンス教室からドローン体験、さらには「生きた算数」を学ぶ夏祭りまで、子どもたちの好奇心を揺さぶるプログラムが満載です。地域性や保護者のニーズを形にした、放課後の時間をワクワクするような学びの時間に変える取り組みをご紹介します。

サイエンスからドローンまで、地域とニーズに合わせた専門プログラム

——カリキュラムの中に、サイエンス教室やプログラミング教室など、民間の施設ではあまり見られない専門的な学習プログラムがありますね。これも習い事としてのニーズに応えるためでしょうか。

佐々木 梨絵さん

各学校で保護者の方にアンケートを取り、希望が多いプログラムを導入するようにしています。そのため、サイエンス教室がある校舎もあれば、ない校舎もあります。プログラミング教室やダンス教室、サッカー教室がある学校もあり、地域性や保護者の皆様の要望に合わせて提供しています。

——その中で、特に人気が高いプログラムはどのようなものですか?

佐々木 梨絵さん

国立校では毎年サイエンス教室が一定の高い人気を集めています。 また、総合スポーツなどの運動系も非常に人気です。土日に習い事として通うご家庭も多いですが、外部の体育館などへ送迎する負担があるため、校内で完結するスポーツプログラムの需要が高いのだと思います。 

他にも、ダンスコンテストで受賞した卒業生がダンス講師として教えに来てくれる校舎では、ダンス教室が人気です。地域によっては書道教室が非常に人気を集めることもあります。教育熱心な地域では、国語・算数の自学自習プログラム「国語・算数学習教室 ガウディア」を受講されるケースが多いなど、地域性を強く感じます。

——アフタースクールは小学1年生から6年生までが対象とのことですが、例えばサイエンス教室は小学1年生から参加できるのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

はい、1年生から参加できるように、プログラム構成を業者の方にお願いしています。これまでは対象を1年生から3年生までに限定していましたが、ご好評につき、2026年度からは4から6年生の高学年向けプログラムもスタートする予定です。

アフタースクール放課後Lab.
クリスマスツリー飾り制作
アフタースクール放課後Lab.
クリスマスイベント

遊びが学びに変わる。夏祭りの屋台を通じた「生きた算数」の体験

——保護者の方は共働きのご家庭が多いと思いますが、夏休みなどの長期休暇は一番お子様を預けたいタイミングかと思います。夏休みならではの特別なプログラムなどはあるのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

夏休みは午前中から長い時間お預かりするため、様々なプログラムを実施しています。例えば「夏祭りプログラム」では、子どもたちが前日に屋台の準備や制作を行い、翌日にお客さんごっこをして遊びます。 最近は電子決済が普及し、電子マネーをかざすだけで何でも買える時代になったため、子どもたちが現金に触れたり、お金のやり取りをしたりする機会が減っているという課題があがりました。

そこで、屋台での遊びを通じて「いくら渡して、いくらお釣りが戻ってくるか」という計算を実際に体験してもらっています。算数は本来、生活の中で必要とされる学問ですから、遊びの中に疑似的なお金のやり取りを取り入れることで、生きた算数を学ぶ要素を加えています。 

また、外部の講師をお招きして、「宇宙と折り紙」をテーマにNASAの人工衛星などに使われている技術を折り紙で表現するプログラムや、走り方教室なども開催しました。サードプレイスとして、夏休みの長い時間を利用し、子どもたちに様々な体験をしてほしいという思いから、複数のイベントを開催しています。

——私自身、子どもを預ける保護者の立場ですが、プログラムの充実度は重要だと感じます。

佐々木 梨絵さん

夏休みには独自の企画を実施するようにしています。また、私立小学校ならではの振替休日や創立記念日など、1日お預かりする日には十分な時間があるため、特別なイベントを行っています。 食品サンプル作りをしたり、国立校ではドローンを飛ばす体験をしたりと、様々な活動を提供しています。

——小学生がドローンを飛ばすなど、かなり本格的で深い体験ができるのですね。驚きました。

佐々木 梨絵さん

学校によっては陶芸設備があるため、夏休みにコップを作る企画を実施した校舎もありました。本当に様々です。 また、夏休みの宿題で「大物課題」と呼ばれる絵画や習字は、ご自宅で行うと汚れや片付けが大変ですよね。そこで、夏休みに学校の書道室や美術室をお借りして、そうした課題に取り組む時間を設けています。これは保護者の方からのニーズが非常に高く、普段は定期利用されていない方でも、課題を終わらせるためにその日だけスポット利用されるケースも多くあります。

——それは保護者としては一番ありがたいかもしれませんね。

佐々木 梨絵さん

実は、子育てを経験したスタッフから「家で絵画や習字の宿題をされると、墨で汚れて洗面所の掃除が大変」という声が上がり、「それならば、こちらで請け負おう」と始まった企画なのです。普段は利用されていない方にも「この日に課題を終わらせる企画があるので来ませんか」とご案内したところ、やはり「その日のうちに終わらせたい」と参加される方が増えました。

——スポットでも利用できる環境は素晴らしいですね。事前に登録していなくても、その時に利用できるのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

いえ、安全面を考慮して保険にご加入いただく必要があるため、初回利用前には必ず事前登録をお願いしておりますが、それ以外は、実際にご利用されるまで費用は発生しません。一度ご登録いただければ、いつでもスポット利用が可能です。

「週末の会話が弾む」と好評。動画やお便りで届ける子どもの日常

——子どもたちが安心してアフタースクールに通えるために、どのような工夫をされていますか。

佐々木 梨絵さん

基本的に入退室の管理システムを導入しています。私たちは私立小学校のお子様をお預かりしており、一人で電車通学をしている学校の生徒が多いです。そのため、学校に到着したか、アフタースクールに無事に入室したかを確認できる通知が保護者の方に届く仕組みになっています。 

学校を出るのが遅い時間になると、家に着くまでの時間が心配になりますよね。しかし、学校を出た時間が分かれば、どの電車に乗って帰るのか目安が立ちます。入室・退室のタイミングで打刻情報が保護者の方に連絡されるようにしています。 

セキュリティ面に関しては、アフタースクール施設が学校内にあるメリットは大きいです。学校には監視カメラが完備されており、学校自体のセキュリティで守られている点は大きな安心材料になります。

——アフタースクールで過ごすお子様の実際の様子については、どのように保護者の方へお伝えしていますか?

佐々木 梨絵さん

共働き世帯でご利用されている方が多いため、日々のお子様の様子を知りたいという保護者の方のニーズが高いと考えています。そこで、週末の金曜日や土曜日に動画をお送りしています。週末にご家庭で「こういうことがあったね」と動画を見ながらお話しいただくことで、会話のきっかけにしていただければと思っています。 

さらに、チャット形式で保護者の方と個別で連絡を取り合えるシステムも導入しています。毎日全員にお送りするわけではありませんが、お子様の良い写真が撮れた時などに「今日はこういうご様子でした」とお送りするなど、お子様の様子がより伝わるような工夫を意識しています。

——そのようなツールでいつでも連絡が取れるのは、保護者の方にとって非常に安心ですね。

佐々木 梨絵さん

電話やメールだけだとタイムラグが発生することもありますが、LINEのような双方向のやり取りができるシステムのため、すぐに確認できるようになっています。 

——私立小学校内のアフタースクールということで、特定の曜日だけ利用される方よりも、1週間フルで通われる方が多いのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

実は、大きく分けて2つの利用タイプがあります。日々のお預かりが必要でご利用されるケースと、様々な学習プログラムを提供しているため、習い事目的でご利用されるケースです。 

低学年のお子様の場合、保護者の方が習い事の送迎に時間を取れないことも多いですよね。しかし、学校の帰りに受講してそのまま帰宅できれば、送迎の手間が省けます。そのため、習い事のためだけにご利用される方もいらっしゃいます。

——そのようなニーズもあるのですね。

佐々木 梨絵さん

様々なプログラムを設けているのは、共働き世帯の方々をサポートするためだけではありません。子どもたちの学びの場として、保護者の方の選択肢の一つとなるよう提供しています。

保護者の不安に寄り添い、家庭の負担を「安心」へ変える仕組み

アフタースクール放課後Lab.
学習の様子

「宿題を終わらせて帰ってきてほしい」という切実な願いから、お友達関係の悩みまで、保護者の心に寄り添うサポート体制はどのように作られているのでしょうか。個別指導塾のような学習サポートや、動画で届く日々の様子など、家庭に安心を届ける工夫を紐解きます。

「宿題は終わらせて帰る」が鉄則。個別指導レベルの学習サポート

——保護者の方からよくご相談されることはありますか。

佐々木 梨絵さん

「うちの子は、他のお友達とちゃんと仲良くできていますか」といったご相談が多いですね。日々の様子は動画などでお伝えしていますが、やはりお友達関係を気にされる保護者の方は多いです。 「うちの子は自己主張が強いけれど、浮いていませんか」「お友達に強く言いすぎて、嫌な思いをさせていませんか」といった、ご自身のお子さんが周りに迷惑をかけていないかというご不安からのご相談です。

個別面談の際も、そういったお話を伺うケースが多いですね。 日常的には「宿題をここまで終わらせてください」といったご要望や、導入しているプリント教材のプログラムに関するご相談もありますが、やはり一番多いのはお友達関係に関するご相談ではないかと思います。

——今、個別面談を実施しているとのお話がありましたが、月に1回など、定期的に行われているのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

毎年5月に全校舎で保護者会を行っており、その後にご希望の方を対象とした面談の機会を設けています。もちろん、日常的なご質問にも都度お答えしています。 また、保護者の皆様の満足度を向上させるため、毎年9月頃にアンケート調査を実施し、その結果はフィードバックとしてお伝えしています。ご不満な点やご意見をいただき、ご要望が多いものに関しては次年度に改善する形をとっています。 

10月頃になると次年度の継続確認の時期に入るため、そのタイミングでも面談期間を設けています。ただし、保護者の方によってはお時間が取れないケースもあるため、全員を対象とするのではなく、あくまでご希望される方に行っています。お迎えに来られた際などに、日々の様子を都度お話ししています。

——1校舎あたり何人くらいの児童がいらっしゃるのでしょうか。

佐々木 梨絵さん

校舎によって規模は様々です。多いところでは、1日のお預かりが80人から、多い時で90人ほどになります。少ないところだと15人から20人程度ですし、1日の定員が30人から40人ほどの校舎もあります。

「通わせてよかった」の声が届く、異学年交流で育まれる思いやり

——保護者の方から「放課後Lab.に通わせて良かった」といったポジティブなご意見には、どのようなものがありますか。

佐々木 梨絵さん

「宿題を終わらせてきてくれるのが一番ありがたい」というお声が最も多いですね。また、学習サポートをしっかり行う校舎では、ご家庭からお持ちいただいた市販の教材なども見ています。

——それは素晴らしいですね。

佐々木 梨絵さん

校舎によっては、通信教育の教材などにも対応していますので、学習の時間だけを取り出してみれば、まるで個別指導塾に通っているような環境をご提供できているのではないかと思います。

また、異学年との交流を通じて「子どもが成長している」と感じてくださる保護者の方もいらっしゃいます。

——ご家庭でもお子様の変化を感じていらっしゃるのですね。

佐々木 梨絵さん

ご家庭でアフタースクールの出来事をたくさん話してくれることで、子どもの様子がよく分かるとも言われます。私たちとしても、ご家庭で話題にしていただけるような充実した体験を提供していく必要があります。「学校で何をしたの?」と聞いても「別に」と答えられてしまうような状況では、保護者の方も不安を募らせてしまいますよね。

 放課後Lab.が、子どもたちにとって色々な出来事を話したくなる場所になっており、そこからご家庭での会話が生まれたり、「他の学年のお友達ができてよかった」と喜んでいただけたりしています。

 もちろん、現場の指導員に対して子どもたちが非常に懐いてくれているケースも多くあります。「あの先生がね」と、先生の話題をご家庭でお話しいただいている部分も大きいのではないかと思います。

学校と放課後が優しくつながる。わが子にぴったりの「居場所」を見つけるヒント

アフタースクール放課後Lab.
学習の様子

多様な選択肢がある中で、わが子にとって最適な放課後の環境をどう見極めればよいのでしょうか。私立小学校内という環境を最大限に活かした学校との密な連携や、一貫した教育方針がもたらす「安心の土台」について考えます。

「放課後の様子が見えない」不安を解消。担任教師とスタッフが密に連携するメリット

——お話を伺って、小学校の意向を汲んでプログラムを組めることは、放課後Lab.ならではの強みだと感じました。

佐々木 梨絵さん

そうですね。現在の保護者の方々はもちろん、以前から同じ教育方針のもとで通われている在校生の保護者の皆様のニーズも反映しているため、ご希望やご要望に沿った内容をご提供できているのではないかと思います。

——学習プログラムが豊富で充実しており、安心・安全な環境であることに加え、学校のお友達とみんなで一緒に過ごせることは、子どもたちにとって大きな安心感につながりますね。同じ場所にいられることは、保護者の方にとっても非常に安心だと思います。

佐々木 梨絵さん

学校内で運営しているため、学校の先生方も気にかけてくださいます。私たちスタッフが管理責任を持ち、安心・安全に配慮していますが、学校の中で行っている以上、学校側も放課後の時間にも配慮してくださっています。そのため、「学校の先生は放課後の様子を全く知らない」という環境ではない点が、安心につながっているのかもしれません。担任の先生の目が届かない場所で預かっているわけではなく、先生方も見守ってくださる部分があります。 

また、学校と密に情報共有を行っているため、放課後の時間に起きたトラブルは翌日には学校の先生に伝わります。逆に、日中の学校でのトラブルもこちらに共有されるため、「今日はこのお友達と喧嘩をしてしまった」と聞けば、放課後は少し距離を置いて過ごさせるといった対応が可能です。

——素晴らしい連携ですね。

佐々木 梨絵さん

人間関係のトラブルなどはすぐに学校から連絡が来ます。本来であれば別々に帰宅して放課後には持ち越されないようなトラブルであっても、迅速に情報共有されることで早期解決につながる部分は大きいと思います。学校内で運営しているアフタースクール全般において、こうして学校と連携できることの良さは共通しているのではないかと思います。

アフタースクール放課後Lab.は私学に通う方限定ではありますが、保護者の皆様が学校を探す中で、「こういう環境もあるのか」と一つの選択肢として知っていただければ嬉しいです。

私立小の子どもの孤立を防ぐ一貫した環境づくり:放課後Lab.からのメッセージ

——最後に、これからアフタースクールの利用を検討されている保護者の方に向けて、メッセージをお願いいたします。

佐々木 梨絵さん

私たちが運営している放課後Lab.は、学校の中に施設があるため、学校と連携した教育や指導をご提供できるのが一番の強みです。各校舎の雰囲気や大切にすべき部分も、すべて学校の方針に合わせる形をとっています。 もちろん、外部の学童に通い、他の学校のお友達と接する機会を持つことにも良さはあると思います。一方で、私立小学校に通うお子様は地域にお友達がいないために、放課後に一人ぼっちになったり孤独を感じたりするケースもあります。

放課後Lab.であれば、全員が同じ学校に通う子どもたちですので、安心して一緒に過ごせるというメリットがあります。何を大切にされるかによりますが、一貫した教育をご提供できる場所が、私たちの放課後Lab.だと考えています。

放課後は、子どもが自分自身を見つける旅の時間

放課後の時間は、決められたカリキュラムから解放され、子どもたちが自分自身の「好き」や「得意」を深掘りできる貴重な時間です。今回のインタビューを通じて、「アフタースクール放課後Lab.」での取り組みは、預かりの枠を超え、社会で生き抜くための自律心と、生涯学び続けるための探究心を育む場となっていることが明らかになりました。 子どもたちが自ら考え、挑戦し、時には失敗しながらも成長していく姿を信じて見守ること。そのための環境選びこそが、保護者から子どもへの最高のギフトになるはずです。

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