共働き世帯の増加に伴い、放課後の過ごし方は単なる「預かり」から「学びと成長の場」へと進化しています。
しかし、習い事や学校に追われ、時間的・心理的な余裕を失っている子どもたちが少なくないのも現状です。
本記事では、独自の教育理念「エデュケア」を掲げる「ポピンズアフタースクール」のインタビューをお届けします。
「大人が決めたルールを押し付けない」「禁止・命令を使わない」といった徹底した子ども主体の運営が、どのように子どもたちの主体性や他者への思いやりを劇的に引き出すのでしょうか。
その秘訣について、ポピンズ 学童・児童館 統括マネージャーの岡田 一紀さんに、たっぷりとお話を伺いました。

自ら考え、行動を形作る「主体性」の原動力
子どもたちが自発的に行動するために、大人はどのような環境を用意すべきでしょうか。ポピンズが掲げる「エデュケア」の真髄と、遠足の行き先さえも自分たちで変えてしまう驚きの主体性が発揮されたエピソードから、そのヒントを探ります。
教育と保育が融合した「エデュケア」:主体性・協働性・創造性を伸ばす独自の目標設定
——ポピンズアフタースクールやポピンズの学童・児童館では、現在どのような教育・保育を行っているのか教えてください。
岡田 一紀さん私どもは、自治体から委託された学童クラブや放課後子ども教室、児童館の運営を多く担っております。その中で、自治体様のご意向をしっかりと踏まえた上で、ポピンズとしては「エデュケア」を提供し、お子様の放課後の時間を充実させて未来を輝かせていくことを目標に運営しています。
——「エデュケア」について、詳しくお伺いできますか?
岡田 一紀さん「エデュケア」とは具体的に何かと申しますと、弊社の創業者が作った造語で、「エデュケーション(教育)」と「ケア(保育)」を掛け合わせた言葉です。ただお子様をお預かりするのではなく、お預かりしている時間の中で一流・本物体験など様々な成長できる機会を提供し、お子様たちの成長を促していくことを目指しています。
エデュケアと言っても、何かを一方的に教えるわけではありません。私たちが大切にしているのは、お子様の「主体性」「協働性」「創造性」の3つを育む関わり方です。お子様たちが主体となり、大人の作ったルールのない学童・児童館を実現していくことを目指しています。
遠足の行き先さえも自分たちで変える:放送・リサーチ・プレゼンを駆使した驚きの決定プロセス
——「お子様主体」というのは、珍しくてとても面白いですね。教育と保育を掛け合わせることで、子どもたちにどのようなプラスの影響があるのでしょうか?
岡田 一紀さんお子様主体という点に面白さを感じていただけたかと思うのですが、実際に昨日開催した見学会でご紹介し、非常に反応が良かったエピソードがあります。
ある時、施設のスタッフが「今度の遠足はここに行きましょう」とお手紙でお知らせしたところ、お子様たちからは「そこではない別の場所に行きたい」という声が多く上がったことがありました。
——一般的には「先生が決めたことだから」とそのまま受け入れてしまいそうですが、そこからお子様たちはどのように行動したのでしょうか?
岡田 一紀さんそこで、お子様自身が施設の放送設備を使って「遠足の行き先を変えたい人は集まってください」と呼びかけたのです。すると、20名ほどの小学生が集まりました。そして、施設の責任者に対して「行き先を変えたい」と訴えかけ、「それならみんなで考えてみよう」という話になりました。
そこから小学3年生のお子様が主体となり、実際に話し合いが行われました。「行き先は変えられるけれど、施設を出発する時間と戻る時間は変えられないよね」といった条件を子どもたち自身で確認し合い、行きたい場所への距離や所要時間をGoogleマップなどで調べながら考えていきました。
——ええ、すごいですね!
岡田 一紀さん実際に、1年生は「お別れ遠足の場所を少し変更します」と手書きでお手紙を書きました。そして3年生は、変更になった場所を赤字で修正したのです。その手紙をスキャンして、実際に保護者の方々に配布しました。そして、自分たちで決めた行き先へ実際に遠足に行ってきました。
私たちは日頃から「主体性を大事にしましょう、引き出しましょう」と伝えています。「主体性を大事にしない」という方針の会社はあまりないと思いますが、通常の遠足といえば、先生に「ここに行きますよ」と決められ、子どもたちが選べるのはおやつや、誰と何をするかくらいだと思いがちですよね。
しかし、お子様たちが「自分たちで考えて変えられるんだ」ということをしっかりと理解し、行動に移してくれていると実感できた瞬間でしたので、今回ご紹介させていただきました。

「安全」と「安心」を対話から生み出す対等な関係性
ルールをあえて設けない背景には、生涯にわたって自他の命を守る力を育むという深い意図があります。多忙な現代の子どもたちが、「第3の大人」との対等な対話を通じて見出す、真の安心感のあり方について伺いました。
卒業後も自他の命を守れる力を養う:「なぜ危ないか」を問い直すポピンズ流の安全教育
——活動を重ねるうちに、だんだんと子どもたちが自分から動き出せるようになっていくものなのでしょうか?
岡田 一紀さん例えば、学校には「廊下を走ってはいけない」というルールがあると思いますが、私たちの施設によってはそのようなルールをあえて設けていません。
なぜかと言いますと、私たちは単に「施設の中や、学童でお預かりしている時間だけ怪我をさせないこと」を目指しているわけではないからです。私たちが関わっているお子様が、例えば公園で遊んでいる時でも、自分の身をしっかりと守り、お友達の命も守れるように育てていきたいと考えています。
——その場限りの安全ではなく、将来を見据えた「自分で自分の身を守る力」を育んでいるのですね。
岡田 一紀さん子どもたちは学童クラブに一生いられるわけではありません。卒業した後も、自分自身とお友達の命を大切にできるような「安全教育」を行っていきたいのです。
もし「走ってはいけない」というルールをあらかじめ設定しておけば、「走ったらだめ」と声をかけるだけで簡単に解決できます。しかし私たちは、あえてその都度お子様と「今の行動は危なくないかな?」と対話をするようにしています。
——一方的にルールで禁止する方が大人にとっては簡単かと思いますが、あえて根気よく対話を重ねているのですね。そうした関わりを通して、お子様たちにはどのような変化が生まれるのでしょうか?
岡田 一紀さん最初はかなり大変なのですが、それが文化として根付いていくと、お子様たち同士で変化が生まれます。上級生が1年生に対して「今の行動は少し危ないんじゃないかな」と声を掛けてくれるようになるなど、自ら状況に合わせた対応ができるようになってくるのです。
——それはすごいですね。
岡田 一紀さん施設の立ち上げ当初は、何が正解かを大人も子どもも一緒に探りながら進めていくため、やはり大変な部分もあります。もちろん大人は正解を分かっているのですが、あえて時間をかけて対話を重ねることで、「安全に遊ぶためにはどうしたらいいか」を基準に、子どもたち自身で考えられるようになります。
その結果、最終的にはスタッフの負担も大きく軽減されますし、お子様の怪我も本当に減っていくという効果につながっています。
多忙な現代っ子の「心の余裕」を取り戻す:安心感の中でストレスを発散できる自由な放課後
——日々子どもたちと接する中で、アフタースクールを利用する子どもたちが抱えやすい課題にはどのような傾向があると感じていますか。また、そうした課題に向き合う中で、現場としての難しさを感じる場面があれば教えてください。
岡田 一紀さん仕方がない部分もあるかと思うのですが、現在全体的にお子様たちが抱えている課題としては「時間的な余裕のなさ」が挙げられます。学校で朝の8時から14時、15時頃まで頑張って勉強し、その後は塾や習い事などがあり、なかなか自分の自由な時間を持ちづらいという点が非常に大きな課題だと感じています。
——今の子どもたちは本当に忙しい子が多いですよね。アフタースクールの中では、自分のやりたいことができる時間も用意されているのでしょうか。
岡田 一紀さん放課後はお子様が安心して過ごせる時間にしていきたいというのが私たちの考えです。先ほど申し上げた通り、一斉に強制して何かをさせることはあまりなく、自分たちで選びながら活動できるようにしています。
中には本当に余裕がなく、学童に30分だけ来て、すぐに習い事へ行かなければならない子もいます。そうした短い時間の中で、いかに安心して自分の気持ちを表現できるか、そして学校でのストレスをしっかり発散できるかという点を大切にしています。
親でも先生でもない「第3の大人」との信頼関係:緩やかな人間関係が自己表現のハードルを下げる
——学童クラブは単なる預かりの場ではなく、安心して「ほっとできる居場所」にもなっているのですね。そのような安心感を生み出すために、お子様たちとはどのような立場で関わることを意識されているのでしょうか?
岡田 一紀さん学校の先生でもなく、もちろん保護者でもない「第3の大人」として、まずはお子様としっかりと信頼関係を築き、「ここなら自分を表現できる」と思える場所にしていきたいと考えています。今は社会を広げていく時期でもありますからね。
また、学校ではどうしてもクラスという強い結びつきができてしまいますが、学童クラブなら1人でいたければ1人でいても構いませんし、学年が違うお子様とも関わることができます。緩やかな人間関係の中で、「ここなら安心できる」と思える場所にしていきたいと私たちは考えています。
——短時間で帰られるお子様もいらっしゃるということですが、反対に滞在時間が長いお子様だと、夜遅くまで過ごされるのでしょうか?
岡田 一紀さん施設によって閉所時間はそれぞれですが、一般的には19時から20時頃までです。ただ、自治体や施設によっては21時半までなど、遅い時間まで開所しているところもあります。
そうした長い時間をお預かりする場合は、ご家庭の代わりとなって生活習慣をしっかりと作りながら過ごすことが重要になります。そのため、保護者の方々との連携も非常に大切だと考えています。

「禁止」ではなく「気づき」を促す大人の関わり
大人が一方的に指示を出すのではなく、写真や対話を通じて子ども自身に「気づき」を促すクリエイティブな工夫が凝らされています。遊びの中での衝突や失敗を「価値ある経験」へと昇華させる、ハーバード大学との共同研究から生まれたポピンズならではのアプローチをご紹介します。
スタッフによる「禁止・命令」を一切使わない:気づきを促す写真活用などのクリエイティブな声かけ
——保育の面や、家庭としての役割も本当に大きいのですね。そうした課題に向き合う中で、特に効果的だと感じている取り組みはありますか?
岡田 一紀さんこれも珍しい取り組みかと思うのですが、スタッフ側の明確なルールとして「禁止・命令の言葉を使わない」というものがあります。
——「これをやってはダメです」などと言わないということですか。
岡田 一紀さんはい。「これをやりなさい」といった言葉も使ってはいけないという、大人側のルールがあるのです。
ただ、禁止や命令の言葉に頼らないのは難しい部分もありますので、そうした言葉を使わずにお子様を安心・安全にお預かりできるよう、スタッフの研修もしっかりと充実させています。
——そうした取り組みに対して、お子様たちの反応はいかがですか?
岡田 一紀さんお子様自身が考える機会が非常に多くなっています。
もちろん、最初からルールがなくてもすべてうまく運営できるわけではありません。例えば、4月に新しく入ってきた子どもたちが、本やおもちゃの片付けができない状況があったとします。
そんな時、大人が一方的に「片付けなさい」と言うのではなく、散らかっている状態の写真を撮っておきます。そして帰りの会の時などに、A3サイズなどに大きくプリントアウトしたその写真をテーブルに置いておくのです。すると、子どもたちの間で自然と会話が始まります。
——すごいですね。
岡田 一紀さん3年生などの上級生が主体となって、「この状況はあまり良くないよね」と話し合い始めます。写真を見れば状況は一目で分かりますからね。その話し合いの中で、「片付けた方がみんなが気持ちよく過ごせるよね」ということに自分たちで気づいていくのです。
先ほども申し上げた通り、現代のお子様たちは時間的な余裕がないため、どうしても人と関わる時間も少なくなってしまいます。そのため、自分のやりたいことが優先されてしまったり、周りのお友達の気持ちにまで配慮できなかったりすることもあります。
遊びの中の衝突を「正解」で終わらせない:当事者意識を醸成し、他者の気持ちに触れる対話の仲介
——そうした人間関係の衝突や、他者の気持ちに配慮できない場面があった際、具体的にどのようにサポートされているのでしょうか?
岡田 一紀さん実際の事例についてお話ししますね。弊社では施設内に「カプラ」という木製のブロックのような玩具を導入しています。ある時、上級生である3年生のお子様たちが「カプラを天井まで積み上げよう」と、高く積み上げて遊んでいました。
椅子に乗るなどして本当に天井に届くほどの高さまで積み上げているのを見て、1年生の子どもたちが「僕たちもやりたい、入れてほしい」と言い出しました。しかし、そこまで自分たちで頑張ってきた3年生の女の子たちは「自分たちだけでやり切りたい」という思いがあります。一方で、1年生の男の子たちは「3年生のみんながすごいことをやっているから、僕たちも一緒にやってみたい」と純粋に思っています。大人であれば、どちらの気持ちもよく分かりますよね。
しかし子どもたちからすると、1年生は「仲間に入れてもらえなかった」という気持ちが勝ってしまいますし、3年生は「入れてあげないことで自分たちが悪者のように言われている」と感じてしまいます。当事者同士だけでは、どうしても敵対心が生まれてしまうのです。
——確かに、お互いの主張がぶつかってしまいますね。
岡田 一紀さんそこで私たちは、「今こういうことが起きていて困っているのだけど、みんなはどう思う?」と、周りの子どもたちにも投げかけます。
すると、子どもたち同士の話し合いの中で「どちらの気持ちも分かるよね」ということに自ら気づくことができます。このように、周りのお子様も巻き込みながら一緒に解決していくプロセスを、私たちは大切にしています。
状況は一つひとつ異なるため、「これが絶対的な解決策です」というものはありません。その都度どのような支援が良いかを考え、さらにその成功事例を施設全体で共有し、水平展開しながら取り入れていくことが、非常に効果的だと感じています。
日本の「金継ぎ」精神を教育に:ハーバード大学との共同研究から生まれた、傷や失敗に価値を見出す思考
——放課後子ども教室として数ある取り組みの中で、「これはポピンズならでは」と思える独自の取り組みがあれば教えてください。
岡田 一紀さん弊社では15年ほど前から、ハーバード大学の教育大学院と共同研究を行っています。その中で、弊社が施設で取り組んでいる事例をハーバード大学やアメリカの先生方に共有し、フィードバックをいただいています。
逆にアメリカの視点から、「日本のこういう取り組みはすごくユニークだよね」「非常に価値があるのではないか」といった様々な気づきをいただくこともあり、そうしてプログラムの質をさらに高めていく取り組みを行っています。
その中で出た例として、アメリカの先生たちから日本の「金継ぎ」という文化をご紹介いただきました。金継ぎはご存知ですか?
——壊れたお皿などを修復する日本の伝統技法ですよね。
岡田 一紀さんそうです。金継ぎは、単に壊れた物を直すということではなく、「傷そのものに価値がある」と捉えます。そういったマインドの部分にこそ、すごく価値があるのではないかというお話をいただきました。
例えば、新型コロナウイルスや東日本大震災など、その瞬間だけを切り取ると非常にマイナスな出来事があります。マイナスはマイナスなのですが、その経験をただ後悔するのではなく、しっかりとプラスに変えていきましょうという話をしました。
その中で、施設の担当者が「金継ぎってこういうものがあるんだよ」とお子様たちに投げかけ、日本の文化について話し合う中で、実際にワークショップを行いました。
実際に割れたお皿をお子様たちに見せたところ、非常に面白い発想が生まれました。例えば、「割れていてかわいそうだから」と、割れ目を活かして女の子の笑顔を表現した子がいたのです。
——素敵な発想ですね。
岡田 一紀さん他にも、実際に割れた部分を隠すのではなく、そこを生かして桜の木を表現した子もいました。またある子は、「金色の線がかっこいいから金で塗ってみたい」など、お子様たちがそれぞれの考えで自由に作品を作っていきました。
——それぞれの発想で自由に表現していて、本当に素晴らしいですね。単なる工作にとどまらず、このワークショップを通じて子どもたちにどのような気づきがあったのでしょうか?
岡田 一紀さんおっしゃる通り、お皿の修復だけで終わってしまうと、ただのワークショップになってしまいます。そこで私たちは、「お皿以外で壊れてしまうもの、傷つくものってあるかな?」とお子様たちに問いかけました。
すると、「おもちゃ」や「地震(で街などが壊れてしまう)」といった意見に混ざって、お子様から「人の心も壊れたり、傷ついたりすることがあるよ」という声が上がったのです。そこから、「どういう時に心が傷ついたり、壊れたりすると思う?」とさらに問いかけ、「喧嘩をした時」「テストで嫌な点を取った時」といった意見が出ました。そして、「それがどうやったら解決できるかな?」とお子様たちと一緒に対話を深めていきました。

グローバルな視点とローカルな行動の融合
地球の裏側の問題を「自分事」として捉える力は、日々の生活の中での小さな貢献から始まります。全員が対等に話し合う「サークルタイム」や、怪我をきっかけに自発的に生まれた「安全マップ」作成の裏側にある、グローバルな視点を育む教育の姿に迫ります。
全員が対等な発言者になる「サークルタイム」:一方的な教育を廃し、ディスカッションで多様性を学ぶ
——お子様たちが自分たちで解決策まで考え、対話を深めていけるというのは素晴らしいですね。具体的に、そのような話し合いはどのような場で行われているのでしょうか?
岡田 一紀さん私たちが大切にしている活動に「サークルタイム」というものがあります。
——学校の授業のようなものですか?
岡田 一紀さんいいえ、学校の授業のように大人が一方的に前に立って、子どもたちがそれをただ聞くというスタイルではありません。みんなで円(サークル)になって座るのです。
全員が発言者であり、全員が聞き役となって、みんなでディスカッションしていくことを大事にしています。そのサークルタイムの中で、本当に色々な意見が出ました。
——先生と生徒という上下関係ではなく、全員が対等な立場で意見を交わすからこそ、子どもたちの自由な発想や本音が引き出されるのですね。そうした実践は、先ほどお話にあった共同研究などにどのように繋がっていくのでしょうか?
岡田 一紀さんはい。こうした実際の現場の様子を、今度はハーバード大学の先生方に見ていただき、フィードバックを受けて、また繰り返し現場の取り組みに生かしていくというサイクルを回しています。
ただ大人から「こういうワークショップをやりなさい」と指示されるだけでは面白くありませんよね。本当にお子様の考えを引き出しながら、スタッフがそれぞれの施設の状況に合わせて活動を広げ、深い気づきへと繋げていくところが、私たちの強みだと考えています。
——アフタースクールでここまで実践されているのは、非常に珍しいのではないでしょうか。
岡田 一紀さん私もそう思います。ハーバード大学との共同研究では、「グローバルコンピテンスを育みましょう」ということがテーマになっています。それが実際にどういうことかと言いますと、「地球の裏側で起こっている問題も自分事として捉え、行動できる力を育んでいきたい」というのが私たちの考え方です。
地球規模の課題を「自分事」として捉える力:施設内の怪我から自発的に広がる安全マップ作成活動
——「地球規模の課題を自分事にする」というのは非常に重要ですが、同時に難しさもあると感じます。そうした広い世界への視点を育むために、日頃の子どもたちとの関わりではどのようなことを意識されているのでしょうか?
岡田 一紀さん「グローバル社会で活躍できる人間を育てていきたい」というのが、ポピンズの教育方針の1つでもあります。今、世界のあらゆる場所で様々な紛争や問題が起きていますが、日本は特に島国ということもあり、どうしても自分たちには関係のない問題だと捉えがちです。そのため、行動を起こせなかったり、そもそも行動しようと思えなかったりします。そうした問題をどう自分事として捉え、アクションに移せるかというところを、私たちは非常に大切に考えています。
——世界の問題を自分事として捉えるマインドが、日々の生活の中での「他者への貢献」や「課題解決」に繋がっていくのですね。具体的に、子どもたちの行動に現れた事例などはありますか?
岡田 一紀さんこれは、お友達との関わりにおいても同じことが言えます。周囲で何か問題が起きている時に、「自分は関係ないからいい」ではなく、「どうやったら自分がそこに対して貢献できるか、解決できるか」を考えることを大切にしています。
例えば、安全教育の一環として、施設の中で怪我が起きてしまった時に、「どういった場所に危険があるのか」をお子様自身が探して「安全マップ」を作った活動があります。
——子どもたちが主体となって、安全マップを作ったのですね。
岡田 一紀さん施設で怪我が起きた際に、「次から気をつけましょう」と大人が指導して終わるのではなく、お子様たちが自分たちで「どこが危ないかな」と探し、実際にその写真を撮っていくという活動を行いました。
施設ごとに様々な問題があり、状況も異なります。トップダウンで「これをやりましょう」と指示するだけでは、お子様の興味や関心はそれぞれ違うため上手くいきません。一人ひとりの現在の興味・関心や、困り感、課題感をしっかりとキャッチアップしながら活動に繋げていくところが、非常にポピンズらしいアプローチだと感じています。
——すごいですね。ただ危険だと教えられて終わるのではなく、「他の場所はどうなんだろう?」と自分たちで考えてマップまで作ってしまうのは素晴らしいです。
岡田 一紀さんそうなのです。日頃から「危ないからやめなさい」という指示ばかり受けている子どもたちだと、こういう自発的な行動には繋がりません。
「大人の作ったルールがない」「禁止や命令がない」と聞くと、かえって危ないのではないかと一般的には考えられがちです。しかし、最低限の安全を保障した上で、お子様に失敗する機会やトライする機会を与えていくことを、私たちはとても大切にしています。
異なる主張を共存させる「交渉」のルール作り:失敗を恐れずトライ&エラーを繰り返せる文化の醸成
——最近は失敗を避けてしまうお子様も多いのではないかという個人的な印象があるのですが、失敗があってもそこから次の大きな学びに繋がっているのが本当に素晴らしいと思いました。その他に、日々の現場で意識している声かけや関わり方はありますか?
岡田 一紀さん声かけや関わり方に関しては、やはり先ほど申し上げた「禁止・命令の言葉を使わない」ことや、「トップダウンで指示をしない」という点を非常に大切にしています。そういった意味で、「トライさせる、あえて失敗も経験する」ということに関連して、面白かった事例があります。
——どのような事例でしょうか。
岡田 一紀さん運動ができる体育館のような場所がある施設での出来事です。男の子たちはサッカーをやりたい、女の子たちは一輪車をやりたいという状況がありました。「どうやったら両方できるかな」と考えるのですが、同じ空間で同時にやったら危ないですよね。
大人であれば、「時間を分けましょう」や「間にパーテーションを置きましょう」など、安全を守るための解決策を提示しがちです。しかしその時、お子様たちから「真ん中の線からボールが出たらマイナス1点というルールにする。マイナス1点になりたくないからボールは出さないように気をつける。だから両方同時にやらせてほしい」という提案があったのです。
——それで「まずはやってみようか」と、実際にトライしてみたのですね。
岡田 一紀さんはい。最初はコロコロとボールが出てしまう時もありましたが、やはり「マイナス1点になりたくない」という思いがあるため、強いボールは蹴りません。お子様たち自身も気をつけるので、大きな怪我に繋がるようなことはありませんでした。さらに、途中からはゴールキーパーのような感じで「真ん中の線を守る役」も生まれました。
——それはすごいですね。
岡田 一紀さん結果として、安全にそれぞれがやりたいことを実現できました。このように「まずはやってみようか」と挑戦を後押しするスタンスが、大人にもお子様にも、考え方として深く定着していると感じます。
大人が先回りして危険性を予測し、しっかりとリスクを理解した上で、あえてお子様にトライさせる。この考え方を私たちは非常に大切にしています。

他者への想像力と地域社会への広がり
自分のことだけでなく、周りの仲間の好みまで汲み取って行動する子どもたちの姿には、豊かな「他者への想像力」が溢れています。異年齢の交流や大学・留学生との連携が、子どもたちの世界をいかに広げ、社会性を育んでいるのかを具体的な実践例とともに振り返ります。
本の発注活動で見えた他者への深い配慮:言葉を持たない仲間の「好き」を形にする思いやりの連鎖
——サッカーと一輪車を同時に行ったというのは、子どもならではの自由な発想ですね。そうした挑戦を認めてあげることで、思わぬ解決策が生まれるのは非常に興味深いです。他にも、お子様の洞察力に驚かされた事例などはありますか?
岡田 一紀さん私たちの施設には、重度の自閉症のあるお子様も通っています。その子はレゴがすごく好きなのですが、毎回遊ぶ時にレゴを箱ごと全部ひっくり返して散らかしてしまうという状況がありました。
それ自体が完全に悪いことではないのですが、やはり遊ぶ範囲が広くなってしまい、片付けにも時間がかかってしまいます。片付けの時間を考慮すると、結果的にみんなの遊ぶ時間が短くなってしまいます。
「それをどうしたらいいかな?」とスタッフとお子様で考えていた時、ある女の子が「その子が箱をひっくり返しちゃうのは、パーツが探しづらいからだと思う」と発言したのです。これはスタッフが言ったのではなく、お子様自身の言葉です。「ひっくり返す行為」そのものを問題にするのではなく、「なぜそういう行動をとるのか、原因は何だろう?」と相手の立場になって考えてくれました。
——そのような柔軟な発想が子どもたちから出てくるのは、日頃の「正解を押し付けない」環境があるからこそですね。
岡田 一紀さんええ。「どうやって解決できるかな?」と自分たちで考え始められるところが、非常にポピンズらしいと感じます。
さらに素晴らしいのは、別の女の子が「私は探しやすく分けるのもいいと思うけど、パーツを宝探しみたいに探すのも好きなんだよね」と意見を出したことです。すると、「とりあえず(パーツごとに)分けてみて、嫌だったらまた元に戻してみようか」という結論になりました。
この「1回やってみて、ダメだったらまた変えればいいよね」という発言は、私たちのカルチャーをとてもよく表していると思います。そうした考え方がお子様にも深く浸透しているのが、面白いところだと感じています。
——発達特性があるお子様も一緒に過ごされているのですね。子どもたちが、その子のことを一生懸命考えながら行動できていることが本当にすごいです。
岡田 一紀さんこのお話にも繋がる、非常に面白い事例もご紹介します。弊社のある施設では、本の発注などもお子様たちが自分たちで行っています。
——本の発注までお子様たちが携わっているのですね。
岡田 一紀さん高学年になってくると遊びの内容も変わってきますし、より大人がやっているようなことをやりたがります。「学童に新しい本が欲しい」となった時に、「それなら自分たちで発注してみたら?」と提案し、お子様たちが自ら取り組むことになりました。決してやらされているわけではなく、自分たちでやりたいからやっているのです。
今回はアンケートを取って、他の子たちからの意見も集めて発注する本を決めようということになりました。
その施設に、先ほどお話しした自閉症のお子様がいました。そのお子様は「きかんしゃトーマス」が好きなのですが、言葉を話すことができず、自分でアンケートに投票することもできない状況でした。
アンケートを回収している時、ある女の子が「私、彼の好きなトーマスの本に投票しようかな」と言ってくれました。すると、この活動を主導していた子が、「トーマスの本は投票が入っても入らなくても買うつもりだったんだ。彼も投票したいだろうけど1人じゃできないし、今あるトーマスの本だけじゃつまらなそうだから」と答えたのです。
——本当に素敵ですね。普段から自分たちで考えて行動しているからこそ、他者への思いやりの心も育っているのだと感じました。
岡田 一紀さん大人から強制されたわけではなく、お子様たちが自分たちで相手のことを思いやり、話し合って決めたのです。そして実際に予算を出して業者に発注し、納品された本には「自分たちで頼んだ大切な本だから」と、みんなでブックカバーをかけました。
これもサークルタイムの中で、「みんなで綺麗に使いましょうね」と話し合って進めていった活動の一つです。
異年齢交流と大学連携が広げる子どもの世界:自分の知識が誰かの役に立つ喜びを実感する外部体験
——お子様たちが自発的に相手を思いやれるようになるためには、日々の声かけ以外にも、何かポピンズならではの環境づくりや仕組みがあるのでしょうか?
岡田 一紀さんはい。先ほど「日々現場で意識している声かけや関わり方」についてのご質問がありましたが、私たちは「異年齢の交流」も非常に大切にしています。ポピンズではこれを「接続期交流」と呼んでいます。全国で200ヶ所ほどのナーサリースクール(認可・認証・事業所内保育園)を運営している強みを生かし、ナーサリースクールと学童クラブの連携を、コロナ禍の前から先駆けてオンラインで行っていました。
——具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?
岡田 一紀さんナーサリースクールの幼児さんと学童の小学生を定期的に交流させ、お互いに情報共有をしたり、困りごとを解決し合ったりしています。
幼児さんにとっては、これからの自分たちの姿に見通しを持ったり、小学生に対して憧れの気持ちを抱いたりするきっかけになります。一方で小学生にとっては、自分たちの持っている知識や経験が「他者の役に立つ」ということを実感してもらう、大切な経験の場として位置づけています。
——ナーサリースクールから学童まで幅広く展開されているからこそ実現できる取り組みですね。
岡田 一紀さん面白かったエピソードがあります。幼児さんとオンラインで繋いでいる時に、幼児たちが「今から(学童に)行っていい?」と言い出したことがありました。
すると小学生たちは「道が分からないんだね」と考え、インターネットで地図や距離、どうやったら来られるかを調べて、手書きの経路図をお手紙にして送ってあげたのです。そして後日、実際にその経路図を見ながら保育園の子たちが施設に遊びに来て、リアルで対面するという出来事もありました。お子様たちの発想から、様々な方向に展開していくのがとても面白いですね。
——オンラインから、実際に会いに行くまでの展開が素晴らしいですね。少し話題が変わりますが、地域や場所によっては、例えば名古屋大学の先生方とのプログラムや、留学生の方など、地域の人々との関わりもかなりあるのでしょうか?
岡田 一紀さん名古屋大学内の施設では、まさにその分野のプロフェッショナルである大学の先生方にプログラムを実施していただいています。
具体的には、大学の先生方と一緒にプラネタリウムの仕組みなどを教えていただき、夜にまた施設に集まって、実際に望遠鏡で星空を観察するといった活動を行いました。
——それは貴重な体験ですね。
岡田 一紀さんまた、一番充実しているのは留学生の方々との関わりです。教授の先生方はお忙しいため、毎日特別なプログラムができるわけではありません。しかし、留学生の方々は様々な国からいらっしゃっているので、そうした方々と日常的に関わることが、多文化や多様な考え方に触れる非常に良い機会になっています。
保護者の不安に寄り添う一生のパートナーとして:エデュケアを日本中に広げ「自治」の経験を届ける展望
——今後、放課後子ども教室としてさらに力を入れていきたい取り組みや、社会全体に対して果たしてきた役割、今後の展望についてお聞かせください。
岡田 一紀さんポピンズとして本当にやりたいことは、私たちが実践している「エデュケア」を日本中にしっかりと広めていくことです。
学童保育はそれぞれの自治体の考え方で運営されている側面があります。保育園の「保育所保育指針」のように、学童にも「放課後児童クラブ運営指針」という明確な基準自体は存在しますが、現状では施設や拠点ごとに運営の仕方が大きく異なっています。
私たちは、お茶の水女子大学の内田伸子先生と16年ほど勉強会を続け、ハーバード大学とも15年ほど共同研究を行ってきました。私たちがやっていることはこれからの社会にとって絶対に必要なことだと確信しています。ですから、このエデュケアの考え方を日本に広めていくことは、「やりたいこと」というよりも「やっていかなければいけないこと」だと考えています。
現在、学校の学習指導要領も改定され「主体的・対話的で深い学び」が謳われていますが、どうしても一斉教育の中でのアクティブラーニングには限界があると感じています。そこを放課後の時間でしっかりと充実させることで、学校での学びもより楽しく、充実したものへと繋げていけるはずです。
学校や家庭だけでは経験できない「自治」のような考え方や経験を、放課後の時間の中でお子様たちに提供していくこと。そしてそれをしっかりと広げていくことが、ポピンズの果たすべき役割だと考えています。
——本当にこの考え方が日本全国に広がってくれたら素晴らしいと感じました。
岡田 一紀さんポピンズの学童で本当に驚くのは「大人の声がしない」ということです。他の児童館などへ行くと、先生たちが大きな声で「廊下は走らない!」「お友達を押さない!」と注意している声がよく聞こえてきますよね。しかし、ポピンズの学童に行くと、全く大人の指示する声がしません。お子様たちが本当に主体的に活動しており、見学に来られたメディアの方々も皆さん驚かれます。
また、今は塾などでストレスを抱えているお子様も多いのですが、その間に学童の時間を挟むことで、子ども同士のいざこざなども「一回離れて考えてみようか」と緩やかに解決できる場になっています。現場のスタッフたちは、そうしたお子様たちへの誘導や、他のスタッフへの指導も非常に上手に行っており、いつも感心しています。
——本当に心の拠り所になっているのですね。
岡田 一紀さんうちの学童は、みんな「ずっと通いたい」と言ってくれます。中学生や高校生になってボランティアで来てくれるお子様もすごく多いですし、大学生になってアルバイトとして帰ってくる子たちもたくさんいます。
——卒業後もずっと関わっていきたいと思える場所なのですね。保護者の方にとっても、気軽に相談できる場はなかなかないと思うので、卒業される時は本当に寂しいのではないでしょうか。
岡田 一紀さん例えば、地域に民生委員・児童委員さんという存在がいることを、保護者の方はご存知なかったりもします。学童を通して地域についてお伝えしたり、地域の方々と繋げていったりすることも大切にしています。
働いている保護者同士だと、なかなか悩みを相談できなかったりするのですが、実は皆さん同じことで悩んでいたりします。そこで、保護者会でグループワークをしていただく取り組みも行っています。
——保護者の方のグループワークもあるのですね。とても興味深いです。
岡田 一紀さんテーマは、例えば「家の鍵はいつから持たせましたか?」といった、先輩パパ・ママも通ってきたリアルな悩みに設定します。また、クラブではお迎えだけでなく1人帰りもできるので、「いつから1人で帰らせましたか?」など、皆さんが共通して持っている悩みや経験を投げかけて、保護者同士でディスカッションしていただきます。
そうすると、「こうやって横の連携の中で、困りごとって解決できるんだな」と実感していただけます。そういった機会を提供していくことも、私たちが大事にしている役割の一つです。
——それでは最後の質問になりますが、放課後子ども教室の利用を検討している保護者の方へ向けて、子どもを預ける場所として大切にしてほしい視点やメッセージをお願いいたします。
岡田 一紀さんこれは弊社が非常に大切にしている考え方なのですが、毎年新入社員に向けて必ず伝える3つの言葉があります。
1つ目は「私たちは命をお預かりする責任がある」ということ。
2つ目は「お子様をお預かりするだけではなく、未来を輝かせる仕事である」ということ。
そして3つ目が「保護者の方に寄り添いましょう」ということです。
初めて小学校にお子様を通わせるとなると、保護者の方の不安も非常に大きいと思います。保育園時代は先生方が丁寧に色々と教えてくれたところから、学校によってはそうではない場合もあります。ですから、学童保育を通して保護者の方にも安心していただきたいというのが、私たちの理念です。
困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談いただきたいです。お子様が高学年になっても帰りたがらないというお話をしましたが、保護者の方も、お子様が学童を退会する時に「寂しいです」と言ってくださることが非常に多いのです。私たちは「ずっと一緒に子育てをしていくパートナー」だと思っているので、「学童を卒業しても、ぜひ相談に来てくださいね」とお伝えしています。
私たちの仕事は、ご家庭との連携がないとうまくいきません。学童で見せる顔とご家庭で見せる顔が全く違うこともありますので、保護者の方にも気軽にご相談いただき、一緒に子育てを楽しんでいけたらと考えています。
放課後から始まる、子どもの「未来を輝かせる」ための第一歩
ポピンズアフタースクールの実践は、放課後が単なる「空き時間」ではなく、社会性やレジリエンス(回復力)を育む貴重な「自治の時間」であることを証明しています。「禁止」や「指示」のない環境で、子どもたちは自らルールを作り、失敗から学び、他者を思いやる心を育んでいきます。こうした「第3の居場所」での経験は、将来、彼らが地域社会の一員として他者を支える力へと繋がっていくはずです。家庭、学校、そして地域が手を取り合い、子どもたちの主体性を信じて見守る。その大切さを、エデュケアの実践は教えてくれています。

■ ポピンズの海外共同研究
イギリス・ノーランドカレッジやアメリカ・ハーバード大学教育大学院「プロジェクト・ゼロ」と長きにわたり共同研究パートナーシップを結んでいます。最先端の乳幼児教育や脳科学の視点を積極的に取り入れることにより、共同研究の成果として、各事業のさらなる品質向上に生かされています。
この研究の成果は、年に1回開催する「ポピンズ国際乳幼児教育学シンポジウム」にて発表しています。
このシンポジウムは、2010年よりPIICSはハーバード教育大学院「プロジェクト・ゼロ」と保育・乳幼児教育の未来について考える機会として、弊社内だけでなく、全国の保育・学童・教育関連の方にお聞きいただいています。
※本年も実施予定です。昨年の様子はこちら
また、イギリス・ノーランドカレッジやアメリカ・ハーバード大学、スタンフォード大学での海外研修も実施し、最先端の乳幼児教育について学ぶ機会も提供しています。
詳細については、「参加者募集のご案内」ページをぜひご覧ください。
