公認会計士の資格は、「難易度が高い」というイメージをお持ちではないでしょうか?合格率が一桁台といわれていますが、実際はどうなのかわからないと思います。
そこで、今回は以下のような内容について調査を実施しました。
【当ページの内容をざっくりまとめると…】
・公認会計士の合格率から見る試験の難易度
・公認会計士の勉強時間と年齢、学歴から見る試験の難易度
・公認会計士とほかの資格の比較から試験の難易度を理解する
・社会人と大学生では合格の難易度が異なるのかどうか
・それぞれの難易度の考察と対策やアドバイス
今回は、上記の内容をそれぞれ詳しく解説していきます。(5分ほどでサックリ理解できるようまとめました。)
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公認会計士の合格率から見る難易度
過去10年間の公認会計士の合格率は以下の通りです。
年度 | 合格率 | 合格者数 | 受験数 |
---|---|---|---|
2021年 | 9.6% | 1,360人 | 14,192人 |
2020年 | 10.1% | 1,335人 | 13,231人 |
2019年 | 10.7% | 1,337人 | 12,532人 |
2018年 | 11.1% | 1,305人 | 11,742人 |
2017年 | 11.2% | 1,231人 | 11,032人 |
2016年 | 10.8% | 1,108人 | 10,256人 |
2015年 | 10.3% | 1,051人 | 10,180人 |
2014年 | 10.1% | 1,102人 | 10,870人 |
2013年 | 8.9% | 1,178人 | 13,224人 |
2012年 | 7.5% | 1,347人 | 17,894人 |
公認会計士の平均合格率は約10%です。試験レベルは毎年同じレベルで極端に難しい年はありません。
試験の出題意図や正誤の傾向を公式ページで解説しているので、今後受験される方は必ず目を一度通すと試験に合格に近づくかもしれません。
公認会計士の勉強時間から見る難易度
公認会計士の試験合格に必要な時間は以下の通りです。
科目名 | 種類 | 勉強時間(目安) |
---|---|---|
短答式 | 財務会計論 | 600時間 |
管理会計論 | 300時間 | |
監査論 | 200時間 | |
企業法 | 400時間 | |
論文式 | 財務会計論 | 200時間 |
管理会計論 | 200時間 | |
監査論 | 200時間 | |
企業法 | 300時間 | |
租税法 | 400時間 | |
選択科目(経営学or統計学) | 200時間 |
短答式と論文式の試験対策時間は全部で3,000時間になります。財務会計論は簿記が含まれているため、必要な勉強時間が長いです。すべての科目に最低でも200時間の勉強が必要です。
また過去の経験や実務などによって、学習時間が変化するので上の表は参考程度にしてください。租税法は短答式では学習しないので、念入りに勉強しないと理解できません。
公認会計士の年齢別合格率から見る難易度
公認会計士の年齢別から見る合格率は以下の通りです。
年齢 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
---|---|---|---|---|---|
24歳以下 | 53.7% | 61.5% | 59.3% | 60.4% | 65.1% |
25~29歳 | 23.3% | 22.6% | 23% | 22.4% | 21.8% |
30~34歳 | 13% | 9.4% | 10.6% | 9.6% | 8.1% |
35~39歳 | 4.7% | 3.9% | 4.3% | 3.3% | 3.2% |
40歳以上 | 5.1% | 2.7% | 2.6% | 2.3% | 1.7% |
公認会計士の試験は若い人の合格者の割合が突出して高いです。合格者全体の中で20代は最低でも8割を占めています。
原因としては、
- 大学生のときに勉強する余裕がある
- 大学の講義で会計学を学べる
- 勉強をする環境にいる
の3つが挙げられます。
参考に2021年の合格学歴は以下の通りです。
区分 | 合格者構成比 |
---|---|
大学院修了 | 4.2% |
会計専門職大学院修了 | 3.1% |
大学院在学 | 0.9% |
会計専門職大学院在学 | 0.8% |
大学卒業(短大含む) | 41.3% |
大学在学(短大含む) | 41.6% |
高校卒業 | 6% |
その他 | 2.1% |
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ほかの資格と比較した場合の難易度はどれくらい?
国内でも屈指の難関資格と公認会計士を比較してみました。
各資格の合格率は以下の通りです。
公認会計士の合格率と比較して、司法書士や弁理士のほうが試験の難易度は高いです。司法書士と弁理士は合格率が一桁台で、公認会計士の約半分の合格率です。
弁護士は法科大学院で資格のために勉強するため、合格率が高くなります。
税理士は公認会計士よりも簡単で、合格率は2割ほどです。
しかし税理士の資格取得は難しいとされているので、注意が必要です。これらの理由から公認会計士は国内でも屈指の難関資格と考えられるでしょう。
【分析結果】公認会計士のまとめ
当ページでは、公認会計士の合格難易度について、調査した結果をまとめました。冒頭でもまとめた内容ですが、復習としてもう一度ざっくり記載しておきました。
【当ページをざっくりまとめると…】
・公認会計士の合格率から見る試験の難易度
・公認会計士の勉強時間と年齢、学歴から見る試験の難易度
・公認会計士とほかの資格の比較から試験の難易度を理解する
・社会人と大学生では合格の難易度が異なるのかどうか
・それぞれの難易度の考察と対策やアドバイス
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