受験シーズンに各メーカーから発売される受験生応援グッズが店頭を賑わせる光景はおなじみとなっているが、全国各地には地方色豊かな受験生応援＆合格祈願グッズが存在する。そこで今回は、大手メーカーの商品にはない、味のある受験生応援グッズを全国各地から紹介してみよう。 北海道のほぼ中央に位置する勇払郡占冠（しむかっぷ）村では、観光協会が運営する工房からサクラの木を素材に使った「サクラの五角箸」を発売中。職人が1本ずつカンナで削り出し、手になじみやすく、転がりにくい五角形で「合格」祈願のエールを送るという。長さは3種類を用意。1,200円で道の駅自然体感占冠内で販売中。 金沢からは当地の名産品を扱う金沢屋が、金沢尾山神社に合格祈願を行ったという大学いもを販売中。尾山神社は「学問の神様」菅原道真公の子孫・前田利家を祀る神社。石川では有数の学問の神様だという。「大学合格いも」（120g×6パック）は、尾山神社の合格御守付きで、「みんなごうかく」にちなんで3,759円で販売中。 兵庫県からは、播州そろばんの伝統を受け継ぐダイイチが、5か9（合格）しか出ないそろばん型アクセサリーを、「合格お守りそろばんストラップ」として販売中。1,050円のノーマルタイプと、1,260円のカラー玉タイプのほか、置物として使う特大版（340×155×100mm）もあるとか。 四国からは徳島県の海産物問屋「きママ」の「合格いりこ」が発売中。合格入校（ごうかくいりこ）にちなんだ験担ぎではあるが、いりこには脳に効くDHAや、イライラを押さえるカルシウム、タウリンも豊富といい、栄養補給の面も期待できるのだとか。通常版550円のほか、いりこのストラップが付いたセットも1,100円で販売中。 沖縄からは、琉球王朝時代から厄よけや縁起物として使われてきたマース（塩）を紹介。沖縄雑貨うりずんではマースを重用する伝統に従い、一つひとつ手づくりで幸せを祈願しながら作られた小袋入りのマースと縁起物の赤箸をセットにして480円で販売中だ。 いずれも地域の特性を生かしたユニークな商品ばかり。願掛けやお守りに自ら購入するもよし、また受験生を抱えるご家庭へちょっと気の利いたご進物としても使えそうだ。
