JSTが科学部&リケジョを支援、中高の参加校および参加機関の募集

 科学技術振興機構(JST)は1月28日、「中高生の科学部活動振興事業」および「女子中高生の理系進路選択支援事業」についての募集を開始した。

教育・受験 その他
中高生の科学部活動振興事業
  • 中高生の科学部活動振興事業
  • 女子中高生の理系進路選択支援事業
 独立行政法人科学技術振興機構(JST)は1月28日、「中高生の科学部活動振興事業」における平成23年度の参加校の募集を開始した。

 同事業は、中学や高校の科学部において優れた資質や能力を持つ生徒を見いだし、継続的な活動を実施することで部活動の活性化を図る目的で行れる。JST理科教育支援センターと国立教育政策研究所の調査によると、中学校で科学部(理系の部)がある学校は34%。高校では71%の学校に科学部(理系の部)があるものの、所属する生徒の割合は普通科で約1%、理数科で約7%にとどまるという。部活動を支援することで、将来の人材の発掘や育成につなげたい考えだ。

 科学部を設置している中学校、高等学校、中等教育学校を対象に、科学部が行う活動に関する提案を募集する。支援金額は1年当たり中学校が上限30万円、高校が50万円で、期間は原則3年間となる。募集期間は3月11日まで、全体で80件程度の採択を予定している。

 またJSTでは同日、「女子中高生の理系進路選択支援事業」についても募集を開始した。

 同事業は、科学技術分野で活躍する女性研究者・技術者および大学生などとの交流の機会を設けることで、女子中高生の理系進路選択を支援していく取り組み。この目的に沿った実験教室、出前時授業などの事業を行う大学や団体、民間企業などを対象に、一機関あたり上限300万円の支援金を支給するという。対象となるのは、女性研究者・技術者または女子学生が所属し、科学技術に関する研究・開発または教育を行っている機関。申請期間は2月28日まで。
《田崎 恭子》

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