EMA、児童の性的犯罪被害について警察庁から情報提供

 一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は2月7日、コミュティサイトなどにおける児童の性的犯罪被害にかかわる情報について、警視庁から提供を受けることになったと発表した。

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 一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は2月7日、コミュティサイトなどにおける児童の性的犯罪被害にかかわる情報について、警視庁から提供を受けることになったと発表した。

 EMAは、青少年の保護と健全な育成を目的にコミュニティサイトの認定などを行う第三者機関。同法人が定める「コミュニティサイト運用管理体制認定基準」により、mixi(ミクシー)やGREE(グリー)、モバゲータウンなど、32のサイトを認定している(1月31日現在)。

 一方、警察庁が昨年10月に発表した「非出会い系サイトに起因する児童被害の事犯に係る調査分析」によると、平成22年の上半期に検挙した非出会い系サイトに起因する児童被害の福祉犯罪等730件のうち、約半数はEMA認定サイトに起因していたという。

 今後、警察庁から提供される性的犯罪被害にかかわる情報は、EMAが行う審査・運用監視において参考情報として、実効性を高めるために活用していくという。

 EMAでは今後も、他団体からの情報提供についても検討していくとしており、インターネット・ホットラインセンターからも違法有害サイトのリスト情報の提供を受ける。
《田崎 恭子》

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