あしなが育英会、仙台に「あしなが育英会東北事務所」を開設

 病気や災害等で親を亡くした子どもたちを支援するあしなが育英会は4月11日、「あしなが育英会東北事務所」を開設した。

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「あしなが育英会東北事務所」開設
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 病気や災害等で親を亡くした子どもたちを支援するあしなが育英会は4月11日、「あしなが育英会東北事務所」を開設した。

 同会では、東日本大震災・津波で親を失った子どもたちを長期にわたって物心両面での支援をするための拠点として「あしなが育英会東北事務所」を宮城県仙台市に開設したという。開所式には、神戸から阪神・淡路大震災遺児の高校生・大学生や東京で留学中のインド洋津波遺児らが参加したという。

 同会では、阪神淡路大震災をきっかけに遺児の心を癒す目的で「神戸レインボーハウス」を建設。継続的に心のケア活動を行う場として運営を続けているが、同様の施設を東日本大地震・津波遺児のために行う「東北レインボーハウス(仮称)」を設置する構想もあるとしている。

 なお、同会では7日、東日本大地震、津波遺児への「特別一時金」の支給を開始した。第1回の支給は6人で、今後も審査が完了次第、毎週月曜日に送金予定だという。特別一時金の申込み状況(4月8日現在)は、就学前13人、小学生50人、中学生30人、高校生54人、大学生・専門学校生41人(合計188人)となっている。
《前田 有香》

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