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文藝春秋、東日本大震災の真実と感動を伝える2冊を刊行

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「つなみ 被災地のこども80人の作文集」
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  • 「東日本大震災 心をつなぐニュース」
 文藝春秋は、東日本大震災の“真実”と“感動”を伝える2冊、文藝春秋8月臨時増刊号「つなみ 被災地のこども80人の作文集」、単行本「東日本大震災 心をつなぐニュース」を刊行した。

 「つなみ 被災地のこども80人の作文集」は、ジャーナリストの森健氏が宮城、岩手の避難所をまわり、80人を越えるこどもたちに被災体験を書いてもらったもの。地震が起きた瞬間の恐怖、津波の音、色、匂いなど、大人では表現できない生々しさで震災の実態を伝えているという。

 森氏は「過酷すぎる現実に向き合ってくれた子供たちの姿に、取材中何度も胸が締めつけられた。そんな私の背中を押してくれたのも、この作文を日本中の人たちに読んでほしい、と真剣な表情で訴える子供たち、保護者の方々の思いである」と記している。

 「東日本大震災 心をつなぐニュース」は、ジャーナリストの池上彰氏が、東北・東日本の地元新聞9紙から感動の震災ニュースを選んだ単行本。

 取り上げたのは、岩手日報、河北新報、東奥日報、秋田魁新報、山形新聞、福島民報、福島民友、茨城新聞、新潟日報、共同通信の「3・11」から約1カ月間の記事。地域に密着した新聞だからこそ掘り起こすことができた、迫真の人間ドラマ94本を収録しているという。

 池上氏は、「活字の力を信じると同時に、人間の力も信じたい。日本も捨てたものではないことを、まずは私たちが再認識し、その上で、これを世界にも伝えたい。そのためには、まず、あなたに届けたい」と述べている。

 各新聞社・通信社、池上彰氏の協力により、同書の販売収益はすべて日本出版クラブを通じて義援金として寄付するという。

 同社では、被災地の子どもたちや保護者の思いを一人でも多くの人に伝えるために、また、被災地で生まれた温かいエピソードを届けることで人々を激励したい、そんな願いから両書を出版したという。

◆文藝春秋8月臨時増刊号
【内容】※こどもたちの作文から
「つなみは黒くてくさかった」(仙台市若林区 小2 中村まい)
「地鳴りが『ゴォー』」(名取市 小5 武藤ゆい)
「世界中の人に恩返ししたい」(名取市 中2 小齋可菜子)
「だるさ・吐き気・へんな感覚」(石巻市 小6 佐藤未夢)
「頑張るぞ俺達家族!」(石巻市 高1 鈴木啓史)
「おにぎり一個十分かけて食べた」(南三陸町 小6 小山嘉宣)
「唯一残ったのは、命」(気仙沼市 中2 三束香織)
「つなみってよくばりだな」(気仙沼市 小1 佐藤春菜)
「まつの木一本」(陸前高田市 小3 及川佳紀)
「失ったものと得たもの」(陸前高田市 小5 佐々木友梨)
「今は何がほしいかわからない」(釜石市 小4 黒澤海斗)
「夢だったらいいなー」(大槌町 小3 柏崎功真)
「『バイバイ』」(大槌町 中2 黒沢菜緒佳)
「お母さんをかならず見つけます」(大槌町 小5 八幡千代)
定価:800円
総頁:160頁
URL:http://www.bunshun.co.jp/info/110623/
雑誌コード:07702-8

◆「東日本大震災 心をつなぐニュース」
【内容】
・濁流に襲われた住民30人を救ったダンプカー運転手(宮城・仙台市)
・水門閉鎖に向かって津波の犠牲になった消防団員(岩手・田野畑村)
・旧相馬藩主の“お殿様”がボランティアで大活躍(福島・相馬市)
・避難所を回って無料診察をする“赤ひげ先生”(岩手・山田町)
・自閉症の中学2年生が避難所で弾く癒しのピアノ(宮城・女川町)
・福島発140字に被災地の思いを込める詩人(福島・福島市)など
池上彰+文藝春秋[編]
定価:1,000円
体裁:四六判並製カバー装
総頁:224頁
URL:http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163743103
ISBNコード:978-4-16-374310-3
《前田 有香》

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