府省サイトの使い勝手、「宮内庁」が2年連続1位

 トライベック・ストラテジーは13日、全29府省サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価した「Webユーザビリティランキング2011<府省サイト編>」の結果を公表した。

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 トライベック・ストラテジーは13日、全29府省サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価した「Webユーザビリティランキング2011<府省サイト編>」の結果を公表した。

 今回の調査は4月~5月下旬にかけて実施されたものとなっている。東日本大震災を受け、「より分かりやすく、使いやすい情報発信サイトの提供」が求められていることが背景にあるが、使いやすさの点での平均は「66.88点」で、昨年5月に発表された2010年度版に比べて、2%弱の上昇に止まり、ほぼ変わらなかった。なおこの結果は、同社による「主要企業Webユーザビリティランキング<企業サイト編>」の150社平均(78.44点)と比べて12ポイントのマイナスになっている。今年6月に同社が発表した「Webユーザビリティランキング<自治体編>」の47都道府県平均(70.01点)と比べても、4ポイント近くマイナスとなった。

 ランキング結果1位は2年連続で「宮内庁」。昨年同様、情報整理の観点において全般的に高得点で、さらに昨年課題だった「ヘルプ・安全性」への取り組み成果も評価された。また「厚生労働省」が、今年3月に「国民目線で分かりやすい」サイトへとリニューアルしており、その結果、特に「トップページの明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」において大幅な改善が見られ、全体的なスコアを昨年より34.14ポイントと大幅上昇させ2位となった(前回24位)。

 そのほか上位の「観光庁」や「文部科学省」においても、利用者の使いやすさに配慮した部分リニューアルなどが実施されていたという。ただし、リニューアルを行ったものの、大幅なランクアップができなかった府省も少なくないとのこと。全体的には、特に「トップページの明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」において問題点が散見された。

府省サイトの使い勝手、2位「厚労省」が大幅ランクアップ……1位は2年連続「宮内庁」

《冨岡晶@RBB TODAY》

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