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大学入学までの費用、105〜297万円…全国大学生協連調べ

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入学までにかかった費用(設置者・住まい別・有額平均)
  • 入学までにかかった費用(設置者・住まい別・有額平均)
  • 入学までにかかった費用(設置者・専攻・住まい別・有額平均)
  • 入学までにかかった費用(住まい別・有額平均)
  • 下宿生の住まい探し費用の内訳/下宿生の新生活用品費用
  • 費用面で準備・工夫したこと
  • 費用と予算
  • 自宅通学を条件としたか
  • 入学に役立ったサイトや情報 (複数選択)
 全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)は、「2011年度 保護者に聞く新入生調査」の概要をホームページで公開している。

 全国大学生協連では、2007年から毎年4〜5月に新入生の保護者を対象とした「保護者に聞く新入生調査」を実施。受験から入学までにかかった費用、具体的なスケジュール、住まい探しや商品購入の際の意識など保護者が感じたこと、大学生協の事業についての評価などを調査している。

 今回の調査は、東北地方を除く国公立・私立の4年制大学および短期大学に入学した新入生の保護者を対象に、2011年4月〜5月に郵送(一部手渡し)で実施。回収数は22,055(107大学生協、回収率35.0%)。

 入学までにかかった費用は、大学の設置者(国公立/私立)や学部系統、住まい(自宅/下宿)などにより大きく異なり、最低でも105万円、最高では297万円となっている。

 自宅生では、国公立1,082,900円(前年比+8,800円)、私立1,247,900円(前年比-102,300円)、国公立文科系1,062,900円、国公立理工系1,105,100円、国公立医歯薬系1,053,900円、私立文科系1,113,600円、私立理工系1,386,800円、私立医歯薬系2,176,100円となっている。

 一方、下宿生では、国公立1,744,400円(前年比-88,900円)、私立1,999,800円(前年比-183,800円)、国公立文科系1,717,300円、国公立理工系1,749,600円、国公立医歯薬系1,827,100円、私立文科系1,947,000円、私立理工系2,010,700円、私立医歯薬系2,969,300円となっている。

 下宿生の「住まい探しの費用」は、99,500円(前年比-22,900円)と減少し、3年前と比較すると53,900円(21.3%)も減っている。内訳は「交通費」26,200円(前年比-1,600円)、宿泊費33,500円(前年比+600円)、礼金・入館金、敷金合計127,700円(前年比-17,100円)、斡旋手数料39,700円(前年比-2,400円)、前家賃その他56,800円(前年比-2,100円)とほとんどの費目で減少。

 新生活用品費用の合計は282,400円(前年比-4,600円)。「家電用品」(109,000円・前年比-4,500円)、「日用雑貨」(28,700円・前年比-1,800円)など、下宿生の新生活用品費用の各項目が減少している中、電話機の平均額は39,300円で4,200円増加している。電話機の購入費用は5万円台が8.6%(購入者の43.7%)を占めており(10年は5.9%・購入者の36.4%)、下宿生はスマートフォン購入率が11.2%と高いことが影響したものと思われる。

 費用面で準備(工夫)したことで、もっとも多いのは「学資保険に入った(入っていた)」で60.0%だった。次いで「奨学金を申請した(する)」38.4%(自宅生31.8%・下宿生42.7%・寮生60.9%)や「貯蓄を切り崩した」29.0%(自宅生25.8%・下宿生32.5%・寮生25.8%)となっている。また、下宿生は「部屋代が安い住まいに決めた」(25.6%)や「価格の安いものを購入した」(24.9%)と、支出面の工夫が多い。実際にかかった費用は予算と比較して「ほぼ予算どおり」47.4%(自宅生53.4%・下宿生42.1%)。下宿生では前年比3.6ポイント増加、逆に「予算より多かった」人は5.3ポイント減となった。

 自宅生のうち、受験大学を選択する際に「自宅からの通学圏を条件とした」人は46.2%、次に「条件としたが、最終的には本人が判断した」が28.1%と、計74.3%の保護者が自宅通学を提示している。特に自宅生の女子は「最終的には本人が判断した」も加えると79.6%と高くなっている。下宿生についても「条件としたが、最終的には本人が判断した」が21.6%(男子19.9%・女子24.8%)。

 自宅生のオープンキャンパスへの母親の参加は16.9%(08年13.4%、09年15.0%、10年15.4%)と年毎に増加している。また、役に立った情報としてあげられた「大学ホームページ」も3年間で4.2ポイント増加している。

 大学生活を送るうえでの不安は、自宅生が「就職や将来のこと」がもっとも多く51.0%。下宿生は「食事や日常生活全般のこと」(57.8%)や「生活面や健康面」(57.1%)が高くなっている。

 大学生活での心配を回答の構成比で見ると、下宿生の「就職や将来のこと」については、前年と比べて09年1.9ポイント、10年1.4ポイント増加していたが、11年は-0.2ポイントと減少。一方「日常生活全般」については09年-0.3ポイント、10年-0.5ポイント、11年+0.3ポイントと不安が増える傾向にある。また、「震災に関すること」は全国平均では0.6%だったが、東京の下宿生は3.4%と高くなっており、下宿先への引越しや生活用品納入の際の混乱の声も聞かれたという。
《前田 有香》

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