日本学生支援機構、短期留学のための奨学金

 日本学生支援機構は12月15日、国内の大学等在学中に、外国の短期大学・大学・大学院に短期留学をするために奨学金を希望する人を対象に貸与する有利子の奨学金「平成24年度第二種奨学金(短期留学)」予約採用の受付を開始した。

教育・受験 その他
第二種奨学金(短期留学)のご案内
  • 第二種奨学金(短期留学)のご案内
  • 奨学金Q&A ~ 第二種奨学金(短期留学)について ~
 日本学生支援機構は12月15日、国内の大学等在学中に、外国の短期大学・大学・大学院に短期留学をするために奨学金を希望する人を対象に貸与する有利子の奨学金「平成24年度第二種奨学金(短期留学)」予約採用の受付を開始した。

 同奨学金は、外国の短期大学・大学・大学院に短期留学をする、専修学校(専門学校)・高等専門学校(4、5年及び専攻科のみ)・短期大学・大学に在学する学生が対象。在学する学校長の推薦を得て短期留学をする前に申し込む「予約制度」をとっている。

 申し込み後、同機構で審査・選考の上、採用候補者を決定する。採用候補者は、留学先の決定後に「留学届」および受入先学校が発行する「受入許可証」を提出することで、留学開始に合わせて奨学金の振込みが開始され、留学前に貸与することはできない。なお、申込書類の請求と申し込みは在学中の学校担当窓口で行うこととなっている。

 申込み資格は、国内の学校に在籍し、海外の大学等に3ヶ月以上の短期留学をする人で、学生交流に関する協定等に基づく留学または留学により取得した単位が、日本で在籍する大学等の単位として認定される留学となっている。

 貸与期間は3ヶ月以上1年以内で、同機構で認めた留学の期間。また、ダブルディグリー・プログラムで学位取得に1年以上の期間を必要とする場合は、2年以内で同機構の認めた留学の期間となっており、いずれの場合も貸与期間の延長はできない。

 平成24年度は、留学開始時期ごとに3回募集する。なお、募集期限は各学校で設定されるため、学校の担当窓口で確認が必要。また、予約制度となっているので、留学先の受入が決定する前でも申込みが可能。

 貸与月額は、3万円・5万円・8万円・10万円・12万円の選択制。12万円を選択した場合に限り、国内私立大学の医・歯学課程に在学している人は4万円、薬・獣医学課程に在学している人は2万円の増額月額を選択することができる。

 この他、毎月振り込まれる月額とは別に、留学にかかる一時的な経費に対応するため、希望する人は更に一時金として特別増額貸与の「留学時特別増額貸与奨学金」を申込むことができる。
《前田 有香》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top