【高校野球】大会10日目の日程が終了、大阪桐蔭が3本塁打で春夏制覇に前進

 第94回全国高校野球選手権大会は8月8日より阪神甲子園球場で開催されており、大会10日目は、3回戦の4試合が行われた。注目の大阪桐蔭と済々黌の一戦では、大阪桐蔭が長打力を発揮し8強入りした。

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 第94回全国高校野球選手権大会は8月8日より阪神甲子園球場で開催されており、大会10日目は、3回戦の4試合が行われた。注目の大阪桐蔭と済々黌の一戦では、大阪桐蔭が長打力を発揮し8強入りした。

 第1試合は、光星学院(青森)と神村学園(鹿児島)の一戦。光星学院は、1番表から天久選手が先頭打者本塁打。三振と四球を挟み4番北條選手が2試合連続の2点本塁打、初回から2本塁打で3点先制する。3回にも2点を追加し、5点のリードを奪うが、5回と6回に神村学園が反撃し5-3。試合を決めたのは、7回、8回の光星学院の追加点。3本塁打を含む13安打に加え、8四死球を選んだ光星学院が快勝。

 第2試合は、注目の大阪桐蔭(大阪)と済々黌(熊本)の一戦。1回に先制した大阪桐蔭だが、2回に暴投で同点を許す。しかし、4回に2者連続本塁打で3点追加した大阪桐蔭は、6回にも追加点を挙げ逃げ切る。済々黌の6安打に比べ3本塁打を含む13安打と攻撃力が光った大阪桐蔭が準々決勝進出を決めた。

 第3試合は、明徳義塾(高知)と新潟明訓(新潟)の一戦、序盤のチャンスを生かせなかった新潟明訓が8強入りを逃した。新潟明訓は2回、安打と四球でチャンスを作るが、ホームでのタッチアウトなどで先制のチャンスを逃す。一方明徳義塾は、5回に2四死球などで広げたチャンスを生かし一挙4得点。雷雨で2時間以上中断したことも影響したのか、その後は試合が動かず、明徳義塾が準々決勝に進んだ

 第4試合の倉敷商(岡山)と秋田商(秋田)の一戦は、倉敷商のエース西投手の活躍が勝敗を分けた。同日2本目となる先頭打者本塁打を倉敷商の藤井選手がスタンドに運ぶと、秋田商も犠打を絡めて同点にする。2四死球のチャンスを得点につないだ倉敷商が3回、4回と追加点を挙げ勝ち越し。秋田商は、倉敷商のエース西投手相手に10三振と最後まで攻略できず、8強入りを逃した。

 8月19日(日)は、残りの8強をかけた4試合が行われる。注目されるのは、2試合連続毎回奪三振を達成している桐光学園(神奈川)の松井投手を浦添商(沖縄)がどう攻略するかだ。初戦で愛工大名電を破った浦添商の好調打線が、桐光学園の松井投手相手にどこまで機能するかが鍵になる。

◆大会第10日、8月18日(土)結果
光星学院(青森)9-4 神村学園(鹿児島)
済々黌(熊本)2-6 大阪桐蔭(大阪)
新潟明訓(新潟)0-4 明徳義塾(高知)
倉敷商(岡山)5-1 秋田商(秋田)

◆大会第11日、8月19日(日)予定
仙台育英(宮城)- 作新学院(栃木)
桐光学園(神奈川)- 浦添商(沖縄)
天理(奈良)- 浦和学院(埼玉)
宇部鴻城(山口)- 東海大甲府(山梨)
《湯浅大資》

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