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奈良県教委が県内中高生に緊急調査、2,903人がいじめ被害

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いじめの状況
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 奈良県教育委員会は、県内すべての中高校生を対象に8月下旬から9月上旬に実施した、いじめに関する緊急アンケート調査の結果を公表した。2,903人の生徒が2012年4月以降いじめられたことがあると回答した。

 アンケートは奈良県教委会が大津市のいじめ問題を受けて、県内の国公私立すべての中学生と高校生の生徒を対象に実施し、79,274人が回答した。

 2012年4月以降にいじめられたことがあると回答した生徒は、中学校2,330件、高校555件、特別支援学校18件で計2,903件。そのうち33.8%がいじめは解消されていないと答えた。学年別にみると、1,000人あたりのいじめの件数は中学1年生がもっとも多く77.6件。学年が上がるに従い減っていく傾向がみられた。

 いじめの態様では、中学高校ともに「冷やかし、からかい、おどし、悪口や嫌なことがある」が最多で65%以上。「仲間はずれや無視される」「軽くぶつからる、けられる」と続く。「パソコンや携帯電話に悪口や嫌なことが書かれる」など、インターネット上での被害も中学7.4%に対し高校16.0%と高い割合になった。

 いじめが起こる場面は「休み時間・昼休み」が中学63.1%、高校62.9%とどちらも多く、次が「部活動中」で中学29.4%、高校25.5%だった。加害者の区別では「同じクラスの人」「同学年の違うクラスの人」が順に割合が高かった。

 同時期に実施された文部科学省による県内公立学校へのいじめ実態把握調査結果も公表され、2012年4月以降県内公立小中高校などで6,721件のいじめがあるとした。いじめの解消率は67.6%。小学校でも4,309件のいじめがあった。

 6,721件のいじめのうち「生命または身体の安全がおびやかされるような重大な事態に至る恐れがあると考えられる事案」が5件発生している。
《勝田綾》

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