警察庁、ネットバンキング詐欺の新たな手口に注意喚起

警察庁は、インターネットバンキング利用者の金融情報を狙った新たな犯行手口の発生について、注意喚起を発表した。

デジタル生活 インターネット
警察庁は10月26日、インターネットバンキング利用者の金融情報を狙った新たな犯行手口の発生について、注意喚起を発表した。「新たな手口」とは、利用者が金融機関の正規のインターネットバンキングのページからログインをすると、不正にポップアップ画面が表示され、「システムのメンテナンスや機能の向上のためにお客様情報の再入力をお願いします。」などの記載とともに「第2暗証」「質問、合言葉」「インターネット用暗証番号」などの入力フォームが表示されるというもの。

警察庁では、同日15時現在で三井住友銀行およびゆうちょ銀行の2つの金融機関でこの手口を確認している。なお、不正送金などの被害は把握していないとしている。また警察庁では利用者に対し、「金融機関が送金等取引時以外に、ログイン後あらためてID・パスワードや、乱数表などの入力を求めることはない」こと、PCがウイルスに感染している可能性が高いことから「ウイルス対策ソフトの導入と、最新のパターンファイルを導入したウイルス対策ソフトによるウイルス検知を実施する」ことを呼びかけている。

インターネットバンキングでログイン情報を盗もうとする「新たな手口」(警察庁)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top