国際子ども図書館、中高生向け学習支援「調べものの部屋」を開室

 国際子ども図書館(東京都台東区)では、平成27年の新館開館に合わせて、中高生向けの「調べものの部屋(仮称)」を開室する。

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 国際子ども図書館(東京都台東区)では、平成27年の新館開館に合わせて、中高生向けの「調べものの部屋(仮称)」を開室する。

 国際子ども図書館は、国内外の児童書とその関連資料に関する図書館サービスを国際的な連携の下に行う国立の児童書専門図書館。日本国内の児童書や児童雑誌、学習参考書や児童向けのDVD、CD-ROMのほか、約120の国と地域の児童書や関連資料を取り揃えている。平成27年には、地下2階・地上3階の新館が建設される予定だという。

 今回開室する調べものの部屋では、学校図書館における学習支援のモデルケースをイメージしたサービスを提供する予定。自由研究などを目的とした中高生の調べものに役立つサービスを行うとともに、図書館や図書館資料を使った探究学習・調べ学習の体験プログラムを用意し、修学旅行や郊外学習で上野公園を訪れた中高生に体験してもらうことを検討している。また、そこで得られた学習支援のノウハウは、全国の学校図書館の参考となるように、ホームページなどを通じて公開していく。

 調べものの部屋を準備するため、国際子ども図書館では、平成24年度から、「中高生向け調べものの部屋の準備調査プロジェクト」を実施。同プロジェクトは、「子どもの読書活動推進支援計画2010」に掲げた、国際子ども図書館の学校図書館支援の取組みの一つで、平成22年度から23年度にかけて行った「学校図書館との連携による学習支援プロジェクト」の後継となるもの。
《水野こずえ》

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