子どもの成長をタイムラインで表示するデジタル・フォトアルバム登場

 バッファローは15日、都内で発表会を開催し、デジタル写真と動画データを自動で整理・保存し、テレビで見ることができるデジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」の新製品、「おもいでばこ PD-100S」及び大容量モデル「おもいでばこ PD-100S-L」を発表した。

デジタル生活 その他
バッファローは今後、「スマート・デジタルフォト・ライフ」を推奨していくという
  • バッファローは今後、「スマート・デジタルフォト・ライフ」を推奨していくという
  • トークセッションの様子
  • バッファロー 取締役 事業統括本部長の渡邊泰治氏
  • 「おもいでばこ PD-100S」
  • 写真を通した家族のコミュニケーションツールに
  • バラバラに埋もれていた記録を家族の「おもいで」に変える
  • 簡単取り込み、自動整理
  • 容量も大きくなった
 バッファローは15日、都内で発表会を開催し、デジタル写真と動画データを自動で整理・保存し、テレビで見ることができるデジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」の新製品、「おもいでばこ PD-100S」及び大容量モデル「おもいでばこ PD-100S-L」を発表した。11月下旬から随時、全国の家電量販店等で販売される予定。

 「おもいでばこ」は、パソコンが苦手な人でも、リモコン操作でデジタル写真と動画をテレビで楽しめるデジタルフォト・アルバム。見たい写真がすぐ見つかるカレンダー表示や子供の成長の思い出が年表風に楽しめるタイムライン表示を、写真の自動整理により実現。昨年11月に発表した“初代”「おもいでばこ PD-100」は、初年度で約2万台を出荷している。

■基本機能は踏襲しつつ、ネットワーク連携を強化

 “2世代目”となる「おもいでばこ PD-100S/PD-100S-L」では、好評だった初代機の基本機能は踏襲しつつ、写真共有機能やスマートフォン連携などが強化された。特に、写真共有サイト「フォト蔵」との連携機能が搭載されたことは大きな進化といえる。「フォト蔵」を経由して、離れた場所にある「おもいでばこ」に写真が送れるため、たとえば、パソコンを持っていないおじいちゃん・おばあちゃんの家に「おもいでばこ」を置いておけば、随時新しい写真を送って共有することが出来る。また、同モデルにはWi-FiでつながるUSB Wi-Fiアダプターが同梱されており、スマホで撮影した写真・動画の取り込みや、スマホによるリモコン操作、SNSの投稿なども可能になった(専用の無料アプリが必要)。Wi-Fiを使った「ネットワーク印刷」機能も新たに搭載。エプソン製ソフトウェア「Epson iPrint」に対応したインクジェットプリンターがあれば、遠隔地であっても「おもいでばこ」に保存されている写真を印刷できる。

 その他にも、保存されている写真をトップ画面にランダムで表示し、懐かしい写真との偶然の再会を楽しむ「おもいで散策」機能や、選んだ写真に関連する写真を表示する「おもいでフォーカス」機能も追加された。ハードディスクの容量も、「PD-100S」は500GB、「PD-100S-L」は1TBと増加している。「PD-100S」の場合、約1600万画素の写真であれば6万枚を保存可能だ。

■少しでも長く、写真を通した家族とのコミュニケーションを

 発表会に登壇した、バッファロー 取締役 事業統括本部長の渡邊泰治氏は、「デジタル写真は、パーソナルなコミュニケーションツールとして進化してきたが、一方で、写真の枚数が膨大になり、整理が追いつかず振り返ることができなくなっている。特に、家族で写真を見る機会が減ったように感じる」と、デジタル写真が抱える課題を説明。そして「家族や、友達と写真を見るということは、重要なコミュニケーションになる。バッファローとしては、手間のかかる写真整理は『おもいでばこ』に任せてもらい、限られた貴重な時間を、写真を通した家族とのコミュニケーションに使ってもらいたいと考えている」と、「おもいでばこ」開発のコンセプトを語った。

■“記録”が“記憶”を呼び起こす

 発表会では、iPhonegrapherで写真家の三井公一氏、デジタル写真整理術専門家の内川功一朗氏をゲストに招いてのトークセッションも実施された。

 普段からスマホや、デジカメを用いて多くの写真を撮影している三井氏は「スマホは常に持ち歩いているものなので、ふらっと訪れた場所で何気ない一枚が撮れるのが魅力。どこで撮影したか、地図情報が残るのも非常に便利ですね」などと、スマホでの写真撮影ならではのポイントを話し、「スマホによって身近なちょっとしたシーンも撮影の対象になったと思います」とした。また、写真整理術の専門家である内川氏は、「この先、“記録”は機械に任せ、人は“記憶”を担当するようになると思います。データが膨大になると、もはや人の脳では管理ができなくなりますが、『おもいでばこ』に記録された写真と、撮影した時の記憶を紐づけることはできます。これは、記録によって記憶が呼び起されているということで、そう考えると『おもいでばこ』は非常に面白い製品だと思います」と評価した。

 「おもいでばこ PD-100S」は、本体サイズ約230×35×155mm、重さ約600g。写真はJPEG、動画はmotionJPEG、mp4、H.264/AVCに対応。ハードディスク容量はPD-100Sが500GB、PD-100S-Lが1TB。500GBモデルでは、17Mbpsの動画が最大約57時間、1600万画素カメラで撮影した写真が約6万枚、1TBモデルでは動画が最大約114時間、3600万画素カメラで撮影した写真が約5.7万枚保存できる(但し、写真保存枚数の上限は、容量に空きがある場合も6万枚)。

埋もれていた記録が「おもいで」に変わる!バッファロー、デジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」新製品を発表

《白石 雄太@RBB TODAY》

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