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東京都、小中学生の学力調査結果を発表

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問題の概要と結果分析(小学校国語)
  • 問題の概要と結果分析(小学校国語)
  • 問題の概要と結果分析(小学校社会)
 東京都教育委員会は、2012年7月5日に実施した「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果を報告書にまとめ、11月22日に公表した。小中学校ともに「必要な情報を正確に取り出す力」は高いものの、「意図や背景、理由を理解して解決する力」はやや低いことが明らかになった。

 同調査は、2003年に中学校で始まり、小学校は翌年の2004年に開始した。小学校では国語、社会、算数、理科の4教科、中学校では国語、社会、算数、理科、英語の5教科について「読み解く力に関する調査」を実施している。調査対象は、都内公立小学校5年生9万1,186名と都内公立中学校2年生7万4,369名。

 小学校の国語は、「第4学年までに配当されている漢字を文脈に即して正しく読むことができる」が96.1%と正答率が高いが、「目的や意図に応じて要旨をまとめることができる」は19.1%と正答率が低かった。

 小学校のそのほかの科目で正答率が2割以下だった問題は、社会「スーパーマーケットの野菜コーナーを調べてわかったことから、その理由を考え、表現できる」17.5%、算数「切る数と切り分けられる数との関係を捉え、問題を解決することができる」5.0%、算数「1人を基準(□)として、その他の2人を□を使った式で表すことができる」9.7%、算数「段の数と正方形の個数との関係を捉え、言葉の式で表すことができる」13.9%、算数「正方形の個数が441個のときの段の数を求めることができる」15.9%、理科「閉じ込めた空気や水の体積とそれぞれの性質の違いを関連付けて捉えることができる」12.3%、理科「虫眼鏡を適切に使って観察をすることができる」19.7%、「日常生活の場面から結露を見出すことができる」12.8%であった。

 中学校で正答率が高かったのは、国語「同じ漢字の異なる読み方を正しく読むことができる」98.2%、社会「歴史の学習を深めるために、進んで資料を活用しようとしている」88.5%、数学「文字式で数量および数量の関係を捉えようとしている」93.9%、理科「火成岩のでき方や、その特徴についての学習に基づいて、科学的に調べようとしている」90.9%、「前置詞句を理解している」86.1%。なお、中学校の国語は、全ての問題の正答率が50%以上であった。

 一方、中学校で正答率が低かったのは、数学「度数の合計と中央値より小さい値の度数から、中央値と同じ値の度数を求めることができる」3.8%、数学「容器Xに入っていた水の一部を容器Yへ移した後の容器Xと容器Yに入っている水の体積比を読み取ることができる」3.8%、理科「光合成によってでんぷんがつくられることを確かめられる試験管の組み合わせを、比較・関連付けて読み取ることができる」16.6%、英語「2人の希望がかなうように、コースを作成することができる」19.5%などの正答率が低かった。

 都教育委では、結果分析と授業改善のポイントや、生活習慣と学力の関連についてもまとめている。
《工藤めぐみ》

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