東京都教育庁は3月1日、都立墨田川高校の入試で1人の受検者の採点を誤り、合格である受検者を不合格として発表していたことが明らかになり、合格者を1人追加したと発表した。 同校の学力検査では、国語、数学、英語、社会、理科の5教科のうち、国語、数学、英語の3教科については、自校で作成した検査問題を採用している。 すべての合格者を決定した後、同校で作成した3教科の検査問題について結果分析を行ったところ、2月28日（木）午後に、女子1人の受検者において、英語の答案で採点の誤りが見つかった。当該箇所の採点を訂正すると、不合格とした当該受検者が合格となることが判明したという。 当該受検者は、2月28日（木）の合格発表で不合格を確認した後、既に合格していた都内の私立高校に入学手続きをした。しかし、採点の誤りにより合格となることを知り、私立高校の入学を辞退した。私立高校からは、入学手続き時の納入金が返還されたという。 なお、教育庁は、合格発表公表前に同校の校長から「採点の誤りにより合格者が1人増える」という速報があったため、当該受検者の合格は既に反映済みで、公表数値の訂正はないとしている。
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