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スマートフォン利用に不安7割…内閣府、子どもの安全に関する世論調査

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 内閣府は今年7月に実施した「子どもの安全に関する世論調査」について報告書をまとめた。子どもが犯罪に巻き込まれる不安を感じてる人が約半数にのぼり、また、スマートフォン利用の不安を感じる人が7割もいることがわかった。

 子どもの安全に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考にすることを目的に実施。全国20歳以上の日本国籍を有する者3,000人を対象に行われ、有効回収数は1,801人だった。

 子どもの犯罪被害などに対する意識では、「身近にいる子どもが何らかの犯罪に巻き込まれるかもしれないという不安を感じるか」という設問には、「ある、どちらかといえばある」と回答した人が約半数いた。「ある」と答えた人の年代別でみると30歳代、40歳代の子育て世代で高くなった。

 犯罪に巻き込まれるかもしれない理由を聞くと、「テレビや新聞で子どもが巻き込まれる事件がよく取り上げられているから」と回答した人が約72%ともっとも高く、以下「近所に暗く人通りの少ない道や公園、駐車場があるから」(36.7%)、「子どもが1人で登下校をすることがあるから」(29.9%)、「子どもが学習塾などの習い事で遅く帰ることがあるから」(29.4%)などの順(複数回答)になっている。

 子どもを守るために、地域の住民などが協力して防犯パトロールや見守り活動などをおこなっているところがあるが、こうした活動に参加したいと思うか聞いたところ、「参加したい」と回答した人が全体で58.9%。年齢別にみると、40歳代が一番多く約7割いた。

 子どもを取り巻く環境や諸問題に対する意識調査では、スマートフォンを子どもが利用することに約7割が不安を感じていることがわかった。都市規模別にみると「感じる」と答えた人の割合は中都市で高くなっている。性別でみると「感じる」と答えた女性52%に対し、男性は39.7%と低い結果になった。

 不安の内容としては、「インターネット上のWebサイトやアプリを利用することにより、他者とのトラブルや犯罪被害に巻き込まれるおそれが高くなる」と挙げた人が72.4%、「子どもに悪影響を与える情報を閲覧するおそれが高くなる」(69%)と上位になっている(複数回答)。

 インターネット利用上の安全対策については、「信頼できないサイトからはソフトウェアをパソコンに入れない」「信頼できないサイトからはアプリをスマートフォンに入れない」などが挙げられた。

 政府へのインターネット上の有害情報対策に関する要望では、「有害な情報を掲載するサイトに対する規制を強化する」「子どもに対するインターネットの利用に関する教育を充実する」など。

 詳しい調査の結果や内容は、内閣府のホームページで公表している。
《田中志実》

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