大阪市民間採用の校長、当初予定を大きく下回り20人に

 大阪市教育委員会は2014年度の市立小学校・中学校・高等学校の校長公募の最終合格者数を発表した。これによると民間採用が当初の予定を大きく下回り20人の採用となり、内部と合わせて59人となった。

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 大阪市教育委員会は2014年度の市立小学校・中学校・高等学校の校長公募の最終合格者数を発表した。これによると民間採用が当初の予定を大きく下回り20人の採用となり、内部と合わせて59人となった。

 大阪市は今回の募集で初めて外部枠を設定し、校長採用予定人数の半数にあたる35人(小・中学校34人、高等学校1人)を民間から必ず採用すると鳴り物入りで募集にあたったが、合格基準を満たしたのは22人で内2人が辞退し20人となった。

 大阪市は学校の活性化や特色ある教育実践の創造を託すため、2013年度から公募での校長採用制度を本格的に始めたが、2013年4月に採用された11人のうち、セクハラ問題などで既に2人が退職している。

 その影響もあり、外部応募者が昨年の928人から143人と激減。最終面接にあたっては関西生産性本部、人材開発委員会などが外部面接官として携わった結果、当初の予定を大きく下回る採用人数となり、人物重視の採用が行われたとみられる。

 今後、民間からの採用となる外部(任期付)申込者については2014年1月より非常勤職員として採用し、研修を実施していく。
《田邊良恵》

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