ゲーム機の所有率は7割、子どもが多い家庭ほど高い傾向

 子どもの多い家庭ほどゲーム機の所有率が高い傾向にあり、8割近くの人がゲームで遊ぶことが子どもの発達・成長に影響すると思っていることが、マーシュが10月6日に発表した「ゲームと子どもに関するアンケート」の結果より明らかになった。

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ゲームの所有率
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 子どもの多い家庭ほどゲーム機の所有率が高い傾向にあり、8割近くの人がゲームで遊ぶことが子どもの発達・成長に影響すると思っていることが、マーシュが10月6日に発表した「ゲームと子どもに関するアンケート」の結果より明らかになった。

 調査は、全国の20代~40代の既婚男女(子どもがいない、または0歳~小学生までの子どもがいる人)を対象に実施し、760人の回答を得た。調査期間は9月17日~9月19日。

 家庭用の据え置き型ゲーム機(Wii、Playstation、Xboxシリーズなど)や携帯型ゲーム機(ニンテンドーDS、PSP、PS Vitaなど)の所有率は69.4%で、7割の家庭にゲーム機がある。子どもがいない家庭の所有率は60.5%だが、子どもが1人いる家庭では72%、2人以上いる家庭では84.8%と、子どもの多い家庭ほどゲーム機の所有率が高い傾向にある。

 ゲームが好きかどうか聞いたところ、55.1%が「好き」(好き・やや好きの合計)、24.3%が「どちらともいえない」、20.6%が「嫌い」(嫌い・やや嫌いの合計)と回答した。

 子どもの頃からゲームで遊ぶことは、子どもの発育・成長に何らかの影響があるか聞いたところ、「影響すると思う」33.0%と「少し影響すると思う」45.1%を合わせると、78.1%に上る。男女別では、男性(73.7%)よりも女性(82.6%)の方が影響すると考える人の割合がやや高い。ゲームの好き嫌い別では、ゲームが嫌いな人(67.3%)よりもゲームが好きな人(84.0%)の方が影響すると考える人の割合が高い。

 ゲームで遊ぶことが子どもの発達・成長に「影響すると思う」または「少し影響すると思う」と答えた人に、影響の仕方についての考え方を聞いたところ、「悪い影響があると思う」が50.7%と過半数を占め、「どちらともいえない」36.2%、「良い影響があると思う」13.1%となった。男女別では、男性(45.0%)よりも女性(55.7%)の方が悪い影響があると考える人の割合が高い。ゲームの好き嫌い別では、ゲームが好きな人(38.9%)よりもゲームが嫌いな人(77.2%)の方が悪い影響があると考える人の割合が高い。

 良い影響があると答えた人の自由回答では、「自分がゲームを通して歴史が好きになったから」(30代男性/子どもあり/ゲーム好き)や、「やりすぎは良くないが、ゲームの中でも論理的思考や戦略的思考が身に付くゲームも多数存在するため」(30代男性/子どもなし/ゲームやや好き)といったゲーム好きな人の意見があった。一方、「字を書かなくなるし集中力がなくなり、携帯やスマホ依存症で勉強がはかどらなくなる」(40代女性/子どもあり/ゲーム嫌い)といった意見もあった。
《工藤めぐみ》

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