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2015年最初の天体ショー「しぶんぎ座流星群」1/4未明が観察チャンス

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しぶんぎ座流星群
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 8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並んで三大流星群のひとつで、毎年新年の夜空を楽しませてくれる「しぶんぎ座流星群」が1月4日に出現のピークを迎える。天文写真共有アプリ「Open Astronomy」を運営するブロードバンドタワーの多根悦子氏に「しぶんぎ座流星群」観察のポイントと2015年の注目の天体イベントを聞いた。

--しぶんぎ座流星群とは何ですか。

 毎年、新年を迎えた頃に現れ始め、1月4日前後に極大を迎える流星群です。激しい活動が数時間しか続かず、その時刻が昼間になってしまうと観測数が一気に減ってしまうため、三大流星群の中でも当たり外れのある流星群と言われています。

 この流星群の名前となっている「しぶんぎ座」は1795年にフランスの天文学者のジェローム・ラランドが設定した星座のひとつで、「しぶんぎ」というのは「壁面四分儀」という計測機器から名付けられています。しぶんぎ座は1928年に国際天文学連合が選定した88の星座から外され、今ではりゅう座の一部となっていますが、流星群としては今でも「しぶんぎ座」という名前が残っています。

 しぶんぎ座流星群の母天体はマックホルツ第一周期彗星(96P)や彗星 C/1490 Y1、小惑星 2003 EH1、ヘール・ボップ彗星などが候補としてあげられていますが、まだ明らかになっておらず、謎の多い流星群です。

--2015年、しぶんぎ座流星群の観察のポイントは。

 日本における2015年のしぶんぎ座流星群の観測条件はあまり良くありません。しかし、月明かりを避けることで観察のチャンスもありそうなので、1月4日未明に、澄んだ空気の夜空を見上げて、今年最初の流れ星を見つけてみませんか。

◆月明かり
 満月前日が極大日となっているため、夜空は全体的に明るく流星の出現数が少なくなる見込みです。しかし、その中でも明るい流星は観察できると思いますので、できるだけ月が視界に入らないように工夫して空を見るとよいでしょう。

◆時間帯
 1月4日0時以降が観察に適しています。特に夜中の3時頃から輻射点の高度が高くなり、夜明け前頃がもっとも適した時間となります。

◆観察場所
 できるだけ空が広く見渡せて街灯の影響が少ない場所を選びましょう。暗い場所に目が慣れるまで少し時間がかかります。観察をする10分くらい前くらいから、懐中電灯や携帯電話の明かりを避けることで、流星を見つけやすくなります。

◆防寒対策
 当日はかなりの寒さが予想されます。特に、地面に寝転んで観察する場合は非常に体が冷えますので、防寒マットを敷くなどの対策をしましょう。また、暗闇での活動は思わぬ事故を招く恐れがあります。安全な天体観察を心がけましょう。

--2015年注目の天体イベントを教えてください。

4月4日:皆既月食(日本全国で見られます)
8月13日:ペルセウス座流星群極大(月明かりなく好条件)
9月28日:スーパームーン
10月22日:オリオン座流星群極大
11月18日:しし座流星群極大
12月15日:ふたご座流星群が好条件(月明かりなく好条件)

 冬休みも間もなく終わり。日本海側を中心に大雪の影響も心配されているため、帰省先から帰宅される方などは十分にお気をつけいただきたい。3日夜から4日にかけ星空が見られる地域では、冬休みの思い出として親子で流星観察をしてみてはいかがだろうか。天文写真共有アプリ「Open Astronomy」では、流星など天体の写真を投稿して、体験をシェアすることができる。
《田村麻里子》

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