中教審、教員の資質能力向上について中間まとめ公表

 中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会は7月16日、これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上についての中間まとめを公表した。年内中に答申としてとりまとめる予定という。

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 中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会は7月16日、これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上についての中間まとめを公表した。年内中に答申としてとりまとめる予定だという。

 中央教育審議会は、平成26年7月29日に文部科学大臣より「これからの学校教育を担う教職員やチームとしての学校のあり方について」の諮問を受け、教育養成部会で審議を行ってきた。このたび、議論の状況をとりまとめ、中間まとめとして公表した。

 これからの時代の教員に求められる資質能力は、使命感や責任感、教育的愛情、教科や教職に関する専門的知識、実践的指導力、総合的人間力など従来必要とされてきた能力に加え、「キャリアステージに応じた資質能力を高める自律性」「情報を収集・選択・活用する能力や深く知識を構造化する力」「学校を取り巻く新たな教育課題に対応できる力量」などが必要であるとした。

 また、中間まとめでは、教員の養成、採用、研修、免許制度に関する課題とその具体的な方向性を示した。今後、関係団体からのヒアリングやパブリックコメントを実施し、各事項の詳細については追加的に検討を行い、2015年内中に答申としてとりまとめる予定としている。
《工藤めぐみ》

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