【大学受験2016】増加するTEAP利用型入試、立教・青学・中央ほか

 英語力を「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で測定するTEAP(アカデミック英語能力判定試験)。上智大学と日本英語検定協会が共同で開発した英語テストで、2015年度は上智大学の全学部全学科でTEAP利用型入試を導入した。2016年度は青山学院大学などでも導入される。

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TEAPの問題構成
  • TEAPの問題構成
  • 2016年度TEAP利用型入試を導入する大学(1/3)
  • 2016年度TEAP利用型入試を導入する大学(2/3)
  • 2016年度TEAP利用型入試を導入する大学(3/3)
  • 上智大学入試のTEAP基準スコア
 英語力を「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で測定するTEAP(アカデミック英語能力判定試験)。上智大学と日本英語検定協会が共同で開発した英語テストで、2015年度は上智大学の全学部全学科でTEAP利用型入試を導入した。2016年度は青山学院大学などでも導入される。

 TEAPは、上智大学と日本英語検定協会が共同で開発した英語テスト。テストはReading/Listening Test(同時受験)、Writing Test、Speaking Testの3つから構成され、出願大学の求める要件に応じて4技能パターン、3技能パターン(Speakingを除く)、2技能パターン(Reading/Listening Testのみ)のいずれかで受験する。

 上智大学は11月9日、2016年度一般入学試験要項(学科別・TEAP利用型)を公開した。Webサイトでは各学科の指定するTEAPの基準スコアを一覧にして掲載している。TEAP利用型の出願資格は、外国語学部英語学科や文学部英文学科などで4技能、神学部神学科や総合人間科学部心理学科などでは「読む」「聞く」の2技能の各基準スコアを満たす者としている。試験当日は英語の試験を実施せず、指定する選択科目を受験する。

 また、日本英語検定協会は、TEAP採用大学を一覧にして掲載している。2016年度は上智大学のほか、前年度同様、立教大学の異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科、経営学部経営学科、経営学部国際経営学科の自由選抜入試、全学部の一般入試グローバル方式でTEAP4技能のスコアを活用する。

 TEAPを利用した入試は、2016年度から青山学院大学でも導入が決定している。文学部英米文学科一般入試(個別学部日程)C方式、自己推薦入試で4技能を活用する。また、中央大学経済学部と法学部の英語運用能力特別入学試験でも、TEAPの2技能活用を導入する。南山大学では全学部全学科で4技能活用を導入する。

 上智大学は10月、2017年度入試ではすべての学部学科で出願資格を4技能に変更することを発表している。また、2017年度は明治大学経営学部の一般選抜入試、筑波大学医学類の推薦入試、早稲田大学文化構想学部・文学部の一般入試で導入が予定されている。
《田中志実》

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