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【JAPAN EXPO IN THAILAND 2016】日本国内44の教育機関が出展、タイ人学生の獲得に期待

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EDUCATIONゾーンのようす
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  • ブースのようす
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 タイ・バンコクの「サイアム・パラゴン」で2月12日から14日までの3日間、「JAPAN EXPO IN THAILAND 2016」が開催された。会場は、保護者とともにブースに訪れ、熱心に説明を聞く高校生の姿で溢れていた。

 「JAPAN EXPO IN THAILAND 2016」は日本とタイの良好な友好関係を証明するイベントとして実施され、第1回となる2015年の開催では、10万人を超える来場者が訪れた。2016年は「EDUCATION」「JOB」「EXPO」「FOOD」と4つのゾーンにわかれ、日本の企業や教育機関など、200以上のブースが出展した。EDUCATIONゾーンでは、大学や高校をはじめとする日本の教育機関44校が出展。各校とも、ブースを訪れるタイ人学生の質問や相談に応えていた。

 タイの急激な経済成長に伴い、近年タイから日本への留学生は急増している。留学先としては、日本の大学や語学学校はもちろん、高校への留学も増えている。オイスカ高等学校(静岡県浜松市)の菅原氏によると、60年前からインドと台湾からの学生を引き受けるなど、留学生の受け入れに長い歴史をもつ同校では、昨年度を境にタイ人留学生が急増。これまで1学年に1、2人程度だったタイ人留学生も、現在では留学生全体37名のうち12名を占める。一方、35年前から留学生の受け入れを開始してきたという明徳義塾高等学校(高知県須崎市・土佐市)にも40名のタイ人留学生が在籍しており、留学生数は全生徒数800名のうち3割を占める。

 留学先として日本が選ばれる理由はさまざまだ。日本の芸能人や漫画・アニメなどのサブカルチャーをきっかけに日本が好きになったという学生や、旅行で訪れた際の日本の交通設備やマナーの良さなどに感激を受け、日本で教育を受けさせたいと考えるようになる場合もある。

 日本の高校への進学が増えてきてはいるものの、高校入学時点で日本語を習得しているタイ人学生はそう多くない。留学生を受け入れる高校の多くは、留学生向けに日本語クラスを開講し1年次に日本語の授業を必修科目とする。高校3年間を通じて十分な日本語力を身につけ、そのまま日本の大学に進学する留学生も多いという。

 明徳義塾高等学校では留学生数5割を目指し、留学生に日本語を教える日本人講師を確保したり、留学生も滞在できる国際寮を設置したりと、受け入れの体制を整えている。留学生は寮に滞在することで、毎日の食事や生活面に苦労せず、保護者が安心して日本に送り出すことができるという。また日本人の寮生とのコミュニケーションを通じて、日本語や日本の文化の理解と吸収にも役立っている。

 「留学生が増えることで日本人学生にとってもメリットがある」と明光義塾高等学校の増田氏は言う。生徒たちは、学校生活や寮生活で外国人留学生とともに過ごす環境を当たり前のものとして受け入れている。そうして、おのずと宗教や文化の違いを学んでいき、グローバルな感覚を身につけることができるのだ。
《横井真里》

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