【高校受験2016】神奈川県公立<数学>講評…昨年並み

 平成28年度神奈川県公立高校一般入試が行われた。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査の「数学」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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神奈川県公立 講評 数学
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 平成28年度神奈川県公立高校一般入試が行われた。全日制課程の募集定員43,750人に対し、志願者数は53,277人。平均倍率は1.22倍。リセマムでは、湘南ゼミナールの協力を得て、学力検査の「数学」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<数学>講評(湘南ゼミナール 提供)

 例年と同じように、幅広い単元の問題が出題された。大問での難度の差はあるが、全体としては昨年度と同様の難易度と考えられる。

 問3の(ウ)は、昨年度と同様、図形の性質を問う問題であったが、動点によって2つの図形が変形する問題であり、難易度の高い問題が出題された。

 問4は、円の性質を利用する確率の問題が出題された。一昨年度以前と同様の出題形式となる。

 問5は、過去に神奈川共通入試で出題のなかった「1次関数のグラフの利用」が出題され、初めてグラフで表現する力が求められた。定期試験でよく出題される問題でもあるため、普段の学習からの深い理解が求められる。

 問6は、三角柱を用いた立体に関する問題であり、過去にも出題されたことがある典型的な問題である。

 問7は、証明の記述問題である。与えられた図に補助線を引く必要のある問題であり、苦戦した受験生も多いだろう。

 全体的に計算処理が複雑な問題が多く、正確に正答まで辿りつくための粘り強い計算力が求められる。

 複数の設問で平面図形の知識が必要とされるため、各学年で学習する内容を複合的に扱う演習を繰り返し、応用力をつける必要がある。

 今後は定期試験や神奈川公立入試だけでなく、全国都道府県の入試問題など、様々な出題傾向に触れておくとよいだろう。
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 このレポートは2016年2月16日に速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。

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協力:湘南ゼミナール
《編集部》

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