国際地学五輪、金3・銀1…過去最高の快挙

 地学オリンピック日本委員会は8月27日、三重県で開催された「第10回国際地学オリンピック」に参加した高校生4名のうち、3名が金メダル、1名が銀メダルを獲得したと発表した。この成績は、過去最高の快挙となる。

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メダルを獲得した日本代表生徒
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 地学オリンピック日本委員会は8月27日、三重県で開催された「第10回国際地学オリンピック」に参加した高校生4名のうち、3名が金メダル、1名が銀メダルを獲得したと発表した。この成績は、過去最高の快挙となる。

 国際地学オリンピック(International Earth Science Olympiad:IESO)は、単に知識を競い合うだけではなく、国際混合チームによる野外共同作業や、地元高校生との交流会を通じて世界各国の若人との友情を育む、高校生のための地学の国際大会。第10回となる今回は、8月20日~27日に三重県津市で開催し、26か国・地域から100名が参加した。

 日本は、広島学院高等学校3年の笠見京平さんと海陽中等教育学校5年の坂部圭哉さん、海城高等学校3年の廣木颯太朗さんが金メダルを受賞、大阪府立北野高等学校3年の神原祐樹さんが銀メダルを受賞した。坂部さんは、2016年の国際化学オリンピックにも出場し、金メダルを獲得している。

 地学オリンピック日本委員会理事長の久田健一郎氏は「今回、日本の代表生徒は過去最高の成績を収めました。これは日本の地学のレベルが高いことを実証したと考えます。この代表生徒の活躍に触発され、多くの生徒が地学に関心を持って果敢に挑戦することを大いに期待します」と述べた。

 次回の国際地学オリンピックは、2017年にフランス・コート・ダジュールで開催される予定。
《工藤めぐみ》

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