子どもを自然の中で学ばせたい…ファミリーキャンプの楽しみ方

 「コールマンが考える、ファミリーキャンプの今と未来」と題して、コールマン2017年度製品展示会が9月14日~16日、ベルサール新宿グランドにて開催された。なぜ今、ファミリーキャンプなのか、初心者は何から揃えればいいのかを聞いた。

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コールマン2017年度製品展示会会場
  • コールマン2017年度製品展示会会場
  • 寝室(テント)とリビング(タープ)を連結したスタイル
  • テントの定番「タフシリーズ」に、来年から、小ぶりの2人用、3人用が加わった
  • とんがり頭がカワイイ、ティピ型のテントは最近、人気上昇中
  • 安全で手軽なことから人気が高まっているLEDランタン「クアッドマルチパネルランタン」。でテントのポールなどに着けることも可能。
  • パネルライトは、本体から取り外し、懐中電灯として使用可能。災害時にも1台備えたい
  • 封筒型の寝袋(フリースフットEZキャリースリーピングバッグ)と、ブランケット。ネイビーのボーダー柄がお洒落。
  • マミー型の寝袋(コルネットストレッチ)は、手足を出して防寒着としても使用可能。ストレッチ素材で動きやすい。
 「コールマンが考える、ファミリーキャンプの今と未来」と題して、コールマン2017年度製品展示会が9月14日~16日、ベルサール新宿グランドにて開催された。なぜ今、ファミリーキャンプなのか、初心者は何から揃えればいいのかを聞いた。

◆子ども時代にキャンプを楽しんだ親がブームの牽引役

 コールマンは1901年にアメリカで創業。1950年代からファミリーキャンプ事業に進出。その100%子会社として1976年にコールマン ジャパンを設立。以来40年にわたって、日本のファミリーキャンプ市場を牽引してきた。

 なぜ、今ファミリーキャンプなのか。同社のマーケティング本部コミュニケーショングループ グループマネージャーの竹島哲也氏によると、「日本にオートキャンプブームが訪れたのが今から約25年前。その後、低下の一途をたどっていたアウトドアブームは、2003年を境に上昇に転じ、2015年には前年比3.8%増の810万人がオートキャンプに出かけています(出典:オートキャンプ白書2016)」。これは、25年前、子どもの時にキャンプを経験した人たちが親になり、子どもにも同じ経験をさせたいと考えているからではないでしょうか」

 さらに「野外音楽フェスのブームもファミリーキャンプブームを後押ししている」と竹島さん。最近の野外フェスは親子で参加できるものも多く、アウトドア用のチェアやテーブルなどを持って出かけたファミリーがそのままテント泊、という気楽なキャンプスタイルが広がった。「野外フェスで目立ちたいと、カラフルなアウトドアグッズへのニーズも高まっている」という。

◆キャンプは“サバイバル”から“リゾート”へ

 一昔前は、キャンプといえばサバイバル。アウトドア経験豊富なパパがリーダーとなって、薪で火を起こして料理をしたり、川の水で顔を洗ったり、木の切り株や地べたに座って食事をしたりというワイルドなイメージがあった。しかし「今やキャンプは、サバイバルではなくリゾート」と竹島さん。

 キャンプ道具が進化して、テント設営も簡単になった。火を起こせなくてもガスバーナーで料理ができる。野外にテーブルとチェアを置き、テーブルクロスをかけ、いつもより手の込んだ料理を家族で優雅に食べる。夜は家族で焚火を囲み、星空を楽しむ。そんなぜいたくな時間が手軽に楽しめるようになった。

 キャンプ場も進化している。温水の出る炊事場や洋式の水洗トイレ、シャワールーム完備の「高規格キャンプ場」もここ数年、増えている。

 キャンプが手軽で身近になったことにともない、キャンプシーズンにも変化が現れている。以前は夏休みがある7、8月に集中していたが、今は、初夏から、秋、初冬まで、1年を通じてキャンプシーズンという状況になっているという。

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《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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