作って触れて、見て学んで…「日本の技体験フェア」前橋10/22・23

 文化財の保存のために欠くことのできない、伝統的な修理技術や材料、道具を製作する技が一堂に集まる「日本の技体験フェア」が、群馬県前橋市のヤマダグリーンドーム前橋にて、10月22日と23日の2日間にわたり開催される。入場無料。

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昨年の様子「壁掛けづくり 木枠づくり体験」
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 文化財の保存のために欠くことのできない、伝統的な修理技術や材料、道具を製作する技が一堂に集まる「日本の技体験フェア」が、群馬県前橋市のヤマダグリーンドーム前橋にて、10月22日と23日の2日間にわたり開催される。入場無料。

 「日本の技体験フェア」は、2003年より全国各地で毎年開催されている。日本の大切な財産である文化財を未来に残すために、「文化財の保存技術」は欠かせないものとして脈々と受け継がれてきた。そうした技術の大切さや、伝承者の養成、文化財の修理や原材料、道具などについて広く一般の人々に知ってもらうとともに、次世代の担い手やサポーターを増やすことが、このフェアの開催目的となっている。2015年は島根県出雲市で開催され、2日間で延べ3,000名が来場した。

 今回は、文化庁から選定保存技術保存団体として認定を受けた31団体が出展する。保存技術の解説のほか、活動内容を紹介するパネルや道具の展示、浮世絵木版画の彫り・摺(す)りや伝統畳製作などの実演、瓦の型抜き、バンダナの藍染体験、組子・装飾・左官・木工それぞれの技を体験しながら、ひとつの壁掛けを作りあげる体験ラリーなど、見るだけでなく、実際に体験できるプログラムが満載となっている。また、会場内には匠の技で作られたグッズの販売コーナーも設置。子どもから大人まで、幅広い年齢層の人が楽しむことができる。

 開催に先立ち、10月9日、16日にはプレイベントを予定。9日には「歌舞伎の舞台裏」と題し、衣装や小道具、大道具(背景画)の展示や、「背景画を描いてみよう」といった来場者参加型プログラムが、16日には「名匠たちの技術」と題し、染織(紫染め)、浮世絵、建具(組子細工)の技術に関する展示、「浮世絵の摺り」の実演が行われる。両日ともけやきウォーク前橋にて実施される。

◆「日本の技体験フェア」
日時:2016年10月22日(土)10:00~17:00/23日(日)10:00~16:00
会場:ヤマダグリーンドーム前橋 サブイベントエリアほか(群馬県前橋市岩神町1-2-1)
入場料:無料

◆プレイベント
日時:2016年10 月9 日(日)11:00~16:00/16 日(日)11:00~16:00
場所:けやきウォーク前橋1階けやきコート(群馬県前橋市文京町2-1-1)
《鶴田雅美》

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