子どものスポーツ活動費、月額平均6,918円

 子どもが定期的に行っているスポーツは「水泳」が20%ともっとも多く、スポーツ活動に関する支出の平均は、月額6,918円であることが、マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの共同調査「2016年スポーツマーケティング基礎調査」により明らかになった。

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 子どもが定期的に行っているスポーツは「水泳」が20%ともっとも多く、スポーツ活動に関する支出の平均は、月額6,918円であることが、マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの共同調査により明らかになった。

 2016年スポーツマーケティング基礎調査は、全国の15歳(中学生を除く)~69歳を対象に実施し、男性1,000名と女性1,000名の計2,000名の回答を得た。子どものスポーツ状況については、幼稚園・保育園、小・中・高校に通っている子どもを対象とし、複数の子どもがいる場合はもっとも年齢が上の子どもを対象とした。調査期間は9月16日~9月19日。

 子どもが定期的に行っているスポーツは、「水泳」が20%でもっとも多く、2位の「サッカー」「体操」「武道(柔道・剣道・空手・少林寺拳法など)」5.6%(いずれも同率)と大きな差をつけた。

 また、スクール代や用品代などスポーツ活動に関する支出は、平均で月額6,918円であった。

 過去1年間のスポーツ活動への参加にかかる支出を対象としたスポーツ参加市場規模は、2兆4,125億円にのぼる。このうち、スタジアム観戦市場は4,751億円、用品購入市場は8,518億円、施設利用・会費市場は1兆857億円となった。前年の調査結果と同様、用品購入市場は増加したが、スタジアム観戦市場と施設利用・会費市場が減少し、市場規模は縮小している。

 過去1年間にスタジアム・競技場でスポーツ観戦をした人は18.7%と前年より2.3ポイント減少し、調査開始以来過去最小となった。観戦者1人あたりの平均観戦回数は3.5回、観戦1回あたりの支出額は8,751円と前年より4.2ポイント増加。年間では29,471円と前年より9.1ポイント減少した。

 マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングは2004年より、スポーツマーケティング基礎調査を共同で実施しており、今回で13回目となる。
《工藤めぐみ》

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