無利子奨学金の成績基準撤廃、約2万人が新対象に

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日本学生支援機構(JASSO) 低所得世帯の生徒について第一種奨学金の予約採用の追加募集を行います
  • 日本学生支援機構(JASSO) 低所得世帯の生徒について第一種奨学金の予約採用の追加募集を行います
  • 文部科学省 松野文部科学大臣会見(平成28年10月28日)
 日本学生支援機構(JASSO)は10月28日、第一種奨学金(無利子奨学金)の追加推薦を受け付けると発表した。貸与条件に含まれている学力基準のうち、成績基準を実質的に撤廃し、低所得者層の生徒が大学などに進学する後押しをする。

 日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金は、大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とした、国が実施する貸与型の奨学金。貸与型奨学金の種類は、利息のつかない第一種奨学金(無利子奨学金)と、利息のつく第二種奨学金(有利奨学金)のふたつ。これらと合わせ、入学時の一時金として貸与する利子つきの入学時特別増額貸与奨学金もある。

 平成28年8月2日閣議決定「未来への投資を実現する経済対策」を踏まえ、日本学生支援機構は10月28日、第一種奨学金の採用基準に含まれる成績基準を撤廃すると発表。低所得者層など、奨学金を必要とするすべての生徒に対して第一種奨学金を貸与するため、基準を変更のうえ、追加推薦の受付を開始する。

 これまで設けられていた成績基準は、高校または専修学校高等課程の1年から申込み時までの成績の平均値が3.5以上。そのほか、世帯人数や世帯収入・所得の上限に応じた家計基準によって採用審査が行われていた。

 松野文科相による10月28日の記者会見によれば、成績基準撤廃によって、低所得者層のうち現在第二種奨学金(有利奨学金)の貸与を受けている生徒約2万人が第一種奨学金(無利子奨学金)の貸与対象者となる見込み。第一種奨学金の希望者は、在学中の高校へ問い合わせること。

◆松野博一文部科学大臣記者会見映像版 2016年10月28日
第一種奨学金(無利子奨学金)の対象見込み生徒数については動画3分6秒から

《佐藤亜希》

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