漢検、52.1%の高校が入試に活用…目安は3級以上

 日本漢字能力検定協会は2018年3月15日、日本漢字能力検定(漢検)資格活用状況調査結果を発表した。漢検を評価・活用している高校は72.3%、入試に活用している高校は52.1%にのぼる。

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高校・高等専門学校の漢検活用校数
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 日本漢字能力検定協会は2018年3月15日、日本漢字能力検定(漢検)資格活用状況調査結果を発表した。漢検を評価・活用している高校は72.3%、入試に活用している高校は52.1%にのぼる。

 「漢検」資格活用状況調査は、高校・高等専門学校に対して「漢検」資格活用状況の調査用紙を送付し、その回答内容をまとめたもの。2018年度入学試験や2017年度単位認定などにおける評価または判断材料としての「漢検」の活用有無を調査した。調査対象校5,459校のうち、4,644校の有効回答を得た。回答率は85.1%。調査期間は2017年10月から12月。

 調査対象校5,459校のうち、漢検を評価・活用している高校は3,947校(72.3%)、入試で漢検を活用している高校は2,846校(52.1%)にのぼる。活用の種類別にみると、「高校入試の合否判定考慮・参考」が1,548校ともっとも多く、「在学中の取得奨励」1,317校、「在学中の単位認定」694校、「高校入試の得点加算」579校などが続いた。

 漢検の活用条件に級設定がある高校は1,460校で、漢検3級(中学校卒業程度)を条件としている高校が762校ともっとも多かった。一方、「級に関係なく合格していれば評価・活用する」高校は814校だった。

 漢検を活用する理由を聞いたところ(有効回答校数:562校)、「基礎学力の定着度を測る指標になる」が428校ともっとも多く、「学習意欲を評価する指標になる」266校、「言語活動の充実を促進させる」169校などがあげられた。

 日本漢字能力検定協会のWebサイトでは、「漢検」を評価・活用している高校・高等専門学校をエリアや設立区分、学校名から検索することができる。ただし、公表に同意した高校・高等専門学校のみ掲載している。
《工藤めぐみ》

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