遊ぶように学び、脳の器を拡げる…チャイルド・アイズ流「一生ものの思考力」の育て方

「イード・アワード2022 幼児教室」において4つの部門賞を受賞したチャイルド・アイズ。チャイルド・アイズ運営本部 直営運営部 担当課長の椿 真由美さんに、幼児期に必要な学びについて聞いた。

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 「イード・アワード2022 幼児教室」において、チャイルド・アイズが「子供が好きな幼児教室」「授業が良い幼児教室」「教材が良い幼児教室」「効果がある幼児教室」の4つの部門賞を受賞した。

 チャイルド・アイズの授業には、子供から「どうして?」と疑問を引き出し「もっと知りたい!」という知的好奇心を刺激する工夫が詰め込まれている。子供ひとりひとりの個性に合わせた指導をし、無理を強いることなく学習を進めていくのが特徴だ。子供自身が健全な自己肯定感のもとに学ぶ土台を育むことを目指す同社の教育について、チャイルド・アイズ運営本部・直営運営部 担当課長の椿 真由美氏に聞いた。

チャイルド・アイズ運営本部 直営運営部 担当課長の椿 真由美氏

成功体験を積ませるために「受容し、待って、励ます」

--「イード・アワード2022 幼児教室」においてチャイルド・アイズが「子供が好きな幼児教室」「授業が良い幼児教室」「教材が良い幼児教室」「効果がある幼児教室」の4つの部門賞を受賞されました。おめでとうございます。

 ありがとうございます。現場の先生をはじめ、スタッフ一同、お子さんたちがいかに笑顔で、楽しく学んでもらえるかということに心を配っておりますので「子供が好きな幼児教室」部門の受賞は、特に嬉しく感じています。「自分らしく輝き、幸せな人生を歩んでいくための力を全ての子どもたちへ」というわれわれの理念に向かって日々お子さんたちを教室にお迎えしています。そのようなことが通っていただいているお子さんや保護者の方に伝わったのではないかと思うと、ありがたいと感じます。

--「子供が好きな幼児教室」部門賞受賞の背景には、おっしゃる通り御社の努力と工夫があると思っています。具体的に、どのようなことをなさっているのでしょうか。

 私たちがもっとも大切にしていることの1つが「受容」です。

 たとえば、1歳半のお子さんにトラの絵を見せたときに「ライオン」とお子さんが答えても私たちは「違うよ」とは否定しません。「ライオン知っているの? どこで見たの?」と、まずはお子様の話を一旦受け入れます。話を受け入れてもらえたという事でお子さんは安心してお話をたくさんしてくれます。最終的には『これはトラっていうんだよ』と伝えますが、否定をしてしまうと話はそこで終わってしまいます。お子さんが自分の言葉で話すことで満足感や達成感にもつながります。やがては表現力の向上にもつながっていきます。

“考える遊び”を通して学ぶことの楽しさを子供たちに伝えたい、と語る

 受容の姿勢こそ、私たちがお子さんと対峙するときの基本となっています。よく言われることですが、待つとか、励ます、こういったことも大切です。保護者の方も皆さんご存知だと思うのですが、やはり家でわが子に対して常に「受容して、待って、励ます」という姿勢で向き合うのは難しいですよね。先生である私たちでも、わが子に対しては、待つことはなかなかできません。ついうっかり「これは〇〇だよ」などと答えを教えたくなってしまいますから。

--プロとして、それぞれのお子さんに合った声掛けをすることで、子供たちの好奇心や楽しいという気持ちを引き上げるのですね。

 どんなに小さな年齢のお子さんでも、プライドもありますし、今は自分で考えたいという気持ちもあります。その気持ちを量りながら、ちょうど良いヒントを与えてあげて、待ってあげることで「自分でできた」という達成感につながるような授業を実施しています。

--お子さんは、何歳くらいから通われる方が多いのでしょうか。

 やはり多いのは幼稚園時期のお子さんです。しかし最近は、1歳過ぎから通われるお子さんも増えてきました。他の習い事だと泣いてしまうというお子さんも、チャイルド・アイズの教室ではスムーズに保護者の方と離れることができると言ってくださる方もいて、嬉しく思っています。お子さんが行きたくなる場所を目指しています。

--楽しくて安全な場所だ、と子供自身が感じている証拠ですね。

チャイルド・アイズのカリキュラムなど詳細はこちら

概念を体で理解させる…自分の頭で考えられる子に育てるコツ

--「授業が良い幼児教室」「教材が良い幼児教室」でも部門賞を受賞されています。チャイルド・アイズで展開している授業や教材について教えてください。

 私たちが使っているオリジナル教材は、とても簡単な基礎から、使い方次第では大人でも難しいと思うような応用まで使えるようなタイプのものが多いのです。

 たとえば、小さい子たちの授業で使う、代表的な教材に「天気と卵」というものがあります。この教材だけでもたくさんのコミュニケーションをお子さんととることができます。「今日のお天気は何かな?」「ニワトリさんは、卵を産むのかな、赤ちゃんを産むのかな」という感じです。一通りそのようなコミュニケーションを重ねた後に、数と規則性の問題に入ります。

オリジナル教材「天気と卵」で数字や言葉、表の概念を学ぶ

 この表からは、ニワトリはお天気の日には3個、曇りの日は2個、雨の日は1個、雪の日は0個の卵を産むということがわかります。表の意味を説明したうえで「3日間でニワトリさんは卵を5個産んだよ。どんな天気の3日間だったかな」などと質問すると、まだ足し算や引き算などをわかっていなくても、ちゃんと考えて、答えてくれます。こうやって、数の概念を理解していくんです。

 数字を覚えるのではなくて、五感を使った感覚として理解しておくと、そのあとの足し算や引き算などの計算はもちろん、中学受験時に必要な鶴亀算だったり、場合の数だったりも、概念を理解して解くことができるようになります。一方で、数字に対する感覚がないと、解き方を暗記するようになってしまい、応用問題に太刀打ちできません。数字に関してだけでなく、言語についても同じです。私たちは、一歩一歩、子供たちの理解を深めていくようなスタイルで授業を展開しています。

--同じクラス内に、進度が違うお子さんがいらっしゃった場合はどのように対応するのでしょうか。

 未就学児の知能育成コースは4名定員ですので、ひとりひとり丁寧に見ることができます。数字が好きなお子さんには、少し難易度の高い問いを出しておき、その間に苦手なお子さんのフォローをします。同じ教材を使っても、問いかけによって基礎から応用まで、かなり幅広く考えることができる教材だからこそ、このようなクラス運営が可能になっています。

 年長さんになってくると、はさみ将棋のように、数字の書いてある駒を動かして、相手の駒を挟み、挟まれた駒の数字が、挟んだ数字の和よりも小さい場合は駒を取れるという教材も出てきます。プログラムを通じて、数字の大きい・小さいをゲーム感覚で学んでいき、小学1年生でつまずきやすい繰り上がりのたし算にも触れていきます。

--勉強しているというよりも、遊びに近いですね。

 そうですね。小学校に入ってからはじめに学ぶことは、ペーパーに書かれた足し算や引き算の計算問題です。計算だけでは数の『大きい・小さい・同じ』というような概念をイメージすることは難しいと思います。計算で使われる記号、等号や不等号などの概念をしっかりと理解していないと文章題でもつまずいてしまいます。小学4年生から授業についていけないお子さんが出てきますが、その大半は算数を「考える」のではなく「覚える」教科だと思ってしまっている場合に起こりがちです。数の概念を幼少期に理解しておくことで、文章題に強くなります。

 チャイルド・アイズでは、数や算数の手触り感を幼少期にしっかり感じられるようなカリキュラムを作っています。知能育成コースは小学1年生まで通っていただけますが、学校の教科書とは連動していません。ドリルに取り組むわけではないので「遊んでいるように見えるけれど大丈夫?」と心配される方もいらっしゃいますが、問題ありません。お子さんの特性を見極めつつ、本物の思考力を育てているからです。

--詰め込むのではなく、考える素地を作るのですね。1歳半くらいのお子さんも通っていらっしゃるとのことですが、小さい子にはどのようなカリキュラムを提供しているのでしょう。

 積み木やブロックを使いながら、図形や空間の感覚を付けていきます。ご両親とお家でも同じように遊んでいらっしゃると思いますが、保護者の方はそれぞれの得意な視点で声掛けすることが多いんですよ。たとえば文系・理系の保護者によって、着眼点や声掛けの仕方が変わります。それに影響されて、お子さんも同じように得意不得意が出てきます。ですから、私たちはその子の得意としているところを伸ばしながらも、偏りなく、バランス良く刺激を与えるような声掛け、カリキュラムを心がけています

低年齢の子には、ブロックやパズルといった教材が多い

 たとえば「お話がすごく嫌い。でも図形は好き」というお子さんには、盤面図形教材を使いながら「この形って何かな? 何個あるかな?」などと言った声掛けをすることで、興味のあることをきっかけに話すことを引き出していきます。得意なスキルはもっと伸ばして、苦手なものも底上げしていってあげたいと考えています

「一生ものの思考力」卒業生からの嬉しい報告も

--「効果がある幼児教室」部門でも受賞しています。チャイルド・アイズが目指す「一生ものの思考力」は、幼少期を経て、成長してからの効果が大きいと思うのですが、卒業生などから寄せられる声などありますか。

 最初は「勉強が嫌い」と言っている子が、大きくなったときに「学ぶことって楽しい」と言ってくれるケースが、少なからずあるんです。そのような声を聞くと安心します。

 以前、小学4年生の男の子に、小学6年生用の全国学力調査のテストを「解いてみる?」と何気なく聞いてみたことがあるんです。そのお子さんは、年長さんから入会してくれていましたが「勉強が嫌い」とずっと言っていました。しかし「解いてみる」と答えて、実際に6年生の問題の一部を解くことができました。勉強に嫌悪感を示していたお子さんが、積極的に難しい問題に挑もうとしたこと、そして「習っていないからできない」と諦めずに、自分のそのときのできることで問題を解こうとして解けたこと。この2点に私は感動しました。

幼児期には、語彙力をつけ、物語の流れを考えるような学びを提供している

 「チャイルド・アイズに通っていたのは幼少期だったけれど、中学生になってから考えること、学ぶことの楽しさがわかってきた」というお声をいただくこともあります。これこそ、私たちの目指す姿ですので、嬉しく思いますね。

--効果はすぐに出るものだけではないということですね。最後に、保護者の方にひとことお願いいたします。

 時代に合わせ、プログラミング教育や外国語教育など、教育の内容や重点を置くところが変わってきましたが、根本は変わっていません。教育ではかねてから、考える力、思考力が大切だと言われてきていましたが、近年はそれがますます必要な時代になってきたということです。

 暗記したり、ミスなく単純作業をしたりするには、ITを活用すると効率が良いでしょう。しかし、それをどう社会システムに組み込むかと思考するところは人間の役目です。20年以上にわたり、子供たちの思考力を育むカリキュラムを考え、提供し続けてきた私たちだからこそできる教育を、これからも続けてまいります。お子さんの「生きる力」を育みたいと考えたときには、ぜひ私たちにお任せいただきたいと思います。

--ありがとうございました。


 数字などの記号、物の形や空間などの図形、文字や言葉の概念という3つの柱で子供たちの「生きるための土台」を育んでいるチャイルド・アイズ。先生からの工夫されたアクションとオリジナルの教材で、遊びのように全力で楽しみながらも「一生ものの考える力」や、学びたいと思う欲求を目覚めさせてくれる。

 変化の大きな時代と言われる現代だからこそ、その不安や「すぐに何かできるようになって欲しい」と思う焦りから、幼児教育の門を叩く保護者の方もいるだろう。しかし、チャイルド・アイズの教育の効果は子供の成長とともに沁みこんでいき、子供たちの人生の力となっていく。「どんなことがあっても折れずに粘れる子になってほしい」。そう思うご家庭にとって、チャイルド・アイズは心強い育児のパートナーとなるのではないだろうか。

チャイルド・アイズの詳細はこちら
《田中真穂》

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