マンガ『北斗の拳』が、9月13日に連載開始から40周年を迎えた。これを記念する3大プロジェクトとして、完全新作のシリーズアニメの制作、漫画を手掛ける原哲夫の新画を含む原画展の開催と全国巡回、新装版コミックス全18巻の刊行が行われることがわかった。
『北斗の拳』は、1983年から1988年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された、武論尊（原作）と原哲夫（漫画）によるマンガだ。核戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿を描く。
9月13日、そんな本作が連載開始から40周年を迎えた「北斗の拳の日」にあわせて発表となった3大プロジェクトでは、完全新作のシリーズアニメの制作、漫画を手掛ける原哲夫の新画を含む原画展の開催と全国巡回、新装版コミックス全18巻の刊行を行っていく。
原作40周年を記念する新たなシリーズアニメは、『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』のタイトルで制作されるもの。武論尊と原哲夫が描いた『北斗の拳』の世界を、新たなスタッフ、キャストと最新の映像技術で原作の魅力を余すこと無く忠実に映像化する。
発表に伴いティザーキービジュアルが公開され、武論尊と原哲夫からはコメントも寄せられた。放送・配信プラットフォームやリリース時期など、詳細は続報を待ちたい。
また、史上初・過去最大となる本作の大原画展「北斗の拳40周年大原画展～愛をとりもどせ!!～」は、10月7日より東京の森アーツセンターギャラリーで開幕する。ラオウ編までの136話・約3,000ページ、さらには連載当時に描かれた珠玉の彩色画の中から400枚の原画を厳選し、「愛」 をテーマに6つの章でその迫力のストーリーを辿る。
会場では原哲夫が本展のために制作する、新作キャンバス画も見どころだ。なお、本展は2024年3月より、名古屋、神戸、福岡の各会場への巡回も予定されている。
そして、装いを新たにした新装版コミックス第1巻と第2巻は、本日9月13日に同時発売となった。第1巻には鳥山明、第2巻には荒木飛呂彦が推薦コメントを寄せており、全文は帯裏に掲載されているのでこちらも見逃せない。続く第3巻と第4巻は、9月20日に発売される予定だ。
完全新作シリーズアニメ、原画展、新装版コミックスと、生誕40周年を迎えてますます盛り上がる『北斗の拳』に注目したい。
＜以下、コメント全文掲載＞
【原作：武論尊】
40年前の作品が再びアニメ作品として甦る。
実は40年前、漫画とアニメは違うものと思い少し距離を置いていた。
40年が経ち現在のアニメ技術、映像は飛躍的に進化している。
その技術、映像が『北斗の拳』 をどう料理するのか？
しかも今回は原作を大事に描くことを基本にしているという。実に楽しみである。
40年間皆さんに可愛がられた『北斗の拳』 が新しいアニメ作品として現出する。
皆さんと一緒に楽しみたいと思う。
【漫画：原哲夫】
新たなアニメ化をありがとうございます☆
連載当時20代だった私は、『北斗の拳』が40周年を迎え完全新作のアニメというご褒美をいただける日が来るとは夢にも想っていませんでした。あれから幾星霜☆。
今、声優のみなさんが登場人物たちの声に耳を傾けるように原作を読み込み、それぞれの演技をイメージしてくれていると聞き、嬉しく感じています。
40年前、思いを込めて描いた絵が、原作への愛情あふれる製作スタッフのみなさんによって転生し、どう暴れだすのかとても楽しみです！！
「北斗の拳40周年大原画展～愛をとりもどせ!!～」
会場：森アーツセンターギャラリー
東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー52階
※名古屋、神戸、福岡に巡回予定
会期：2023年10月7日（土） ～11月19日（日）
入場時間：10:00～21:00（最終入場20:00）
チケット代（当日）：
大人（中学生以上）平日2,600円、土日祝2,900円
小人（小学生）全日1,100円
主催：東映株式会社、株式会社コアミックス
『北斗の拳 新装版』第1巻・第2巻
原作/武論尊 漫画/原哲夫
判型：B6判
定価：990円 (10%税込)
発行・発売：コアミックス
※第3巻・第4巻は9月20日発売予定
（C）武論尊・原哲夫／コアミックス, 「北斗の拳」製作委員会
（C）武論尊・原哲夫／コアミックス 1983
