学研エル・スタッフィングは2023年11月15日、離島・一部地域や学研WILL学園のキャンパス展開のない地域、また外出が困難な児童生徒を対象に広く不登校・発達障害支援をするため、通信制サポート校・フリースクール「学研WILL学園メタバースキャンパス」を12月よりプレ開校すると発表した。
文部科学省の調査では、不登校児童生徒数が小中学校で29万人と過去最多を迎える中、学研WILL学園への問合せが増加しているという。そこで、コロナ禍で臨時休校時などの特別な対応として展開していたメタバースでの指導を、独立したキャンパスとして設置する運びとなった。これにより、より多くの不登校・発達障害で悩む家庭にWILL学園の教育を広く届けるという。
WILL学園のメタバースキャンパスは、WILL学園のコンセプトである「自立を無理なく暖かく。」を保ちながら、メタバース空間を活用した完全オンラインのフリースクール・サポート校。小学6年生から高校3年生を対象に、対面スタイルのWILL学園における「少人数でアットホームな環境」「無学年制・個別対応などの自分ペースの学び」「豊富な体験講座・課外活動」の特徴はそのままに、バーチャル空間を利用したオンライン指導の技術を生かして「プログラミング」や「ChatGPT」など最先端の学びを提供するという。
メタバースキャンパスは、アバターを通じて、リアルタイムにほかの生徒や先生とコミュニケーションを取ることができるため、気楽に参加できるという。高等部では通信制高校の制度を利用することで、離島や一部地域、海外在住でも日本の高等学校の卒業資格取得が可能。中等部では、学習指導要領準拠のオンライン教材を用いることで、在籍中学校での出席認定ができる。ログイン頻度が安定しない子供には、講師が訪問して在宅サポートを行う「訪問支援サービス」も提供する。
メタバースキャンパスは、参加しやすい授業スタイルが特長。従来のWILL学園で展開してきた授業スタイルをベースに、生徒たちが参加しやすい授業を「集団教科学習」「個別指導」「趣味・教養」の3つのカテゴリーで用意した。カリキュラムは生徒ひとりひとりにあわせ、無理ない範囲で進め、継続しやすい環境を作っているという。
さらに、自宅から参加できるクリスマスパーティーや新入生歓迎会など、オンライン交流会のような行事やイベント、対面でのオフ会遠足や1泊2日の宿泊行事なども実施予定。行事は自由参加のため、始めはカメラOFFでお菓子パーティーから参加するなど、自分の温度感で参加することができるという。
プレオープンは12月より開始する。11月より、無料見学や無料体験授業の申込みが可能で、保護者のみの相談も受け付けている。申込みは、Webサイトより行う。
◆学研WILL学園メタバースキャンパス プレ開校
開校時期：2023年12月
申込方法：Webサイトより問い合わせる
※11月より無料見学や無料体験授業の申込みが可能
