電子黒板&電子書籍端末に期待…ICT予算に関する教員の意識

 eラーニング戦略研究所は11月5日、全国の小中高校教員、大学教員計100名を対象とした、来年度のICT予算に関するアンケート調査結果を発表した。

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ICTに関する予算を把握しているか?
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 eラーニング戦略研究所は11月5日、全国の小中高校教員、大学教員計100名を対象とした、来年度のICT予算に関するアンケート調査結果を発表した。調査期間は10月20日〜22日。

 来年度のICT予算については、87%が知っていると回答。さらに43%の教員が、来年度のICT予算が増えると回答している。

 ICTの導入状況については、パソコンやプロジェクター等のハードウェアが84%、教材コンテンツ等のソフトウェアが77%、校内LANの整備が73%と、それぞれ高い導入率を示している。ハードウェアの内訳としては、パソコン(98.8%)およびプロジェクター(96.4%)がもっとも多く、ついでデジタルテレビ(71.4%)、電子黒板(56.0%)と普及が進んでいる様子がうかがえる。

 今後導入したいICT機器については、パソコン(48%)、電子黒板(39%)、プロジェクター(31%)、iPadなどの電子書籍(26%)という結果に。導入率の高いパソコン、プロジェクタ以外に、電子黒板、電子書籍を望む声が目立っている。

 電子黒板を導入したい理由としては、「授業で使いやすく便利」「教材作成の煩雑さが軽減される」「学習効果が期待できる」という声が多く、電子書籍端末については、「最新機器で生徒の興味・関心も高い」「持ち運びができて場所を選ばない」「授業の幅が広がり、生徒の授業参加の仕方が変わる」と、iPadなどの電子書籍端末に対する高い評価がうかがえる結果となった。
《田崎 恭子》

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