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理数系8学会、「デジタル教科書推進に際してのチェックリストの提案と要望」を文科省に提出

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「デジタル教科書」推進に際してのチェックリストの提案と要望
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 理数系の教育に関わる8学会(情報処理学会、日本数学会、日本化学会、日本化学会化学教育協議会、日本統計学会、日本動物学会、日本物理教育学会、日本地球惑星科学連合)は12月7日、デジタル教科書に関する要望書を文部科学省に提出した。

 これは、11月1日に「デジタル教科書推進に際してのチェックリストの提案と要望」と題して発表した提言書で、文部科学省生涯学習政策局を訪問し、坂東久美子局長に手渡すとともに、その主旨について説明した。

 理数系諸学会においても、デジタル教科書の活用は教育における重要な課題であり、我が国の教育を高めていく上で必須であると理解しており、活用に取り組みたいと考えているという。

 しかし、デジタル教育とは、あくまでも手段であり、目的とするのは教育を高めることとし、特に初等中等教育においては児童・生徒の発達過程と教育内容の関連について、さらに試行と研究を深める必要があるとしている。

 デジタル教科書の活用の具体策が、教育そのものを高めていくという目的に適ったものになっていることを確認するために、チェックリストを作成し、関係各位においても常にそのリストの全項目を満たしていることを確認するよう強く要望している。

 要望書とともに提案されたチェックリストは、以下のとおり。

◆デジタル教科書推進に際してのチェックリスト
事項1:「デジタル教科書」の導入が、手を動かして実験や観察を行う時間の縮減につながらないこと。
事項2:「デジタル教科書」において、虚構の映像を視聴させることのみで科学的事項の学習とすることが無いこと。
事項3:「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒が紙と筆記用具を使って考えながら作図や計算を進める活動の縮減につながらないこと。
事項4:「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒が自らの手と頭を働かせて授業内容を記録し整理する活動の縮減につながらないこと。
事項5:「デジタル教科書」の使用が、穴埋め形式や選択肢形式の問題による演習の比率増大につながらないこと。
事項6:「デジタル教科書」の使用が、児童・生徒どうしが直接的に考えや意見を交換しながら進める学習活動の縮減につながらないこと。
事項7:「デジタル教科書」の使用により、授業の「プレゼンテーション化」や、児童・生徒に対するプレゼンテーション偏重・文章力軽視意識の植え付けが起きないようにすること。
事項8:「デジタル教科書」の導入に際して、教員の教科指導能力が軽視されることがないように、また教員の教材研究がより充実するように配慮すること。
事項9:「デジタル教科書」の導入に際しては、少なくとも当面の間は、現行の紙の教科書を併用し、評価や採択においては紙の教科書を基準とすること。
《前田 有香》

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