高等学校卒業予定者の就職内定率、男子6割・女子5割でやや上昇

 文部科学省は12月14日、平成23年3月高等学校卒業予定者で就職を希望する者の内定状況(平成22年10月末現在)に関する調査の結果を取りまとめ、公表した。

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学科別 23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 学科別 23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 男子学科別 23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 女子学科別 23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 都道府県別 23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 男子都道府県別 23年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 女子都道府県別 23年高等学校卒業予定者の就職内定状況(10月31日現在)
  • 新規高等学校卒業(予定)者就職(内定)状況の推移
 文部科学省は12月14日、平成23年3月高等学校卒業予定者で就職を希望する者の内定状況(平成22年10月末現在)に関する調査の結果を取りまとめ、公表した。

 同調査は、高等学校卒業者の就職状況を把握し、就職問題に適切に対処するための参考資料を得るために、国立、公立、私立の高等学校(全日制・定時制)を対象に学校別、都道府県別に内定状況を調べたもの。

 調査によると、10月末の高等学校卒業予定者の就職内定率(就職内定者の就職希望者に対する割合)は57.1%で、昨年同期と比較すると1.9ポイント上昇している。

 卒業予定者約107万人のうち、就職希望者は約18万7千人。就職内定者は約10万7千人となっており、就職希望者のうち内定に至っていないのは約8万人(男子約4万2千人、女子約3万8千人)となっている。

 男女別にみると、男子は61.5%、女子は50.8%となっており、昨年比では男子は2.1ポイント、女子は1.2ポイント、それぞれ上昇している結果となった。

 学科別では、就職内定率の高い順に「工業」(76.2%)、「福祉」(63.1%)、「商業」(58.4%)、「情報」(58.2%)、「農業」(55.6%)、「総合学科」(54.6%)、「水産」(54.%)、「家庭」(51.2%)、「普通」(43.1%)、「看護」(39.2%)(その他の学科は除く)となっている。

 都道府県別では、就職内定率の高い順に、富山県(78.3%)岐阜県(75.1%)、福井県(73.7%)、三重県(72.5%)、愛知県(71.9%)、低い順に、沖縄県(24.7%)、北海道(33.6%)、宮城県(39.8%)、福岡県(48.0%)、青森県(48.4%)となっている。
《前田 有香》

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